■スポンサードリンク
怪しい店
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
怪しい店の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編集はあまり読まないんです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長編も素晴らしい先生ですが、短編集の満足度が非常に高い作家さんだと思います。 本作は、お馴染みの登場人物でミステリテイストを味わいつつ、ストーリーと読後感も非常に心地よいオススメの一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編が5本入っています。 長編だと読むのに気合がいりますが、短編だとさっと読めて助かります。 それぞれ面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
火村英生シリーズが好きで愛読しております。 短編はなおさら著者の実力が如実に出やすいと思いますが こちらも非常に面白かったです。潮騒理髪店が特にお気に入り。 ミステリ面もですが、何かを終えるたたずまいがとても素敵でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
お店にまつわるミステリ短編集です。店というのは以下のようなものです。 「古物の魔」・・・古道具屋。古物商業界の裏事情がよくわかります。 「燈火堂の奇禍」・・・古本屋。京都にある火村の下宿を訪ねていったアリスが出会う事件。白川通を少し入ったところにある古書店というのは、たぶんあそこがモデルではないかな・・と思いながら読みました。 「ショーウィンドウを砕く」・・・夢の中に出てきたショップ。経営する会社が倒産の危機にあり、精神的に追い詰められた主人公は、屈折した心理から最愛の恋人を殺してしまいます。この短編集唯一の倒叙もので犯人の視点から語られます。 「潮騒理髪店」・・・理髪店。日本海に面した小さな町の理髪店、お店も店主も古き良き時代から抜け出てきたようなノスタルジックな雰囲気です。ほのぼの系のお話で、読み終わった後にはなんだか心が穏やかになりました。 「怪しい店」・・・みみや(耳屋)。いったいなんの店だったかわからなかった”みみや”、そこの女性経営者が殺されて・・・。表面からはうかがい知れない人間の裏側が見えてしまう、苦い味の作品でした。 どちらかというと登場人物たちの人間性や人生でのつまづき、それゆえに犯罪を犯してしまうという人間ドラマ的な作品です。なので、奇抜なトリックを使った本格ミステリや犯罪小説を求める方には物足りないかもしれません。有栖川氏は文章がとてもうまい作家さんだと思いますが、特に凝っているわけではないごく普通の文章なのに、その語り口に味があり流麗です。個人的には、ミステリとしてどうというよりは、小説そのものとしての完成度が高い作品群だと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
有栖川さんの作品はどれもが、安定していて、安心して読める。 登場人物のキャラが生きていて、読んでいて楽しい。 読んで損はない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
五篇収録の短編集である。キーワードは「店」だ。すべて趣向と味わいが異なる。 まるで一人アンソロジーだ。一冊で多彩なミステリ世界を堪能できる。 『古物の魔』偏屈な古物商が殺された。短いながらしっかりした王道本格だ。 私は骨董の知識は皆無だが、死んだ父が好きだったので、業界の話は興味深く読んだ。 『燈火堂の奇禍』舞台は古本屋だ。万引きしていないのに逃走した男は、何を盗んだのか。 真相を暴く論理があざやかだ。 『ショーウィンドウを砕く』本作のみ倒叙ものだ。切なく哀れな事件である。被害者より加害者に同情したくなる。 論理的考察と立証の手際に感動した。それにしても手帳の追加用紙がはっせんえん!!! 欧州のブランド屋は合法詐欺師だな。逮捕すべきだ。 『潮騒理髪店』地方の理髪店で最後の客となった火村は、奇妙な謎に遭遇する。 作者には珍しい「日常の謎」で、被害者はいない。 ある人物の行動が、外見とまったく異なる意味を持つ。これは意表を突かれた。 表題作は、「みみや」という店の話だ。誰にも言えない話を聞いてくれる。 知らない人に打ち明け話なんか、しちゃ駄目だろ。案の定もめごとが起こる。 キャラクター設定は面白いが、謎解きとしては物足りない。 お得感の強い逸品ぞろいの短編集だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2014年に出た単行本の文庫化。 「古物の魔」「燈火堂の奇禍」「ショーウィンドウを砕く」「潮騒理髪店」「怪しい店」の5篇が収められている。 いずれも火村・有栖川のコンビが活躍する物語である。 どれも「店」を舞台としており、骨董店や理髪店といったふつうの店もあれば、「耳屋」なる怪しげなところも。 謎そのものには小ぶりな印象を受けるが、描きかたが上手くて鮮烈。満足させられる。 東川篤哉による解説が楽しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
