ユダの窓
評判
ユダの窓の評価:
4.49/5点 レビュー 45件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 21〜40 2/3ページ
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ユダの窓の評価:
4.49/5点 レビュー 45件。 A ランク
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これは、2009年に早川文庫版を読んでAmazonにレビューを載せた時の感想です。
エラリー・クイーンやアガサ・クリスティに並ぶ世界的に有名な本格ミステリ作家、ジョン・ディクスン・カー。
その代表作の一つが、本作品「ユダの窓」ですが、何故か長らく絶版になっていたのです。
恐らくファンからの要望も強かったのでしょう。
遂に新刊となりました。
しかも、読みやすい新訳での登場とあっては、入手し、再読せずにはいられませんでした。
メアリ・ヒュームとの結婚を認めてもらおうと、ジェームズ・アンズウェルは、彼女の父、エイヴォリーを訪ねる。
通された部屋でエイヴォリーが作ったウィスキーソーダを口にしたアンズウェルは、気を失ってしまい、目覚めると、目の前のエイヴォリーは、矢で胸を突かれて絶命しており、他には誰もいない。
しかも、部屋はドアも窓も施錠された密室状態。
逮捕され、裁判にかけられたアンズウェルを救うため、名探偵ヘンリ・メリヴェール卿(H・M卿)が弁護士として立ち上がった。
本作品が再読に耐えうるのは、優れた法廷劇となっているからでしょう。
アンズウェルを無罪にするには、密室の謎が解かれなければなりません。
しかも、どんなトリックが使われたのか、合理的な証拠を示さねばならず、H・M卿が、果たしてどんな法廷戦術を用いるのか、既読でも、思わず物語に引き込まれてしまいました。
H・M卿は、犯人は「ユダの窓」を使って密室殺人を犯したと主張します。
そして、「ユダの窓」はどこにでもあるものだ、とも。
実際のところ、密室トリックそのものは、本作品を読んだことがなくても、ミステリに興味のある方なら、どこかで聞いたことがあるのではないか、と思います。
でも、なぜ「ユダの窓」なのか?
その由来の説明の部分(332頁)には、納得させられてしまうのではないでしょうか。
進化した21世紀のミステリの新作を読んでいる方でも、十分に満足できる古典のミステリとして、大いにオススメします。