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パディントン発4時50分
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【この小説が収録されている参考書籍】
パディントン発4時50分の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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2本の列車が並行して走っていて、隣の電車で起きている殺人事件を目撃するという発端です。多分クリスティは電車に乗った時に、並行して走っている電車の中がまるで静止しているかのようにはっきり見えることを面白いと思ってこの話を書いたのでしょう。はっきり言ってミステリ的に興味深いのはその点だけで、大したトリックもなく、犯人を断定する手法も危なっかしいものなのですが、単なる個人的興味に過ぎないものを破綻なく娯楽作品として完成させる手腕はさすが大家です。 マープルは基本的に安楽椅子探偵なので、事件が起きつつある他人の邸宅に入り込むことができません。そこで設定されたのが家政婦のルーシーという人物。彼女のおかげで安楽椅子探偵ものにもかかわらずストーリーにアクティヴさをもたらすことに成功しています。 | ||||
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大きな事件であることを臭わせるも、結末のあまりのあっけなさにちょっと拍子抜けしてしまいました。やはりマープルが「地味に」行動しないと「マープル話」もうまく動かないのではないでしょうか。確かに「ハイパー家政婦」であるルーシー・アイルズバロウは魅力的ですが、彼女に全てを任せ放しにするとかえって「マープル話」の良さを損ねてしまうのではないでしょうか。「マープル話」が好きな人にとっては賛否が分かれると思います。 | ||||
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NHKのアニメで、4話にわたって放送された、この作品、原作が読みたくて買いました。結末を知っていても、アニメと比べながら、結構楽しめました。 | ||||
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(;'Д`)ハァハァ 読みやすくて面白い。 | ||||
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アガサクリスティのミス・マープルものです。 今回はなんとご老体のマープルが列車殺人に挑戦!? なんて、実際にあっちこっちで動き回って証拠集めをするのはマープルの知人のアイルズバロウ家政婦。 眉目秀麗・才色兼備の彼女はいち早く自らの才能を生かせる場所として家政婦業を選び、いまや1年先まで予約いっぱいの、いわゆるカリスマ! 対するは大金持ちの頑固ジジイと4人の息子(義息含む)たち。 マープルの足となって屋敷に入り込んだアイルズバロウが目にするものとは?? テンポがよくて読みやすいですが、クリスティにしてはちょっと詰めが甘いかも。逮捕の決定打がおばあちゃんの記憶頼みっていうのはちょっと弱いなぁ…。作品としては面白いけど、種明かしにもうちょっとひねりが欲しかったです。ミステリーのなかに恋愛の要素を盛り込むという点で変わっていますが、そのことでアイルズバロウ家政婦に感情移入しやすくて面白いです。この恋愛要素が気に入ったなら、「最後に死が訪れる」もいいですよ!新装丁版の表紙は列車の連結部分がモチーフ。 | ||||
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すれ違う列車の中から目撃した殺人事件…という冒頭からして、作品世界に引き込まれ、一気に読まされました。自分では動き回ることができないミス・マープルの代わりに容疑者たちと渡り合うルーシーがいきいきと描かれており、特に彼女と彼女をめぐる二人の男性(そして内気な父の代わりに彼女にアプローチを試みる子供の姿が最高!)とのやりとりもとても楽しめました。彼女がどちらの男性を選んだのか、ミス・マープルは「知っていると思います」と答えていましたが、殺人事件の推理ももちろんですが、彼女の恋愛の行方も気になるところで、上質のミステリーですが、上質(楽しい?)の恋愛小説としても楽しめました。 | ||||
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ミス・マープルの友人が、すれ違った電車の中で男性が女性を絞め殺すのを見た・・・というのだが、誰も信じてくれない。たった一人ミス・マープルが信じるのもさすがだし、彼女の行動力には目を見張る。優れた数学者でありながら趣味の家事が高じて完璧な家政婦になってしまった女性に、該当する地域のある家に住み込んでもらう・・・何しろこの家政婦が非常に家事がうまいのはもちろん、気が利くし頭はいいし、捜査に役立つこと役立つこと。ミス・マープルの推理もいつもながら見事。おばちゃんたちのパワーがギュッとつまっている。料理や家事など、イギリスの家庭生活の雰囲気も味わえるし、冒険的な要素もあるし、非常に内容の濃い作品。 | ||||
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事の始まりは、ロンドンのパディントン駅を午後4時50分に発車する列車から。軽快なミステリーを展開するストーリーはもちろんのこと、英国の田園風景についても十二分に楽しめる作品です。英国には行かれたことのない方も、自称英国田舎通のあなたにもおすすめです。またクイーンズイングリッシュ独特の気取り方も、うまく日本語に訳されているように思いました。 | ||||
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