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沈黙の森
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沈黙の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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まず舞台がいい。ワイオミング州のロッキー山脈に沿った自然の中、泣けてくるほど良い。 主人公はゲイリー・クーパーのようなヒーローと評されているが、ジェームス・スチュアートのようでもあると思う。 内容も近頃多い猟奇的で残虐な要素はなく、安心できるし、それでいて迫力もサスペンスもあり面白い。 こんな土地での、こんなヒーローが大好きな、絶滅危惧種の読者にとっては最高の贈り物。もちろんそうでない読者にも絶対に楽しめる。この作品に出会えて良かった!! | ||||
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“長編シリーズもの”らしく、のんびりとした滑り出し。あまりパッとしない主人公に、しばらく退屈感があったが(直前に読んだ小説の内容とヒーローがかっこよすぎた)、物語は終盤に大きく動き、俄然おもしろくなり、読み止まらなくなってしまった。 この一見地味だけど底力を潜めているジョー・ピケットに、一転して魅力を感じた。真の男だ!お堅過ぎず融通が利くところもいい。加えてラストの文章から、娘シェリダンも今後いいパートナーとして成長するのかなと楽しみになった。 悪人の始末のつけ方にも私は満足。 アメリカの大自然の風情がいい。寒冷な気候は、自分が生まれ育った北海道東部を思い起こす。 文中の前猟区管理者ヴァーンが語る、絶滅危惧(危機)種が発見されることの弊害については、共感もできた。しかし罪のない動物を虐殺することは許せない。 とにかくおもしろかった。 本シリーズは近日14作目が出版されるようだ。ゆっくりと順番に読んでいこう。楽しみがまた増えた。 | ||||
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ワイオミング州の猟区管理官ジョーが様々な殺人事件に挑む狩猟区管理官シリーズ。 ジョーの生真面目で融通は利かないけど常に正しいことをしようとするキャラクターが大好きです。 愛する家族や個性的な町の住人達。そして大自然と動物たち。 もがきながらあちこちに首を突っ込んで(笑)、徐々に真実に近づいていく愚直なカウボーイ、ジョー。 絶滅危惧種、自然破壊、土地開発に纏わる問題など、自然溢れるワイオミング州が舞台ならではのテーマが作品ごとにあります。そういった問題を絡めつつ事件が起こり、ジョーや家族が成長していきます。新作の発売が楽しみなシリーズです。 | ||||
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文庫本で楽しんだ事を思い出してKindleでこの第1作目からの再読を始めました。 登場するワイオミングの景色、車、銃器などの写真を時々スマホで見ながらイメージを膨らませています。 主人公のジョーより私の方がはるかに歳は上ですが、こんな男になりたいなと思います。またしばらくこのシリーズをエンジョイします。 | ||||
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もっとマッチョな主人公かと思っていたが、のっけから銃を奪われる場面から始まります。射撃はとても下手(ただし動く標的に関しては別)で、金もないという設定もおもしろい。 伏線が親切すぎて、半分も読まないうちに犯人の目安はつくのですが、この本は謎解きよりも愚直なルーキーが強大(?)な悪とどう戦うかという点を楽しむべきであり、その意味でまさに現代の西部劇(ウエスタン)です。 ストーリー自体は単純ですが、密猟者を単純な悪とはせず、また自然保護団体には冷めた視点で描くあたり、登場人物のキャラクターが物語を牽引する原動力となっています。そして、一番魅力的なのが主人公とその長女です。 これは是非続きを読まねば。 | ||||
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クルーガーのコークのシリーズと共に、アメリカ、サスペンス、ピックアップトラック、大自然、田舎の悲哀って感じが好きです。 しかも主人公が少しおっちょこちょいで、その点で最後までそわそわします。 | ||||
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すごく個人的に意見だが、 サスペンスを読むに当たって、一番重要なのはやはり主人公。 私の好みは、 ・性別:女性 ・職業:FBI、CIA、刑事、医者(精神科医)もしくは検死官 (警察などの一定の権力を持っていないと、「捜査」がうまくいかないことに、歯噛みしてしまうから) ・舞台:都会 ・独身(恋人がいたり離婚経験があってもいいけど、「家族」がいるのはイヤ;子供がいるのはもってのほか) さてこの作品は、私の好みとまったく逆。 それでも星4つ。 逆すぎて、はまった。 すごく庶民で、家族を愛し、ちょっとまぬけっぽいけど、猟区管理官・夫・父として頑張るジョー。 正義感と家族愛で行動する。 娘のシェリダンの気持ちが痛いほど分かる。 「秘密にしておかないと、家族を傷つける」と脅され、葛藤しながら従う。 小さな彼女の勇気に、ますますはまる。 続編もすでに出版されている。 どうやら本来の2作目ではなく、3作目だという。 なぜ、訳してくれない!! 原文でもいいけど、時間がかかりすぎる・・・涙 とにかく「凍れる森」も読むしかない! | ||||
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家族以外が信用できない中で、家族を守りながら、犯罪を解き明かしていく孤独な主人公の物語。普段知られていない狩猟管理官の生活の様子や環境が丁寧に描かれているので面白かったです。登場人物の性格付けに複雑なところもないし、悪人は罰せられてハッピーエンドになるので楽しいです。 | ||||
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主人公ジョウーの身に降りかかり、思い悩む事柄は、夫であり父である立場にある男性なら少なからず覚えのある事柄ではないだろうか。確かに、推理することの醍醐味はそれほど味わえないにしても、推理小説として読むだけではもったいない気がするほどの、表現や、主人公の家族一人ひとりを中心とした人物の掘り下げ方に、素直に共感できる話だった。是非、原文で味わってみたい本の一つだ。一人の父親だけが軸になるのではなく、娘のシェリダンの目からの進行によっても緊張感が増し、引き込まれ、一気に読めた。読み続けたい作家に出会った喜びがある。 | ||||
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読了後、なんだか名作洋画を視聴したような感じがしました。 主人公のジョーが、家族を守る為に変わっていく姿も良いのですが、 個人的には長女シェリダンの動向が、スリルがあってとても良かったです。犯人への対処の仕方には、正しいけれど、少し残酷な気もしました。 洋画が好きな方は、楽しめると思います。栞に主要登場人物が記載されているので、カナ文字の名前を覚えるのが 苦手な方でも安心です。 | ||||
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