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朝が来る



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【この小説が収録されている参考書籍】
朝が来る
朝が来る (文春文庫 つ 18-4)

朝が来るの評価: 3.88/5点 レビュー 163件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全163件 101~120 6/9ページ
No.63:
(4pt)

みんなに朝が来ますように

栗原佐都子は夫清和と長男朝斗との家族三人で幸せに暮らしていたが、数日前から無言電話がかかってくるようになり、少し不安に感じていた。しかし、その日の電話は朝斗の通う幼稚園からで、ジャングルジムから子供が落ちたが、その子は朝斗に押されて落ちたと言っているという。ただ、朝斗はやっていないと言っている。

ミステリーというよりも、特別養子縁組を取り扱った比較的ストレートな人間ドラマです。第三章の実親の設定はやや作りすぎ感がありましたが、ラストへの感情への布石とも思え、また第1章から最終章へつながる流れも作者らしく流石と感じました。読者の置かれる立場で感想は様々かと思いますが、特別養子縁組を知って、自分なりに考えるきっかけにはなる1冊だと思います。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.62:
(3pt)

ネタバレあります

はじめは面白かったです。
ですが、実母の転落…皆さんがおっしゃるように、一昔前のケータイ小説です。
借金の保証人のサインを偽造され、返済を迫られて逃げ回る…
はい?という感じでした。
うっかりサインしたのならまだしも、サインもしていないのに逃げ回り、挙句の果てに会社の金に手をつける…
そんなことあります?自分に非が無ければ警察へ行くはずです。被害者ですから。
リアリティ無しで幻滅しました。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.61:
(5pt)

最後のドンデン返しで泣きました。

第1章の終わり方が雑な感じがして、読むのをやめようか迷いました。けど、続き物だと気付いて読み進めると、最後まであっという間でした。しかも最後の終わり方も想像を超え、不意に泣かされました。女性として、母として、社会の1人として、現実の光と陰を見せて頂いたような気分です。実際にこういう主人公のような人は、元々本人は悪くなかったのに…。だんだんと孤独になって人に頼れなくなって自分の首を締めていく…。そんな過程を見ると辛いです。元々悪人として生まれた人なんて、いないのかな。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.60:
(4pt)

血の繋がりだけが全てではない

今現在、日本全国に不妊症で悩んでいる人は数多くいます。
夫婦の遺伝子を受け継いだ子供でなくとも、子育てはできるのだなと納得しました。
ただ、前半に比べて後半部分はちょっと軽い感じで、★マイナス1です。
しかし、養子縁組という重いテーマを扱っている作品に、感動を覚えました。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.59:
(4pt)

特別養子縁組をした里親として読んだ感想です。

他の方のレビューを見ると、ちゃんとした取材に基づかないテレビ報道の切り貼りという厳しい声がいくつもありますが、それはともかく個人的には自分たち家族とオーバーラップするところがあまりにも多く、平常心で読むのは難しかったです。(不妊治療から特別養子縁組に至る経緯はほとんど同じです)
中盤から後半にかけての実親さんの転落があまりにも悲惨だとは思うのですが、十代の女の子の妊娠、しかも中絶できないために特別養子縁組という制度を利用せざるを得ないという現実のケースは少なくありません。ここまでのことはなくてももう少しなんとかならなかったのかと思うケースはむしろ現実の方が多いように思います。虐待もそうですが、望まない妊娠についてもっと取り上げる必要があると思います。
最後の章の結びは確かに唐突で強引さもありますが、実親と里親の2人が子どもによって魂の救済を受けるというところは小説表現らしくて良かったのではないかと思いました。
テーマは少し違いますが「八日目の蝉」を思い出しました、、、。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
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No.58:
(4pt)

子供

私はいつも石橋を叩いて叩いて割ってしまい橋を渡れなくなってしまう。
強く叩くのではなく弱い力で同じところを何度も何度も叩いて割ってしまう。
後戻りしようと後ろを見るけどもうそこには道はない。

色々な事が心配で、産むのが怖くて子供を持たないことに決めた私。

「朝が来る」、買ってからなかなか読めずにいた。
私は後悔してるんだろうか…叩かずに橋を渡ればよかったのかな。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
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No.57:
(1pt)

注意! 実質の主人公は養親ではないです。

この本の主人公って実質ひかりなんだよな。作者はグランドホテル形式で複数主人公が並列する形で描いているつもりだろうけど、全くバランスが良くない。レビュー高いけど、ちょっと過大評価だと思う。辻村深月は1980年生まれで、まだ本質的に不妊の苦しさが分かってないんだろうな。この本で描かれている不妊は、聞きかじった知識の羅列でしかないように思う。不妊治療経験者が読みたいのは、そんなペラい知識ではなく、それを乗り越える人生の知恵である。そのような知恵が描かれていないので、単に感動ポルノになってしまっているのだ。若気のいたりで子どもができちゃった普通の中学生が子供を育てられないから、特別養子縁組に出した。その後、中学生は人生を転落。頼る相手がいないので養親を訪ねたが、養親と自分の子供の成長を見て、自分を再発見する…。これだけの話。最後は、今時の自分探しかよって落ちで、養親目線で読んでると、ここで終わりかよって感じです。
結局、作者の描きたかったのはミステリーで不妊や特別養子縁組はそのための単なるモチーフってとこなんでしょ。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
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No.56:
(2pt)

