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(短編集)
火曜クラブ
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【この小説が収録されている参考書籍】
火曜クラブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 1~20 1/3ページ
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集まった人達がそれぞれ経験した事件を語り、皆で謎解きに挑む異色の設定。語りから事件を理解し犯人を推測するのは骨が折れる仕事で、気楽に読むにはちょっと肩がこるかも。 | ||||
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前警視総監や弁護士といった錚々たるメンバーが集まって、それぞれ迷宮入り事件を持ち寄り、推理しあう会が開かれます。 その中に混ざっていたマープルは、場違いすぎてはじめは軽く見られていましたが、どんどん真相を暴いていくという短編集です。 長編のマープル物ですと警察や探偵役に助言をする役回りなことが多いので、マープルの出番はあまりありません。 しかしこの作品は13篇あるので13回。なんと13回もマープルの推理が拝めます。マープル好きにとっては最高の一冊です。 長編ですと推理に必要な情報があれこれ提示されて、読者も謎解きを楽しめるようになっていますが、こちらは他のメンバーと一緒にマープルの推理の聞き手となって楽しむ作品かと思います。 マープル好きはもちろんのこと、特別好きでなくても、マープル物を読んだことが無くても、読み物として非常に質の高い作品なので万人におすすめしたいです。 | ||||
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クリスティーのミステリは40年ほど前に早川の赤いカバーの文庫シリーズを一通り読んでいたのですが、最近アマプラでBBCドラマのミス・マープルシリーズを観て懐かしくて再読したくなり購入しました。 (文庫もどこかにしまい込んではあるのですが、老眼につらいのでkindleで) ポアロもマープルも、若いころは別に嫌いではなかったけれどそれほど惹かれもしなかったのですが、ドラマを観て情景がより鮮やかになったことや自分も年をとったからか、ミス・マープルの人柄が若いころよりもずっと好ましく思われます。 クリスティー作品は冊数があったので、卒試から国試までの勉強の合間に、一日一冊気分転換に読んだものです。その頃はまだ「カーテン」や「スリーピング・マーダー」は出ていなかったような。 有名どころや好きな作品は内容もかなり詳しく覚えていますが、ほとんど忘れている作品もあるのでこれを機会に再読したいと思っています。 | ||||
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本書『火曜クラブ』で「ミス・マープルははじめて推理小説の世界に登場する」と 著者アガサ・クリスティーは本書冒頭の「著者のことば」に書いています。 本書の原書は “THE THIRTEEN PROBLEMS” (1932) この1932年にミス・マープル初登場というのが、著者のおことばです。 マープル初登場について、少し考えてみました。 本書第一話の「火曜クラブ」“The Tuesday Night Club” が英国で発表されたのは、1927年。 その後の第六話までをまとめて、米国で “The Solving Six” として刊行されたのが、1928年。 長篇小説 “THE MURDER AT THE VICARAGE(牧師館の殺人)” が出たのが、1930年。 アガサの孫のマシュー・プリチャードは『牧師館の殺人』を 「ミス・マープルものの第一作」にあたるとしています。 一方、第六話の後に、第七話から第十三話までを付け加えて “THE THIRTEEN PROBLEMS” が刊行されたのが、1932年。 わざわざ「13」という不吉な数になるように 短篇小説集に仕立てたところが、スリラー本ぽくて面白い。 話が逸れました。 ミス・マープルの初登場は第一話の「火曜クラブ」が発表された1927年では? と思いませんか。 しかし、1927年は短篇小説へのデビューの年であるが、 本格的長篇小説へのミス・マープルの初登場は、マシューのいうように「1930年」 と考えることも可能と考え直しました。 早川書房は、本書『火曜クラブ』を<ミス・マープル>シリーズではなく、 別途、<短篇集>に分類しています。 <ミス・マープル>シリーズの最初は、『牧師館の殺人』となっています。 結局、読者もミス・マープルがはじめて推理小説の世界に登場したのは、 『牧師館の殺人』が出た「1930年」、と考えることにしました。 本当にアガサの小説は、細かいところまで興味が尽きません。 | ||||
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中古で購入しましたが、良い状態でした。 | ||||
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短編でサクサク読めて、それでいて十分アガサ作品の雰囲気を味わえた。 | ||||
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『牧師館の殺人』に続くミス・マープルものの二作目だが、本書に収録された短篇はほとんどがそれ以前に書かれているので、ミス・マープルの初出はこちら。 また前半6篇とそれ以降で掲載雑誌が異なっていて、実は「火曜クラブ」と括れるのはその前半6作品だけ。以降は別のパーティーで、火曜クラブのような定例会ではなく、最後の「溺死」を除いて、同じ日の出来事のようだ。 再開するまでに一年ほど空いていて、総じて後半のほうが出来がよいとは霜月蒼の弁である。 わたしはそれほど差を感じなかったが、後半作品の頁数は若干多めなので、それだけ人物描写などに割ける文章も多いのが、評価の違いに繋がっているのかもしれない。たしかにわたしも★★は前半に集中しているw とりあえず、この中ではベストだと思った「クリスマスの悲劇」の感想をあげておく。 <ネタバレ注意> 恥ずかしながら、水療院というのがわからなかった。 パッと聞くと、つい先ごろも流行った活性水素水のような、保管の難しさを考えるとやや疑似科学的な臭いのする健康法を含む、多分に信心重視な療法を行う施設のように感じてしまったが、水療法は水中運動やマッサージによるリハビリなどがメインのようだ。それならセラピー効果を除いても十分意味があるだろう。そんな施設が100年以上も前からあったのに驚きだ。 別人の死体と誤認させるトリックは、12年後の長篇でも使われているが、こちらはマープル自身にもその場で役割を持たせているところに、犯人の狡猾さが光る。 「それをまあ、わたしがわざわざ止めたのですよ!」 ミス・マープルはこんなことも述べている。 「死刑の是非ということについてとやかく言われますが、人道主義的見地から死刑をためらうなんておよそ我慢なりませんわ」 わたしもミス・マープルに一票。 | ||||
