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朝が来る
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朝が来るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全154件 61~80 4/8ページ
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人は誰でも失敗をして、誤った道に進んでしまったら経験があると思います。作品の中でもひかりは誤った道に進んだ上に、周りの環境も良くない上に、不幸なことが積み重なってしまいます。現実でも、自分の失敗と不幸が偶然重なってしまい、将来を見失ってしまう人がいるのは確率的にあり得ることだと思いました。 この作品を読んで、失敗してしまった人を責めるのではなく、寄り添ってあげられる人になりたいなと思いました。社会全体で守ってあげられたら、もっといい世界になるのになあ。 辻村さん、ありがとうございました! | ||||
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とても感情移入して読むことが出来ました。 途中やラストシーンで泣きました。 ひかりの話の部分は、かわいそうで読み飛ばした部分もあります。 分かったのは、みんな実母との関係で悩んでいるということ。 言葉で伝えなければ、血の繋がりがあっても伝わらないということです。 | ||||
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他のレビューのように後半部分の物語性はイマイチだが、それを加味しても余りある面白さ。物語よりも心理描写などが面白い。基本はいい人の悪い部分を描くのが上手い。どの人に感情移入するかは分かれる作品。自分を客観視するような恥ずかしさが出る人もいるかも。 | ||||
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知人から勧められて読んでみました。1日で一気に読み終えてしまえるくらい、読みやすい文章ではありました。 内容についての情報は一切なく読み始めたので、初めのママ友同士のトラブルで何か始まるのかとドキドキしましたが。が、一件落着。子供は養子だったと言う話に移り、実親とのバトルが始まるのかと思いきや、実親の昔話。(この章での性描写については少し違和感あり。若い子に買ってもらいたいのか?と思いました。)なるほど子供を産んで手放す人にも色々な事情があるのだと言いたいのだな、とは思いました。しかしながらひかりの、自身の家族に対しての感情は、反抗期の娘にはあるあるでわかる部分もあるのですが、母親が本当に心配しているのだな、と思えるくだりでは、もう少しひかりの心情に変化を持たせて欲しかったかな。 そして、やはり最後は「えっ?その終わり方?」と言う感じでした。というか、その前の文章で違う展開を想像してしまったといのもありますが・・・。最後にもう少し、育ての親の心情を描写してほしかった。 | ||||
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別のレビューで携帯小説、っていう表現がありましたが、まさにその通りでした。武蔵小杉のタワマンのママ友話→現代の不妊治療のさわり→中学生女子の性交渉のエロ話→貧困女子の生活(借金取りに追われたり風俗で働かなくてはならなくなったり)、と、大衆が好みそうなネタが次々てんこ盛りです。ひかりの両親の描写もうすっぺらく、というかすべてが薄っぺらく驚きました。でも、かくいう私も一気に読んでしまった(笑)。広く世間に養子縁組について情報提供した点ではよいのではないかなと。 | ||||
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「かがみの孤城」がとてもよかったので、レビューの数が多かったこの作品も読んでみました。 子どもを養子に迎えた女性と、中学生で出産した女性が6年ぶりに再会し、「子どもを返して。」と言われてしまうというお話。 不妊治療や特別養子縁組のことなど、よく調べてあっていろいろ勉強になりました。 そこはよかったのですが、一体この作品を通して作者は何が言いたかったのか分かりませんでした。 特に最後の場面は謎だらけで「??」となりました。 「かがみの孤城」はあんなに完成された世界観だったのに、この小説はもっと構成や展開を工夫したほうがいいと思います。 | ||||
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ひかりが救われてほんとによかった。ただ それだけですがそこが大事です。 | ||||
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子供をめぐる2組の人間の物語。ハッピーエンドなのかな?という締めくくり。作者さんの特徴となる登場人物の心情を丁寧に描いているところが素晴らしい。 | ||||
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何度も泣きそうになりました。 私は、もう成人した二人の子供を持つ母親なので、感情移入ができましたが、読む人によっては、全くわからないのでは無いかと読み手を選ぶ作品だと思いました。 読み始めは『これ、サスペンス??』と思いましたが、読み進める内にノンフィクションのような気持ちで入り込みました。 特に、特別養子縁組で子供を受け取る幸せな気持ちになる養子側と、反して渡す産んだ側の実親の辛い描写。子供の幸せをどちらも願ってるからこその二つの相反する行動が細かく描かれていたところが感動でした。 ただ、実親の十代の妊娠から後の生き方が悲惨過ぎて心が痛みました。 特に違和感を感じたのは実親の親の言動です。 仮にも教員をしている親が、娘の人生最大のピンチであるだろう14歳の妊娠を、こんな始末を付けてしまうのかと……娘のいる私からしたら考えられない!有り得ない!と感情移入が全くできませんでした。 母娘関係の歪みが、この先の娘の性格を歪んだものにしてしまい、この転落人生なのかと思うと納得もできるのですが、それでも酷いです。 幸せな養親と不幸せな実親、そこからのラストは確かにこれがリアリティーなんだと思いましたが………少し消化不良です。読者に丸投げ感が否めません。 | ||||
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いつも作者の落ちていく人生を描く小説は 重い。 人はこのようにして落ちていくものだろうか。 二人の娘を持つものとして、考えさせられる 小説である。 子供の気持ちや女の子の気持ちが少しでも 触れることが出来、共感することは難しい が、読んでよかったと思えた。 | ||||
