■スポンサードリンク
丕緒の鳥 十二国記
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
丕緒の鳥 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全184件 21~40 2/10ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに発行されたシリーズの本でした。 内容は予想していたもので、納得がいくものでした。 このシリーズを読んでいた方にはより深く理解できる本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズを読んでいないと、分かりにくい部分もありますが、どんな場合においてもぶれない人間性が描かれていて、そこに感銘を受けます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
暗い話が多いとの前評判を聞いてましたが、それは舞台がこれから倒れ沈む国、あるいは新王登極から間もない国だからでしょう。中身は決して暗いだけではありません。 外伝なので本編の主要人物は匂わす程度にしか出てきません。それすらも物語の仕掛けにしているところがありますが(笑) 今までの十二国記と同じく、人々は迷い悩み、変わります。 みな国に関わる人だけど、誰も彼もが王宮から遠い。王へ民の声が届く難しさが全編にあります。 表題作の読後感は非常に良いです。微かな、けれども確かな希望を持って終わるのは他ならぬ読者が新王のことをよく知っているからですね。 落獄の照は同作者の黒祠の島と似た匂いを感じます。この話だけすっきりしないのはこれから見慣れない沈み方をする国だから当然かもしれません。 青条の蘭は名もなき民が新王にかける希望が胸を熱くしてくれます。 最後に出てきた地名でその希望が実ったか否かわかるのはさすがの手腕。 風信は本当に一介の民の目線です。 今まで十二国記はとても優秀な案内役の楽俊が読者に色んな事情を説明してくれていましたが、この話には楽俊の役をしてくれる人が居ない。 主人公は真に普通の凡庸な女の子。 楽俊が居ないから、今自分の身の回りで何が起こっているのかさえ知りようがない。 彼女含めて災厄に抗う力もない人々の目線から、それでも自分に出来ることを投げ出さなかった人たちの姿がとても清々しくうつります。 惜しむらくはもうあと数年早く出て欲しかったなという点。 重要な地名や大まかな歴史など細かい設定を忘れて読むと面白くないと感じてしまう仕掛けがあったりすること、やっぱり読者はワガママなのではやく本編の続きが読みたい!となってしまうことですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
陽子の話が好きなので購入しました。 やっぱり小野さんの小説は面白いです。 世界観がちゃんとしているので風景が目に浮かびます。 結構細かく描かれてるので読み応えあります。 短編とはいえ、なかなか終わらなくて、まだ続くの?って呼んでました。 読み終わったら、続きが読みたくなります。 陽子は、最初の丕緒の鳥にちょろっとでてきます。 お気に入りは、最後の風信です。 丕緒の鳥:慶東国(過去から赤楽元年) 落照の獄:柳北国 青条の蘭: 雁州国 風信:慶東国(予王~陽子が景麒と契約した辺り)※陽子はでません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前巻で慶国国王になった女子高生陽子の話は一段落と思ったら、今巻は民の視点でファンタジー世界を補完する短編集。理不尽で悲惨な十二国記の世界がより一層強く感じられるが、そんな中でも自己の信念を貫き職責を全うしようとする男達が描かれる骨太な短編集だ。現実とかけ離れた設定のファンタジー世界の話ではあるが、死刑制度の存廃を巡って苦闘する話など十分に現実世界で通用するストーリーである。 共通するのは民の視点である事と、彼らがあくまで自己責任で行動している強さと潔さ。前半2作で顕著だが、彼らは本来服従すべき上官から重大な責務を任され、あるいは丸投げされて、そのために苦悩する。そしてどの話も単純で綺麗な終わらせ方でなく、読者に判断を委ねるような書き方をしている。 つまりは読者にも思考を要求しているわけで覚悟して読まねばならない。