(短編集)

火曜クラブ

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評判

火曜クラブの評価:

4.59/5点 レビュー 51件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.59pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全114件 1〜20 1/6ページ
No.114
(4pt)

訳のこと

この訳のままで再販されないかなと思ってたんですが、今では使ってはいけない言葉が出てるので、この訳は使えないんだなとわかりました。昔読んだこの訳がやはり読みやすいです。
カバーの破れ等、前もって分かってたことですがありました。中身は問題ないものの想像以上の破れだったので星を一個減らしました。
火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6)より
4150700419
No.113
(3pt)

語り形式の短編集

集まった人達がそれぞれ経験した事件を語り、皆で謎解きに挑む異色の設定。語りから事件を理解し犯人を推測するのは骨が折れる仕事で、気楽に読むにはちょっと肩がこるかも。
火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6)より
4150700419
No.112
(5pt)

ミス・マープル無双

前警視総監や弁護士といった錚々たるメンバーが集まって、それぞれ迷宮入り事件を持ち寄り、推理しあう会が開かれます。
その中に混ざっていたマープルは、場違いすぎてはじめは軽く見られていましたが、どんどん真相を暴いていくという短編集です。

長編のマープル物ですと警察や探偵役に助言をする役回りなことが多いので、マープルの出番はあまりありません。
しかしこの作品は13篇あるので13回。なんと13回もマープルの推理が拝めます。マープル好きにとっては最高の一冊です。

長編ですと推理に必要な情報があれこれ提示されて、読者も謎解きを楽しめるようになっていますが、こちらは他のメンバーと一緒にマープルの推理の聞き手となって楽しむ作品かと思います。
マープル好きはもちろんのこと、特別好きでなくても、マープル物を読んだことが無くても、読み物として非常に質の高い作品なので万人におすすめしたいです。
火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300546
No.111
(5pt)

ミス・マープル無双

前警視総監や弁護士といった錚々たるメンバーが集まって、それぞれ迷宮入り事件を持ち寄り、推理しあう会が開かれます。
その中に混ざっていたマープルは、場違いすぎてはじめは軽く見られていましたが、どんどん真相を暴いていくという短編集です。

長編のマープル物ですと警察や探偵役に助言をする役回りなことが多いので、マープルの出番はあまりありません。
しかしこの作品は13篇あるので13回。なんと13回もマープルの推理が拝めます。マープル好きにとっては最高の一冊です。

長編ですと推理に必要な情報があれこれ提示されて、読者も謎解きを楽しめるようになっていますが、こちらは他のメンバーと一緒にマープルの推理の聞き手となって楽しむ作品かと思います。
マープル好きはもちろんのこと、特別好きでなくても、マープル物を読んだことが無くても、読み物として非常に質の高い作品なので万人におすすめしたいです。
火曜クラブ (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8KQK2
No.110
(5pt)

ミス・マープル無双

前警視総監や弁護士といった錚々たるメンバーが集まって、それぞれ迷宮入り事件を持ち寄り、推理しあう会が開かれます。
その中に混ざっていたマープルは、場違いすぎてはじめは軽く見られていましたが、どんどん真相を暴いていくという短編集です。

長編のマープル物ですと警察や探偵役に助言をする役回りなことが多いので、マープルの出番はあまりありません。
しかしこの作品は13篇あるので13回。なんと13回もマープルの推理が拝めます。マープル好きにとっては最高の一冊です。

長編ですと推理に必要な情報があれこれ提示されて、読者も謎解きを楽しめるようになっていますが、こちらは他のメンバーと一緒にマープルの推理の聞き手となって楽しむ作品かと思います。
マープル好きはもちろんのこと、特別好きでなくても、マープル物を読んだことが無くても、読み物として非常に質の高い作品なので万人におすすめしたいです。
火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6)より
4150700419
No.109
(5pt)

