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ハロウィーン・パーティ
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【この小説が収録されている参考書籍】
ハロウィーン・パーティの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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アガサの作品は10冊以上読んでいるファンです。 が、なんとこのハロウィンパーティーは未読です。 が、映画に失望したので、早く原作を読みたいと思ってます。 上映されているので先に映画を見ることにしましたが、かなり違いました。 映画は全編を通して屋敷の中で真っ暗。 最近の映画の流行で、大音量で観客を脅かす仕組みで、バン、ドカン、バタン、ドン、ガタン、という音がサラウンドシステムで観客を襲います。耳栓を持参して良かった!鼓膜を守れました。 画像も恐怖を煽る仕組みでギラギラ、ゆらゆら。お化け屋敷状態。 最後にポアロの謎解きが終わってから、やっとベネチアの明るい風景が見られ、あ、ここはベネチアだったのだと気が付き、暗い屋敷の中だけなら、どこの国でも構わない気がしました。 アガサの得意な豪華な屋敷の内装などは真っ暗なのでほとんど見えません。 アガサの描くポアロは、きちんとした清潔好きな人なのですが、あの伸び放題のボサボサした大きな髭はイメージと違うし、天国のアガサも、こりゃ違うわ、とおっしゃるはず。不潔ぽいです。 ピーター・ユスチノフや、デビット・スーシェよ、カムバック! というわけで映画を見る人には耳栓必須とお伝えします。 ガタン、ドン、バタン、の大音量が体を揺らすほどに響きますのでせめて耳は守りましょう。 これから、静かに原作を読んで楽しみたいと思います。 | ||||
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本書『ハロウィーン・パーティ』には、ポアロが堂々登場しています。 冒頭の「登場人物」のページに、なんとトップに躍り出ていました。 さらに「ミステリ作家」のアリアドニ・オリヴァーが二番目に。 ポアロとオリヴァーのお二人さん、まるで主人公気取りです。 本書本文中には、何度も何度も、同じ歌が聞こえてきました。 「カランコロンと鐘が鳴る、子猫ちゃんは井戸のなか」(268頁、313頁、383頁) 「カランコロンと鐘が鳴る」(314頁) 「カランコロンと鐘が鳴っても、井戸のなかに子猫がいなかった場合ですか?」(351頁) どこから来ている歌なのでしょう? 調べてみると、古い「子守歌」(268頁)の一節 「Ding Dong Bell, Pussy’s in the Well」でした。 でもね、カランコロンと下駄が鳴る、のは日本。カラスが鳴くから帰えろ。 ディン・ドンと教会の鐘が鳴る、のは欧米。宗教観が深く響いています。 本書は新訳です。《ディン・ドン》と厳かに オノマトペ してほしかったです。 「オペアガール」という、ポアロのような英国人でさえ間違いやすい、 見慣れぬ単語も、何度も出てきました。 一般名詞です。 本書の登場人物の中の誰のことか? ガールというから女性でしょう。 「オペアガール、つまり、住みこみで働く外国の女のことですな」(109頁) 「例えば、オペラガールの件とか」(112頁) 「全財産をオペラガールに遺すというものでした」(113頁) 「そのオペラガールなら楽々と偽造できる立場にいたことがわかりました」(115頁) 「オペアガールです」(188頁) 「オペアガールが殺されたと信じる理由はなさそうです」(189頁) 「あなたやわたしが “オペアガール” と呼んでいるものです」(190頁) 「オペアガールに財産を譲ると書かれていました」(190頁) 「献身的なオペアガールに多額の金を遺贈する」(218頁) 「屋敷には住みこみのオペアガールがいて、夫人の身のまわりの世話をしていました」(241頁) 「外国からきたあの《ペアガール(傍点あり)》が遺産を独り占めしようとして」(273頁) 「外国人の女が、オペアガールが、夫に先立たれた金持ちの老婦人のご機嫌とりに努め」(291頁) 「その人がオペアガールに全財産を譲るという遺言補足書を作成したのは事実」(298頁) 「ミセス・ルウェリン=スマイスがお気に入りのオペアガール」(300頁) 「オペアガールはもう日常生活の一部です」(319頁) 「誰だったんです? オペアガール?」(358頁) 「ずっと行方不明だったオペアガール」(365頁) 「全財産をオペアガールに遺すという遺言補足書を作成した」(378頁) 「オペアガールはどうなったと思われます?」