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ポケットにライ麦を
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【この小説が収録されている参考書籍】
ポケットにライ麦をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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BBCのミスマープルが好きで映像で見たことはありました。ドラマでは省略されていた場面や設定があったので詳細が分かり、ストーリーの理解が深まりました。忘れたころにまた読もうと思います。 | ||||
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大変面白いデス | ||||
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ミス・マープルのお話は、(今までも感じていましたが)想像力が試される作品です。今回もはまってしまいました。最後の一文まで。 | ||||
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ミス・マープルものを定期的に読み返したくなる。 なので犯人はわかっているのですが、それでも必ずラストで涙がこぼれるのがこの作品です。 ミス・マープルの可愛らしさにカモフラージュされた峻厳さと正義感が、ジェーン・ヒクソン主演のテレビドラマ版ではよく出ていると思います。 が、この作品だけは字で読む方が、エンディングが万感胸に迫ります。 | ||||
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書評を読んで評判が良かったので読んでみたけど、真相にたどり着く手際の鮮やかさと、 その謎の見事さたるや、近年の推理小説作家の謎と比べても図抜けてすごいと感じました。 あとタイトルの付け方が本当に見事。このタイトルに込められた事実に加え、 些細な存在はいるかも知れないけど、その存在こそが尊いんだよ、 と著者が言っているような気がしました。 ともあれ、自分が知らない面白い推理小説って、まだまだたくさんあるんだなぁ、 ということを心底感じた1冊ですね。 あと特筆すべきは最終章。 ここまで切れ味の鋭くかつ感情を揺さぶられる最終章はなかなか無いな、と思いました。 時代背景は古いですが、作品としての古さは全く感じませんでした。 面白い推理小説を読みたいという人に、諸手を挙げてオススメしたい1冊ですね。 | ||||
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本作の被害者第一号は投資信託会社社長レックスフォーテスキュー、彼は毒殺されました。ポケットには一握りのライ麦が仕込まれていたこと、それがタイトルとなっています。次の被害者は妻アデル、彼女も食品に毒を混ぜられて殺されました。ミス・マープルの手の者だったメイドのグラティスも殺され、見立て殺人は完遂されたものの…というのが大筋です。犯人の候補者は長男バーシヴァル、妻のジェニファー、放浪中の次男ランスロット、上級メイドのメアリーです。 アガサクリスティの著書の見所は心理戦で、この作品でもマープルが大活躍します。品の良い老婦人とお付きのメイドたちが一生懸命頑張る作品は面白いですね…マープルが慕われる理由がわかる熱い展開が繰り広げられますのでおすすめです。 | ||||
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レビューを読むと、本格ミステリーはない、犯人がすぐに分かるというのが結構ありますが、私には最後まで分からなかったし、いつもの通りプロットが楽しく、面白いです。 ここの記述で「この人は……」と人物像を想像しイメージしていけるのが、なんとも楽しいです。 犯人の人物像についていえば、すっかりミスリードされてしまいました。 このミスリードに乗せられるもの、楽しみなのでしょう。 24章でニール警部が列車の中でタイムズ紙のクロス・ワードを解くのが出てきますが、このプロットもミステリーのヒントだけでなく、プロットそのものも面白いです。 こういうのが満載なので、 一度通しで読んで、それから、改めて、最初から読み直しても、とても楽しめます。 | ||||
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初っ端から殺人が起き、そこからしばらくは殺された社長一族の人間関係のゴタゴタが描かれますが、一癖も二癖もある個性的な人物たちが揃っているのでなかなか楽しめました。 そして事件を解決するために乗り込んだニール警部は、社長一族とのバランスをとってか強烈な個性はないものの、嫌味がなくとても優秀で、読み手と一緒になって事件を追う人物としては申し分なかったです。 マープルはいつも通り途中から登場します。 しかし今回はいつもと少し違って、事件を知ったマープルが義憤に駆られて仇討ちとばかりに現場に乗り込みます。 いつもは穏やかなだけに、このマープルの怒りは大変際立ちました。 今回の殺人は童謡の歌詞になぞらえています。 童謡の見立て殺人といえば「そして誰も〜」が浮かびますが、それとは全く異なった切り口で、様々な要素を綿密に絡み合わせて、さらにはミスリードを誘う要素も巧みに散りばめてあるので、かなり質の高い作品だと感じました。 しかしラストは、登場人物たちのその後はおろか、犯人が逮捕されるまですら描かれず、カタルシスがないのは非常に残念でした。 そのうえ例の手紙はやるせなく、これはこれで結末としてはアリですが、個人的には後味の悪い作品でした。 ラストの好みはあるものの、クリスティの作品の中でも質の高い方かと思うので、読んで損は無いと思います。 | ||||
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イギリスの童話には詳しくありませんが、なるほど、と感心して楽しくよみました。 | ||||
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数十年前に書かれたとは思えない面白さです。小物やトリックは現代なら通用しないものもありますが、そんなことを感じさせない位、筋書きが面白いので気になりません。 | ||||
