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動く指
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動く指の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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読み進んでも、読み進んでも、一向にマープルは登場しない。 主人公の知り合いだとばかり思って読んでいくと、予想外の展開。 マープルの知り合いとは想像していなかった人がマープルを紹介する。 途中までが楽しく読めたので、マープルものとしてではなく、アガサクリスティのサスペンスとして楽しみました。 | ||||
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ミス・マープルものの秀作。クリスティの人間観察・描写の巧みさが良く出ている。語り手は傷痍軍人のバートン。 バートンが療養のため訪れた村では、悪意に満ちた中傷のビラが飛び交い、村人の間に疑心暗鬼が起こる。そんな中、村の名士夫人が自殺を遂げる。中傷事件と夫人の自殺は関係があるのか ? 暗中模索の中、真打ちのマープルが登場して事件をアッサリ解決する。巧みなのは最初、傷痍軍人の眼で事件を読者に見させ、その後マープルの繊細な眼で事件を再構成させている点である。傷痍軍人(=読者)の迂闊さを嘲笑うかのようなテクニックである。「動く指」は原題の直訳だが、中傷ビラを書く際の直喩であると共に、犯罪を犯す時の心の動きの暗喩であろう。この辺にも、クリスティの巧さを感じる。 クリスティの人間観察と構成の巧みさが光るマープルものの秀作。 | ||||
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久しぶりのミス・マープルでした。 とは言うものの、いつまで経っても登場してこないんです。 でも、そこはアガサ・クリスティーです。 ジェリー・バートンと言う傷痍軍人を登場させます。彼が、物語の進行役を務め、そこかしこに散りばめられた事件解決のポイントを紹介して行きます。もちろん、彼はその事象を認識するだけで、分析してその先へ進むことは出来ません。ですから、読む側としては、彼が提出してくれるヒントを基に、自分で推理して行く楽しみがあります。 その意味でも楽しい一冊でした。 内容的には、匿名の手紙が飛び交う小さなイギリスの村の話です。 この村の情景、一人一人のキャラクターの描写、人間関係の描き方が、素晴らしいです。推理小説としての、トリックや謎という点では、単純で物足りないかも知れませんが、このイギリスの田舎の情景を読み、頭に浮かべるだけでも意味のある一冊だと思います。 | ||||
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クリスティにやられた、とまた読後もらしてしまいました。 単純なことほど我々は不明瞭になるということを クリスティは主張していると思いました。 事件が単純であるがゆえにマープルの出番が少なかったのでしょう。 むしろ簡単すぎる事件なのでマープルの出る幕ではないよ、と クリスティは我々に言っていると思いました。 | ||||
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悪意のある匿名の手紙でかき乱される村の人々と、弁護士夫人の服毒自殺、そして殺人とつぎつぎ起こる事件に、村によそ者としてやってきた傷痍軍人バートンが関わっていきます。閉鎖的な村に都会からやってくるバートン兄妹と村人との交流がよく描かれていて、しかもその中に事件のヒントが張り巡らされています。ミス・マープルの出番がちょっと少なくて-☆1個。 | ||||
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戦争で負傷して、ゆっくり休養することを勧められた主人公。そこで、田舎でゆっくりとと思い、移り住んだ街では、嫌がらせの手紙が横行していた。その手紙が原因で自らの命まで絶ってしまう者も。 この事件に挑むのは、詮索好きの老嬢ミス・マープル。 この作品は、クリスティ自身が自作の中から選んだ10作に選ばれています。私自身は、主人公の人柄の良さに惹かれています。 クリスティならではの、生き生きとした登場人物がひときわ輝く作品です。 | ||||
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