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悲しみのイレーヌ



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【この小説が収録されている参考書籍】
悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)

悲しみのイレーヌの評価: 3.53/5点 レビュー 113件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.53pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全113件 81~100 5/6ページ
No.33:
(4pt)

後味の悪さは想定の範囲内

『その女アレックス』を先に読んだ人はイレーヌの運命を知っているので、後味の悪さは想定の範囲内。 むしろ結末がわかっているのに最後まで飽きなかったという点で高く評価したい。 ただ、自分がわかっていないだけなのか、どうも辻褄が合わないところがあるような。
悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)Amazon書評・レビュー:悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)より
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No.32:
(3pt)

しんどかった

400ページちょっとはそれほど長くありませんが 文庫本は字が非常に小さく、早く読む方の私でも 12時間くらいかかった、 またしんどく感じたのは、中盤で猟奇小説ばっかりに集中して、 話が停滞します。 また犯人はこの人しかいないというのに、 一旦容疑がかかるものの放置されます。 アレックスの奇想天外なところがなく、単調です。
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No.31:
(3pt)

読後感が悪い。これをミステリーと呼べるのか?

面白いかそうではないかと聞かれたら、面白いかもしれないが、個人的には好みではなかった。 描写がエグく、なんていうか、そのドッキリ性だけで読者を引っ張ってる気もした。 犯人はかなり早めの段階で気づいた。 それは、読み進めるうちに、ある映画と似ているなと感じたから。 ミステリーの面白さは、奇抜な死体や異常な殺し方ではないと思う。 ミステリーの醍醐味は、推理だと思うのですよ。 そういった個人的な見解でいえば、本作は推理ものとしては三流以下。 奇抜さだけで良質なミステリーは書けないだろうと私は思う。
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No.30:
(1pt)

仕掛けを披露したかっただけの小説。

ネタバレになるといけないので多くは伏せますが…最初こそ面白かったけれど最後まで読んでの評価はさほど高くありません。 快、不快という以前に、こういう構成だったら読者が驚くだろうという作者目線での仕掛けを披露せんがためだけに書かれた小説、という鼻持ちならなさを猛烈に感じてしまったから。 仕掛け以外には、これといって特筆すべき中身がありません。 読み終わって、それでいったい何だったわけ?とがっかりしました。
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No.29:
(3pt)

邦題

一通りの登場人物の名前が分かったところで題名が気になってしょうがなかったです。
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No.28:
(3pt)

ラストの展開に、一気に読んだが、、、、。後味悪し!!!

イレーヌの消息不明以降の一気の展開は、どうなるんだろ~!とハラハラしながら読んだ のですが,,,,,,,,,,..。 抜群の後味の悪さで、好きなれる展開ではありませんでした。 結局、殺人鬼の後手、後手に回り、ある意味、犯人の勝利的なラストでは、悲し過ぎます。 読後感が、スッキリせず、ムシャクシャしますね!(最近流行ではありますが) ミステリーの出来としても、完成度の高さは、「その女アレックス」の方が上だと感じました。
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No.27:
(4pt)

次の作品が楽しみになる作家のひとり

丁度1年前に話題になった「その女アレックス」を読んでこの作家が気になった人は多いと思う。私もそうだ。「その女アレックス」よりは以前に書かれた作品だが
日本ではその後に刊行された本書「悲しみのイレーヌ」も私の期待に十分応えてくれた作品である。身長145cmという短躯の刑事カミーユとチームの面々の個性も
上手く描かれており、すんなりと物語に入って来ることが出来る。犯罪史上稀にみる残酷な殺人事件が起こる。カミーユとチームの面々の捜査の結果、同じよう
な残虐な殺人事件が過去に起きており、彼らが発見した計4件の事件は、それぞれすべて小説の内容を真似ていることが判明してくる。その事件の余りに
も残虐な描写は、読んでいてここまで書かなくともと思わせられるが(事実フランスでも批判はあったらしい)、過去の小説を正確になぞるという犯人の意図か
ら避けえなかった描写かもしれない。ともあれ、ストーリーは圧倒的なスピードで展開していく。犯人も意外な人物。そして、驚くような結末。上質のサスペンスであ
り、筋書きも一流であることは二言を待たないが、一方犯人像の掘り下げや犯行に至る背景にやや難があるようには思う。とはいえ、次の作品が楽しみに
なる作家であることは間違いない。
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No.26:
(3pt)

辟易する記述と内容ではあるが、惹き付けられるものがある

この本は文芸春秋2016年1月号に、中村文則氏(「掏摸」等の作品が著名)とこの本の著者が対談している記事があり、それに触発されて買った。対談で二人はお互いの作品に敬意を表していたが、確かに、読後に感じるのは似通ったような内容を描く人達だ、ということである。中村氏は芥川賞作家だけあってしっかりした文章を書くが、この本は原文がフランス語なのでそこまでは分からないものの、骨太さを感じる文章なので、原文も確かなものなのだろう、もちろん、翻訳者が優秀なことは想像できる。

