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(短編集)

ローズガーデン



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ローズガーデンの評価: 4.11/5点 レビュー 19件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(5pt)

ハズレ無し

買って良かった。
新装版 ローズガーデン (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 ローズガーデン (講談社文庫)より
4062937328
No.13:
(5pt)

ミロシリーズです

ミロシリーズ5冊の中の一つです なかなか面白いです。
新装版 ローズガーデン (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 ローズガーデン (講談社文庫)より
4062937328
No.12:
(5pt)

面白い

桐生夏生の小説はとても人間の心情が
分かりやすくて面白い
新装版 ローズガーデン (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 ローズガーデン (講談社文庫)より
4062937328
No.11:
(5pt)

この淫靡な世界観が、ただよう。

このシリーズを他鉄好きに読む、面白い、その中のずい一の短編集、4作品それぞれ、個性あふれる、著者らしい、個性的な、作品集。
新装版 ローズガーデン (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 ローズガーデン (講談社文庫)より
4062937328
No.10:
(5pt)

桐野節さく裂

桐野夏生らしい熱いのに、冷静なストーリーのあふれています。ミロシリーズ好きには必読の作品です。
ローズガーデンAmazon書評・レビュー:ローズガーデンより
4062101874
No.9:
(4pt)

ミロのダークサイドストーリー

1993年著者の江戸川乱歩賞受賞作『顔に降りかかる雨』の主人公、村野ミロシリーズの短編集です。シリーズものは作者と読者の暗黙の了解を基に話が進んでいくので、本書を予備知識なしに読み進めていくと、登場人物や人間関係が不案内になる部分は避けられません。

表題の『ローズガーデン』は書き下ろしでミロシリーズの番外編です。本シリーズは主人公村野ミロの一人称で語られるのですが、『ローズガーデン』はミロのかつての夫、博夫の視点で物語が展開していきます。常にミロの主観で描かれている他編とは違い博夫の主観でミロが描かれています。そのため博夫に見えていたミロは、ミロが語る自画像とズレが生じています。

私はミロシリーズを執筆順に読んでいるため、その後に描かれるミロ像は分からないのですが、本書の他の短編やそれまでの二つの長編では、ミロのポジティブなキャラがストーリーや登場人物の闇の部分を浄化する効果を出していますが、本編では博夫の視点でミロの闇の部分が描かれています。作中のミロはどこまでが現実でどこまでが幻想なのか、そして博夫自身の闇が本編のテーマのひとつになっているように感じました。
ローズガーデンAmazon書評・レビュー:ローズガーデンより
4062101874
No.8:
(4pt)

本当なのか嘘なのか?

こちらは短編集です。
4編ありますが、最初の1編はミロの夫の博夫視点で書かれています。
まだ死ぬ前のジャカルタで、ミロとの出会いから結婚までを夢のように思い出しているのです。
いったい博夫とはどういう人物なんだろう?と思っていたのですが、想像と違って心に闇を持ってるな・・・と思いました。
たぶん、外面はいいんだと思うのですが。

そして高校時代のミロ。
このミロが言った事は本当なのか嘘なのか?
答えは分かりません。
でも父親との関係の複雑さは本当だろうと思います。

ミロが魔性の女なのか?他人がミロをそういう女にしていくのか?
博夫も父親もなんとなく似ていると思うのは私だけでしょうか・・・
 
 
他の3編は事件を解決していく推理モノになってるんだけど、全部違う形の愛なんですね。
愛しすぎたが故に・・・
ローズガーデンAmazon書評・レビュー:ローズガーデンより
4062101874
No.7:
(4pt)

種をまく

村野ミロシリーズ「顔に降りかかる雨」「天使に見捨てられた夜」と、「ダーク」の間をつなぐような内容の4つの短編が収録されています。 つなぐようなといいましたが、これは話し自体がつながる(同シリーズなのでつながるのは当たり前ですが)とは違い、前2作のハードボイルドぽっい内容と違い、「ダーク」から妖しげでおぞましいくも人間というものを描き始めた桐野さんの世界への変遷をうかがうことが出来るような内容になっていると思います。まさに今後の桐野さんの創作活動の種をまいたような短編集。現在「ローズガーデン」は妖しい花が咲き乱れています。
ローズガーデンAmazon書評・レビュー:ローズガーデンより
4062101874
No.6:
(4pt)

『ミロ』に近づける一冊

『顔に降りかかる雨』『神に見捨てられた夜』に続く、女探偵村野ミロシリーズ。
今回は4つの短篇で1冊の文庫本になっていて、先にあげた2作ほど内容は重くない。
興味深いのは、表題作「ローズ・ガーデン」がミロと別れた男が、ミロを客観的捉えた視点で描かれている点だ。他3篇も、新宿ならではの多国籍、多様で複雑な人間関係を生かして描かれていておもしろい。
ハードボイルドの肩書きを持つ作品ながら主人公の女探偵ミロは、大沢在昌氏が描くような賢明なキャラクターではない。
しかし、それが苦心するミロの人間らしさを生み、現実味を与えているのである。
ミロがシリーズ化されているのは、きっと著者もこのキャラクターを気に入っているからであろう。
また、ミロに会うのが楽しみになる一冊だ。
ローズガーデンAmazon書評・レビュー:ローズガーデンより
4062101874
No.5:
(5pt)

