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盤面の敵
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盤面の敵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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1963年のエラリイ・クイーン作品。盤面の敵とは、つまり犯人のことである。この辺の時代になってくると、名探偵というものが何だか浮世離れした存在に思えてくる。そこで「現実的」に名探偵が成立する世界観を模索してみた、というのが本作なのだろう。 しかし、これがあんまり面白くない。最後になって少し読ませる感じはあるが、おしなべて退屈だった。クイーンらしいロジックの妙も、「親指の指紋がなぜ手紙の上の隅に集中しているのか」という謎の解明において少し感じられる程度で、物足りない。 何より、作中でエラリイ自身が居心地のわるさを訴えている。「すべてが、どこかのまったく頭のわるい見知らぬ他人に起こったように思えてくる。その知らない他人というのは、科学技術が彼からゲームの相手を奪ってしまったために、なにかほかのものを相手にしなければならなくなった人間なのだ」(P371) 「探偵小説を『お化け屋敷』の掛小屋からリアリズムの外に出したかった」と言ったのは松本清張だが、本作にもそんな試みがあるように思う。今となっては「みんなちがって、みんないい」だが、本作は同じ作家による同じ主人公のシリーズにおいて追求された多様性としては、異彩を放っているかもしれない。 | ||||
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読み終わるのに時間がかかりました。 …と言うことは、私的にはそんなに面白くはなかったのかな。 。 。 確かにこの時代では犯人の性質?が珍しかったというのもあったかと思いますが、今では結構ある話しなので、新鮮さが損なわれた感があり残念でした。 | ||||
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