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魔女の隠れ家
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魔女の隠れ家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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カーの怪奇趣味が満載でいかにもカーらしく、彼の入門書としては最適と思う。 ただ事件そのものは、容疑者の数が少なすぎて条件を絞るとわかってしまって、ヒントは随所に書きこまれているので、それを上手につなぎ合わせれば合理的な解決が導き出せそう。(自分は色々と塾考するのを途中でやめて、筋を追ってしまいましたが。) 又、事件が起こるまでの過程がやや冗長で、少し退屈気味。 背景のおどろおどろしさは印象に残るが、推理小説としてのインパクトは結構薄いかもしれない。 | ||||
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原題は、 HAG'S NOOK −−直訳すると、魔女の隠れ家。 「魔女の隠れ家」とは、 チャターハム監獄の近くに作られた絞首台の名称です。 監獄の長官を数代に渡ってつとめてきたスタバース家では、 当主が首の骨を折って死ぬという呪いのようなものがあり、 先代のティモシーも「魔女の隠れ家」の近くで首を折って死にました。 そして、今度は、跡継ぎの息子マーティンが、 相続の儀式を行うために、監獄の長官室に籠もるのですが、 果たして、バルコニーの下の井戸で 首を折って死亡しているのが発見されます。 現場の状況は、 カーなら当然のことですが、「密室状態」・・・。 本作は、ディクスン・カー名義の第6作にして、 ギディオン・フェル博士が初登場となる記念すべき作品です。 その後23の長編に登場することになる フェル博士のデビュー作だけあって、 カーお得意の不可能犯罪の謎に加え、 怪奇趣味や暗号解読、意外な犯人と ミステリの面白さを詰め込んだ本作は、 カーに興味のある方なら、 是非とも読んでおきたい一作です。 ただ、肝心の不可能犯罪に関するトリックが あまり印象的ではなかったのが、ちょっと残念。 物語の展開は面白く読ませてもらいましたが、 ★は3つとさせていただきました。 | ||||
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