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悲しみのイレーヌ
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悲しみのイレーヌの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全113件 1~20 1/6ページ
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この小説の感想、何を書いても、盛大なネタバレになってしまいそうなので、作中に出てくる現実の「本」について少し。 作中に出てくる小説は、特に最初に触れられる2作品のモデルとなった事件は、有名ですね。そういうものが出てくる辺り、現代らしい小説だと思います。現実が想像を上回る残酷さを持つ象徴のような事件ですが、本作を読み終わると、あるいは読んでいる途中から現(うつつ)と創作の区別がとても気になってくる小説です。後は読んでのお楽しみってことで。読み応えある小説です。 | ||||
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ピエール・ルメートルの小説は初めてだ、という方は事前になるべく情報を入れ ず、まずはこの「悲しみのイレーヌ」から読むことをお薦めします。「その女ア レックス」が有名ですが、連作なので本書から入る方がより楽しめると思います。 エンターテインメント作品は大抵がそうですが、本書もまたレビュー等は見ずに とりあえず読むことをお薦めします。好みにもよるでしょうが、凄いミステリで す。とびっきりのサスペンスとしばらく忘れられない感覚を味わわせてくれます。 読み始めたら一気に惹き込まれてしまいますが、かなりグロい表現や過激なシー ンも多いので、苦手な方は注意が必要かもしれません。色々な意味で尖った作品 ではありますが、ハマる人にはとことんハマるやつです。私は、ハマりました。 | ||||
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悲しいがすごい小説だった。シリーズ第二弾を先に読んだので結末は分かっていたが、、 | ||||
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最後に、イレーヌ。。。運命を変えることはできなかったのか。鯉が嫌いになりました。 | ||||
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予備知識なしで一気に読破しました。 面白いのですが、訳のせいでしょうか。一文一文が冗長でやたらくどくどしていて、最初はとても読みにくいと感じました。人気作なので我慢して読み進めましたが、第一部のご都合主義的展開、矛盾、鈍間なパリ市警など粗が目立ち、微妙な気持ちになっていたものの、カミーユ、ルイ、アルマン、イレーヌに親近感を抱き始めたところで、第二部。正直、がっかりしました。肩透かしというか…。 で、最後までご都合主義だったんですよね。カミーユの家庭環境や境遇と事件の状況やタイミングがこんな運良く合致するだろうか?犯人にとって理想通りの背景を背負った刑事が、偶然にも初めて小説の秘密に気づいた存在に、など大分神頼み的な展開が続くのに、なんだかモヤモヤします。 そしてラスト。もう酷い。いや、ラスト自体はいいのですが、このラストで読者をあっと言わせたいのであれば、このタイトルは絶対だめでしょう。目次に犯人の名前をイタズラ書きするくらいだめです。原題を知りませんが、なぜこんなタイトルで出版したのか… 色々酷評しましたが、作品自体は普通に楽しく読めました。様々な矛盾やご都合主義も、深く考えずに目を瞑り、タイトルを忘れて読めば結構楽しめると思います。 | ||||
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『僕が死んだあの森』がすばらしい内容だったので、この作家の他の著書に興味がわいて読んでみた。 期待を裏切らず、本作でも確かに鬼才だと感じた。このような作品を描くとは…。 読んでいる間は惹きつけられ、ページをめくる手が止まらない。まったく退屈させられることがない。非常に展開がうまい。 とてつもないシリアルキラーに立ち向かうカミーユ、彼を中心としたチームワーク、終盤の迫力。 ……ただ、終わってみるとこの後味の悪さ。何も学びになることもない。 読了直後は、ハンディキャップを抱えた主人公や残虐シーンを描くことで、読者を引き付けようとしただけの物語だったのでは?と感じた。 だが一晩おくとリアリストの私は、現実にこのような事件が起こる可能性はある、となるとこのような物語もありだろう、と思えた。救いのある物語しか読みたくないというのは読者個々の価値観だ。この読者を引き込む手法のうまさは多くが認めるところだ。なので私はシリーズを全部読破する決心をした。 呆れたのはタイトル(すでに多くのレビュアーが意見しているが)。訳者か誰かわからないが、推理小説たるものが何なのか全く理解していない。文春文庫自体のレベルに疑いをもってしまう。即刻改題して再出版するべきだ。賛否両論の世界的な話題作を、わが国では台無しにされている。 | ||||
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不吉なジャケットとタイトル見て気に入ったので購入しました。 タイトルを見て嫌な予感を抱えながら読み進め予感が的中してしまった時の絶望感。 読み終わった後に目を見開き口をポッカリ開けて長いこと放心状態でした。やっとこさ出てきた感想はこんな本読むんじゃなかったと言う後悔の念と何とも言えぬ満足感のあるそんな作品でした。 その女アレックスなる作品も面白いらしいのでどうせまた絶望を味わうのを分かってるんですが懲りずによんでみようと思います。 | ||||
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気に入った:人物描写 がっかり:中程で犯人を想定出来、最後の山場もやっぱり (題名のせいでもある) 個人的結論:この作家にはミステリーより小説を書いて欲しい。 | ||||
