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愚か者死すべし
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愚か者死すべしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 21~40 2/4ページ
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後半の設定がちょっと強引かなと思いましたが… 全体的には面白かったです。 | ||||
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沢崎シリーズはどの作品も面白い。この作品も問題なく面白い。 ただ一つ不満なことが、沢崎シリーズの新作をそろそろ書いてください。お願いします。 まだお読みで無い方は、どうぞお読みになってください、僕の気持ちがきっと、わかるようになります。 | ||||
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出版当時に初版で読みました。随分と時間がたちましたが2014年の最後にキンドルで読み直しました。シリーズが続いて欲しいと、願っています。 | ||||
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2004年秋に「新 沢崎シリーズ」として刊行された本作品を文庫本で10年ぶりに再読した。 沢崎の世界に浸る幸せを感じた。 新作はまだなのかな。首はこれ以上長くなりませんよ。 | ||||
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安定のチャンドラー文体の探偵シリーズ。最新作だが、それでも10年前の作品なのか。客観描写のハードボイルド文体に加えて、ある種のユーモアが混ざっているのが特徴で、皮肉屋の主人公が警察や暴力団と関わり、依頼人と話し、証拠集めや真相解明のために様々な人物と会っていく。以下ネタバレで ******************* 今作については、二つの事件が交差するという点に新しさがある。「三日男爵」がらみの事件と、警察官殺しの事件、ということだ。前段階としては、犯人も明確な銀行での発砲事件があるが、そこから絡み合って、謎の男が登場して、という展開になっていく。 「ハードボイルド」と思うのは、チャンドラーというよりハメットの意味で、人死にと拳銃の登場回数の多さがそうだな、というところ。ただ、2000年ごろでも暴力団がこんな元気だったかなというのは思う。 真相を明かさない、というラストについては、個人的にはあまり面白いと思わなかった。また、このシリーズの魅力であるサイドストーリーについても、画家志望の男とのカップルや、ひきこもりの青年など、ちょっと印象が薄いかな。とはいえ、既読感のある作品ではあるが、同シリーズの読者であれば十分に楽しめる作品となっていると思う。 | ||||
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久しぶりに原の作品を読む。多くのファンを持つ探偵沢崎の久しぶりの登場だ。沢崎が偶然出くわした新宿署駐車場での 射殺事件。組長を撃ったと名乗り出た元暴力団員の伊吹の護送中の事件。沢崎はヒットマンを乗せた車を後ろから追突することで これを防ごうとするが、弾丸は護送中の刑事に命中し、彼は命を落とす。それと同時並行的に起こる別の老人誘拐事件。 これら二つの事件が交差しながら、事件は意外な方向に展開する。あくまでも、「主たる」事件はこの射殺事件である。 実際はこの刑事を狙った意図的な犯罪であり、しかも警察の上層部が絡んでいることを沢崎は突き止めていく。 相変わらず沢崎はハードボイルドでカッコいい。セリフの一つ一つが決まっている。登場人物がやや多すぎて、しかもそれぞれの 人間に血と肉をつけようという作者のサービス精神が逆に、筋書きをやや煩雑にしているようにも思える。しかし、そこは 原の筆力、なかなか先を読ませない筋書きで惹きつけて行く。 | ||||
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原りょうの「愚か者死すべし」を読了。沢崎シリーズです。今回は物語が盛りだくさんに詰め込まれている感じです。様々な物語が様々な人物によって描き出されています。その中で沢崎はいつもの沢崎なのです。彼の欲望に流されない佇まい、考え方に今回も教えられました。自分の人生が沢崎の生き様に近づける日がくるのでしょうか。 | ||||
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探偵沢崎はアメリカ映画「動く標的」のポ-ル・ニュ-マン演じる探偵リュ-・ア-チャ-のように地道に一歩ずつ標的を追っていく そしてその標的に的を絞った時 …‥ 飽きさせない展開とシュ-ルな結末の余韻はこの作家の真骨頂 あまりにも寡作な作家の次作への期待を含めて星5つの評価 | ||||
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主人公のクールなところがいいですね。 何が起ころうと、どんなことを言われようと動じないし、 自分の考えと行動を貫き通します。 探偵モノならではの人物造形や事件の展開に 伴うスリル感が味わえます。 ラストもわたしは良かったと思います。 | ||||
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相変わらずかっこつけてるなと読みづらいなとわかりづらいなと でもだからといっておもしろくないわけではないのがこの人の作品です 良く考えられ練りこまれた物語が進行します 拳銃狙撃事件と誘拐事件が平行して進みそして交わり思わぬ結果が待っています 良い作品だと思うのですが、 ある男がある犯罪を犯すのを目撃した警察官が交番巡査とともに その犯人を捕らえたというところまでは良しとしましょう でも巡査が心臓麻痺で急死してしまったというのには・・・・笑っちゃいました 一気に現実味が飛んでしまいました その犯罪が何だったかが明かされないのも腑に落ちないし、 そのあたりの描写は完全に作者の一人相撲で興醒めでした このあたりの最後の20ページ程でこの作品がだめになってしまっています 何でこの大事な部分をもっと練りこめなかったのかがどうしても理解できません 寡作な作家さんだけに期待度が大きくなってしまっているのかもしれませんが、ちょっと残念です | ||||
