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(短編集)
ローズガーデン
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ローズガーデンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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買って良かった。 | ||||
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ミロシリーズ5冊の中の一つです なかなか面白いです。 | ||||
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桐生夏生の小説はとても人間の心情が 分かりやすくて面白い | ||||
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このシリーズを他鉄好きに読む、面白い、その中のずい一の短編集、4作品それぞれ、個性あふれる、著者らしい、個性的な、作品集。 | ||||
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ミロの自殺した旦那の旦那目線でのミロとの関係を描いた短編「ローズガーデン」は良かった・・・ 今の桐野さんの作品からは違う、推理小説的な「漂う魂」「独りにしないで」「愛のトンネル」はあまり面白くはなかったかな・・・ ただ新装版の表紙のデザインは嫌いではないし、イメージは最後の「愛のトンネル」の恵かな?と思ったね! | ||||
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桐野夏生らしい熱いのに、冷静なストーリーのあふれています。ミロシリーズ好きには必読の作品です。 | ||||
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ミロと父と夫との確執についての1編目。「ダーク」を読む前に読んだほうが良いとおもう。 あとは、ミロとオカマのトモさんが出てくる探偵もの。オカマのトモさんが登場する「天使に見捨てられた夜」の後に読んだほうが良いとおもう。 | ||||
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1993年著者の江戸川乱歩賞受賞作『顔に降りかかる雨』の主人公、村野ミロシリーズの短編集です。シリーズものは作者と読者の暗黙の了解を基に話が進んでいくので、本書を予備知識なしに読み進めていくと、登場人物や人間関係が不案内になる部分は避けられません。 表題の『ローズガーデン』は書き下ろしでミロシリーズの番外編です。本シリーズは主人公村野ミロの一人称で語られるのですが、『ローズガーデン』はミロのかつての夫、博夫の視点で物語が展開していきます。常にミロの主観で描かれている他編とは違い博夫の主観でミロが描かれています。そのため博夫に見えていたミロは、ミロが語る自画像とズレが生じています。 私はミロシリーズを執筆順に読んでいるため、その後に描かれるミロ像は分からないのですが、本書の他の短編やそれまでの二つの長編では、ミロのポジティブなキャラがストーリーや登場人物の闇の部分を浄化する効果を出していますが、本編では博夫の視点でミロの闇の部分が描かれています。作中のミロはどこまでが現実でどこまでが幻想なのか、そして博夫自身の闇が本編のテーマのひとつになっているように感じました。 | ||||
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こちらは短編集です。 4編ありますが、最初の1編はミロの夫の博夫視点で書かれています。 まだ死ぬ前のジャカルタで、ミロとの出会いから結婚までを夢のように思い出しているのです。 いったい博夫とはどういう人物なんだろう?と思っていたのですが、想像と違って心に闇を持ってるな・・・と思いました。 たぶん、外面はいいんだと思うのですが。 そして高校時代のミロ。 このミロが言った事は本当なのか嘘なのか? 答えは分かりません。 でも父親との関係の複雑さは本当だろうと思います。 ミロが魔性の女なのか?他人がミロをそういう女にしていくのか? 博夫も父親もなんとなく似ていると思うのは私だけでしょうか・・・ 他の3編は事件を解決していく推理モノになってるんだけど、全部違う形の愛なんですね。 愛しすぎたが故に・・・ | ||||
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元気がないわけではなく、年を喰い過ぎたわけではない、つもりだが、ちっと今、気分としてソリが合わないかな、「ミロ」の世界。 あと、「性」の問題も、ちょっと今、ダメだわ。僕。 何が正常で、何が変態と言うわけでないけど、「性」の問題と「心理」の問題を絡めたようなもんに、倒錯して、屈折した世界にちょっと抵抗感があるね。正直。 探偵としてのミロは好きです。 当然、いろんな思い、感情があることはわかる。 うーん、女性が女性の心理を描写しているから、これこそリアルなんだろうな。だから、それだけ自分が甘いと言うことなんだろうけど。 ちょっとついて行きにくい。かえって女性の方がいいのかな。僕はセックス&サイコ、今ちょっと敬遠したい。 | ||||
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書き出しの文体が好みでは無かったし、ジャカルタの描写も退屈だったけど、エロい世界に入ってからは一気に引き込まれた。表題以外の短編も名前から同一人物だとは思うけど、なんだか雰囲気が違う感じがして、一気に読むと落ち着かない感じがした。一話目の世界が続けば、結構ハマったかも。他の作品と繋がりがあるようですが、これしか読んでないので・・・別の作品の番外編なら、そう書いてあればいいのに。 | ||||
