鍵の掛かった男
評判
鍵の掛かった男の評価:
3.56/5点 レビュー 52件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 1〜20 1/3ページ
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鍵の掛かった男の評価:
3.56/5点 レビュー 52件。 B ランク
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まあ、その感想もからめながらのレビューを。
当然のことながら、この小説も有栖川作品全般にも良い点、悪いまたは弱い点がある。
まずは悪いまたは弱い点から。
小説は、あるホテルで自殺した人物の他殺を疑った某人物からの依頼を受け、語り部役の有栖川有栖がその人物の隠された人生を調査することからはじまる。
だがそのテンポがダルい。なんともダラダラと調査を行う。まあでも、これは弱点とまではいかないかもしれない。
一番の弱点は、最後の犯人当てにある。
本格謎解きものなので、あまり書くとネタばらしになってくるが、犯人とここまでの「調査」の内容が、あまりからんでいない。関連が弱い。
この構成はどうなのだろうか。これ以上は書くまいか。興味のある方はご一読を。
では、よい点を。
第一に挙げたいのは、作品全体に漂う大阪「土着」の臭いだ。有栖川作品の魅力の一つだが、関西のノリ、土着感があふれる。関西が好きな人は楽しめるだろう。
この作品でも、大阪の中心・中之島の魅力が存分に語られていく。
そして、これが有栖川作品の一番の魅力なのだろうが、作者が楽しんでいる。
作者が自らが創り出した名探偵・火村との冒険を楽しんでいる感じが、じわじわ伝わってくる。読者がこの作者の快楽を共有する感覚が、有栖川・火村シリーズの最大の魅力であると思うし、この作品でもそうだ。
作者と一緒に推理冒険を楽しめるのはよい。ただしミステリーとしての構成はイマイチと思う。
したがって★を一つ減らした。