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エジプト十字架の謎
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【この小説が収録されている参考書籍】
エジプト十字架の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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以下、ネタバレ注意 終盤の追跡劇をよくよく見返したら、犯人を逮捕出来たのはあくまで関係者一同の連携プレーによる力技であって、別に主人公の推理は関係無いよなあ。 あと素朴な疑問ですが、犯人単独で首無し死体をT字に張り付け状態にするのって、 体力もさることながら相当な時間を要する作業のはずだけど、 誰かに見つかったらどうするつもりだったんだろう? 夜中とは言え居住地域ど真ん中の屋外ですぜ? | ||||
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殺人の「方法」が、余りにも「グロテスク」で、読んでいて気分が悪くなりました。 エラリー・クィンは、「XYZ」シリーズが、面白かったので、「国名シリーズ」で、一番人気のこの本を買いましたが、カルト宗教、裸体主義・・・等、「悪趣味」過ぎます。 主人公も、「自己顕示欲」が強く、「幼稚」な性格なのも、納得できませんでした。 読まなければ良かったと思います。 | ||||
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まるで素人が翻訳しているよう。ところどころ意味不明な部分もある。あまりオススメしない。 | ||||
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T字路のT字型の道標で、T字型に磔にされた首なし死体、犯人が残したTのなぐり書き。もしも本書がドルリー・レーンものだったなら、『Tの悲劇』と題されたことだろう。その本書には2つの大きな欠陥がある。 まず、メガラ殺しについて。 自らがおとりになるとメガラ自身が提案した際、ヴォーン警視は「あいつはなかなか用心深い野郎で、われわれがいきなり突然ここから消えてなくなれば、これまた、手出しをしないでしょう」と事前に指摘している。にも関わらず、犯人がまんまとメガラ殺しをやりおおせたことから、メガラが犯人で殺されたのは別人であるか、スウィフト船長が犯人もしくは共犯であると考えるのが論理的というものである。 警備が見当たらなくなったからといっても、船にメガラとスウィフト船長以外に人が乗っていないことを確かめる術は犯人にはなく、最低でも1人対2人以上という不利な対決を覚悟しておかなければならないわけで、そのような中、無警戒にボートを漕ぎ進んで船上に忍び込むようなリスクを冒すはずがないからである。 にも関わらず、犯人が警護を警戒せず船に忍び込み、ものの見事に船長を昏倒させた後メガラを仕留めたというのは、作者のご都合主義によるものとしか思えない。 さらに本書には、4つの殺人のうちの1つについて作者が読者に示した「地」の文章に、次のような記載が見られる。 「着ている血まみれの○○○から、それが不運な「A」(未読の方のために名前を伏せる)の死体であることがわかった」 しかし実際には「A」は死んでいない。もしもこれが、「「A」の死体のように思われた」という推定の文章なら虚偽の記載にはならないが、本書の記載は「わかった」と断定的な虚偽記載で、アンフェア以外の何物でもない。 以上のように、不合理でご都合主義的かつアンフェアな本書を、「読者への挑戦状」に記されているような「唯一適正な解決」を見る推理作品であるとは、とても認めることはできない。 | ||||
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T字路のT字型の道標で、T字型に磔にされた首なし死体、犯人が残したTのなぐり書き。もしも本書がドルリー・レーンものだったなら、『Tの悲劇』と題されたことだろう。その本書には2つの大きな欠陥がある。 まず、メガラ殺しについて。 自らがおとりになるとメガラ自身が提案した際、ヴォーン警視は「あいつはなかなか用心深い野郎で、われわれがいきなり突然ここから消えてなくなれば、これまた、手出しをしないでしょう」と事前に指摘している。にも関わらず、犯人がまんまとメガラ殺しをやりおおせたことから、メガラが犯人で殺されたのは別人であるか、スウィフト船長が犯人もしくは共犯であると考えるのが論理的というものである。 警備が見当たらなくなったからといっても、船にメガラとスウィフト船長以外に人が乗っていないことを確かめる術は犯人にはなく、最低でも1人対2人以上という不利な対決を覚悟しておかなければならないわけで、そのような中、無警戒にボートを漕ぎ進んで船上に忍び込むようなリスクを冒すはずがないからである。 