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レビュアーの方も仄めかされていますが、「バンガロー事件」は大傑作だと思います。こんなトリック?はこれまであったでしょうか? | ||||
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マープルはこの作品から始まります。大好きなキャラクターです。ポアロ作品も繰り返し読みますが、マープル作品が少なくて残念ではありますが、でもやはり、古き昔の英国のゆるやかなクリスティならではの雰囲気に思いついたら読み返しています。 | ||||
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中古本でそれなりかと思いましたが、新品と間違えるほどでした。良い本をありがとうございました。 | ||||
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短編集はいいですね。 サクサク読めるし、家事の合間に1つ2つつまむのにも、寝る前のナイトキャップ代わりにも。 全編通してつくづくミス・マープルのキレ者っぷりに胸がすく思いでしたが。 もう一人のジェーンにやられました。 これぞドンデン返し。 あともう一つ気になった文章が。 【ひょっとこの娘】 言いたいことはわかりますが、ひょっとこの女性版がパッと頭に浮かんでその後ずっと消えなくて困りました……。 読点つけてくれたら良かったのに…… | ||||
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ミス典型的なマープル素敵!となる。 中村妙子訳の美しいご婦人方の語り口調がまたいいんですよね。 | ||||
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面白い | ||||
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マープル叔母さんは、田舎の一人暮らしの老嬢ではありません。その見た目に騙されてはいけません。元警視総監も驚く、洞察力、行動力、観察力。いろんな階層の人物が出てくるので、イギリスのいわゆる階級社会の勉強にもなります。ただの短編と侮るなかれ。短編なら、ポワロものより、私はマープルものの方が、どちらかと言えば好きですね。何の色眼鏡もなく、読んでもらいたいです。 | ||||
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アガサ・クリスティーの作品の中では、ポアロの方が有名かもしれませんが、ミス・マープルもとても魅力的な人物だと思います。 「火曜クラブ」の他のメンバーがしたように、小さな村に住む、物知らずの「おばあさん」と、侮ることなかれ。 イギリス人らしい慎み深さと皮肉とユーモア、そして物静かな自信にみちた物腰。 しかも「小さな村」でこそ養ってきた、人と物事の真髄を見抜く眼と推理力は抜群。 まさかまさか、相手にされていなかったミス・マープルが、警察、弁護士、小説家、画家、牧師という推理力と人を見る眼に自信ありのメンバーを、わっと驚かせる様子がかっこいい。 そして推理を披露し、周囲を驚かせた後には、「わたしのものの見かたなんて、井の中の蛙のようなくだらないものなんじゃないでしょうかね」と、マープルはつつましく答えるのです。 冒頭に(私が購入したのはKindle版です)「著者のことば」として、マープルについてのクリスティ―の言葉が掲載されているのも、興味深く読みました。 そこでクリスティ―は、マープルとポアロを比較したりもしていますが、マープルが祖母に似ていること、この「やさしい感じの老婦人」への愛情を抱いていること、書いていてとても楽しかったことを語っており、ミス・マープルに対して、私を含め多くの読者が魅力を感じる事に、改めて納得しました。 「この『火曜クラブ』は、ミス・マープルを愛する人々にとっては、彼女の真髄を知るに足る一冊ではないかと思う。」 ミス・マープルの魅力が堪能できる一冊だと思います。 | ||||
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とにかく物足りない印象です。「えっ?これだけ?」と何度思わされたか。 雰囲気と登場人物のキャラは素晴らしいのですが、それだけです。 同じクリスティの短編集 "パーカーパイン登場"が非常に面白かったのでこの作品にも期待していたのですが、少しガッカリしました。 | ||||
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クリスティーはほぼ全部読んでいるとおもうのですが、ミスマープル物としては一位か二位、クリスティー全体の中でもトップ10に入る出来の短編集。 | ||||
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ミスレモンになりたい(ドラマ版ポワロの)、と熱望していますが、火曜クラブに参加も希望です。 最終章の「溺死」は40年前に初めて読んだマイファーストクリスティで、とても感慨深く再読しました。 | ||||
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マープルの面白さがつまっています。昔の作品なのに人間というものは、根本的に変わってはいないということがわかり楽しく読めました。 | ||||
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ポアロシリーズ、マープルシリーズなどの作品を読まれた方に注意していただきたいのが短編集だということ。 ドイルのものでも短編集は好きでしたが、ポアロやマープルシリーズの1冊がまるまるお話というがっつりした物を読んだあとだと、ものすごく物足りない短編集という気持ちになってしまいました。 あとはだいたいが似通っているわけではないのですが、単調になってしまってドキドキハラハラを感じられませんでした。 短編集があまり得意ではない方、がっつり読みたい方にはオススメできません。 | ||||
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