歳月を隔てて読むとまた印象が変わる

クリスティーのミステリは40年ほど前に早川の赤いカバーの文庫シリーズを一通り読んでいたのですが、最近アマプラでBBCドラマのミス・マープルシリーズを観て懐かしくて再読したくなり購入しました。
(文庫もどこかにしまい込んではあるのですが、老眼につらいのでkindleで)
ポアロもマープルも、若いころは別に嫌いではなかったけれどそれほど惹かれもしなかったのですが、ドラマを観て情景がより鮮やかになったことや自分も年をとったからか、ミス・マープルの人柄が若いころよりもずっと好ましく思われます。
クリスティー作品は冊数があったので、卒試から国試までの勉強の合間に、一日一冊気分転換に読んだものです。その頃はまだ「カーテン」や「スリーピング・マーダー」は出ていなかったような。
有名どころや好きな作品は内容もかなり詳しく覚えていますが、ほとんど忘れている作品もあるのでこれを機会に再読したいと思っています。
火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300546
No.108
(5pt)

歳月を隔てて読むとまた印象が変わる

クリスティーのミステリは40年ほど前に早川の赤いカバーの文庫シリーズを一通り読んでいたのですが、最近アマプラでBBCドラマのミス・マープルシリーズを観て懐かしくて再読したくなり購入しました。
(文庫もどこかにしまい込んではあるのですが、老眼につらいのでkindleで)
ポアロもマープルも、若いころは別に嫌いではなかったけれどそれほど惹かれもしなかったのですが、ドラマを観て情景がより鮮やかになったことや自分も年をとったからか、ミス・マープルの人柄が若いころよりもずっと好ましく思われます。
クリスティー作品は冊数があったので、卒試から国試までの勉強の合間に、一日一冊気分転換に読んだものです。その頃はまだ「カーテン」や「スリーピング・マーダー」は出ていなかったような。
有名どころや好きな作品は内容もかなり詳しく覚えていますが、ほとんど忘れている作品もあるのでこれを機会に再読したいと思っています。
火曜クラブ (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8KQK2
No.107
(5pt)

歳月を隔てて読むとまた印象が変わる

クリスティーのミステリは40年ほど前に早川の赤いカバーの文庫シリーズを一通り読んでいたのですが、最近アマプラでBBCドラマのミス・マープルシリーズを観て懐かしくて再読したくなり購入しました。
(文庫もどこかにしまい込んではあるのですが、老眼につらいのでkindleで)
ポアロもマープルも、若いころは別に嫌いではなかったけれどそれほど惹かれもしなかったのですが、ドラマを観て情景がより鮮やかになったことや自分も年をとったからか、ミス・マープルの人柄が若いころよりもずっと好ましく思われます。
クリスティー作品は冊数があったので、卒試から国試までの勉強の合間に、一日一冊気分転換に読んだものです。その頃はまだ「カーテン」や「スリーピング・マーダー」は出ていなかったような。
有名どころや好きな作品は内容もかなり詳しく覚えていますが、ほとんど忘れている作品もあるのでこれを機会に再読したいと思っています。
火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6)より
4150700419
No.106
(5pt)

ミス・マープルの初登場は何年か?

本書『火曜クラブ』で「ミス・マープルははじめて推理小説の世界に登場する」と
著者アガサ・クリスティーは本書冒頭の「著者のことば」に書いています。

本書の原書は “THE THIRTEEN PROBLEMS” (1932)
この1932年にミス・マープル初登場というのが、著者のおことばです。

マープル初登場について、少し考えてみました。

本書第一話の「火曜クラブ」“The Tuesday Night Club” が英国で発表されたのは、1927年。
その後の第六話までをまとめて、米国で “The Solving Six” として刊行されたのが、1928年。

