バートラム・ホテルにて

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バートラム・ホテルにての評価:

3.93/5点 レビュー 28件。 C ランク

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Amazonレビュー一覧

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全46件 21〜40 2/3ページ
No.26
(4pt)

英国のホテルを懐かしみつつ…

若い頃のようにはミステリーを好まなくなり(筋立てにどこか不自然な部分を感じてしまうので)、アガサくりステイはテレビで放映される映画を見る程度でしたが、英国自体にはまり込んで以来、時間がない中英国作家の作品を読むようになり、ようやくアガサの番になりました。
英国で滞在したホテルに当てはめて読み、興味津々でした。英国は表向きは昔のままの部分が多いので、彼女の時代と少しも変わらない風景を目のあたりにしてきたことに興奮したり、その裏に隠された英国社会の変遷に感慨を深くしたり、とても楽しめました。これからほかの作品を読むのを楽しみにしています。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14)) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14))より
4150700141
No.25
(4pt)

英国のホテルを懐かしみつつ…

若い頃のようにはミステリーを好まなくなり(筋立てにどこか不自然な部分を感じてしまうので)、アガサくりステイはテレビで放映される映画を見る程度でしたが、英国自体にはまり込んで以来、時間がない中英国作家の作品を読むようになり、ようやくアガサの番になりました。
英国で滞在したホテルに当てはめて読み、興味津々でした。英国は表向きは昔のままの部分が多いので、彼女の時代と少しも変わらない風景を目のあたりにしてきたことに興奮したり、その裏に隠された英国社会の変遷に感慨を深くしたり、とても楽しめました。これからほかの作品を読むのを楽しみにしています。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449
No.24
(3pt)

マープルは探偵ではなく、証言者

古き良きエドワード王朝の面影を残すバートラム・ホテル。そのホテルでの偶然の再会が契機となって起きる殺人事件。殺人事件が起きるのは、小説の3分の2以上が過ぎてからであり、それまでは周辺で頻発する強盗事件、牧師の失踪事件、列車強盗事件の調査が中心となって、物語は展開される。
本事件でのマープルの役割は探偵ではなく、事件の重要な証言者。強盗事件の謎を追うデイビー主任警部らの警察の調査が中心の話。最後まで読むと、マープルの役割が何とも皮肉なのが印象的。
バートラム・ホテルという舞台やセジウィックという冒険好きの女性の人物造形は良くできているし、エルヴァイラが一時姿を隠して自分に関する謎を調査しようとした理由にも説得力がある。
殺人事件の真相には二重のひねりがあるが、強盗事件の背景にある真相は大掛かりすぎて、リアリティーに欠け、全体の印象を損なっている。
バートラム・ホテルにて (1976年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (1976年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J91BQ4
No.23
(3pt)

マープルは探偵ではなく、証言者

古き良きエドワード王朝の面影を残すバートラム・ホテル。そのホテルでの偶然の再会が契機となって起きる殺人事件。殺人事件が起きるのは、小説の3分の2以上が過ぎてからであり、それまでは周辺で頻発する強盗事件、牧師の失踪事件、列車強盗事件の調査が中心となって、物語は展開される。
本事件でのマープルの役割は探偵ではなく、事件の重要な証言者。強盗事件の謎を追うデイビー主任警部らの警察の調査が中心の話。最後まで読むと、マープルの役割が何とも皮肉なのが印象的。
バートラム・ホテルという舞台やセジウィックという冒険好きの女性の人物造形は良くできているし、エルヴァイラが一時姿を隠して自分に関する謎を調査しようとした理由にも説得力がある。
殺人事件の真相には二重のひねりがあるが、強盗事件の背景にある真相は大掛かりすぎて、リアリティーに欠け、全体の印象を損なっている。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14)) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14))より
4150700141
No.22
(3pt)

マープルは探偵ではなく、証言者

古き良きエドワード王朝の面影を残すバートラム・ホテル。そのホテルでの偶然の再会が契機となって起きる殺人事件。殺人事件が起きるのは、小説の3分の2以上が過ぎてからであり、それまでは周辺で頻発する強盗事件、牧師の失踪事件、列車強盗事件の調査が中心となって、物語は展開される。
本事件でのマープルの役割は探偵ではなく、事件の重要な証言者。強盗事件の謎を追うデイビー主任警部らの警察の調査が中心の話。最後まで読むと、マープルの役割が何とも皮肉なのが印象的。
バートラム・ホテルという舞台やセジウィックという冒険好きの女性の人物造形は良くできているし、エルヴァイラが一時姿を隠して自分に関する謎を調査しようとした理由にも説得力がある。
殺人事件の真相には二重のひねりがあるが、強盗事件の背景にある真相は大掛かりすぎて、リアリティーに欠け、全体の印象を損なっている。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449
No.21
(4pt)