結局のところ、心の弱さが永遠に終わらない不幸を生むということ

短絡的な人が読めば、本書は最後に救いがあるようにも見えよう。しかし、残念ながらあれでは救いになっていない。

また、本書は養親という立場で読むか、他人事として読むかによっても、感想はまるっきり変わってしまうと思う。

少なくとも、私に養子はいないから、そういった意味では、養親の心理よりも、実親のことの方が気になったし、書籍自体も、そちらの方に力を入れて描かれているようにも感じた。

ただ、それにしても、最後は紙幅の都合で無理やり打ち切ったような印象しかない。

短絡的な人は、あれで救いがあったように感じるのかもしれないが、本書は、ひかりにフォーカスして読むならば、(厳しい表現かもしれないが)すべて、彼女の心の弱さが生んだ不幸でしかない。

その、根源の部分に光をあてることなく、まるで、いい人に巡り合えれば不幸の流転から抜け出せるかのような最後の描写は、あまりにも情けないというか、残念だ。

ひかりについては、短絡的に読めば、ヒステリーな教育ママに人生を狂わされた少女と読めるが、実質においては、表を裏と取り、裏を表と取り、姉や両親への当てつけとしてSEXをしたり、浅はかな言動繰り返していったのはひかり自身だ。

こんなものに心底共感できるのは、両親とうまくいっていない思春期の子供くらいで、およそ大人の鑑賞に耐えうるものではない。

そして、少なくとも出産以降は、それらを棚上げして、何もかもを他人のせいにして自己正当化していった彼女の”心の弱さ”が生んだ悲劇だ。

この心の弱さに光が当たらない限り、不幸は本書の最終文の後も続いていく。

書籍自体は紙幅の関係上終わったが、彼女の課題は何一つ解決されないままだったのが中途半端なルポのようで残念だ。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.55:
(1pt)

これは小説ではない

一言でいうなら、小説とは思えなかった。
 【養子縁組】というテーマ・ワードありきのみで書かれており、既視感のある設定・展開が最後までつらつらと続くので、小説としてどうかと思う代物。
 作者の色や顔が見えてこない作品である。

 これなら、それ系のノンフィクションを読んだ方がよっぽど面白いだろうし、リアリティも感じられるだろう。
この内容と出来で世に出してしまったのは、実際に制度を利用している方々に失礼にあたるのでないかとすら思ってしまう。
 とにかく、全編を通して制度の事以外は驚きのない、ありがちな展開が続き、この作品で、著者は何を言いたいのか謎。本当に、こういう制度があるんですよ的な事しか感じされず、取材した情報をそのまま載っけているような印象を受ける。

 作中、一部子供による一人称視点で描かれる部分があるがそれは特に酷い。全く子供らしさが感じられず、大人が考える子供像といった風で何とも言えない気持ち悪さといたたまれなさがある。
 もうちょっとなんとかならなかったのか。
 物語ラストも、何となく「感動”げ”」にして終わらせてあるだけで、彼らのその後の姿がイメージ出来なかった。
 感動的になるテーマを扱っておけば、読者が感動したり、泣いたりしてくれるとでも思っているのだろうか。

 この内容、テーマ的にそのうち映画化かドラマ化でもされるのだろうが、こんなものが感動作・衝撃作、号泣必至などの謳い文句で実写化されると思うと怒りを通り越してため息が出てくる。

 ここまでの悪印象でありながら、それなりに読めてしまうのは著者の実力なのだろうが同時に、辻村深月という作家の底が見えてしまったような作品である。
 『ハケンアニメ』の時にも感じていた事だが、著者は取材内容を自作に小説として落としこむという才能がないのではないか、とあらためて思ってしまった作品であった。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
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No.54:
(5pt)

話題の本だけあって面白いです。

「広島のお母ちゃん」の部分が少し「性善説」が効きすぎてるところもありますが、ストーリー全体にスピード感があって2日で読み切ってしまったほど面白かったです。いろんなヒールを登場させ、若い主人公に試練を与えて人生に絶望させておきながらも最後は「広島のお母ちゃん」の力技でまとめてしまうんですね。「泣いてね!感動してね!」が見え見えだけど全体のスピード感が良いのでアリですね。
若くして妊娠することがどういうことなのかを分かってもらうために中学校の図書館に置いてもイイかもしれません。(すでに置いてあるのかな?)
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
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No.53:
(4pt)

一気読みでしたが・・・。

久しぶりの一気読みの本。次どうなるかなとわくわく感でいっぱいでした。でも、最後のオチが、「うーんどうかな、」というか、「それはないよな。」というような何とも表しにくい感情に包まれました。でも、ハッピーエンドでよかったとは言えます。バッドよりは、そのほうがいいよな、と自分に言い聞かせています。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
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No.52:
(5pt)

ラストがとてもいい、救われます!

