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魔女の隠れ家



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【この小説が収録されている参考書籍】
魔女の隠れ家 (創元推理文庫 118-16)

魔女の隠れ家の評価: 4.50/10点 レビュー 2件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

面白くないです

わかりにくい。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:
(4pt)

犯人にはモデルがいたのか?

フェル博士シリーズ第1作目。設定的には『連続殺人事件』や『プレーグ・コートの殺人』や『赤後家の殺人』などでよく使われる昔から因縁のある建物で起こる怪事件を扱った作品である。
舞台は集団コレラによって閉鎖された監獄跡、通称「魔女の隠れ家」。そこには監守の末裔は25歳の時にたった一人で監獄の長官に入り、そこの金庫の中に入ってある文章を確認しなければならないという儀式があるというシチュエーション。さらに一族に纏わる古き因縁からの呪いの逸話。そして期待を裏切らずにそこで起こる密室殺人事件。どこをどう取ってもカー印のミステリである。
しかしカーの初期の作品である本書は実にオーソドックスに展開する。とはいえ、凡作というわけではなく、事件が起こる舞台の背景事情、殺人も1つではなく2つ起こる点、さらにその2つともがよく練られていることなど、色んな仕掛けが盛り込まれているのはこの作家の若さゆえの創作意欲の発露だろう。しかしやはり記憶にとどめるだけのパンチ力がないというのが率直な感想だ。

しかし最後の犯人の往生際の悪さはカー作品の中でも群を抜く。言い訳とみっともなさをこれほどまで犯人に盛り込んだのは、その頃、カーの身辺にモデルとなるような人物でもいたのだろうかと勘繰るほどだ。まさかねぇ。
私はこの作品と傑作短編「妖魔の森の家」とをよく混同してしまう。なんとなく雰囲気といい、題名といい、類似性があると思うのは私だけだろうか?

Tetchy
WHOKS60S

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