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新沢崎シリーズ第1弾。 前作「さらば長き眠り」から、なんと9年。 寡作にも「ほど」がある。 そんな新シリーズは沢崎ファンの期待を裏切らない内容。 暮れも押し迫った大晦日。 そんな状況の中事務所を尋ねて来たのは、前シリーズでケリがついたと思っていた旧パートナー「渡辺」を頼って来た依頼人だった。 その依頼内容が不審だ。 殺人事件で他人の身代りとして自首した父親を助けて欲しい、というもの。 それも銀行で暴力団幹部を射殺したと言う。 そんな状況で身代りなんてあり得るのだろうか。 それがあり得るのだ。 依頼人を面会の為に新宿署へ送り届けた際に、沢崎は直感で「ある車」に目を付ける。 案の定、その車は不審な動きを始め、移送される容疑者(依頼人の父親)を射撃する。 沢崎が咄嗟にその車に追突したために、2発目は刑事に当たる。 その刑事は殉職してしまった。 この事件の裏には何が隠されているのか。 いつも通り、淡々と物語が展開していくにつれて驚くべき事実が明らかにされていく。 最後の結末はこれまでの作品とは、やや感覚が異なるか? 文体、内容、雰囲気、すべてが整っているミステリー。 これがミステリーの「王道」だろう。 著者によると、以前よりも短時間で書き上げるテクニックを身につけたようだ。 であれば、是非是非、次作を早く。 お願いします。 | ||||
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展開は面白い。ただ、定番の渡辺、錦織、橋爪の掛け合いが無くなってしまったのが、やはり物足りない。作者もマンネリ打破を狙ってのことだろうけど、前回以前と比べると☆マイナス1になってしまった。 それと、主犯がお決まりのワンパターンに近いかな? でも、一気に読破する位に面白いことには間違いなし。 | ||||
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オリジナルは2004年11月リリース。前作『さらば長き眠り』からおよそ9年空いた新作である。この新作の登場には早川書房社長の早川浩の力が大きかったようだ。 読み出すと久しぶりの沢崎の言い回しが懐かしく、それだけでかなり満足できてしまう自分に気がつく。つまり原作品のキモはストーリーではなく、沢崎の独特な(人はこれをハードボイルドと呼ぶわけだが・・・)レトリックにある、ということだろう。9年以上の作品は頻繁に登場する電話のシーンも公衆電話ばかりで、それが作品を古い感じのものにしてしまっていたが、本作ではついに『携帯電話』が登場する。よかった。 ストーリーははっきり言って大して驚かないし、面白いとも正直思わないが、沢崎の態度や言い回しを読んでいるだけで惹かれていく。最後のあとがきの沢崎の確定申告の場面などハードボイルドそのものである。なかなかだ。 | ||||
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いったい何のために9年間も休んでいたのといいたくなるような、 進歩のなさばかりが目に付く駄作。 次回作もこうだと、もうだめだな。 沢崎こそハードボイルドの見本と思っているあなた、 稲見一良の猟犬探偵やセントメリーのリボンを読んでみてほしい。 ハードボイルドとは、軽口ではなく生き方だと再認識するだろう。 | ||||
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和製フィリップマーロウ沢崎。 日本の作家でレイモンドチャンドラーもどきの作品を書いている人はたくさんいるが、この作者はその世界感を継承しつつも、オリジナルティーがあり、そしてそこに生きる人々の寂しさや悲しさ、人間くささが伝わり、見事に自分の世界観を作り上げている。 それにしても沢崎は格好よすぎ。 原氏は寡作で有名だが、量産することで作品の質を落とさないようにしている姿勢にも沢崎に通じるものがあるように感じる。 次回作(いつになるだろうか?)を期待する。 | ||||
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チャンドラーばりの皮肉のきいた比喩、警句に彩られた、孤高の私立探偵・沢崎の物語。私も若い頃にチャンドラーを読みあさっていたので、このティストはかなりツボです。でも、宮仕えの哀しい業で言いたい事も言えず、付和雷同してきた男達が憧れる寓話なんでしょうね。さぁ、虚構の世界で精神を開放させましょう。 | ||||
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ハードボイルド小説としては、申し分ない。 犯人との謎解きも淡々としている。行動の描写もリアルで、生々しい。 比喩が分かり難い所も多々あるが、それもそれで良い。 それに、犯人のセリフが良い。 『誰も知らない罪は、もはや罪ではない』 | ||||
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約10年ぶりに沢崎に再会した。相変わらずハ−ドボイルドで安心した。 このシリ−ズは国内のハ−ドボイルド作品の草分け的存在で、新宿鮫と同じ頃に始まったと記憶している。 作品自体のクオリティ−、どんでん返しは”さすが”と言う感じで、本格復活を感じてしまう。 しかしながら、このジャンルは沢崎不在の間に、大沢在昌の活躍で、定着(食傷気味)してしまい、なんら、新しいところのない作品になってしまっており、残念に思う。 作品は本当に面白く、次から次へと起こる事件のスピ−ディ−な描写や、展開に夢中になって呼んだことは確かだが。 次作に期待です | ||||
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沢崎探偵が活躍するハードボイルドシリーズ。 復讐、誘拐、殺人…いくつかの無関係の犯罪が複雑に絡み合った護送人銃撃事件が新宿署内で発生。いやおうなくその中心に立たされてしまった沢崎は、その言動とは裏腹に事件を解決するべく動き始める。紆余曲折ありながら目に見える表面上の事件を調べていくうちに、巧妙に隠された事件の全貌が次第に明らかになっていく… 最後に明らかになる事件の全貌は良いのだが、それまでに張り巡らされた話が複雑に絡まりすぎて頭に入りにくかったのは事実。なので、なかなか読み進めなかった。しかし、事件が展開し、次々と真実が明らかになって全貌が見えてくると、あっという間に読めてしまえたのもまた事実である。 | ||||
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最近読んだミステリでよかったのは原寮のハードボイルド「愚か者死すべし」です。 著者の10年ぶりの新作長編です。 主人公の私立探偵沢崎の「私」の一人称の文体がなんとも渋くて含蓄があり、カッコいいんです。 | ||||
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