私はそんな作者の姿勢を高く評価したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズのファンで購入しました。 評価が分かれているようですが、私には面白さを見いだすことはできませんでした。 まず、物語の細かな設定を頭に入れることで精一杯。しかもあまりにも現実離れしすぎていて、文章からそれを想像するのが難しい。単に自分の知識不足で、実際昔は何処かの国で行われていたことなのかとも思いましたが、解説を見るに全くの創作のようですし…。例えば「殺刑」を「しけい」と読ませたいなら、全てにルビを振って欲しかったです。後半でやっと慣れて「しけい」と読んでいましたが、それまでは「さっけい」と読んでいました…。これならまだ「殺刑=死刑」とイメージできるから理解できますが、独自の名称がポンポン出て来るので覚えられない・読めない・ピンと来ない、で物語を楽しむ余裕がありませんでした。これってなんて読むんだっけ?どんな意味だったっけ?と、途中から戻って確認するのもやめてしまい、なんのことを言ってるのかわからないまま、ただ活字を読み進めていました。設定もそうだし、用語もそうだし、その存在を当たり前のようにされてもちんぷんかんぷんで、さっぱり内容が頭に入ってきませんでした。普通に使われている言葉を使うか、独自の読ませ方をするなら全てにルビを振るか、どちらかにしてほしかったなと… 内容も、私の感性が未熟なのかもしれませんが、こんなことを大仰に広げなくても、という感想です。何度も何度も同じようなことを繰り返し語り、結末がドキリとなるようなものかと言えば、特にそうでもない。それどころか、不完全燃焼か胸糞悪いかのどちらかで、目新しさも、面白みもなく。。 これは番外編とのことですが、十二国記の本編にはなんら関わりはありません。主上とか里木という言葉は出てきますが、出て来るだけです。クスッとできる場面もないし、今後本編の新作が出たとしても「あっ、あのときの!」と思えるようなものもないように思います。正直、読まなくてもよかったなという感じです。 十二国記シリーズは大好きなので、早く新作が読みたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すぐに読みたくて「お急ぎ便」で注文した。 同シリーズを他に4冊注文し、計5冊で届いた。 本の表面に黒い点々があった。カビだった。 梱包材もなくビニールに5冊まとめて放り込まれており、大きな箱の中を輸送中に動き回ったのだろう、 本の角は潰れ、ページは何か所も折り込まれていてひどい状態だった。 客観的に見ても、中古品に見える。新装版だから長年の経年劣化とも思えない。 Amazon発送だったが全く信用できない。 でも、早く読みたかったから返品せずに表紙カバーを捨て、アルコールでカビをこすって読んだ。 こんな状態のものを新品として売り、雑な梱包で商品を壊す方針に変わったのは最近のことのように思う。 明らかに今までの梱包と違うし検品もされていない。どうなってしまったのだろうか。。。 作品自体は大変面白い。著者が電子書籍反対派なのが惜しい。Kindle版であればこのような嫌な思いはしなくて済むのにと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
十二国記は全部読んでいたのですがまた巡り合えて嬉しかったです。作品内容も相変わらず小野ワールド全開で楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
早急にご対応有難う御座いました。又利用させていただきます!宜しくお願い致します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今年新刊でるかもってことで、買っても読まずに取っておいたのをようやく読みました。よし!やっと読むぞ!何年ぶりだ!と期待していました。 あれれ?文章や内容が頭に入ってこない。 何年もたって出した短編だが、何年もたって期待しているものたちが読む内容ではない。 この短編を読んだからといってなんになるのだろうか?正直今まで読んできたシリーズを読めばこの本を読まずともいい内容だ。 民のはなしはわかるのだが、ここに来てこの短編を出すのは、内容が他のものなら納得いくけど、、、。何年も待ったがこれは待つほどの内容ではかった。 読んでも今後この本が何に影響するだろうか? 次回作がでたとして、おそらくこの短編を読まなくても全く影響はないだろう。 この内容は十二国記で書くべき内容ではなかったと思う。 そしてほとんどが後味が悪い。 その国のその後はしっているから、というだけで置き去りではないか? あなたのご想像通りですよ、といっているようなものだ。 ならば書く必要があるのか。 正直あれを本にするならなんで、こんなに待ってるんだ?と思いました。 あー本当に新作でるのかな。今年。もうなかばですよ。 出ても十二国記の世界変わってそうで怖いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