 内容は、辟易ものである。猟奇小説の筋書きと同じ殺し方で連続殺人が発生する。そういう小説を元にしているので殺人の様子は凄まじい表現で描かれており、気分が悪くなる。

この筋書きに比べると、先に読んだ中村文則氏の「教団X」はまだ穏当な内容だ。とはいえ、このような本、読んで不快感を覚えるような小説を好む人も居るのだということに、なんとも複雑な思いでいる。ちなみに私は七十歳に近い年齢だが、そう言う年代による感覚の違いでもないようだ。

 但し、私は全くこの小説を否定するものでもない。それは構成が巧みで文章がしっかりしているからだ。
 犯人以外の登場人物は皆好感の持てる人達だ。特に主人公の、カミーユ・ヴェルーヴェン警部は、身長が145cmしかない体型として設定しており、著者の大胆な発想によるものだ。そのカミーユを好きになって結婚したイレーヌも、美人で人柄のよい奥さんとして描かれており、その辺の描写は読んでいて気持ちのいいものだった。
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No.25:
(2pt)

高評価は版元へのごますり?

この手の叙述トリックは、日本のミステリー作家の作品ですでに読んでいるから、「衝撃」でも「戦慄」でもない。 作中の見立て殺人も、ありきたりの部類だし。 情緒詐欺的な邦題と併せて、『その女アレックス』といっしょに柳の下のドジョウを狙った文藝春秋の口車にやすやすと乗せられた自分を憐れむばかり。 それにしても、各年間ミステリーランキングで「プロの本読み」を自認する方々の高い評価を得ているのはなぜなのか? 実に摩訶不思議です。
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No.24:
(5pt)

「その女アレックス」より先に読みたかった

「その女アレックス」と同様に、張り巡らせた伏線と最後のどんでん返しに圧倒されます。 読了してすぐに、最初から読み返したくなります。 海外ミステリ好きならぜひとも読むべきです。 クイーンやヴァンダインなどの古典にも引けを取りません。 残念なのは、「その女アレックス」を読んでいると、クライマックスの結論が分かっているため、やや興ざめとなることです。 「その女アレックス」が未読の方は、必ず本作を先に読んでください。
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No.23:
(1pt)

不快な作品です

女性を何人もレイプし弄び切り刻んで殺すサイコパス男の、とてもえぐい物語です。
サイコパスですから、虐殺にいわゆる動機はなく、あるのは止むに止まれぬこだわりと趣味です。
かの国では評価が高いようですが、この手の小説カテゴリがあるのでしょうか?物語の中でサイコパス男は、殺人とその手法は、過去の芸術作品たる名作小説の具現化であると主張しますが、してみると、本作はそれら名作(物語中の架空であれ、実在であれ)を網羅的に表してしているのですから、やはり芸術作品なのでしょう。凡人が癒され憧れるのが芸術の属性の一つですから、それはまことに危うい感性です。
そして困ったことに、最後に勝利するのは刑事ではなく殺人鬼なので、読後感の悪さは、なかなかのものです。ワタシの乱読履歴の中で、堂々のワースト1位になりました。
文春と訳者が、最初に”その女アレックス”の方をリリースした理由がよくわかります。
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No.22:
(1pt)

酷過ぎ

後半、ここまで読んだ事を後悔しました、ゴミ箱に捨てました。 星ゼロ。
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No.21:
(5pt)

抜群の面白さ! ただし『その女アレックス』の内容を一旦忘れてから読むことをお勧めします。

二人の若い女性が首を切られ、壁に釘で打ちつけられた状態で発見される。壁には≪私は戻った≫という血染めの謎のメッセージが残されていた。
 この惨殺事件の捜査にあたるのはカミーユ・ヴェルーヴェン警部と部下たちだ。事件の背景には犯人の異様な執着心が隠されていることがやがて判明してくる。

 昨2014年に日本で邦訳がベストセラーとなった『その女アレックス』の作者ピエール・ルメートルが、2006年に発表したデビュー作です。つまり、『その女アレックス』でも捜査にあたっていたカミーユ・ヴェルーヴェン警部は、こちらのほうが初登場作品ということになります。

 あまりの面白さに一気に読み通してしまいました。『その女アレックス』よりもこちらのほうが出来は数段上だと思います。なぜ文藝春秋社は本国フランスでの発表順に翻訳を出さなかったのかといぶかしく思うほどです。私は『アレックス』を読んでからちょうど1年が経過しているので、あの小説の内容については少しうろ覚えの状態にありましたが、――詳細は言わないでおきますが――それがかえって良かったようです。これからルメートルの作品を手にしようという読者は、ぜひとも『悲しみのイレーヌ』から『その女アレックス』という順で手に取ることをお勧めします。