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最後が本当に悲しくって、心を打たれました。 アガサ・クリスティーの中でも好きな方のお話しです。 | ||||
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軽く読めました! そのうちヘレンミレンがマープルを演じる日が来るかも。 | ||||
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マザー・グースの童謡の歌詞どおりに殺人が起きる見立て殺人。 投資信託会社の社長、レックス・フォテスキューが毒殺された。 さらにフォテスキュー夫人も毒殺された。 小間使いのグラディスが洗濯ばさみで鼻を挟まれた絞殺死体で発見された。 グラディスはミス・マープルがかつて行儀作法を教えた娘だ。 マープルはニール警部にマザーグースの童謡を口ずさみ、事件が歌詞通りに起きていることを示唆する。 本作に使われている『6ペンスの唄』はクリスティの他の短編にも使われている。 エラリークィーンの『フランス白粉の謎』にも使われている。 本の終わりの方にグラディスからの手紙が届くのがなんとも悲しい。 転送されずにちゃんと届いていれば、グラディスは殺されずに済んだかもしれない。 | ||||
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マザー・グースの童謡の歌詞どおりに殺人が起きる見立て殺人だ。 投資信託会社の社長、レックス・フォテスキューが毒殺された。 さらにフォテスキュー夫人も毒殺された。 小間使いのグラディスが洗濯ばさみで鼻をつままれた絞殺死体で発見された。 グラディスはミス・マープルがかつて行儀作法を教えた娘だ。 ニール警部にマザーグースの童謡を口ずさみ、事件が歌詞どおりに起きていることを示唆する。 本作に使われている『6ペンスの唄』はクリスティの他の短編にも使われている。 エラリー・クィーンの『フランス白粉の謎』にも使われている。 この物語の終わりの方にグラディスの手紙が届くのがなんとも悲しい。 転送されず、すぐに届いたならグラディスは殺されずに済んだかもしれない。 | ||||
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マザー・グースの童謡の歌詞どおりに殺人が起きる見立て殺人。 投資信託会社の社長、レックス・フォテスキューが毒殺された。 さらにフォテスキュー夫人も毒殺された。 小間使いのグラディスが洗濯ばさみで鼻をつままれた絞殺死体で発見された。 グラディスは、ミス・マープルがかつて行儀作法を教えた娘だ。 マープルはニール警部にマザーグースの童謡を口ずさみながら、 事件は歌詞どおりに殺人が起きていることを示唆する。 本作に使われた『6ペンスの唄』クリスティの他の短編にも用いられてる。 それからエラリー・クィーンの『フランス白粉の謎』にも用いられてる。 | ||||
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レビューで、最後マープルが「真相が当たっていたから喜んでいる描写がいらない」などと書いている人がいるが…あまりにも感覚が…というか重要な点を読み逃している(笑) マープルが勝利の喜びに震えたのは「写真」によって奴をアッサリと有罪に出来るからに決まっている。 証拠の照らし合わせに時間を要すると作中語られているではないか。 しかし彼女からの手紙と写真があれば奴はもう逃れられない。 マープルは復讐の喜びに震えたのだ。 きちんと読めばわかるものを…むしろこのラストがあるからこそ名作なのに。 | ||||
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家族からも見下され、 自分も家族を見下しながら、 殺人を次々犯しながら 欲しいものだけを手中にしたのに、 ある人物の悲運だけは 甘く見てた犯人の末路は哀れ… 伏線の張り方が絶妙 ミス・マープルってどこにでも赴き、 誰にでも受け容れてもらえるって すごい才能だと思う。 年寄りの物の見方って どこか言い得て妙です…。 最後のミス・マープルの涙が印象的。 | ||||
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マープルものの中でもっとも緻密な論理構成の作品が本書。 マザーグースの唄のとおりに殺人が起きる話として既に名作「そして誰もいなくなった」を書いておきながら、それをもう1作書くところがすごい。 マザーグースの唄の歌詞のとおりに殺人が起きるのはちゃんと意味があり、捜査側(と読者)を引っ掛ける仕掛けがあるところがとくにいい。 犯人も意外性がある。 ただし、こんなに犯行が上手くいくのはちょっと犯人に都合よすぎる気がする。 とくにグラディス殺しの際、誰かに邪魔されたり見られたりする懸念を感じなかったのだろうか? ということで、マープルものではベストだが、もしも作者作品ベスト10を選ぶなら、本書はギリギリ入るか入らないかといったところだと思う。 | ||||
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有名な作品は数あれど、私はこれが1番好きです。 彼女の本の多くは殺人の動機がお金絡み。 恨みつらみみたいなドロドロはあまりないし、 グロテスクでもないので、 犯人に嫌悪感を覚えることも少ないんです。 むしろ同情してしまったりすることもある。 だけどこれは犯人許せない〜って思ってしまった。 (決してグロテスクではないですよ) クリスティのミステリー作品で唯一泣いた本。 もっと沢山の人に読んでもらいたいです。 私も始めて読んだのは子供の頃で、読みやすさも抜群です。 ぜひ!! | ||||
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読み始めると、すぐに事件が起きる。 そしてこの本の結末は、とても優れた演出で深い悲しみと余韻を与えている。 罪を犯す者とそれに利用される者、その犠牲者、周りの人々、 それぞれの個性がとても興味深い。 己の利得を優先させる者への当然の結末と報いがもたらされ、 人のあまりにも悲しい一面を感じさせる作品になっている。 マダム・クリスティーは「殺人事件」を題材に、 人のもがきと、人のあるべき姿、世間のありようを描き出す。 登場人物が語る一言、一言が作者からのメッセージとして心に届く。 | ||||
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