愛すべき問題作

80歳を超えても執筆を続けたクリスティは、最後まで衰えを*殆ど*感じさせなかったと言われる。これは正しくその通りで、本作の一作前の『カリブ海の秘密』など、全盛期並みの精密さと冴えを持っている。とは言え、流石に70代半ば以降に書かれたものには、ビミョーな作品も混じり始めるのも事実。本作が、その最初のものの一つだろう。

表現者の衰え方の一つとして、「若作り」し過ぎて内容が暴走気味、と言うのがあると思う(『ドカベン、スーパースターズ編』などの、水島新司氏が好例)。残念ながら、『バートラムホテルにて』もこのパターンで、脇筋では、ルパン三世並みの荒唐無稽な怪盗が暗躍する。ミス・マープルものに、誰もそんなこと期待しないだろう。

とは言え、ある種のブラック・ユーモアものとして読めば、それなりに楽しいし、うっかり屋の牧師さんとか、一部のキャラクターの描写には、流石の冴えも見せる。あえて避けるほどの駄作ではない。
バートラム・ホテルにて (1976年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (1976年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J91BQ4
No.20
(4pt)

愛すべき問題作

80歳を超えても執筆を続けたクリスティは、最後まで衰えを*殆ど*感じさせなかったと言われる。これは正しくその通りで、本作の一作前の『カリブ海の秘密』など、全盛期並みの精密さと冴えを持っている。とは言え、流石に70代半ば以降に書かれたものには、ビミョーな作品も混じり始めるのも事実。本作が、その最初のものの一つだろう。

表現者の衰え方の一つとして、「若作り」し過ぎて内容が暴走気味、と言うのがあると思う(『ドカベン、スーパースターズ編』などの、水島新司氏が好例)。残念ながら、『バートラムホテルにて』もこのパターンで、脇筋では、ルパン三世並みの荒唐無稽な怪盗が暗躍する。ミス・マープルものに、誰もそんなこと期待しないだろう。

とは言え、ある種のブラック・ユーモアものとして読めば、それなりに楽しいし、うっかり屋の牧師さんとか、一部のキャラクターの描写には、流石の冴えも見せる。あえて避けるほどの駄作ではない。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14)) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14))より
4150700141
No.19
(4pt)

愛すべき問題作

80歳を超えても執筆を続けたクリスティは、最後まで衰えを*殆ど*感じさせなかったと言われる。これは正しくその通りで、本作の一作前の『カリブ海の秘密』など、全盛期並みの精密さと冴えを持っている。とは言え、流石に70代半ば以降に書かれたものには、ビミョーな作品も混じり始めるのも事実。本作が、その最初のものの一つだろう。

表現者の衰え方の一つとして、「若作り」し過ぎて内容が暴走気味、と言うのがあると思う(『ドカベン、スーパースターズ編』などの、水島新司氏が好例)。残念ながら、『バートラムホテルにて』もこのパターンで、脇筋では、ルパン三世並みの荒唐無稽な怪盗が暗躍する。ミス・マープルものに、誰もそんなこと期待しないだろう。

とは言え、ある種のブラック・ユーモアものとして読めば、それなりに楽しいし、うっかり屋の牧師さんとか、一部のキャラクターの描写には、流石の冴えも見せる。あえて避けるほどの駄作ではない。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449
No.18
(4pt)

主役はバートラム・ホテル、準主役は捜査官のデイビー主任警部、今回はミス・マープル脇役

ミス・マープルは姪の招待でバートラム・ホテルに宿泊した。数十年前叔母につれられて泊まって以来のことだ。
マープルの興味をひく宿泊客たち一人はエルヴァイラ・ブレイク嬢、今年18歳で莫大な財産の継承者。
もう一人は女流冒険家のベス・セジウィックだ。実はエルヴィラはベスの娘だった。
エルヴィラとベスは偶然同宿になった。
さらに得意客のベニファーザー牧師。物忘れがひどい。学会の日を間違えてホテルに戻ってくると信じられないことが…
実はこのホテル犯罪の総本山だった。
バートラム・ホテルにて (1976年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (1976年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J91BQ4
No.17
(4pt)