長篇小説 “THE MURDER AT THE VICARAGE(牧師館の殺人)” が出たのが、1930年。

アガサの孫のマシュー・プリチャードは『牧師館の殺人』を
「ミス・マープルものの第一作」にあたるとしています。

一方、第六話の後に、第七話から第十三話までを付け加えて
“THE THIRTEEN PROBLEMS” が刊行されたのが、1932年。

わざわざ「13」という不吉な数になるように
短篇小説集に仕立てたところが、スリラー本ぽくて面白い。

話が逸れました。
ミス・マープルの初登場は第一話の「火曜クラブ」が発表された1927年では?
と思いませんか。

しかし、1927年は短篇小説へのデビューの年であるが、
本格的長篇小説へのミス・マープルの初登場は、マシューのいうように「1930年」
と考えることも可能と考え直しました。

早川書房は、本書『火曜クラブ』を<ミス・マープル>シリーズではなく、
別途、<短篇集>に分類しています。

<ミス・マープル>シリーズの最初は、『牧師館の殺人』となっています。

結局、読者もミス・マープルがはじめて推理小説の世界に登場したのは、
『牧師館の殺人』が出た「1930年」、と考えることにしました。

本当にアガサの小説は、細かいところまで興味が尽きません。
火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300546
No.105
(5pt)

ミス・マープルの初登場は何年か?

本書『火曜クラブ』で「ミス・マープルははじめて推理小説の世界に登場する」と
著者アガサ・クリスティーは本書冒頭の「著者のことば」に書いています。

本書の原書は “THE THIRTEEN PROBLEMS” (1932)
この1932年にミス・マープル初登場というのが、著者のおことばです。

マープル初登場について、少し考えてみました。

本書第一話の「火曜クラブ」“The Tuesday Night Club” が英国で発表されたのは、1927年。
その後の第六話までをまとめて、米国で “The Solving Six” として刊行されたのが、1928年。

長篇小説 “THE MURDER AT THE VICARAGE(牧師館の殺人)” が出たのが、1930年。

アガサの孫のマシュー・プリチャードは『牧師館の殺人』を
「ミス・マープルものの第一作」にあたるとしています。

一方、第六話の後に、第七話から第十三話までを付け加えて
“THE THIRTEEN PROBLEMS” が刊行されたのが、1932年。

わざわざ「13」という不吉な数になるように
短篇小説集に仕立てたところが、スリラー本ぽくて面白い。

話が逸れました。
ミス・マープルの初登場は第一話の「火曜クラブ」が発表された1927年では?
と思いませんか。

しかし、1927年は短篇小説へのデビューの年であるが、
本格的長篇小説へのミス・マープルの初登場は、マシューのいうように「1930年」
と考えることも可能と考え直しました。

早川書房は、本書『火曜クラブ』を<ミス・マープル>シリーズではなく、
別途、<短篇集>に分類しています。

<ミス・マープル>シリーズの最初は、『牧師館の殺人』となっています。

結局、読者もミス・マープルがはじめて推理小説の世界に登場したのは、
『牧師館の殺人』が出た「1930年」、と考えることにしました。

本当にアガサの小説は、細かいところまで興味が尽きません。
火曜クラブ (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8KQK2
No.104
(5pt)

ミス・マープルの初登場は何年か?

本書『火曜クラブ』で「ミス・マープルははじめて推理小説の世界に登場する」と
著者アガサ・クリスティーは本書冒頭の「著者のことば」に書いています。

本書の原書は “THE THIRTEEN PROBLEMS” (1932)
この1932年にミス・マープル初登場というのが、著者のおことばです。

マープル初登場について、少し考えてみました。

本書第一話の「火曜クラブ」“The Tuesday Night Club” が英国で発表されたのは、1927年。
その後の第六話までをまとめて、米国で “The Solving Six” として刊行されたのが、1928年。

