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朝が来る
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朝が来るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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『後半の実母のパーとは全くと言っていいほど共感できません』と辛辣なことを言っている方もおりますが、高校もまともに出ていない社会経験もほぼない子が、筋道たてた行動が出来るわけもありません。 保証人になってもいないのに払ってしまうのも責められません。こういう突き放したレビューをする方や主人公の母の弟の様な見下げた叔父がいるから女には生きづらい社会なのでしょう。 | ||||
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養子をもらった年配夫婦と、養子の男の子の母親を名乗る女性の出現。どんな展開になるのかとハラハラしながら、読み進めましたが、年配夫婦が子宝に恵まれなかった過去の描写と、母親と名乗る女性の過去の回想。エンディングが尻切れトンボの印象あり。 | ||||
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不妊治療がこんなに人間の尊厳を脅かすとは。 息子が原因で子どもができないとわかった時に お姑さんがお嫁さんに土下座をした場面にはぞっとした。 もし逆の立場だったら。 「もし自分が中学、高校の時に妊娠し、子供を産まざるを えなかったら、その子どもを養子に出していただろうか?」 「もし自分の娘が幼くして妊娠したら、私はどんな対応をして いただろうか?」と考えさせられる小説だった。 どの家庭にも起こりうる話。しかし、ラストに救われた気がした。 | ||||
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前半の不妊治療〜養子縁組を決意する夫婦そしてその妻である女性のパートは現代日本の問題を提起しているようでありながら心理描写が非常に細やかです。 そしていかに子供を大切にしているか、いつか実親が来て何かの拍子で失うのでは、と恐れる気持ちが痛いほど共感でき、ミステリー感もちょうど良く面白く読めました。 残念だったのは、やはり他の方がおっしゃるように後半です。 一般的に中学生で出産すれば、あるいは子供を養子縁組に出せば、その個別の事情など顧みずに「どうしようもない母親」と括って判断する人がいるのは事実です。しかしその一人一人に、ひかりのようなストーリーがあり、どこでその道に来たのか、というような普通の暮らしをしていたりすることもあるのかもしれない。ひかりが「いいお母さん、ただのお金持ち」とくくった育ての親にも同様にストーリーがあるように。 そんなことを、お互いの背景が見えない養子縁組制度を通じて感じることはできました。 しかし、後半部分はあれだけのページを割いて描写するほどの内容かといわれれば、至って普通の中学生妊娠ストーリーでしたし、ハッとする表現も特になかったように感じました。 そして他の方もおっしゃっていましたが、途中で挟まれる子供視点の描写。自分のことを名前で呼ぶ息子本人の視点なのか、第三者の視点なのかわからず何度か読み返しました。唐突だし、必要性も分からずです。もとは。そこへのヒントがあれば、とこのAmazonのコメント欄に来ましたが答えは得られませんでした。 特別養子縁組をテーマにした新しさは感じますが、、この方のまた別の小説を読んでみたいと思います。 | ||||
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血は水より濃いという考えがまだ根強い日本では特別養子縁組をめぐり様々な課題があり欧米ほど進んでないのも事実です。このような社会的要素が強い題材を扱っている作品として期待を持って挑みました。 残念ながら期待しすぎたせいか私には合いませんでした。 想像したものとは違くて読んでいるうちにストリーの展開がおもしろくなったり、登場人物に惹かれたり、言葉使いの斬新さを感じたりして結果読んでよかった作品はあるが、今回はそうとはいかなかったです。 登場人物には深みがなく文章も文学というより携帯小説のようなものでした。 携帯小説を軽視するつもりはありません。ファストフードと同じようにたまには楽しんでいますが、このようなテーマを扱ってる作品からはもう少し考えさせるものが読みたかったです。 ストリーの展開も早くも予測ができ斬新さが感じなく実母のところまで来た段階でやめました。 もっと時間に余裕があれば粘って最後まで頑張って読んだかもしれませんが、本をまともに読む時間がない日常の中、この貴重な時間はもっと感動する作品のために取っておきたいです。 | ||||
