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(短編集)
暗い越流
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暗い越流の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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読めば納得の晶探偵もの。 なんでこんなにおもしろい作品を連発できるのか不思議。 | ||||
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バブル世代と、バブル世代を見たその下の世代の、その後を見ているよう。世代の空間感を共有できる人には薦めます。 | ||||
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佐藤正午の本は、外れが少ないですね。この本も期待通り、楽しませてくれました。 | ||||
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巻頭&巻末の葉村探偵もので、単発の短編三話を挟んでいる。この中三話が短いながらもよくできているのだが、後味の悪さをしっかり残してくれる。いわゆるイヤミスか。 そのせいか、相変わらず身体を張っているのに、葉村さんの話が爽やかに思えてしまう。 二話とも映像化が似合いそうな作品だったが、特にタイトルから古い映画を彷彿させる「蠅男」が面白かった。ちょっとオカルティックで不気味かつコミカルなミステリー。 表題作「暗い越流」は葉村ものではないが「静かな炎天」を想起した。レビュー評価の高い「狂酔」もいつもの作風と違っていて印象に残った。 | ||||
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若竹七海の短編集です。葉村探偵の話も2話あります。いずれの話も、落ちがあり、さすがと唸ってしまいます。暗い越流が表題になっていますが、個人的には、「狂酔」が、先が読めずに、最後にそういうことかと、感嘆してしまいました。若竹氏のクオリティが維持された短編ミステリーです。帯の「短編ミステリーのお手本ここにあります!」が正にそのとおりと感じてしまいました。お勧めです。個人的満足度は、100点満点中79点です。(^ー^)ちなみに、220ページの「50円玉20枚を両替してくれ言ってくる人間もいなかった。」には、笑いました。懐かしい話ですね(笑) | ||||
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若竹七海さんの作品は本書が初めて。 評価の高い作家であるだけに期待値MAXで読み始めた。 文章は読みやすく、また最後の数行で予想できない驚きもあって、短編ながら満足。 ただ、短編よりも伏線を散りばめることが可能な長編の方が面白さを発揮できる作家ではないかという印象。 他の作品もチェックしたい。 | ||||
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僕はすきだなぁ。よくできてるし、後味は悪いのは作者の意図が見えます。 | ||||
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このシリーズにはまってしまった。「プレゼント」から読んでください。葉村晶さん、幸せな家庭を持ってください。祈っています。 | ||||
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5作品を編んだ短編集。表題作「暗い越流」が日本推理作家協会賞を受賞している。 若竹作品というと、どちらかというとコージー系やコミカルなお話という印象だが、本作はちょっとそれとは一線を画す。 全編を通し、なんというのか、人間が心の奥底に持つ仄暗い悪意、というのか、謎を解くたびにそういうものをえぐりだす。 本書に限っては、読んでいて気持ちがほんわかする、というような話を期待してはいけない。(タイトルからして、そういうものは期待しないかもしれませんが。) 今の時代にありがちな背景がもとになって事件が起き・・・という話をふんふんふんと読んでいるとラストでウゲっと言わんばかりの引っくり返しが待っていたり、読み手をとにかく楽しませようという仕掛けが面白いところ。それと、冒頭からストーリーに読者をぐいぐいと引き込む流れるような文章も魅力の一つと言えるだろう。解説の近藤史恵の文章も良いですね、良い人選だと思います。 ところで「蠅男」で探偵が真相に気付くポイントはかなりのミステリマニアねた。ちゃんと伏線も張ってあるのでOKでしょう。(森高千里を想像してはいけないですね。笑) | ||||
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この数ヶ月、遅ればせながら若竹七海さんにハマって読んでおります。葉村晶シリーズはお気に入り。ふざけたところのない真面目な腕利き探偵。葉村晶ものも入った短編集でした。ノンシリーズものもなかなか面白かったです。これだけ文庫化されてなかったので、飛ばして「さよならの手口」まで読んでしまいました。そこらへんは順番通りに読みたい性格なので、葉村晶シリーズが入ってるって知らなくて悔しかっただけなのですが。面白くて、あっという間に読めちゃいます。今、「静かな炎天」読んでますが、次々書いて欲しい(笑)積ん読たくさんあるけど、優先順位一位に繰り上げて読むから、次々書いて欲しい。よろしくお願いします。 | ||||
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人気の葉村晶シリーズが収録されているのを知らずに購入したので、とても嬉しいサプライズでした。もちろんそれ以外の作品も秀逸で、タイトル作品も、興味をそそられずにはいられない出だしから、全く先の読めない展開を経て、私の予想など遠く及ばない、「そう来たか~!」というラストに持っていくという面白さ。ひょうひょうとしたユーモラスな明るさの影に、人の心の闇をのぞかせる若竹先生の作品の数々、大好きです! | ||||
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最初と最後に葉村晶シリーズを置き、3編のノンシリーズを挟んだ短編集。日本推理作家協会賞を受賞した「暗い越流」は2番目に配置されています。 若竹七海は、コージー的な作品も描く人ですが。これは、最も若竹七海らしい、他の作家の追随を許さない、一見普通の人の中にある底知れない悪意を描いたハードボイルド的要素の強い作品集です。 「暗い越流」の事件構造は、普通の人では思いつかない複雑さであるにもかかわらず、見事なまでの説得力で、不思議な事件が、読み終わると全く不思議ではなくなって、かつ、とても怖い、という傑作です。さすがの受賞作ですが。 この本の魅力は、やはり、最も新しい葉村晶に会えること。 多くの人がそうであるように、わたしもミステリには謎よりも、人間の生き方を求める面があり、葉村晶の魅力は相変わらずです。 | ||||
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表題作の『暗い越流』は、死刑囚に届いたファンレターの差出し人を突き止めるという過程がスリリングで読ませます。但し、そこまでの展開と比べて真相は平凡と思いきや、ラストは毒がありました。 個人的には表題作よりも『幸せの家』や『狂酔』のほうが物語としては面白かったのですが、共通しているのはラストの衝撃です。文体は軽いタッチですが、この3篇は暗いトーンで物語はすすみます。 ミステリー色はそんなに強くないと思うのですが、楽しめます。 | ||||
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