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【辻村深月】
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朝が来るの評価:
5.20/10点 レビュー 5件。 C ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点5.20pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
養子に出す決断は、どこに行った?
2014年〜15年に文芸誌に連載された長編小説。生まれたばかりの子を養子として里親に紹介する特別養子縁組で繋がった二組の家族、それぞれの葛藤を描いたヒューマン・サスペンスである。武蔵小杉のタワマンで暮らす栗原家に突然かかってきた電話は「子供を返して欲しいんです」という。返せないなら金を払えと脅迫してきた。電話してきた女が名乗った「片倉ひかり」は確かに栗原家の6歳の息子・朝斗の生みの親の名前だった。子供が欲しくてもできなくて養子斡旋団体を頼った40代の夫婦、欲しくはなかった子供ができてしまった中学生。広島の養子斡旋団体の施設で二つの家族が出会うまでの背景が物語の中心で、誰がいいとも悪いとも、誰の罪とも言い難いシリアスなエピソードが延々と続き、かなり重い読書感である。誰も悪い人はいないようなお話になっているが、やはり一番は子供を養子に出す決断を下した片倉ひかりがあまりにも常識にかけ、脆いこと。これ、育てた親の責任なのか?物語としては面白いが、オススメ作品というには躊躇ってしまう。
朝が来るの感想
▼以下、ネタバレ感想
同じ境遇の方であれば凄く共感や感動があると思います。なかなかコメントしにくい作品です。ひかりは転落しすぎ。結末は少し強引でしたね。
感動したし、ちょこちょこ泣かされましたが、可哀想過ぎて辛さ8割。僕は小説に辛さは求めていない。時々、辻村さんの小説には周りの人間を斜めから見下す女性が登場しますが、今回は種類が違います。ちょっと、僕が読むジャンルじゃなかった。
2014年〜15年に文芸誌に連載された長編小説。生まれたばかりの子を養子として里親に紹介する特別養子縁組で繋がった二組の家族、それぞれの葛藤を描いたヒューマン・サスペンスである。
武蔵小杉のタワマンで暮らす栗原家に突然かかってきた電話は「子供を返して欲しいんです」という。返せないなら金を払えと脅迫してきた。電話してきた女が名乗った「片倉ひかり」は確かに栗原家の6歳の息子・朝斗の生みの親の名前だった。
子供が欲しくてもできなくて養子斡旋団体を頼った40代の夫婦、欲しくはなかった子供ができてしまった中学生。広島の養子斡旋団体の施設で二つの家族が出会うまでの背景が物語の中心で、誰がいいとも悪いとも、誰の罪とも言い難いシリアスなエピソードが延々と続き、かなり重い読書感である。誰も悪い人はいないようなお話になっているが、やはり一番は子供を養子に出す決断を下した片倉ひかりがあまりにも常識にかけ、脆いこと。これ、育てた親の責任なのか?
物語としては面白いが、オススメ作品というには躊躇ってしまう。