(383頁) さて、283頁には「ジェイムズ・ジェンキンズ」という人物が突然登場しますが、 「登場人物」欄に名前がありません。何者なのでしょう? 「ジムというのは、庭仕事を手伝ったり、薪や石炭を運びこんだり、まあ、そういう仕事をしてる若い男です」(274頁) 「わたし、ジムの住所も何も知らないんです」(282頁)とハリエット・リーマン。 このハリエット・リーマンという女性も「登場人物」欄に名前がありません。 仕事は、掃除婦です。 この二人、ジムとリーマンは大富豪の奥さまに頼まれて、 わけもわからず「遺言補足書」に証人としての署名をしてしまったのです。 《正誤表》 箇所: 399頁 誤: HarperColins 社 正: HarperCollins 社 | ||||
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【感想】 クリスティ全盛期の作品ではないので、他の傑作、名作と比べると見劣り感はある。ただ、犯人を犯人と思わせないミスリードのテクニックはさすがで見事に手のひらの上で踊らされてしまった。序盤から中盤くらいまで地味なのが残念。 【評価】 オススメ度 3.5 読みやすさ 3.5 意外性 4.5 | ||||
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映画が公開されるにあたり、まず原作を読んで、と思い購入。 アガサが好きで結構読んでいますが、いつも登場人物が多いので何度も人物紹介の頁をめくりながらになります。 あれこれ推測するも今回も犯人当たらず。アガサ女史には脱帽ですわ。 映画はベネチアだし高霊術とか出てくるみたいで、原作とは別物と考えた方がいいみたい。 時間ができたら新訳ではない方 も読んで、違いを味わいたいですね。 | ||||
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今月公開のポアロの映画の原作なので、再読したくて買いました。映画と原作どう違うか楽しみです。 「文庫本の上端が揃ってなくてギザギザ」というレビューがありましたが、これは早川文庫や新潮文庫などの仕様で「天アンカット」といいます。ザクッと切り落としてしまうほうがよほど簡単なのです。これは、わざわざ、技術が必要でより手間暇のかかる昔からのやり方を続けておられるしるしであり、出版社の心意気です。 | ||||
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山本やよいさんによる新訳が出たことを知り、再読することにしました。また、巻末の若竹七海さんの解説中、本書が映画化され近々公開されることを知り、少しだけ調べてみましたが、邦題が「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」とあり、何故ロンドン近郊を舞台にしたパズラーの舞台がベネチアに改変されているのか?益々わけがわからなくなりましたが、戻りましょう(笑) 或る住宅地を訪問した作家アリアドニ・オリヴァー夫人が<リンゴの木荘>で開催されたハロウィーン・パーティに参加します。様々なゲームで盛り上がったパーティ後に十三歳の少女が水を張ったバケツに顔を突っ伏したまま死んでいるのが発見されます。殺害された少女がパーティー中に「子供の頃に殺人を目撃した」と言い張っていたことからオリヴァー夫人がポアロに相談し、このミステリの幕が切って落とされます。旧作とは言え、パズラーはパズラー。これ以上そのストーリーを語るつもりはありません(笑) 中盤、ポアロが<沈床庭園>にて庭師と遭遇し語り合い、その後もう一人の少女・ミランダと出会うシークェンスの美しすぎるほどの凄みがこの物語の白眉だったのかと思い返すことになりました。すべてはトロイア戦争の王女イフゲニアの悲劇へと収斂し、私にとってはマイケル・カコヤニスが監督した映画「イフゲニア」へと直結し、おそらくあの名作「ベルファスト」を監督したケネス・ブラナーであればこのミステリの舞台がベネチアに変わってもきっと何とかしてくれると思えたりもしました。支離滅裂だ(笑)。それほどまでに「アウリスのイフィゲニア」まで語ってみせるクリスティーの<謎解き>を私は愛して止みません。 □「ハロウィーン・パーティ “Hallowe’en Party” 」(アガサ・クリスティー 早川書房) 2023/8/28。 | ||||
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買って損はなし。アガサクリスティーの魔力が読み終えるまで続きます。面白かったです。 | ||||