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村野ミロシリーズ「顔に降りかかる雨」「天使に見捨てられた夜」と、「ダーク」の間をつなぐような内容の4つの短編が収録されています。 つなぐようなといいましたが、これは話し自体がつながる(同シリーズなのでつながるのは当たり前ですが)とは違い、前2作のハードボイルドぽっい内容と違い、「ダーク」から妖しげでおぞましいくも人間というものを描き始めた桐野さんの世界への変遷をうかがうことが出来るような内容になっていると思います。まさに今後の桐野さんの創作活動の種をまいたような短編集。現在「ローズガーデン」は妖しい花が咲き乱れています。 | ||||
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『顔に降りかかる雨』『神に見捨てられた夜』に続く、女探偵村野ミロシリーズ。 今回は4つの短篇で1冊の文庫本になっていて、先にあげた2作ほど内容は重くない。 興味深いのは、表題作「ローズ・ガーデン」がミロと別れた男が、ミロを客観的捉えた視点で描かれている点だ。他3篇も、新宿ならではの多国籍、多様で複雑な人間関係を生かして描かれていておもしろい。 ハードボイルドの肩書きを持つ作品ながら主人公の女探偵ミロは、大沢在昌氏が描くような賢明なキャラクターではない。 しかし、それが苦心するミロの人間らしさを生み、現実味を与えているのである。 ミロがシリーズ化されているのは、きっと著者もこのキャラクターを気に入っているからであろう。 また、ミロに会うのが楽しみになる一冊だ。 | ||||
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この世とあの世を行き来する橋があるなら、 きっとこんな小説でしょう。 荒れた庭に妖しく咲き乱れる薔薇は、 そこにいたる者をどこかに連れ去るのかも。 この短編集の為に書き下ろされた冒頭のローズガーデンは、 過ぎ去った者への挽歌ですね。 皆川博子の「薔薇忌」などを彷彿とさせるこの一遍で、 桐野夏生の小説世界の原点を見る思いがします。村野ミロを生み出す前のマグマのようなざわめきが、 時をたがえて現れたような・・不思議な短編でしたね。 肌が冷たく火照るように・・まるで幽霊を抱くように・・ 沁みてきますよ。 | ||||
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ご存知ミロの短編集。今読み返してみたが、4話中3編は、探偵ミロの正当シリーズとして、十分面白い。隣室のゲイのトモさんや村善が、これまでの世界を補完している。 しかし、いきなり第一話で河合博夫の登場である。ここが凄い。読み返すまで、この短編集がミロシリーズであることを忘れていた。河合博夫の物語のような気がしていた。それくらい、第一話のインパクトは大きい。自殺したミロの夫など、ミロのキャラクターを作るための小道具に過ぎなかったはずだ。彼を登場させる意義は、皆無である。彼を知りたい読者などいなかった。 しかし、河合は確かに存在した。第一話で、それは私に忘れがたい強烈な印象を残した。やつがどのように死んだか、それがミロの読者にとっては、いくらかは知りたいことである。しかしそんなことは描写されない。河合が何者であり、何を考えていたか、ミロの読者(わたしですぅ)は全く求めていなかった。 しかし、河合はその存在を主張した。ミロシリーズとは、全く異なる世界で登場した。そしてそれは、ミロシリーズとは別な世界を開いた。「ダーク」の芽は、すでにここに開いている。というか、桐野は小説世界の自由を宣言している。書きたいものを書く、と。書いてほしいものを書かない、とも取れるが。 | ||||
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桐野夏生はなぜこんなにも村野ミロのイメージを貶めることが出来たのでしょうか。「顔に降りかかる~」、「天使に見捨てられた~」路線で10シリーズぐらい書けたと思うのですが、そうはせず本作で村善とミロに肉体関係を持たせてみたり、DARKではミロに村善を殺させてみたりとファンの期待を裏切りっぱなしだと思います。おそらくこの辺は賛否割れる所だと思いますが、個人的にはもう少し村野ミロが探偵として活躍する作品を読みたかったというのが心情です。 | ||||
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「ダーク」で賛否両論だった女探偵・ミロの新宿時代の短編集。 栄えある第1話は、 妖しいまでにエロティックな高校生のミロに耽溺する夫が主人公。 彼女に耽溺する彼の傲慢さ・空虚さの漂う不安定な視点で綴られていくので、 「ダーク」とはまた違った角度の堕落したミロが楽しめる。 2話以降は、ミロが主役に返り咲き、 トモさんやオカマのママなどシリーズの人気キャラとともに、 新宿の喧騒に巻き込まれながら事件を追っていく。 桐野流のシニカルな展開が冴えているので、 ミロシリーズのファンは、ぜひ。 「ダーク」でがっかりした人でも、 楽しめること、うけあいです。 | ||||
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幼い頃与えられた衝撃は年をとってからも実に忘れがたいものだ。「ローズガーデン」でのミロはあまりにも早熟で博夫はそんなミロの魅力に衝撃を受けた。 しかし、それはあの生々しい空間が造りだした泡沫の背徳だったのだ。 「すべては高校二年生のあの日、庭に薔薇が咲き乱れる家のベッドでともに過ごした時から始まったのだ」とカバーには供してある。果たしてそうなのだろうか。 私はむしろ博夫の想いがそこで終わってしまっているのではないかと考えた。 博夫は今もあの淫らな時間をを求めて模索している。 だがいくら足掻いてもあの快楽は永久に得られない。博夫が愛しているのは「ミロ」ではなく「義父に抱かれている少女ミロ」だからだ。 | ||||
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ミロはハンサムな女だと思ってる。 でもダークでは、女っぽい女なんだって認めたくないのに 認めされされてちょっと萎えた。 ローズガーデンのミロは、瑞々しい、それは若いってことだけじゃなくて 世俗にまみれてないからだろうねえ。ミロみたいな女探偵なんて絶対いないと思うけど ミロの思考とか生活とかは、めちゃリアルだから自分でもなれるかもって、思う私は少し馬鹿? | ||||
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