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火刑法廷
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火刑法廷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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オカルト色の濃いミステリーです。 幽霊だの魔女だの何だのが出てくるストーリーで、その胡散臭い雰囲気がどうにも馴染めず、あまり没入することが出来ませんでした。 また、内容のわりに冗長に描かれているきらいがあり、さらに文脈の分かりにくい翻訳に辟易したのもあって、ちょこちょこ斜め読みしてしまいました。 そんな感じでなんとか最後まで読み終えましたが、この作品の面白さは、終盤の謎解きからエピローグまでの流れに集約されていると感じました。 終盤に関係者全員が集まって謎が解き明かされ、幽霊といった非科学的なものは否定されて、これで一件落着…かと思ったその最後の最後に驚くべきことが起こり、エピローグでさらにとんでもない事実が判明します。 探偵役は終盤に唐突に出てきたうえロクに調査もしてないのにあっさり解決するわ、極悪人は雲隠れしちゃうわで、カタルシスは皆無のスッキリしない結末ですが、このラストの仕掛けだけは大変見事でした。 | ||||
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密室トリックを解き明かす推理が最後にオカルトに。確かに力作の様な気もするが、読み終わってもスカッとはしない。 | ||||
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エドワード・スティーヴンズは犯罪研究家ゴーダン・クロスの最新の著書の原稿にあった毒殺魔ブランヴィリエ侯爵夫人の写真が自分の妻マリーにそっくりであることに驚く。帰宅したエドワードはその原稿が入ったブリーフケースが開けられ問題の写真が紛失している事に気づく。マリーがひそかに盗んだのであろうか。さらに近所で最近病死したマイルズ・デスパードが毒殺されたのではないかという相談をマイルズの甥マークから受ける。マイルズは死亡した夜現場にいたブランヴィリエ侯爵夫人の衣装を着た女から毒薬を飲まされさらにその女は部屋にあるはずのないドアから抜け出したというのであった。マークとエドワードたちは納骨所からマイルズの遺体を取り出そうとするが遺体は消失していた。マイルズを毒殺した犯人は誰か、どうやってないはずのドアから抜け出したのか、密室であった納骨所から遺体はどうやって運び出されたのか、といった不可解な謎がテーマとなる。デスパード家の人々に全てアリバイがあることからマリーにも疑いの目が向けられエドワード(または読者)は内心で妻へのあり得ない疑惑を深めていく。 学生時代に読んだ時は非常に面白かったという記憶があったので期待して再読したのだが全編に冗長感が禁じ得ず読み進めるのに苦労した。事件の設定はカーらしい不可能趣味や怪奇趣味に彩られて魅力的だが、物語として停滞しており進展していく感じがない。前半はマークの説明が延々と続き後半に入っても関係者による的外れの議論が続くだけで真相へと進む気配がない。会話もかみ合っていない場面が多々あり不自然で読者を煙に巻こうとしているだけのように見える。登場人物も深みや人間的な魅力に欠け興味が持続しない。特にブレナン警部やゴーダン・クロスの浅はかな雰囲気が興ざめであった。また犯人側の動機や心理面も納得感がない。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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ミステリーか、怪奇小説か、ジャンル分けも意味を成さぬかもしれず、かと言って最後にはぐらかされたという感じが残る。成功していると言いがたいが、面白いことは間違いない。ただどうなんでしょうね、不死の人って。やはり反則では? | ||||
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レビューに”傑作”の文字が目立つので、どれどんなものかと手にしてみると・・・。 っと、その前に、この加賀山なる人の訳文が、なんか合わない。 何にも印象に残らないのです。 確かに右手には厚みを増してく既読のページがあるのですが、 「俺こんなに何を読んできたのだ?」という思いが拭えない。 会話なんかも(一見)気の利いた表現で応酬してる感じですが、 これまた噛み合ってない印象ばかりあって、イライラし通し。 更には、後半になってポッとやってきた”探偵”役が、何の深い調査もなしに 謎解きを始めるわで、「なんなんだオマエ」。 まぁオカルトな展開に、合理的な説明がなされた事は良かったと思います。 探偵さんの、思いもよらない退場の仕方には驚きましたが。 しかし仕掛けはまだあった。 最終章、「V.評決」。この5ページには流石に唸りました。 なるほどねぇ・・・。 だってマークがあれなら、墓掘り返そうなんて言わなきゃ完全犯罪になってたもんね。 しかし、となると、探偵が説明した”死体移動トリック”って、実際には行われてないのでは? ”爺様の幽霊”の説明がつかなくなりますけど・・・。 | ||||
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しばらく前に買って読んだので、記憶が・・・・まだ読み直していないので、そこまで面白い作品ではなかった気が・・・ | ||||
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'@後の「皇帝のかぎ煙草入れ」に通ずる心理トリック(動かしがたい事実と思われていたことが、実はある一人の人物の供述に過ぎなかった)と 'Aラストの大どんでん返しが秀逸。 しかし、そのいずれも、よりブラッシュアップされた作品が現代では溢れているので、結局この評価。 | ||||
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