長篇小説 “THE MURDER AT THE VICARAGE(牧師館の殺人)” が出たのが、1930年。

アガサの孫のマシュー・プリチャードは『牧師館の殺人』を
「ミス・マープルものの第一作」にあたるとしています。

一方、第六話の後に、第七話から第十三話までを付け加えて
“THE THIRTEEN PROBLEMS” が刊行されたのが、1932年。

わざわざ「13」という不吉な数になるように
短篇小説集に仕立てたところが、スリラー本ぽくて面白い。

話が逸れました。
ミス・マープルの初登場は第一話の「火曜クラブ」が発表された1927年では?
と思いませんか。

しかし、1927年は短篇小説へのデビューの年であるが、
本格的長篇小説へのミス・マープルの初登場は、マシューのいうように「1930年」
と考えることも可能と考え直しました。

早川書房は、本書『火曜クラブ』を<ミス・マープル>シリーズではなく、
別途、<短篇集>に分類しています。

<ミス・マープル>シリーズの最初は、『牧師館の殺人』となっています。

結局、読者もミス・マープルがはじめて推理小説の世界に登場したのは、
『牧師館の殺人』が出た「1930年」、と考えることにしました。

本当にアガサの小説は、細かいところまで興味が尽きません。
火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6)より
4150700419
No.103
(5pt)

短編集なので飽きない

中古で購入しましたが、良い状態でした。
火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300546
No.102
(5pt)

短編集なので飽きない

中古で購入しましたが、良い状態でした。
火曜クラブ (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8KQK2
No.101
(5pt)

短編集なので飽きない

中古で購入しましたが、良い状態でした。
火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6)より
4150700419
No.100
(4pt)

短編でキレがあってよかった。

短編でサクサク読めて、それでいて十分アガサ作品の雰囲気を味わえた。
火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300546
No.99
(4pt)

短編でキレがあってよかった。

短編でサクサク読めて、それでいて十分アガサ作品の雰囲気を味わえた。
火曜クラブ (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8KQK2
No.98
(4pt)

短編でキレがあってよかった。

短編でサクサク読めて、それでいて十分アガサ作品の雰囲気を味わえた。
火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6)より
4150700419
No.97
(3pt)

わたしをお忘れになってますよ、ジョイスさん

『牧師館の殺人』に続くミス・マープルものの二作目だが、本書に収録された短篇はほとんどがそれ以前に書かれているので、ミス・マープルの初出はこちら。
 また前半6篇とそれ以降で掲載雑誌が異なっていて、実は「火曜クラブ」と括れるのはその前半6作品だけ。以降は別のパーティーで、火曜クラブのような定例会ではなく、最後の「溺死」を除いて、同じ日の出来事のようだ。

 再開するまでに一年ほど空いていて、総じて後半のほうが出来がよいとは霜月蒼の弁である。
 わたしはそれほど差を感じなかったが、後半作品の頁数は若干多めなので、それだけ人物描写などに割ける文章も多いのが、評価の違いに繋がっているのかもしれない。たしかにわたしも★★は前半に集中しているw

 とりあえず、この中ではベストだと思った「クリスマスの悲劇」の感想をあげておく。
<ネタバレ注意>

 恥ずかしながら、水療院というのがわからなかった。
 パッと聞くと、つい先ごろも流行った活性水素水のような、保管の難しさを考えるとやや疑似科学的な臭いのする健康法を含む、多分に信心重視な療法を行う施設のように感じてしまったが、水療法は水中運動やマッサージによるリハビリなどがメインのようだ。それならセラピー効果を除いても十分意味があるだろう。そんな施設が100年以上も前からあったのに驚きだ。

 別人の死体と誤認させるトリックは、12年後の長篇でも使われているが、こちらはマープル自身にもその場で役割を持たせているところに、犯人の狡猾さが光る。
「それをまあ、わたしがわざわざ止めたのですよ!」

 ミス・マープルはこんなことも述べている。
「死刑の是非ということについてとやかく言われますが、人道主義的見地から死刑をためらうなんておよそ我慢なりませんわ」
 わたしもミス・マープルに一票。
火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300546
No.96
(3pt)