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本作は特別養子縁組を通して、家族の在り方を描いている。 と同時に、信頼することの大切さや意味をも描いていると感じた。 不妊治療や未成年者による望まぬ妊娠等の、命を預かることの難しさやそれに伴う苦悩を真正面から描いていた本作。 そこでは社会問題的な要素も浮き彫りになっていくのだが、個人的にそれ以上に問題だと感じたのは、周囲の人々の無神経さや理解不足である。 40歳を目前とした栗原夫婦に無神経な言葉を投げかける夫婦の両親。 片倉ひかりの考えや要望を聞かず、自らの考えを押し付け、臭い物に蓋をするといった対応に必死なひかりの両親。 また、ひかりの叔父がとった態度はあまりにも浅はかで愚かだ。 そんな栗原夫婦は「朝斗」の誕生により、長いトンネルから抜け出すことができ、幸せな日常を掴めた。 しかし一方で片倉ひかりは「朝斗」の誕生により、長いトンネルへと足を踏み入れることになる。 命の誕生がここまで人の人生の明暗を分けることになるとは思いもしなかった。 本作では栗原夫婦と片倉ひかりが徹底して対照的に描かれている。 ひかり自らの筆跡ではなく、他人が勝手に署名したものを、ひかりが書いたものだと決めつけられてしまう一方で、 生まれてくる子供へと向けた手紙は、ひかり自身が書いたものなのに、栗原夫婦に別人だと言われてしまう。 自らが信じて欲しいことは疑われ、噓は信じられてしまう描写には悲しさや、やるせなさを覚えずにはいられなかった。 血が繋がっていても自分の両親に信じられず、両親が掲げた教育方針から逸脱することを許されなかった、ひかり。 血は繋がっていなくとも、友人が怪我を負ったのは自分のせいではないと信じられた、朝斗。 いくら血が繋がっていようとも、そこに相手を信じようとする気持ちや思いやりが無ければ、そこでは望むような家族関係は築けない。 反対に血が繋がっていなくとも、そこに相手を信じようとする気持ちや思いやりがあれば、望むような家族関係を築くことが出来るのでないだろうか。 | ||||
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養子を貰った夫婦と、その子を中学生で産んだ少女の物語。 本作品は、主人公が入れ替わり二つの流れを形成している。養子の母の視点では、不妊治療のあれこれが、その子を産んだ母親の視点では、幼くして妊娠することのあれこれが、side-A、side-Bのように語られるのだ。 実母の視点の物語は、転落ものとしてスリリング。追い詰められた悲痛さが、読者の心を揺さぶるだろう。里親の視点の物語が、幸福を追求するものであっただけに落差が激しいのである。 ラストはというと・・・随分、きれいにまとまってしまったなぁ。 | ||||
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なんか、良い様な悪い様な…これで良いの?ん?良いんかな?みたいな感じです…特別養子縁組をする夫婦のパートはウチも不妊治療はしていたので共感出来たし、勉強にもなりました。最初の幼稚園のイザコザも怖かった。 若くして出産した子のパートが長いし、色んな小説にも感じるが、なんかひたすら不幸、もしくは世間知らずから転落して行く人を登場させるのは便利なんだろうか?今回は同情出来なかった…昭和?とも思った…なので差し引きで星3つです。 あの子に朝は来るのか…多分、あの夫婦が朝を迎えさせてあげるんだろうなとは思いました。 | ||||
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映画化ということで、読んでみました。 最初の養子縁組に至るあたりまではまだ良かったのですが、子どもの実母の視点になってからが軽いというか薄いというか……。 最後も取ってつけたような印象を受けました。 気になったのが「すみません」ではなく、「すいません」という言葉の使い方。 最初はわざと「すいません」にしてるのかと思ったのですが、その後、何人かの登場人物が皆「すいません」なので、閉口……。 小説家なのに言葉の使い方を知らないんだろうな、と思いましたし、校正も入らなかったのだろうかと疑問にも思いました。 | ||||
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鏡の弧城で期待して子供と読もうと買ったのですが、性描写が多かったです。 話もそれ程… | ||||
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別のレビューで携帯小説、っていう表現がありましたが、まさにその通りでした。武蔵小杉のタワマンのママ友話→現代の不妊治療のさわり→中学生女子の性交渉のエロ話→貧困女子の生活(借金取りに追われたり風俗で働かなくてはならなくなったり)、と、大衆が好みそうなネタが次々てんこ盛りです。ひかりの両親の描写もうすっぺらく、というかすべてが薄っぺらく驚きました。でも、かくいう私も一気に読んでしまった(笑)。広く世間に養子縁組について情報提供した点ではよいのではないかなと。 | ||||
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「かがみの孤城」がとてもよかったので、レビューの数が多かったこの作品も読んでみました。 子どもを養子に迎えた女性と、中学生で出産した女性が6年ぶりに再会し、「子どもを返して。」と言われてしまうというお話。 不妊治療や特別養子縁組のことなど、よく調べてあっていろいろ勉強になりました。 そこはよかったのですが、一体この作品を通して作者は何が言いたかったのか分かりませんでした。 特に最後の場面は謎だらけで「??」となりました。 「かがみの孤城」はあんなに完成された世界観だったのに、この小説はもっと構成や展開を工夫したほうがいいと思います。 | ||||