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子どもたちが集まる楽しそうなパーティの最中に殺人が! というキャッチーな始まり、いるだけでにぎやかなアリアドニ・オリヴァ女史、好きな道具立てです。 犯人、全然わかりませんでした。 | ||||
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普通にヤケドするんゃないのかなー まぁそれはそれとして オリヴァ夫人はリンゴを止められたのかな? ナツメっておいしいのかな? ポアロが足の痛みをものともせずにエナメル靴を履き続けるのを見て、友達の娘が言ったことを思い出します。 曰く、(可愛いけれどヒールが高くて華奢な靴を履く娘を見て母親が「そんな靴履いてて痛くないの?」と聞いたのに対して)痛いけど、可愛いから痛いのを我慢して履く オシャレ、伊達ってそういうことなのね。 ポアロは自分の美意識を貫くために痛みを甘受するのね。 私はオリヴァ夫人派だけどね。 | ||||
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この作品はハロウィーンパーティーから始まるにも関わらず、あまりハロウィーンらしさがあるとは言えない。 美しく幻想的な庭が出てきて、想像をかきたててくれる。途中、とある人物を水の精に例えるのだが訳が前に読んだものでは「アンディーン」となっていて誤訳であった。 こちらの同名の翻訳家である本はちゃんと「ウンディーネ」と書いているのだろうか。 推理ものとしては確かに驚きは少なく根拠もある人物に限っては薄弱な気もするが、自分はオリヴァ婦人とのやり取りなどに楽しみを見出だすので大変満足。 ポアロの靴に関するくだりなども楽しく読めて好きな作品である。 | ||||
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13歳の少女ジョイスが殺された。 例のあの女流推理作家アリアドネがポワロに助けを求めた。 その後ジョイスの兄も殺される。 犯人は意外な人。 | ||||
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犯人、その人なの~ 面白かったです。 最後は、ハラハラしました。 | ||||
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友人のジュディスの家に泊まっていたオリヴァ夫人は近所で行われるハロウィーン・パーティの準備を手伝っていた。 そんな中1人の少女が「人殺しをみた」と言い出す。 誰もそんな話には真剣に取り合わなかったのだが、パーティが終わった後で彼女はリンゴ食い競争のバケツの中に頭を突っ込まれ溺死させられていた・・・。 オリヴァ夫人から相談を持ちかけられたポアロは事件を調べ始めるのだが・・・。 簡単にこの話の出だしを紹介するとこんな感じだろうか。 オリヴァ夫人がポアロを事件に巻き込む、催し物の最中に殺人が起こり被害者が子供であるという点は『死者のあやまち』と共通するものがある。 作中、オリヴァ夫人やポアロが『死者のあやまち』でのナス屋敷での出来事を思い出しているようなセリフもある。 子供が殺害される理由は『死者のあやまち』も『ハロウィーン・パーティ』も本質的にはさほど変わらない気がする。 彼女たちは子供であるが故に自らの身を危険にさらしてしまう可能性を考慮に入れることができず、自らの虚栄心のようなものを優先させてしまい殺害される。 それは、クリスティが考える子供の危険な性質なのかもしれない。 スペンス警視はオリヴァ夫人も登場した『マギンティ夫人は死んだ』に登場した人物だ。 マギンティ夫人殺害事件に出てきた人物たちのその後が少し語られるのも、クリスティの愛読者としては嬉しいところ。 また、『鳩のなかの猫』で事件の舞台となるメドウバンクの校長、ミス・バルストロードの名前も出てくる。 確かに事件そのものに複雑なところはなく、ポアロの捜査も偶然に頼っている部分がかなり大きい。 ただ、私はクリスティが描きたかったものは事件そのものではなく、この話全体を覆う独特の雰囲気だったのではないかなという気がする。 もとは石切り場だった場所に造られた庭園<クオリ・ガーデン>。 ギリシア的な美を感じさせるその空間を好む少女・ミランダは森の精の様だとたとえられ、彼女の母・ジュディスは水の精・ウンディーネの様だとたとえられる。 庭を設計したマイケル・ガーフィールドは古典の彫刻家の作品を思わせる相貌の持ち主と評される。 『第三の女』でも比喩的に用いられた”イフィゲネイア”の名前も出てくる。 アリアドニ・オリヴァがジュディスと意気投合したのもギリシア旅行の船の中だ。 そしてアリアドニはギリシア神話に出てくる女性であり、エルキュール・ポアロの”エルキュール”もヘラクレスを由来とする名前。 本作は神話やおとぎ話を意識したかのような登場人物や舞台装置がこれでもかというほど出てくる。 発端もハロウィーン・パーティという一種の非日常の空間での殺人事件だ。 ラスト付近の犯人とある人物のシーンもある意味幻想的な雰囲気に包まれている。 作品の端々から感じられる残忍さはギリシア神話においても重要な要素だ。 そして、その雰囲気は犯人への手がかりともなっている。 | ||||