 この『悲しみのイレーヌ』も『その女アレックス』同様、陰惨きわまりない遺体の描写が続くので、気の弱い読者には読み進めるのが息苦しいかもしれません。ですが、400頁ある第一部を読み終えた瞬間、読者がこのルメートルという小説家の遠大な策略にまんまとはまってしまっていたことに初めて気づかされ、言葉を失うこと間違いありません。自分がそれまで読まされてきたものの正体を目の当たりにして、私は足元が音を立てて崩れていくのを強く感じました。それが限りない邪(よこしま)に満ちたものであったことを知って、まさに呆然自失の態でした。

 ミステリーを読むことの至福の喜びは、主人公の見事な推理や、犯人との高度な頭脳戦を見せられた時だけよりも、読者自身が作者に出し抜かれた時にこそ与えられるものだと強く感じさせられる作品です。
 その大きな喜びを、この阿鼻叫喚の物語『悲しみのイレーヌ』の読書の果てに得たことを、私はやや後ろ暗く思いながらも、やはり大いに満足しているのです。
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No.20:
(5pt)

原題の通り、「入念な仕事」などの題名にすべきだった

とにかく色々な意味ですごい作品。 日本の有名作家が束になってかかってもこの作品には敵わない。 1日で読了するほどの引力を持っています。 是非一読して欲しい作品です。
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No.19:
(3pt)

読後は暗くなる

普通、ミステリーっていうのは、犯人が捕まって、それまで何人殺されていようが、事件解決でメデタシメデタシとなることが多いのだけれど、これはかなり趣が違う。 犯人はつかまることはつかまるのだけれど、とても解決したとはいえない。 そのため、すっきりしないです。 まぁ、おもしろいことはおもしろいのだけど。
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No.18:
(1pt)

酷い結末

相変わらずルメートルは読ませる文章を書く。 でも最悪な結末に納得出来ないです。 その女アレックスだけにしとけば良かったです。
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No.17:
(2pt)

微妙(ネタバレ含みます)

どこかのレビューで、ラストに向かって思いもよらない展開になるようなことが書いてあって期待したのですが。個人的には微妙だった。
比較的最初の方で、順当にいったらコイツが犯人だよなぁって思った人物がそのまま犯人で逆に驚いた。
殺し方のエグさは際立つけど、普通に考えたらありえなくないかと思う点が多々ある。例えば犯人が主人公にある種の執着持ってると分かった時点で、主人公の家族とか警護しません?自分のことを含め事件について詳し過ぎると感じた時点で少しは怪しいと思いません?内通者がいるとしても、可能性を全く考えもしないって。素晴らしいチームの中に1人もそんな人が居ないのは不自然に感じました。
あとは犯行があまりにも上手く行き過ぎてて、そりゃ無理だろと。誰も犯人の顔とか特徴覚えてないって、いくら凡庸でもちょっとね。
まぁ、こんな事件を経て主人公がどうなるのかは正直気になるところなので、アレックスは読もうと思います。
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No.16:
(5pt)

この安定感、期待を裏切らない

先へ読み進めるのがとても楽しみであっという間に読みきってしまいました。 「その女アレックス」でこの作者を知りましたが、こっちの方が面白かったです。 犯人と刑事の追いかけっこがスリリングでスピード感もあり、テンポよく読めます。 内容にちょっとグロいところがありますが、物語とわりきれば問題ないです。 この作者の他の作品にも興味が湧きました。
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No.15:
(4pt)

類似作品はあるが面白い

間接的なネタバレをしてしまうと、森博嗣の「そして二人だけになった」と綾辻行人の「迷路館の殺人」を読んでいたので、この設定自体にはそれほど驚愕しなかった。 もちろん、ルメートルはこの二作品を知らないだろうが。 また、あのような結末にする布石や必然性が感じ取れないのが残念だった。 グロい展開を忌避するわけではないが、イレーヌを救済する結末にしても小説の完成度は損なわれなかったと思うので。 ただ、物語の楽しさは十分なクオリティを備えているのは言うまでもない。 これがデビュー作というのは驚愕、という感想はほかの方たちに同意する。
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No.14:
(4pt)

読み応えあり【ややネタバレ】

読み応えがありました。ユーザーレビューを見て購入を決めましたが、最近レビューが良くても私にとってイマイチな作品が多かったり、またこの作者の『その女アレックス』のレビューが賛否両論だったりして、若干の心配はありました。
でも、これがデビュー作かと驚くほどの内容充実ぶりだった気がします。
登場人物達の人物造形(私はルイが大好きに)、警察内での捜査状況の描写、テーマとなっている犯罪小説に関する知識などなど、薄っぺらさがなく読み応えがありました。
そして、なによりもあの驚愕のトリック(?)。
ただ、難をつけるとしたら、読後に思ったのは犯人があそこまで残虐な殺人を行う理由づけが弱い(もう少し犯人の異常性を深掘りして欲しかった)、それから消去法によって犯人がけっこう分かる点でしょうか。
後味の悪さは、個人的にはあまり気になりませんでした。
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