わたしをお忘れになってますよ、ジョイスさん

『牧師館の殺人』に続くミス・マープルものの二作目だが、本書に収録された短篇はほとんどがそれ以前に書かれているので、ミス・マープルの初出はこちら。
 また前半6篇とそれ以降で掲載雑誌が異なっていて、実は「火曜クラブ」と括れるのはその前半6作品だけ。以降は別のパーティーで、火曜クラブのような定例会ではなく、最後の「溺死」を除いて、同じ日の出来事のようだ。

 再開するまでに一年ほど空いていて、総じて後半のほうが出来がよいとは霜月蒼の弁である。
 わたしはそれほど差を感じなかったが、後半作品の頁数は若干多めなので、それだけ人物描写などに割ける文章も多いのが、評価の違いに繋がっているのかもしれない。たしかにわたしも★★は前半に集中しているw

 とりあえず、この中ではベストだと思った「クリスマスの悲劇」の感想をあげておく。
<ネタバレ注意>

 恥ずかしながら、水療院というのがわからなかった。
 パッと聞くと、つい先ごろも流行った活性水素水のような、保管の難しさを考えるとやや疑似科学的な臭いのする健康法を含む、多分に信心重視な療法を行う施設のように感じてしまったが、水療法は水中運動やマッサージによるリハビリなどがメインのようだ。それならセラピー効果を除いても十分意味があるだろう。そんな施設が100年以上も前からあったのに驚きだ。

 別人の死体と誤認させるトリックは、12年後の長篇でも使われているが、こちらはマープル自身にもその場で役割を持たせているところに、犯人の狡猾さが光る。
「それをまあ、わたしがわざわざ止めたのですよ!」

 ミス・マープルはこんなことも述べている。
「死刑の是非ということについてとやかく言われますが、人道主義的見地から死刑をためらうなんておよそ我慢なりませんわ」
 わたしもミス・マープルに一票。
火曜クラブ (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8KQK2
No.95
(3pt)

わたしをお忘れになってますよ、ジョイスさん

『牧師館の殺人』に続くミス・マープルものの二作目だが、本書に収録された短篇はほとんどがそれ以前に書かれているので、ミス・マープルの初出はこちら。
 また前半6篇とそれ以降で掲載雑誌が異なっていて、実は「火曜クラブ」と括れるのはその前半6作品だけ。以降は別のパーティーで、火曜クラブのような定例会ではなく、最後の「溺死」を除いて、同じ日の出来事のようだ。

 再開するまでに一年ほど空いていて、総じて後半のほうが出来がよいとは霜月蒼の弁である。
 わたしはそれほど差を感じなかったが、後半作品の頁数は若干多めなので、それだけ人物描写などに割ける文章も多いのが、評価の違いに繋がっているのかもしれない。たしかにわたしも★★は前半に集中しているw

 とりあえず、この中ではベストだと思った「クリスマスの悲劇」の感想をあげておく。
<ネタバレ注意>

 恥ずかしながら、水療院というのがわからなかった。
 パッと聞くと、つい先ごろも流行った活性水素水のような、保管の難しさを考えるとやや疑似科学的な臭いのする健康法を含む、多分に信心重視な療法を行う施設のように感じてしまったが、水療法は水中運動やマッサージによるリハビリなどがメインのようだ。それならセラピー効果を除いても十分意味があるだろう。そんな施設が100年以上も前からあったのに驚きだ。

 別人の死体と誤認させるトリックは、12年後の長篇でも使われているが、こちらはマープル自身にもその場で役割を持たせているところに、犯人の狡猾さが光る。
「それをまあ、わたしがわざわざ止めたのですよ!」

 ミス・マープルはこんなことも述べている。
「死刑の是非ということについてとやかく言われますが、人道主義的見地から死刑をためらうなんておよそ我慢なりませんわ」
 わたしもミス・マープルに一票。
火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6) Amazon書評・レビュー: 火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6)より
4150700419