雰囲気が良かった。少し江戸川乱歩思い出すような犯人が多かった。懐かしい気持ちになった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1話目が自分には面白くなく、はずした と思ったら、2話目以降楽しく読めました。 短編集なのもいいです。 本屋で安く買えて、幸せ気分を味わえました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大阪を舞台にしたテンポある展開に魅了されました。 GW前に読み出し、1作目がそのシーズンの推理物。どこか、自分がこの小説の中に入ったような、一緒に骨董市にでも行っているかのような不思議な楽しい錯覚をおぼえました。 また、個人的に好きな小説は、理髪店の話で、謎は謎のままで終わっている、それ以上真実を求めようとしないスタイルは、私としては非常に興味深く、また感慨に値するものでした。 メインディッシュの「怪しい店」は、推理小説の醍醐味を感じさせ、最後の最後まで興味津々で楽しませて頂きました。火村准教授と有栖川作家の名コンビ、今後も期待しております。 有栖川先生の温かみとパワー溢れる小説に乾杯!瀬比亜零 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
怪しい店……。 短編で、読みやすいです。 仕事の気分転換に、とても良いです。 骨董品屋さんの甥ごさんには、役者さんでは誰があうかなぁ…とか、 お店の中を想像したりして楽しめました。 骨董市に、行ってみたくなりましたよ〜! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
推理作家・有栖川有栖シリーズの短編集である。5編を収録。いずれも2014年に発表された作品である。発表形態がまちまちのせいか、100ページほどの中編から20ページの小編までとりそろえましたという様子だ。 一編を除き、今回も火村先生の名推理が冴え渡る。絡まり合った謎の糸を一気にバッサリとする快感に酔いしれるが良い!などとと思って楽しむのが吉であろう。 ちなみに除いた一編は「潮騒理髪店」。これはこれで楽しい小品であるが、名推理バッサリ!ではないということだ。個人的には語り手が火村ではなくアリスの方がほのぼのしたよねとも思う。 ミステリとしては表題作「怪しい店」を抑えて「古物の魔」が好み。中盤の伏線回収でいったん持ち上げておいて落とされたり、いや楽しい。著者ならではの筆力(というより話術?)でもって、読んでいてどんどん話に引き込まれてしまう。登場人物たちの掛け合い漫才のような会話も見どころであります。 それから巻末の解説に東川篤哉が筆を振るっていてこれは大笑い。素晴らしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
筆者の作品はおもしろい。テッパンで私のツボだ。 ただ、少し何かが変わっただろうか?うまく言えないが、本書では、これまでのシリーズの根底に感じていた青臭さのようなものが感じられない。私はその青臭さをとても愛していたのだが。登場人物たちが成長したのかな? ともあれ、新作を待ちわびるシリーズだ。同書の帯によると新年早々長編が刊行されるという。ますます期待が高まる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯罪学者と推理小説家が、警察と一緒に事件解明する火村&有栖のシリーズ文庫最新刊です。 今回は、「お店」がテーマのアンソロジーで、様々なお店を舞台にした事件で二人が活躍します。 骨董品屋を舞台にした中編、古本屋を舞台にした短編、「みみや」という謎のお店を舞台にした短編、テレビドラマの原作となる短編、散髪屋さんを舞台にした日常の謎系の一編などバラエティに富んだ仕上がりで、氏の持ち味である読みやすい一冊に仕上がっています。トリックも大掛かりなものではなく、軽く推理を楽しみながら読める感じです。 一編ごとのボリュームや軽さが、年末年始の帰省時のおともにちょうど良い一冊ではないかと思います。 ところで、くだんの実写ドラマ化の影響が強かったのか、作中の火村准教授が斎藤工のイメージで固定化してしまいました。 コマチさんみたいに全然キャラクターの雰囲気が違えばいいのですが、しばらくはこのイメージで読んでしまいそうです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
怪しくも興味深い店ゝのショート本格ミステリーを堪能しました! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
有栖川氏の人気シリーズの火村・有栖川コンビが活躍する短編集となっており5編を収録。 以前出した同シリーズの短編集で宿をモチーフにした暗い宿の続編的な位置づけで店を舞台にした本格推理短編ものとなっている。 突出した出来のものはないが、全て標準以上の出来であり、このシリーズらしい安定したクオリティを誇っている。 このシリーズが好きなら楽しめる一編である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「店」をテーマにした短編集。作者らしいロジックのこだわりが随所に見られる良作が揃っており、どなたでも気軽に楽しめるだろう。 作品の評価とは全く関係ないのだが・・・ 「潮騒理髪店」の冒頭で「床屋が出てくる作品」が列挙される。なるほど「殺意の造形(森村誠一)」には「うむ」と唸らされたが、有栖川センセ、それを出しておいて「優しい脅迫者(西村京太郎)」を忘れちゃいかんでしょwwww なにせ巨匠クイーンが絶賛したほどの作品ですから。 こういうのを「上手の手から水が漏る」だといったら言い過ぎでしょうか? | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!