発見したので、悔しがりながらも嬉しくて即購入!! 鶏の話も森の話も 麒麟なんてほとんど出で来ないのに 読んでて嬉しかったです。 実はこれ別の出版社で数十年前? 初めて出した物を偶然買ってそれ以来、出版社変わろうが追いかけているのですが。 もう何年に一回かでもいいので 12国全制覇してくれたらなぁ…と。 夢だけ持ってます… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
十二国記シリーズは、全巻、読破しております。続篇を待ちつづけて、首が麒麟(ジラフ)よりも長くなってしまいました。 泰麒と李斎と尭宗は、一体、どうなったのか? 阿選の幻術とはどのようなものなのか?阿選は一体、何を考えているのか?尭宗が、死んではいないが生きている!しかし、どのような酷い状態のまま生かされて囚われているのか?等々と、頭の中は、怕い想像で一杯です。恐らく、手足を斬り落とされた状態で生かされているのではないかと……。[丕緒の鳥]は、「死刑は必要である」ということを訴えた〈落照の獄〉に、共感を覚えましたが、これほど待たされて、これはないんじゃないのか!?というのが、正直な感想です。十二国記シリーズのファンは、皆、同じ気持ちでいると思います。 「お願いでございます!読者の満足のゆく続篇を、出来得る限り早く書いて下さいまし!わたくしどもは、切のうございます!!!」と、小野不由美先生に、駆け込み訴えして、直訴したいものですね。早く出版して下さいませ!!! 安部 玲樹 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分が作り出した作品を人が見て、自分が望んだ感想を得られるのなら、そんな楽なことはないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
つまらないよね。 中学生の頃だったら感動しただろうか。 。 。 連続行の行間の物語であるならば感動しただろうか。 。 。 あらためて記憶の糸をたどってみれば、老いととともに陳腐になっていく物語。 待っているのはくだらない結末の予感。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
後味が悪い…… 編集ホワイトハートに戻した方がいいじゃないの? 同じ編集だったらレーベル的にあの話はいれなかったんじゃないの?と思ってしまう残念さ 無名作家だったら本になったのかな?単純に不思議になりました 無名作家だったら買わないわ シリーズ名 作者買いだったけどとんだお布施と感じました残念です…… 夏休みの数時間を無駄にしてしまった ネタバレなレビューの大切さを知ります 時間の無駄を防ぐ意味で…… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
十二国記シリーズは図らずもアニメから入り、新潮版の『魔性の子』から読み始めました。 そしてすぐにはまりました。 天帝の定めた天綱がすべてを統べる特殊な世界で生きる人々の物語は どんな立場に立とうとも、人が生きていくことの中に何を軸にし、何を志して生きるかによってあり方が変わるのだということを懸命に伝えてくれるような気がして、 自らの生き方を常に見直しがんばる糧となっています。 特にこの丕緒の鳥は、王や麒麟という民を統べる立場ではなく、民に近い所で働く官吏、主に下官の物語で 『安定と豊穣をもたらしてくれる王という存在への期待や想い』を描いています。 それぞれの立場では出来ることは少ない中、苦しむ民のために自らももがき苦しみながら、ただただ懸命に進み続ける姿に、私も苦しい程の想いで胸がいっぱいになりました。 特に『青条の蘭』のラスト、『風信』の蓮花の涙には想いが溢れて何度も読み返してしまいました。 収められた4話の中で『青条の鳥』が一番気に入ってます。 