肌で読む

この世とあの世を行き来する橋があるなら、
きっとこんな小説でしょう。
荒れた庭に妖しく咲き乱れる薔薇は、
そこにいたる者をどこかに連れ去るのかも。
この短編集の為に書き下ろされた冒頭のローズガーデンは、
過ぎ去った者への挽歌ですね。
皆川博子の「薔薇忌」などを彷彿とさせるこの一遍で、
桐野夏生の小説世界の原点を見る思いがします。村野ミロを生み出す前のマグマのようなざわめきが、
時をたがえて現れたような・・不思議な短編でしたね。
肌が冷たく火照るように・・まるで幽霊を抱くように・・
沁みてきますよ。
ローズガーデンAmazon書評・レビュー:ローズガーデンより
4062101874
No.4:
(5pt)

オレはミロの道具ではない

ご存知ミロの短編集。今読み返してみたが、4話中3編は、探偵ミロの正当シリーズとして、十分面白い。隣室のゲイのトモさんや村善が、これまでの世界を補完している。 しかし、いきなり第一話で河合博夫の登場である。ここが凄い。読み返すまで、この短編集がミロシリーズであることを忘れていた。河合博夫の物語のような気がしていた。それくらい、第一話のインパクトは大きい。自殺したミロの夫など、ミロのキャラクターを作るための小道具に過ぎなかったはずだ。彼を登場させる意義は、皆無である。彼を知りたい読者などいなかった。
 しかし、河合は確かに存在した。第一話で、それは私に忘れがたい強烈な印象を残した。やつがどのように死んだか、それがミロの読者にとっては、いくらかは知りたいことである。しかしそんなことは描写されない。河合が何者であり、何を考えていたか、ミロの読者(わたしですぅ)は全く求めていなかった。 しかし、河合はその存在を主張した。ミロシリーズとは、全く異なる世界で登場した。そしてそれは、ミロシリーズとは別な世界を開いた。「ダーク」の芽は、すでにここに開いている。というか、桐野は小説世界の自由を宣言している。書きたいものを書く、と。書いてほしいものを書かない、とも取れるが。
ローズガーデンAmazon書評・レビュー:ローズガーデンより
4062101874
No.3:
(4pt)

シニカルなミロの短編に陶酔

「ダーク」で賛否両論だった女探偵・ミロの新宿時代の短編集。
 栄えある第1話は、
 妖しいまでにエロティックな高校生のミロに耽溺する夫が主人公。
 彼女に耽溺する彼の傲慢さ・空虚さの漂う不安定な視点で綴られていくので、
 「ダーク」とはまた違った角度の堕落したミロが楽しめる。
 2話以降は、ミロが主役に返り咲き、
 トモさんやオカマのママなどシリーズの人気キャラとともに、
 新宿の喧騒に巻き込まれながら事件を追っていく。
 桐野流のシニカルな展開が冴えているので、
 ミロシリーズのファンは、ぜひ。
 「ダーク」でがっかりした人でも、
 楽しめること、うけあいです。
 

ローズガーデンAmazon書評・レビュー:ローズガーデンより
4062101874
No.2:
(4pt)

少女ミロ

幼い頃与えられた衝撃は年をとってからも実に忘れがたいものだ。「ローズガーデン」でのミロはあまりにも早熟で博夫はそんなミロの魅力に衝撃を受けた。
しかし、それはあの生々しい空間が造りだした泡沫の背徳だったのだ。
「すべては高校二年生のあの日、庭に薔薇が咲き乱れる家のベッドでともに過ごした時から始まったのだ」とカバーには供してある。果たしてそうなのだろうか。
私はむしろ博夫の想いがそこで終わってしまっているのではないかと考えた。
博夫は今もあの淫らな時間をを求めて模索している。
だがいくら足掻いてもあの快楽は永久に得られない。博夫が愛しているのは「ミロ」ではなく「義父に抱かれている少女ミロ」だからだ。
ローズガーデンAmazon書評・レビュー:ローズガーデンより
4062101874
No.1:
(4pt)

もどかしい

ミロはハンサムな女だと思ってる。
でもダークでは、女っぽい女なんだって認めたくないのに
認めされされてちょっと萎えた。
ローズガーデンのミロは、瑞々しい、それは若いってことだけじゃなくて
世俗にまみれてないからだろうねえ。ミロみたいな女探偵なんて絶対いないと思うけど
ミロの思考とか生活とかは、めちゃリアルだから自分でもなれるかもって、思う私は少し馬鹿?
ローズガーデンAmazon書評・レビュー:ローズガーデンより
4062101874

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