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ミステリを読み慣れている人には犯人が誰であるかは早い段階で推測できると思いますが、この作品の仕掛けに気づいた後には、犯人探しがテーマの小説ではないことが分かってきます。 それがただ読者を驚かせるための仕掛けではなく、その向こうにある作者の表情を想像したとき、物語自体の残酷さよりも、読者の欲求とそこに向けられた作者の眼差しの方が恐ろしいと感じる構成になっています。 残念なところは、『その女アレックス』よりも前の作品でありながら、順番が前後して翻訳されてしまったために、シリーズものであることを強調する邦題がつけられてしまった点でしょう。 いくつかの「そうなるよね」という点に目をつぶれば、作者の視線を感じながら、読了後もあれこれと考えられる興味深い作品だと思います。 | ||||
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「傷だらけのカミーユ」から遡って読んだ。 今迄は一気読みだが本作のみ、のろのろ読む。結末がわかっているので、なるべく先延ばししたかったからである。 それなら読まなければいいのにと思う方もいらっしゃるだろう。その通りである。私にはルメートル氏の作風は相容れない。 3部作(+1冊)全て読見切る前に気づいて然るべきだったが、最終巻から読んだのが要因である。先の作品の方が残酷性が強く、後になると若干弱くなっている。 従って、もしカミーユ・シリーズ第一作に当たる本書から読んでいたら、おそらく続編を読もうと思わなかったであろう。 氏の作風に関しては嗜好性の問題といえばそれまでであるが、さすがはフランス、サド侯爵の作品背徳文学として認められているように、彼もまた残酷文学というか、ある種のスタイルを築き上げていることは認めざるを得ない。 さらに作者の巧みさにより、事件の残虐性はさておきカミーユというキャラ立ちした主人公と個性豊かな仲間達の人間性と関係性に興味をひかれてしまう。要するに騙されるわけである。そして情け容赦ない事件に襲われるカミーユ同様、読者も痛ぶられる感。ルメートル氏、怖い人だ。 | ||||
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グロすぎる。 | ||||
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これで終わり? | ||||
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どうしてこんな残酷な結末にする必要があるだろう。その前からこれでもかこれでもか的な残酷な表現。何故評判よいのか分からない。 | ||||
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他の方と違って私はアレックスの前にこちらを読みました。 イレーヌという魅力的な女性に本当に惹かれ、しかしタイトルが悲しみのイレーヌなので、 まさかまさかと不安を抱きながら読み進みました。 悲しい、なんともやり場のない怒りに満ちた結末。 小説としてはとても面白いと思いますが、想像力が豊かで文章からありありと殺害現場を脳内に再現できる方は グロ注意だと言っておきます。 悪夢にうなされます。 | ||||
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この人の作品は痛いね。 主人公の憎めなさが、歴代名探偵のなかでもかなり上位の愛おしさ。 (同じdetectiveなので敢えて探偵と呼ぶ) ネタバレ 強烈な入れ子構造ですね。最初に微妙な違和感は感じていたけど…。 | ||||
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途中までは「そりゃそうなるよね、どうしてみんなのレビューがこんなに高いの?」と思って読み進め(中略、ネタバレしそう)、結局見事な巴投げをくらいました。途中ややガマンを強いられた(小説のできではなく好みの問題)のと、ユーモアの味付け不足(これも好みの問題)で☆マイナス一つですが、おもしろかったです。日本での刊行順ではなくこの作品を最初に読んだので、次の作品も楽しみです。 | ||||
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小生、脳ミソがカリフラ(ワー)ちゃんくらいしかないので最初見終わったとき何がトリックなのかわかりませんでした。恥ずかしながら考察サイトを見ました。肩すかしを喰らいました。ツバメに右肩のあたるかあたらないところを時速80kmで駆け抜けられた気分です。爽快を越えて青春でした。 ともあれこの本は少し長かった気がします。この長さならもう少しの衝撃が欲しかったです。あとジャンという人多い。油断してたらジャンが出てきます。 | ||||
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シリーズ一作目、悲しみのイレーヌ。 正直つまらなかった。様々なパターンで、女性を残酷かつグロテスクに殺戮する、それがダラダラ続く。カタルシスを感じることもな惨殺描写の連続でストーリー性は弱い。 推理よりも犯人の心理や目的に重きを置いているんだろうけど、犯人が判明してその理由がわかってたときも意外性がまったくなかった。ふーん、としか言えない… フランスのミステリー映画をたまに鑑賞するけど本作品もまさにそんな感じ。 芸術性のアピールが強すぎて、壁に飾る絵画ならいいけど小説でこれだと本当につまらない。 | ||||
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ストーリー展開は意外性があってなかなか楽しめます。ただ、同著者によるシリーズ本に慣れている場合は、デジャブ感が否めないかもしれません。その他、事件現場というか被害者の描写がかなりグロテスクです(飛ばし読みしました)。 | ||||
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ヴェルーヴェン三部作をなぜ「その女、アレックス」から刊行したのか? もちろん「抜群に面白いから」というのはわかるが、ネタバレが過ぎる。 私のような思いをしないためにもシリーズ未読の人には、ぜひ 「悲しみのイレーヌ」→「その女、アレックス」→「傷だらけのカミーユ」 の順番で読んでいただきたい。 | ||||
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