人がわけもわからず協力してあげてしまう程の強烈な使命感に惹かれるのか 協力してしまった人の善良さ素直さに感動するのか それはわかりませんが、とにかく好きです。 タイトルともなった『丕緒の鳥』は王に対する期待と落胆を繰り返して自分はもう抜け殻だと思った丕緒が、背負った役目の中で見いだして作り出して作りだした陶製の鳥、そして王に対する想いの行方が何ともせつなく、良い作品だと思いました。 この『丕緒の鳥』と『風信』は慶を舞台にした話で、歴代の景王の様子がうかがえたり、陽子の気配も感じられて、慶州国がより身近になった気がしました。 また、『落照の獄』は死刑について扱っていて、今の私たちの刑罰に対する考え方にも一考させられました。 王が民を虐げているわけではないのに傾いてるという柳が舞台です。 人を裁くということ、人を弑するということ、想いの中に潜む加害者と被害者の立場、許すということ、いろいろなことを考えさせられました。 中々進まない内容に焦れる方もいらっしゃるかもしれませんが この葛藤なく人が裁かれることのコワさにも思いを至らせて一緒に考えてみても良いのではと思います。 この短編集は王や麒麟はほぼ出てきませんので ラストに問題が解決して『は〜すっきり!○○もかわいい!○○も素敵!』なんてことはありません。 でも、私にはこの本が、一応十二国の世界での出来事を描いてるからとりあえず同じシリーズです、みたいな位置づけをされるのはおかしいと思ってます。 十二国記は十二国に関わる人々に限定されてはいるが、人が使命を見いだし何かを志しそれをなそうと努力しもがく姿を描いている話なのだ、と思うのです。 それが王だろうと民だろうと官吏だろうと麒麟だろうと 人には生まれた時からその人だけの使命があり、生まれた境遇により選択肢は限られはするが、どんな生き方をしようともその人の自由な中で どう自分の使命を見いだしそれに取り組み生きていくのか そんな人間の本質を語っている物語で、十二国になんらか関わりのある人々が主人公である、それが十二国記なのだと思います。 現在出ているシリーズの中で2番目に好きな巻となりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久々に十二国記ものを読みました。待ちにまったという感じで一気に読みました。本編の続編が楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もう、十二国記は書かれないのかと嘆いていました。 戴国の話は解決していないのに。 作者は別のシリーズに力を入れているようで、 あれだけ面白かった十二国記は尻切れ感が後を引いていました。 今回も主人公は各国の仙籍の方々なので、王や麒麟ではありませんが その世界観に久々に触れることが出来て幸せでした。 また、少しずつでも書いて頂けると嬉しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
十二国記の本編では、慶の物語でなくとも陽子を主軸として読んでいました。 王になる苦難や上に立つものの苦悩にどっぷりと浸かっていましたが、12年の時は私をも変えたようで、すっかりと官の気持ちのように、王を求めるようになっていた自分に驚きました。 次作を待ち焦がれているからかもしれません。 丕緒の思いが通じると共に私の涙腺も崩壊です。こんな暗いおっさんの話でこんなにも涙することになろうとは誰が思ったでしょうか。 よい意味で、私の中での十二国記がリセットされました。 新作を開いたときに自分がどのような気持ちで読むことになるのか、とても楽しみです。 今年中には出ますように...。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の方もおっしゃっているように、私もその後の続きの方が読みたいです。 しかし、こういうのも面白いです。 おそらく、物語の舞台の国は、慶国、延国、柳国かと思います。 十二国記の世界では、王に直接訴えるのは勿論、間接的に伝えるのにも大変です。 それにも増して、王に聞く耳があればよいのですが。。。(これはリアルな世界でも同じ?) 私はタイトルの短編と最後の短編(どちらも慶国ですが)の2つが好みです。 タイトルの短編には陽子が出てきます。 最後の短編はちょっと不思議な物語です。 柳国の短編も面白かったですが、決着はあっけなかったですね。もうひとひねり欲しかったです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!