菩提樹荘の殺人
評判
菩提樹荘の殺人の評価:
4.31/5点 レビュー 13件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1〜4 1/1ページ
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菩提樹荘の殺人の評価:
4.31/5点 レビュー 13件。 C ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
名探偵が登場する謎解き小説をいまだに書き続けている作家は、大御所以外ではこの人くらいではないだろうか。
『アポロンのナイフ』通り魔殺人がテーマ。火村は珍しく探偵役ではなく傍観者だ。関係者の行動の動機が、いかにも現代人らしく意表を突かれた。
『雛人形を笑え』漫才業界が舞台の事件である。解決はほとんどバカミスだが、「お笑いは格差社会でのし上がる数少ない道だ」という発言が切ない。
『探偵、青の時代』大学時代の火村が、仲間の隠し事を見抜く。小品ながら、論理で謎を解くという基本を押さえた佳作。
表題作に登場するアンチエイジング野郎は、現実にいそうなキャラだ。
作者の小説が古風な枠組みを順守していても面白く読めるのは、時代の空気を巧みに取り入れているからだ。
妄想じみた設定でしか書けない他の「本格」作家と一線を画すところだ。だから生き残れたのだろうか。
謎解きにも納得の好篇でした。
斬新さも驚きもないが、安定した実力で定番の楽しみを与えてくれる。こういうタイプの作家は、けっこう貴重なのかも。