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死との約束
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死との約束の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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抑圧された環境におかれた 子供たちの悲劇。 一種の「虐待」としてみると 何かしら現代に通じるものがありますよね。 そんな彼らには幸運のように 起きる母親の死。 しかしそれゆえにまたしても 子供たちは苦しみを味わうという… やや犯人の反抗理由が とってつけた感じは否めないのですが 抑圧されたものの悲劇という雰囲気は よく出ていたなと思います。 | ||||
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アガサクリスティお得意の中東もの。 今回は、珍しくエルサレム。 エルサレムは行ったことがあるので、嘆きの壁の描写をもっとたくさんして欲しかった。 オリエント急行殺人事件では、殺人に対する当局への通報をしなかったポアロ。 死との約束では、なぜ殺人を見逃さなかったのだろう。 死との約束では、殺人に対する報復ではない。 殺人以外に解決する方法があるにもかかわらず、 お金の呪縛で自立できていない人達。 許容できる範囲ではないことは明らかだ。 殺人に至らない多くの方法が選択できない人達。 アガサクリスティは、なぜ殺人を扱うのだろうか。 その背景にある人間の弱さを訴えたかったのだろうか。 | ||||
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アガサクリスティお得意の中東もの。 今回は、珍しくエルサレム。 エルサレムは行ったことがあるので、嘆きの壁の描写をもっとたくさんして欲しかった。 オリエント急行殺人事件では、殺人に対する当局への通報をしなかったポアロ。 死との約束では、なぜ殺人を見逃さなかったのだろう。 死との約束では、殺人に対する報復ではない。 殺人以外に解決する方法があるにもかかわらず、 お金の呪縛で自立できていない人達。 許容できる範囲ではないことは明らかだ。 殺人に至らない多くの方法が選択できない人達。 アガサクリスティは、なぜ殺人を扱うのだろうか。 その背景にある人間の弱さを訴えたかったのだろうか。 | ||||
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本書は傑作が多いといわれる作者の中近東シリーズ作品のひとつで、容疑者たちの心理を解き明かすポアロの推理はなかなか楽しめた。 だけど本書の登場人物が「オリエント急行の殺人」の真相を知っているのはおかしくないか? あの事件の真相は秘密だったと思うけど、一般人に知れ渡っていて秘密もクソもないと思う。 なお、本書は「死海殺人事件」のタイトルで映画化されたが、単なるご当地映画に終わっていて不評だったらしい。 この物語のおもしろさは小説でなければ伝わらないと思う、と巻末の解説に記されているが、それは本書には限った話ではないと思う。 | ||||
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本書は傑作が多いといわれる作者の中近東シリーズ作品のひとつで、容疑者たちの心理を解き明かすポアロの推理はなかなか楽しめた。 だけど本書の登場人物が「オリエント急行の殺人」の真相を知っているのはおかしくないか? あの事件の真相は秘密だったと思うけど、一般人に知れ渡っていて秘密もクソもないと思う。 なお、本書は「死海殺人事件」のタイトルで映画化されたが、単なるご当地映画に終わっていて不評だったらしい。 この物語のおもしろさは小説でなければ伝わらないと思う、と巻末の解説に記されているが、それは本書には限った話ではないと思う。 | ||||
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なかなか起きない殺人事件。 小説読んでるのですから、仕方ありません。 マダム・クリスティーの手法にもだいぶ慣れてきて、 さもありなん、の犯人でした。 物語を形づくるマダムの人間理解・認識、観察、描写はイイですね。 十分に楽しめました。 | ||||
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なかなか起きない殺人事件。 小説読んでるのですから、仕方ありません。 マダム・クリスティーの手法にもだいぶ慣れてきて、 さもありなん、の犯人でした。 物語を形づくるマダムの人間理解・認識、観察、描写はイイですね。 十分に楽しめました。 | ||||
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現在に置き換えればDVの加害者と断罪されてもおかしくない母親が、旅先のペトラで殺されました。 捜査を開始するポアロは、関係者との会話を通して、彼らのつく複雑に絡み合ったウソを解いていきます。会話の中ではオリエント急行殺人事件でポアロが果たした役割にも言及されます。 現代の母親殺しにも通じるテーマを、そうくるかという落とし方で軽やかに収束させており、クリスティが長く広く愛されている所以をかいま見られます。エンディングにはクリスティのミステリーに共通して流れる安心感があり、リラックスしたいときの軽い読み物としては最適かと。 途中、母親の理不尽さや非道ぶりを詳細に書くクリスティですが、捜査にあたっては一転、ポアロにこう言わせます。 「被害者が神の善良な使途の一人であろうと、反対に、極悪非道な鬼であろうと、事実は事実です。わたしは決して人殺しを是認しませんよ」 わたしには、この一節が大変印象的でした。 | ||||
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現在に置き換えればDVの加害者と断罪されてもおかしくない母親が、旅先のペトラで殺されました。 捜査を開始するポアロは、関係者との会話を通して、彼らのつく複雑に絡み合ったウソを解いていきます。会話の中ではオリエント急行殺人事件でポアロが果たした役割にも言及されます。 現代の母親殺しにも通じるテーマを、そうくるかという落とし方で軽やかに収束させており、クリスティが長く広く愛されている所以をかいま見られます。エンディングにはクリスティのミステリーに共通して流れる安心感があり、リラックスしたいときの軽い読み物としては最適かと。 途中、母親の理不尽さや非道ぶりを詳細に書くクリスティですが、捜査にあたっては一転、ポアロにこう言わせます。 「被害者が神の善良な使途の一人であろうと、反対に、極悪非道な鬼であろうと、事実は事実です。わたしは決して人殺しを是認しませんよ」 わたしには、この一節が大変印象的でした。 | ||||
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