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「死者のあやまち」で登場した探偵小説作家が再登場します。 残念ながら、アガサクリスティの性格を知らないので、登場人物の性格がアガサクリスティの性格とどのように交錯しているのかがわかっていません。 「死者のあやまち」で犯したあやまちは、繰り返してはいませんが、 死者は繰り返しでてきます。 場面は、ハロウィーンのパーティでのできごと。 死者が出る前にいやな予感がしていた話と、 死者が出てからあわてるという話の違いがあるかもしれません。 | ||||
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「死者のあやまち」で登場した探偵小説作家が再登場します。 残念ながら、アガサクリスティの性格を知らないので、登場人物の性格がアガサクリスティの性格とどのように交錯しているのかがわかっていません。 「死者のあやまち」で犯したあやまちは、繰り返してはいませんが、 死者は繰り返しでてきます。 場面は、ハロウィーンのパーティでのできごと。 死者が出る前にいやな予感がしていた話と、 死者が出てからあわてるという話の違いがあるかもしれません。 | ||||
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ハロウィーン・パーティー中に起こった事件は 実は裏には壮大な物語があった… ただ、実をいえば2つ目の事件以外は あまり犯人の真意をついたものとはいえないのです。 その肝心の犯人はといいますと 正直「狂っている」分類の人間です。 何が狂っているかは読者の方の目で 確かめるのが一番良い気がします。 残念ながら事件が進んでいくうちに 離れていっている感が強く あまりのめりこむことは出来なかった本です。 | ||||
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ポアロのシリーズの、長編です。 推理小説家のオリヴァ夫人は、お友達にさそわれ 子どもたちのハロウィーンパーティを手伝うことに。 ところが、参加していた子どものひとりが 「自分は殺人を見た」といい、直後殺されてしまう。 オリヴァ夫人にたのまれ、事件の捜査にあたるポアロだが。。 クリスティの後期の作品に多い、トリックよりも 人間描写に重きをおいた作品。 少し年老いたものの、まだまだ元気なポアロとオリヴァ夫人たちが 村に住む人々や時代を語る口調や、 パーティなどの描写をゆったり楽しめるミステリです。 | ||||
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ポアロのシリーズの、長編です。 推理小説家のオリヴァ夫人は、お友達にさそわれ 子どもたちのハロウィーンパーティを手伝うことに。 ところが、参加していた子どものひとりが 「自分は殺人を見た」といい、直後殺されてしまう。 オリヴァ夫人にたのまれ、事件の捜査にあたるポアロだが。。 クリスティの後期の作品に多い、トリックよりも 人間描写に重きをおいた作品。 少し年老いたものの、まだまだ元気なポアロとオリヴァ夫人たちが 村に住む人々や時代を語る口調や、 パーティなどの描写をゆったり楽しめるミステリです。 | ||||
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ケルト文化の光景、雰囲気、空気などがクリスティ・ミステリーに 「神秘性」、「妖しさ」の風味を増していると思います。 ケルト文化の中の「恐さ」が現実世界の「恐さ」とうまくマッチしていると思いました。 ただ物語がやや「静」であり、もう少し「動」の要素もほしいと思いました。 | ||||
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ケルト文化の光景、雰囲気、空気などがクリスティ・ミステリーに 「神秘性」、「妖しさ」の風味を増していると思います。 ケルト文化の中の「恐さ」が現実世界の「恐さ」とうまくマッチしていると思いました。 ただ物語がやや「静」であり、もう少し「動」の要素もほしいと思いました。 | ||||
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