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主観の年齢幅が広く感情移入がしづらい。最後まで読んだが、ひかりの章の部分は携帯小説でも読んでいるのかと思った。そしてどこまでも毅然と正しい行動をするあさと親子にんなわけあるかいとつっこむレベル。なんで買ってしまったんだろう。 母性や特別養子縁組がテーマが故に大きく期待したのに、まさか大部分が携帯小説とは。途中少しではあるもののあさと主観のページになったときには本当にやめてくれと思った。子どもは語らずして良しのところをなぜ子どもの目線を入れたのか。また文中によく出ていた「働き者」という表現。小さい頃厳格な母から働き者になりなさいとかいう教えでもあったのかな?20歳の女の子が仕事に打ち込むことを働き者と言うだろうか。多用されていたからこそその語彙のチョイスに違和感を感じる。そしてひかりは確かに少し残念な両親の元に育ったかもしれないが、あまりにも思慮が足らず、この作品のヒロインとしてとても好きになれない。同情はするが、、、それだけだ。 またひかりが親子の前に登場してから、捜索に至るまでの過程は急に読み手解釈になっていて、今までの長い長い携帯小説よりもそこの方がみてーわ。むしろ。 | ||||
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読みました。 人を信じすぎるのか、寂しすぎるのか、ペラペラと身の上を話す子だなぁと… 親の方の世代なので、そんな事があれば、やはり養子に出さざるを得ないかな。 心から子どもを望んでいる方々にもらわれ育てられた方が皆が幸せなんじゃないかなぁ。 | ||||
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終わり方が不満。どうして「判断を引っ繰り返した」のか。少なくとも私には読み取れなくて、唐突な展開に戸惑った。終わり方が納得いく形であれば☆4かなぁという感じ。 | ||||
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タイトルから、育児ノイローゼの話かなと漠然と思っていたが違った。不妊治療と養子縁組の話であった。 厳しい不妊治療を行っても子どもを得られなかった夫婦が、養子縁組にて子を育てていく。 この成熟した夫婦と、子を生んだ未熟な母親の物語が、並行してある。通常、夫婦の交差した先に子どもがある。 しかし、養子の場合は、夫婦と生みの親の交差した先に子どもがあるのだ。 ある日、本当の母親が現れたらどうする?そのような葛藤は、養子をもつ夫婦にとっては常に傍らにあるものだろう。 うちは、最初の妊娠で稽留流産した。流産した心は、子どもを生むことでしか回復しない。そんな気分が、夫婦間に蔓延したこともあった。 その時、当たり前の出産とは違う世界を、垣間見た気がする。 子どもができない世界も、できても育てられない世界も、社会的にはマイノリティという意味で共通している。 それぞれが、補い合えばいい、と考えれば責める必要もないかもしれない。 とりあえずハッピーエンドなラストは、子どもがからむ物語だけに、良かったと思う。 | ||||
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なんの電話だろう? 二人の母親の人生がその過去をなぞる事で浮き彫りになる。え!そこで繋がっていたんだ!と小説の構成に驚き、そして 小さな命に助けられていた事に感動しました。現代の問題を纏いながら生きる親子とは?と深く思い巡らしました。 本当に最高の作品だと思います。 | ||||
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様々な登場人物が抱えている悩みを丁寧に紹介していく手法は得意な作風だと思うが、やや長くもう少しテンポ良く展開してもらえると良かった。アサトの実母がこのようになってしまった理由をもう少し突っ込んで描写して欲しかった。 | ||||
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身近に同じ境遇の知人がいるので、必要以上に痛くて悲しくなりましたが、たくさんの人に読んでほしい作品。特に男性、そして学生に読んでもらえたらなと思わされました。ちなみに、私は男性です。 | ||||
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話はフィクションではありますが、そうは思えない部分を感じました | ||||
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子供を産めなかった人と、子供を産まざるをえなかった人を描いた、非常に重いテーマの作品。 読んでいて何度も暗い気持ちになって、読むのを中断しましたが、自分の知らない不妊治療と学生妊娠の辛さを知りたい気持ちが勝って、どうにか最後まで読み終わりました。 残念ながら中学生という身で子供ができてしまったひかりには、全く同情できませんでした。 母親の潔白さを気持ち悪がっている点はわからないでもないですが、だからと言って好きな男子と付き合って母親に対して優越感を得て、あまつさえ子供を作るとか、壊滅的に頭が足りてないところが、読んでいて気持ち悪いです。 もっと子供を産むことや産んだことに対して葛藤があってもいいのではないですか? そこらへんの深掘りが浅かったためか、同情もできず終わってしまっています。 かなりのページ数をひかりが借金や生活費に苦しんで泥沼にはまっていく話に割いていますが、ここにページを割くなら、もっと学校で何があったかなどの心理描写を丁寧に書いて欲しいです。 一方、栗原家の養子縁組や不妊治療の話は、どうしても子供が欲しい、でもどうしても出来ない、という葛藤が心に刺さりました。 やることをやっているのに周りからいびられる母親や、不妊治療をなかなか受け入れられない父親、その二人が養子縁組を選んだ瞬間は、温かい気持ちになりました。 物語には描かれていませんが、物語の後日談として、きっとすてきなこの夫婦がひかりに朝を迎えさせてあげるんでしょうね。 | ||||
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登場人物の心の機微を繊細に描いた心理描写が秀逸。 先が見えない不妊治療、無精子症と診断された夫や家族の思い、望まない妊娠、育てる事が出来ない女性達 初めは特別養子縁組がテーマだと思い、子を求める栗原夫婦に感情移入し読み進めて行った。 しかし、その陰で自分の思いとは裏腹に、谷底に落ちて行く 朝斗の生みの母であるひかりにどんどん気持ちを持って行かれた。 血縁がなくても強い絆で結ばれる親子がいる。 反面ひかりの様に血が繋がっていても互いを嫌悪する母娘も存在する。 最後は人としての在り方なのだ。 親子の意味を考えさせられる秀作 | ||||
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