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【この小説が収録されている参考書籍】
痾 (講談社ノベルス)
痾 (講談社文庫)

の評価: 3.83/5点 レビュー 18件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

やはり、「世にも奇妙な物語」でしかない

『夏と冬の奏鳴曲』を数年前に読んだが、真相説明がほとんどないままに終わり、理解できず、ネタバレサイトを読んで確認したが、それでも論理的に説明ができない、辻褄の合わない箇所があり、ミステリーというよりも「世にも奇妙な物語」にすぎないと思い、不満に感じたことを憶えている。
本作品は最後にちゃんと真相が明かされているので、『夏と冬の奏鳴曲』よりも印象は良い。
記憶の一部を失った如月烏有の戸惑い、苦悩ぶりを描いた青春小説として読めば面白いし、御子神の語る芸術論や能の話も作品世界と良くマッチしていて、興味深い内容であった。
木更津悠也とメルカトル鮎の共演作品だが、本作品では、木更津の影は薄い。一方、メルカトルの方だが、他作品でのブラックな印象とは打って変わって、烏有を導き、励ます役割を演じているのは意外であった。
メルカトルの予言どおり、この先、烏有は名探偵としての活躍を見せることがあるのだろうか。

(ネタバレ)
暗示や洗脳によって、殺人や放火が行われるという設定自体、全く現実味がないので、やはり、「世にも奇妙な物語」にすぎないという印象を持ってしまう。
また、殺人と放火の行われた日が、わぴ子が絵を見せた日だから同じというのはまだ許せるとしても、殺人が先で放火が後という順番が続くのは、ちょっとでき過ぎではないだろうか。
痾 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:痾 (講談社ノベルス)より
4061818465
No.3:
(3pt)

前作、前々作に比べると破壊力不足

『夏と冬の奏鳴曲』の続編だが、前作で未解決の謎はほっぽらかしのまま。なにせ主人公如月烏有がバナナで滑って転び事件の記憶を失くしているのだから。

人を食ったような出だしで、夢現のまま放火を繰り返すようになった烏有と、何故かそこに他殺死体の残されるという新たな謎が開陳されていく。名探偵木更津悠也、そして銘探偵メルカトル鮎の競演が見られる本作品は、期待の割に事件の真相が破壊力不足ではある。

前々作、前作がぶっとび過ぎてきたからでしょう。メルカトル鮎に後継指名された烏有。果たして新たな銘探偵登場となるのだろうか。
痾 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:痾 (講談社ノベルス)より
4061818465
No.2:
(3pt)

メカルトル未だわからず、でも何故か読んでしまう

メルカトル鮎シリーズ、『夏と冬の奏鳴曲』の続編になっているのだが、語り手であり主人公である如月烏有、よほど前の事件で苦労したのでしょう。前作もそうだが、銘探偵と主張するメルカトル鮎がどういった種類の探偵であるか未だに謎。●●で犯罪者を作るという方法がSFチックで推理小説として私は許せないものがあるのだが、全てが紐解けた時の人間関係には頷けるものがありました。タイトルの『痾』と小説の内容が噛み合っている作品です。
痾 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:痾 (講談社文庫)より
406263970X
No.1:
(3pt)

オフビートかつ過剰

「夏と冬の協奏曲」の続編。オフビート感が増し、なおかつより過剰になった。そして、ますますわけがわからないメルカトルが気になることうけあい。
痾 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:痾 (講談社ノベルス)より
4061818465

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