片倉ひかり、精神的に未熟で身勝手、命を大切にせず、自分も大切にしない、そんな救いようのない描写が長く続くも、ラストの展開で本当に心が救われます。文章もこなれていて読み易く、1980年生まれの方が、ここまで書けるのかと驚いています。新聞の読書欄で推薦されていたので、初めて辻村深月さんの本を読みましたが、読後感は期待通りでした。良かったです!
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.51:
(1pt)

内容が本当にありきたり

普段から本を読む人なら、内容の薄さにびっくりすると思います。あまりにもありきたりな話で、後半は話を先読みできるほどのテンプレート通りの転落劇でした。実母もまるで考えが浅く、まったく共感もできず、、、。
ケータイ小説と揶揄されてもしょうがないものでした。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.50:
(1pt)

作者は中学生ですか?

お気軽に入手できる資料で知ったかぶりなストーリーはさすが。
 まあ、妊娠して男に逃げられてしまう女性は変なモノに引っかかりやすい気はしますが―。
企画ものとかで急こしらえだったのかな。誰もアカ入れられなかったんでしょうね。色んな意味で。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.49:
(3pt)

無償の愛

ドラマ化されると聞いて購読。
産みの親、育ての親と立場は違えど子どもに対する愛が伝わる作品。
育ての母、産みの母、それぞれの家族の感情の表現も細やかで、特に左都子の母親が実家の母親とよく似ていて妙に感情移入してしまった。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.48:
(4pt)

家族のありかた

不妊治療で二人の子供を授かりました。

家族の有り方を考えさせられました。
物語で描かれている特別養子縁組をした家族のように、子どもを信じる家族でありたい。
でも、ひかりが親に感じているように、子どものためではなく自分を納得させるために子どもを怒ったりしてはいないだろうか。
そんなことを考えさせられました。

描かれている特別養子縁組をした家族のように、子どもを信じ、実母へ感謝をできる家族が、幸せにならないはずはないと感じます。
子どもは、天からの授かり物。
実母が別にいたとしても、その子が養親のもとに来たことは、やはり、決められた運命のようなものだと思います。

我が家に来てくれた子どもたちも、自分達の所有物ではないのですよね。
感謝を忘れないようにしなくては。

ひかりの両親は、ひかりを探そうとはしなかったのかな。
娘を心配しない親があるでしょうか。
親も一緒に探していたということになればよかったのにと思いました。
そこが引っ掛かったので☆マイナス1つです。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.47:
(5pt)

小説としては、楽しめます。

2/5を不妊治療の末、養子をもらうことを決断した夫婦の詳細
2/5を若年出産した産みの母親となった女性の苦労話
1/5で崖っぷちに追い込まれた産みの母親の強引とも言える結末
ざっくり言うとこんな内容です。

著者は若年出産へのその後の苦労を記したかったのかな?
若くして、男女の快楽に落ちてしまい、
結局は最後にボロボロになっていく女性側の悲惨な末路を書くことで
あたりまえになった、中学生や高校生の性交渉について警鐘を鳴らしたのかな?
と読み進めながら思いました。

実際の特別養子縁組についてのドキュメントと捉える人もいるようですが
これはあくまでも架空の小説です。
リアリティーを持たせるために、ある程度は実情の匂いも漂わせていますが
実際の話しと思って読めば、物足りなさを感じるでしょう。

それは、高級マンションに住む夫婦が建設業に携わる人達という設定にも現れています。
今、建設業で高級マンションに住める人は役員クラスに人達だけではないでしょうか。。

産みの母親が両親に反発して家出したり、働く先で知り合った”普通でない人達”との関わりの中で
闇の人達と接点が出来てしまって追い込みを掛けられる様子は
若年出産者への警告にも似ていて、今の世の中にはこういう本もあっていいかなと思いました。

一気に読めました。
場面展開の早いテンポの良い小説です。
読み物として星5を付けます。

ただし、この小説から実際の何かを学ぼうとか体験しようとしている方には
不満の残る小説であることも付け加えておきます。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.46:
(5pt)

なんと言うか、ただただ悲しかったです。
でもこの人たちのことを可哀想とは決して思いません。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.45:
(3pt)

結局なにが言いたかったのか

養子縁組した家族に突然かかってきた一本の電話。
そして各々の視点から紡がれる物語。
こどもを受け取る方も手放す方も各々事情があり、葛藤があるということは
わかりましたが、それ以上がうまく伝わってきませんでした。
前評判に期待しすぎたのかもしれません。
また、途中のこどもの視点の部分はいらなかったように思います。
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732
No.44:
(3pt)

読後感は良くない…

一気に読んでしまいました。
お話後半の実母の生活体験は悲しくつらいもので終わり方も⁇という感じでした。
自分の中でどう落とし込めば良いやら あれこれ考えました。
誰にとって朝が来たのか?
長く暗いトンネルをくぐって来た実母にやっと光が差したってことでいいのかな…
朝が来るAmazon書評・レビュー:朝が来るより
4163902732

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