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白雪姫には死んでもらう
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白雪姫には死んでもらうの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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冤罪被害者とその親までもがドイツの村社会で言われなき差別と迫害を受ける。この状況は,日本でも十分想像できるので読んでいてつらかった。そこに出所後偶然居合わせた冤罪のきっかけとなった殺人事件の被害者によく似た少女が村に居合わせ冤罪被害者に興味を持つことから真犯人たちの目論見が崩れていく。主人公の刑事たちには,身元不明の少女の遺体が持ち込まれ後にその殺人事件の被害者の一人であることが判明し物語が複雑する。そこに主席警部(日本ではどの階級に相当するのだろう?)オリヴァーの家庭問題やその部下ピアにも価値ある不動産を手放さなければならない事情が絡まり(私には前者が重く感じられた),更に複雑化していく。このような重厚な物語を娯楽作品として仕上げている点で高い評価をしたい。内容とは無関係にキンドル版の残念な点を指摘したい。ちょっとだけ安くしたからといって巻末の解説をカットしないで欲しい。結構解説を読むのを楽しみにしている人が多いのである。 | ||||
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舞台はドイツの小さな村です。 11年前、この村で発生した二人の少女を殺した連続殺人事件の犯人として逮捕された男、トビアスが刑期を終えてこの小さな村に帰ってきます。 同時に、村から少し離れた空軍基地の敷地内で白骨死体が発見されます。 この死体が連続事件の被害者のものであることが判明したことから、11年前の連続殺人事件も警察捜査の洗い直しがされることとなり、過去の事件の真相もが明るみになっていきます。 単なる冤罪捜査のみで収束せず、サスペンス溢れる展開になるところが、この物語の最も面白かったところです。 小さなコミュニティでの人間関係のしがらみが悲劇へと繋がっていくところの描写が見事です。過去の事件、そして過去の事件に繋がって現在に新たに発生する事件が、この人間関係にどう纏わっているのかが、サスペンスの大きな要素です。 登場人物の書き方も上手い! ほとんどが、いかにもスネに傷をもっていそうな雰囲気で、ラストに近づくまで正悪の区別がつかない、これもまた、この物語の大きな魅力だと思います | ||||
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ミステリーはあまり・・という方に是非読んでほしい一冊です。私もミステリーをあまり読まない読者です。電子書籍で通勤電車の中で読んでました。思わせぶりな登場人物を次々追って読み進めると、満員電車であっという間に会社の最寄り駅に到着!ドイツの地の利に詳しい人もそうでない人にも、ある小さな村で起こった事件に惹きこまれ、いつのまにか自分もその村で生活している一人のような感覚に囚われるの私だけでないはず。 | ||||
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オリヴァー&ピア・シリーズの邦訳第二弾。連続少女殺害の罪で服役し、刑期を終えたトビアスを待っていたのは… 閉鎖的な村で繰り広げられる愛憎劇。トビアスは冤罪なのか、真犯人は… 前作『深い疵』に続き、今回も重厚な筆致で人間の本質に迫る。女性ドイツ人作家、ネレ・ノイハウスの小説は警察小説としての面白さよりも、こうした人間模様の描写にこそ面白さがあるようだ。 | ||||
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