主役はバートラム・ホテル、準主役は捜査官のデイビー主任警部、今回はミス・マープル脇役

ミス・マープルは姪の招待でバートラム・ホテルに宿泊した。数十年前叔母につれられて泊まって以来のことだ。
マープルの興味をひく宿泊客たち一人はエルヴァイラ・ブレイク嬢、今年18歳で莫大な財産の継承者。
もう一人は女流冒険家のベス・セジウィックだ。実はエルヴィラはベスの娘だった。
エルヴィラとベスは偶然同宿になった。
さらに得意客のベニファーザー牧師。物忘れがひどい。学会の日を間違えてホテルに戻ってくると信じられないことが…
実はこのホテル犯罪の総本山だった。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14)) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14))より
4150700141
No.16
(4pt)

主役はホテル

ミス・マープルもバートラムホテルを魅き立てる舞台装置の一つとなっている。
事件捜査は警察が主体で、マープルは彼らの助言役として登場。古き良きイギリス文化の描写を(日本人から見れば懐かしいと言うより憧れ)楽しみながら読む作品です。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449
No.15
(4pt)

今読んでも♪

昭和49年かな亡くなりました
アガサクリスティー
彼女の作品の中で
ミスマープルのお話を
集めてます!
字も見やすくなり
楽しんで読みました
今も昔も幼い子供もの
無知ゆえの犯罪や
古き良きホテルの儚さなどかなり楽しんで読める作品ですね♪
マープルさんの出番は
少ないですがとても大切な要所要所で助言されて気持ちよいです!
あの娘はきっと
刑に服すハメになるでしょう(笑)
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449
No.14
(5pt)

クリスティーのファンなので

クリスティーのファンなので買いました。全シリーズ買うのは無理ですが、図書館で借りて読みたいですね。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449
No.13
(4pt)

分水嶺

マープルはよく「昔は〜だったけれど今は〜」といったことを言う。
ただ、だから昔のようにするべきだとは言わないし、時代は流れていくものだから仕方がないのだけれど・・・、と割り切っている部分が多いと思う。
だが、この作品でマープルは「物事が変わらないのは嬉しいことだけれども、やはりそれは自然なあり方ではない」と痛感させられたのではないだろうか?
そういった意味でマープルにとってこのホテルでの出来事は分水嶺となったのではないかと思う。

さて、本作品ではマープルが思い出のホテル、バートラム・ホテルへと泊まりにくるわけですが、あまりにも昔と変わらないその雰囲気に何か違和感を覚える・・。

まず、本作がミステリとしてどうなのか?と言われると「ミステリしか読みたくないなら読むだけ無駄」と言っておこう。
物語の終盤に1回だけ殺人事件が起こる。
マープルや警部には犯人がわかっているのだが・・・・・。
そのあたり、ジョーン・ヒクソン版のドラマははっきりと白黒をつけた終わり方となっているが、原作のどことなく後味の悪い終わり方もある意味印象的ではある。

ベス・セジウィックとその娘エルヴァイラ、この2人の親子の描かれ方が興味深い。
セジウィックは女流冒険家として有名な人物であり、何かとうわさの絶えない人物、そして法律や道徳といったものを重視しないような人物として描かれる。本人もそれを自覚しており、娘のエルヴァイラに同じ道を歩ませないために「現代風」の教育を受けさえたわけだが、それが結果的にどうだったのかというあたりも興味深い。


殺人事件は行き当たりばったりともいえるものなのだけれど、その動機は意外性がある。
序盤から視点となる人物が次々変わり、それぞれの目的もはっきりしないまま終盤まで物語は展開する。
そして起こる殺人。
その動機が語られた時、あの人物のあの行動はそういう意味だったのかと感心させられた。
最初から丁寧に読んでいけば終盤に不可解な出来事の意味が明かされた時感心させられるのではないだろうか。



バートラム・ホテルのモチーフはブラウンズ・ホテルかフレミング・ホテルとのこと。


ブラウンズ・ホテルはユーミンの「時のないホテル」というアルバムのジャケット撮影に使われている。
そして、タイトルチューン「時のないホテル」はスパイ劇を思わせるような歌詞に「東西冷戦の最中、日本は時代の流れから取り残された”時のないホテル”だ」と歌っている。
バートラム・ホテルのモデルがブラウンズ・ホテルならば、ブラウンズ・ホテルには感覚の鋭い人間に不思議なインスピレーションを与える何かがあるということなのだろうか・・・?





バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449
No.12
(3pt)

謎めいた事件

古き良きバートラム・ホテルで失踪と殺人のふたつの事件が起こります。
どちらかというと前半で起こるペニファザー牧師の失踪事件の方が、
謎めいていて読んでいて面白いです。
忘れっぽい牧師さんはなかなか憎めない人物で、失踪した後は殺されたか誘拐されたかと心配しました。
逆にエルヴァイラ嬢の事件は、当人の言動がどうも妙なのであまり同情できず。
また、ホテルの謎の答えが物語の最初の方で分かってしまうのがちょっとつまらないですね。
この謎はふたつの事件にも関係するので、もっと謎めかして話が進んだ方が面白かったかも。
しかしふたつの事件の真相が分からない中、
誰が本物で偽者か、言っている事は本当かどうかという問題で混乱もしたので
あまりやりすぎるとかえって良くないのかも知れないです。
読後感は良くありませんが、きっとあの主任警部がなんとかしてくれるはず……
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449
No.11
(5pt)

イギリスの文化と風土を知ることができる ミス マープルもの

イギリスの文化と風土を知ることができる ミス マープルもの。
格式のあるホテルとはどのようなサービスをするものか。
ホテルの泊り客と、ホテルの人間をめぐるさまざまな事件。
ミス マープルものは、登場人物にお年寄りが多いので、若い人にはなじみにくいかもしれない。
映像作品を見て、面白くないと思ったら、読まないでおくのも手かもしれません。
私は映像作品を見て、面白いと思ったので、本書を買いました。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449
No.10
(2pt)

マープル物の最低作品!

マープル物の最低作品。ポアロ物の最低作品「ビッグ4」ほどひどくはないが。
甥夫婦の好意で思い出深いバートラム・ホテルに泊まることになったミス・マープルだが、いつしかホテルの裏側に潜む人間関係を探り始め、そしてやがて殺人が起こり...、という内容。
とにかく推理作品の態をなしていない。だから他のレビュアーも、雰囲気がいいとかゴージャスだとかどうでもいいことばかり書いてて、誰一人として本書を推理作品としてまともに評価していない。
初めから推理作品としてではなく、ゴージャスな雰囲気のホテルものと割り切って読めばいいのかも知れないが、そんな作品、誰が読みたがるんだ? そうやって読んだところで、内容もつまらないし。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449
No.9
(5pt)

桃源郷のゾンビとミス・マープル

O・ヘンリー「桃源郷の短期滞在客」を思い出しながら読んでいくうちに センチメンタルジャーニーに浸るミスマープルの眼前 時の流れを止め得たかのような 古き良き時代のままの「バートラムホテル」という桃源郷は 仮面をはぎ取られ おぞましいゾンビの姿を現す。「参ったなぁ」 クリスティーにはかなわない
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449
No.8
(3pt)

犯人、トリックを云々するのは野暮

英国の格式あるバートラム・ホテルで起こった殺人事件。しかし、本作で犯人やトリックを云々するのは野暮というもの。読者は、古き良き時代の英国を楽しめば良いのだと思う(勿論イギリス人読者を想定している)。作者も当然そのつもりなのだろう、探偵役にはポアロ(ベルギー人)ではなくミス・マープルを持って来ている。
年1回、クリスマスの日にクリスティが英国国民に送るプレゼント。我々もそのおこぼれを味わって、大いに楽しもう。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449
No.7
(4pt)

「メロドラマみたいだっておっしゃるんでしょう?でも、わたしの経験ですと……」

 「実は、わたしね、ロンドンの、バートラム・ホテルに行ってみたいんですけどね……」
 ミス・マープルは、14歳のころ泊まったことのあるホテルに滞在します。
 そこは14歳のときと変らない「古きよき英国」の時代のままに運営されており、懐かしさにに喜びますが…。
 ミス・マープルは周りの人たちや従業員の姿を観察することで、その「古い素敵なホテル」の運営の裏側に思い至っていきます。
 ミス・マープルは、「台所の布巾」を買いに出かけたりしながら、やっぱり「観察」に精をだしていろいろ興味深い事実をさぐっています。
 このお話では大活躍ではないのがちょっと残念。
 デイビー主任警部が精力的に活躍しています。 
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449