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何度も泣きそうになりました。 私は、もう成人した二人の子供を持つ母親なので、感情移入ができましたが、読む人によっては、全くわからないのでは無いかと読み手を選ぶ作品だと思いました。 読み始めは『これ、サスペンス??』と思いましたが、読み進める内にノンフィクションのような気持ちで入り込みました。 特に、特別養子縁組で子供を受け取る幸せな気持ちになる養子側と、反して渡す産んだ側の実親の辛い描写。子供の幸せをどちらも願ってるからこその二つの相反する行動が細かく描かれていたところが感動でした。 ただ、実親の十代の妊娠から後の生き方が悲惨過ぎて心が痛みました。 特に違和感を感じたのは実親の親の言動です。 仮にも教員をしている親が、娘の人生最大のピンチであるだろう14歳の妊娠を、こんな始末を付けてしまうのかと……娘のいる私からしたら考えられない!有り得ない!と感情移入が全くできませんでした。 母娘関係の歪みが、この先の娘の性格を歪んだものにしてしまい、この転落人生なのかと思うと納得もできるのですが、それでも酷いです。 幸せな養親と不幸せな実親、そこからのラストは確かにこれがリアリティーなんだと思いましたが………少し消化不良です。読者に丸投げ感が否めません。 | ||||
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読みました。 人を信じすぎるのか、寂しすぎるのか、ペラペラと身の上を話す子だなぁと… 親の方の世代なので、そんな事があれば、やはり養子に出さざるを得ないかな。 心から子どもを望んでいる方々にもらわれ育てられた方が皆が幸せなんじゃないかなぁ。 | ||||
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終わり方が不満。どうして「判断を引っ繰り返した」のか。少なくとも私には読み取れなくて、唐突な展開に戸惑った。終わり方が納得いく形であれば☆4かなぁという感じ。 | ||||
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育ての親である栗原夫妻にとって、いつ終わるともしれない不妊治療の末、特別養子縁組で朝斗と巡り会えたことが、“朝”。 これは前半部分を読み終えた時にはっきりと分かりました。 では、後半からラストにかけて描かれた、実の親であるひかりにとっての“朝”は何なのだろう…と考えてしまいました。 『広島のお母ちゃん』として栗原家に存在を認められていたということ? それともラストで朝斗と面と向かって会えたこと?? しかし、ひかりの問題(実家との関係、してもいない借金を返す為に犯した窃盗など)は何も解決しておらず、 寧ろそれが栗原家、特に朝斗と再度出会ってしまったことで(佐都子自ら探していたような描写はありますが)、状況はより一層悪くなるのでは、、と。 栗原家の人の良さ(あと朝斗の『広島のお母ちゃん』の印象を壊さないために)から考えるに、ひかりの窃盗のお金を肩代わりとかしそうな感じがして…。 エピローグなどでひかりや朝斗達のその後が描いてあれば何かしら納得が出来たかもしれませんが、 何も無いまま唐突に終わったという印象が拭えず、モヤモヤとしたものが残っただけでした。 ただ、不妊治療や特別養子縁組制度、望まない妊娠、毒親、貧困などの問題がたくさん盛り込まれていて、ラストを除けば読み応えのある作品だったと思います。 | ||||
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はじめは面白かったです。 ですが、実母の転落…皆さんがおっしゃるように、一昔前のケータイ小説です。 借金の保証人のサインを偽造され、返済を迫られて逃げ回る… はい?という感じでした。 うっかりサインしたのならまだしも、サインもしていないのに逃げ回り、挙句の果てに会社の金に手をつける… そんなことあります?自分に非が無ければ警察へ行くはずです。被害者ですから。 リアリティ無しで幻滅しました。 | ||||
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ドラマ化されると聞いて購読。 産みの親、育ての親と立場は違えど子どもに対する愛が伝わる作品。 育ての母、産みの母、それぞれの家族の感情の表現も細やかで、特に左都子の母親が実家の母親とよく似ていて妙に感情移入してしまった。 | ||||
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養子縁組した家族に突然かかってきた一本の電話。 そして各々の視点から紡がれる物語。 こどもを受け取る方も手放す方も各々事情があり、葛藤があるということは わかりましたが、それ以上がうまく伝わってきませんでした。 前評判に期待しすぎたのかもしれません。 また、途中のこどもの視点の部分はいらなかったように思います。 | ||||
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一気に読んでしまいました。 お話後半の実母の生活体験は悲しくつらいもので終わり方も⁇という感じでした。 自分の中でどう落とし込めば良いやら あれこれ考えました。 誰にとって朝が来たのか? 長く暗いトンネルをくぐって来た実母にやっと光が差したってことでいいのかな… | ||||
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