にも関わらず、犯人が警護を警戒せず船に忍び込み、ものの見事に船長を昏倒させた後メガラを仕留めたというのは、作者のご都合主義によるものとしか思えない。 さらに本書には、4つの殺人のうちの1つについて作者が読者に示した「地」の文章に、次のような記載が見られる。 「着ている血まみれの○○○から、それが不運な「A」(未読の方のために名前を伏せる)の死体であることがわかった」 しかし実際には「A」は死んでいない。もしもこれが、「「A」の死体のように思われた」という推定の文章なら虚偽の記載にはならないが、本書の記載は「わかった」と断定的な虚偽記載で、アンフェア以外の何物でもない。 以上のように、不合理でご都合主義的かつアンフェアな本書を、「読者への挑戦状」に記されているような「唯一適正な解決」を見る推理作品であるとは、とても認めることはできない。 | ||||
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本書は、数あるクイーンの作品の中でも傑作とされ、当レビューでも高い評価を得ているが、とても同意できない。 犯人は4つの殺人を犯すが、第3の殺人までで完全に目的を達しており、捜査当局を瞞着することにも成功している。ゆえに、犯人が第4の殺人を犯し、逃亡する必要は全くない。にもかかわらず、第4の殺人が起きるのは、犯人の失敗ではなく、作者の構想が破綻しているからである。 クイーンはフェアで論理的といわれるが、本書には非論理的なところが多々ある。例えば、第3の殺人が起これば、第4の殺人現場が焦点になるのは必然だが、警察はなんの措置もとらず、クイーンも、大学教授との長談義の後やっとそれに気づくのだから、間抜けと言わざるを得ない。第4の殺人で、僅かな物証から犯人を指摘する過程は、それなりに筋は通っているが、クイーンが推定した死亡時刻を根拠としているのはいただけない。法医学の専門家でもないのに、なぜ死後14時間などと断言できるのだろうか。また、第2の殺人で、犯人はややこしい方法で被害者の手紙を隠すが、それについてのクイーンの説明も支離滅裂である。犯行直後に手紙が見つかっても、犯人に不都合があるとは思えない。 それに、書名の「エジプト十字架」がクイーンの的はずれな想像というのは冗談なのだろうか。事件とエジプトとは全く関係がなく、登場人物にエジプト学者がいるにすぎない。作者は、執筆の際に、古代エジプトについて相当に調べ物をしたそうだが、ヴァン・ダインがカブト虫殺人事件で、エジプトに関する知識をふんだんに盛り込んでいるのに比べれば浅薄であり、両者の力量の差を感じずにはいられない。諸々の欠点に目をつぶれば、ストーリー展開はそれなりに面白くはあるのだが・・・ | ||||
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T字路のT字型の道標で、T字型に磔にされた首なし死体、犯人が残したTのなぐり書き。もしも本書がドルリー・レーンものだったなら、『Tの悲劇』と題されたことだろう。その本書には2つの大きな欠陥がある。 まず、メガラ殺しについて。 自らがおとりになるとメガラ自身が提案した際、ヴォーン警視は「あいつはなかなか用心深い野郎で、われわれがいきなり突然ここから消えてなくなれば、これまた、手出しをしないでしょう」と事前に指摘している。にも関わらず、犯人がまんまとメガラ殺しをやりおおせたことから、メガラが犯人で殺されたのは別人であるか、スウィフト船長が犯人もしくは共犯であると考えるのが論理的というものである。 警備が見当たらなくなったからといっても、船にメガラとスウィフト船長以外に人が乗っていないことを確かめる術は犯人にはなく、最低でも1人対2人以上という不利な対決を覚悟しておかなければならないわけで、そのような中、無警戒にボートを漕ぎ進んで船上に忍び込むようなリスクを冒すはずがないからである。 にも関わらず、犯人が警護を警戒せず船に忍び込み、ものの見事に船長を昏倒させた後メガラを仕留めたというのは、作者のご都合主義によるものとしか思えない。 さらに本書には、4つの殺人のうちの1つについて作者が読者に示した「地」の文章に、次のような記載が見られる。 「着ている血まみれの○○○から、それが不運な「A」(未読の方のために名前を伏せる)の死体であることがわかった」 しかし実際には「A」は死んでいない。もしもこれが、「「A」の死体のように思われた」という推定の文章なら虚偽の記載にはならないが、本書の記載は「わかった」と断定的な虚偽記載で、アンフェア以外の何物でもない。 以上のように、不合理でご都合主義的かつアンフェアな本書を、「読者への挑戦状」に記されているような「唯一適正な解決」を見る推理作品であるとは、とても認めることはできない。 | ||||
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