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魔女の隠れ家



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【この小説が収録されている参考書籍】
魔女の隠れ家 (創元推理文庫 118-16)

魔女の隠れ家の評価: 4.35/5点 レビュー 20件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.35pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

カーの入門書としては最適

カーの怪奇趣味が満載でいかにもカーらしく、彼の入門書としては最適と思う。

ただ事件そのものは、容疑者の数が少なすぎて条件を絞るとわかってしまって、ヒントは随所に書きこまれているので、それを上手につなぎ合わせれば合理的な解決が導き出せそう。(自分は色々と塾考するのを途中でやめて、筋を追ってしまいましたが。)
又、事件が起こるまでの過程がやや冗長で、少し退屈気味。

背景のおどろおどろしさは印象に残るが、推理小説としてのインパクトは結構薄いかもしれない。
魔女の隠れ家 (創元推理文庫 118-16)Amazon書評・レビュー:魔女の隠れ家 (創元推理文庫 118-16)より
448811816X
No.1:
(3pt)

フェル博士のデビュー作

原題は、 HAG'S NOOK
−−直訳すると、魔女の隠れ家。
「魔女の隠れ家」とは、
チャターハム監獄の近くに作られた絞首台の名称です。
監獄の長官を数代に渡ってつとめてきたスタバース家では、
当主が首の骨を折って死ぬという呪いのようなものがあり、
先代のティモシーも「魔女の隠れ家」の近くで首を折って死にました。
そして、今度は、跡継ぎの息子マーティンが、
相続の儀式を行うために、監獄の長官室に籠もるのですが、
果たして、バルコニーの下の井戸で
首を折って死亡しているのが発見されます。
現場の状況は、
カーなら当然のことですが、「密室状態」・・・。
本作は、ディクスン・カー名義の第6作にして、
ギディオン・フェル博士が初登場となる記念すべき作品です。
その後23の長編に登場することになる
フェル博士のデビュー作だけあって、
カーお得意の不可能犯罪の謎に加え、
怪奇趣味や暗号解読、意外な犯人と
ミステリの面白さを詰め込んだ本作は、
カーに興味のある方なら、
是非とも読んでおきたい一作です。
ただ、肝心の不可能犯罪に関するトリックが
あまり印象的ではなかったのが、ちょっと残念。
物語の展開は面白く読ませてもらいましたが、
★は3つとさせていただきました。
魔女の隠れ家 (創元推理文庫 118-16)Amazon書評・レビュー:魔女の隠れ家 (創元推理文庫 118-16)より
448811816X

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