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災厄の町
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災厄の町の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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「国名シリーズ」のときと、クイーンのキャラが大幅に変わっている。良く言えば、人間味が出てきたというか。悪く言えば、感情に流されてポンコツになったというか。 推理というよりは文脈から真犯人はだいたい予想ができる。 ほとんどの読者はおそらく、事件よりも「微妙なバランスを保つ三角関係」の行く末が気になると思う。 | ||||
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学生時代に一度読み、内容をまったく忘れてしまったため、再読した。 読んでいるうちに、学生の頃、この作品を借りた図書館を思い出し、 古き良き時代を懐かしみながら、読み終わった。 昔読んだときと訳者が違うせいか、読みやすかった。 犯人も読んでいるうちに思い出し、意外性はなかったが、楽しめた。 古典的な本格もので、凝ったトリックもない。 日本の新本格派などを楽しんでいるひとには、ものたりないかもしれない。 エラリークイーンも、クリスティの影響を受けてるんだなという事がよくわかる作品。 描かれている時代が、第二次大戦前だということに今回読んで初めて気づいた。 戦争が近づく影のようなものがまったく出てこないのが、アメリカの広さなのか、大きさなのか、 日本人とは違う精神性を感じた。 | ||||
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面白かったです。本書の作成された時代の結婚観や家族観の話なので、読んでいて、ずれる感じがすのは仕方ないですね。 | ||||
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クィーンは悲劇4部作、国名シリーズの代表作を書いた後、スランプに悩んでいた。あの華麗な論理展開を見せる作品を産み出せないでいたのだ。そして、イギリスのセント・メアリ・ミード村と並んで世界で最も犯罪発生率の高いライツビィルを舞台に「フォックス家殺人事件」を発表し、"クィーンの再生"と期待された。この作品は、深い人間観察に基づいた地道な作風で、探偵クィーンも天才探偵から人間味溢れる探偵へと変貌した。 本作はライツビィル物の第2段で、作風は前作を踏襲したものである。題名の「災厄の町(=Calamity City)」は無論「Calamity Jane」の"もじり"なのだが、この題名くらいしか作者の稚気が感じられない所が寂しい。作中の随所に稚気が溢れているのがクィーンの特徴だったのに...。日本でも「配達されない三通の手紙」というヤケに説明口調の題で映画化された。 本作も旧家の人間模様の中で事件が起こり、(ほとんど自然に)謎が解けていくのだが、良く言えば足が地に着いている、悪く言えばケレン味に欠けた刺激のない作品と言える。本作が(2作目にして)ライツビィル物の悼尾を飾ると言っても過言ではないかもしれない。 | ||||
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