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邪悪の家
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【この小説が収録されている参考書籍】
邪悪の家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 1~20 1/3ページ
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ニックと間違われて殺されたと思われていたマギー。しかし、その殺害の真相がわかった時、犯人が取った行動のおぞましさに絶句してしまった。「彼女は人々を惹きつけるのに、誰もやがては”興味をなくす”」というポアロの言葉が、犯人の抱えていた哀しみを表しているようで切ない。 入院していた時期に、手紙にそのことが一切書かれていないことにポアロが気付いたのも、流石。 | ||||
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『ビッグ4』の事件から数年ぶりにヘイスティングスが帰国しており、彼が語り手となる一冊。 文中に『アクロイド殺し』時に側にいなかったことを残念がる一文がある他、『青列車の秘密』以降であることも明記されている。 それに関して興味深いのは、本作は『青列車の秘密』から著者の再婚を挿んで、四年後に上梓された作品ながら、青列車で起きた事件は「今年の冬」(P.9)で今は8月だと書かれていること。 『青列車の秘密』が出版されたのは1928年3月で、そちらにヘイスティングスは登場しておらず、それは流れ的に自然なのだが【注1】、その年の9月に雑誌掲載された短篇「二重の罪」には、なぜか彼が登場していて謎だった。おまえは南米に移住した割に、英国に一時帰国し過ぎじゃないかとw もちろん「二重の罪」はポワロとヘイスティングスが同居していた時代の回想だとすれば問題はないのだが、本青にて青列車事件の年の8月前後に、ヘイスティングスが英国に一時帰国していたことが確実になったので、この事件の後、コーンウォールの休暇が中途半端に終わって過労気味のポワロをあらためてバス旅行に誘ったとすれば、すんなり納得できるw これはたまたまか、著者なり編集者なりの配慮か……。 アーサー・C=ドイルと違って、基本的に著者は事件の発生時期を明記しないのが常だが、本作で「チョコレートの箱」の事件が1893年の出来事だとわざわざ書かれていた。元の作品には書かれていなかったのに。この時期はポワロの活躍年表を整理しようとしていたのかもw 作品自体は、ポワロの謎解きの説明が始まると事件の様相がガラリと変わるのがとても見事なのだが、そこに至るまでは結構退屈である。『アクロイド殺人事件』の感想に、(ヘイスティングスの語りじゃないから)中盤はややつまらないといったようなことを書いたが、となれば、彼の語りでポワロとの掛け合いもある本書ではそこは面白くなってる筈なのだが、意外にそうでもなかったw 厳密に言えば、ユーモラスな二人のやりとりはプラスに作用するとして、ヘイスティングスのいつものアホアホ光線のマイナスでチャラといったところかww このあたりは、読者が彼の反応を「役どころに乗っ取った演技」として好意的に処理できるかどうかで評価が変わるところだろう。 退屈とは言っても、すらすら読めるのはもちろんである。むしろ比較的にオーソドックスな射殺事件一本だというのに、あーだこーだと考えさせるテクニックはさすがである。 例えば、――これは著者の本を何冊か読んでる人ならうなずけると思うが――ヘイスティングスが「そう、彼が関わっているとは思えないんだ」(P.63)と熱を込めて言えば、ああ彼はなにがしか関わってるのねと勘ぐるし、登場人物のひとりが体が不自由で家にこもりがちと言えば、ああいつもの欺瞞ねと思うわけであるw そしてそれらの疑念はある程度の意味で間違っていないのだが、中心の事件との関係が深いとは限らない。犯人の作為によって事件となる中心のストーリーと、それとは直接には絡んでいないような他者による作為のストーリーが幾つか、それらが重なり合って読者には全体像が見えにくくなるわけである。 実際本作の中心となる欺瞞についても、わたしは可能性の一つとしては挙げていたのだが、到底有機的にうまく説明づけられるわけもなく、ポワロの解説でパタパタパタと収まるところに収まっていく際に、爽快感を十分に味わった。 ここでふと気がついたのだが、いくつかのストーリーが賑やかに同時発生するという点は、『チムニーズ館の秘密』と近い。著者の“探偵小説”には、本格推理小説とロマン味に振ったスパイ小説があって、随分ジャンル的には異なる。本作は全然スパイでも活劇でも賑やかでもないが、作劇的には共通のものを感じておもしろかった。 というわけで、十分満足して読了したのではあるが、★4でも★3.5ですらなく、★3評価にしてしまったのは、冒頭に一点腑に落ちないことがあったからだ。 本作のヒロイン、ニックとはじめて出会ったシーンで、「突然ポアロは立ち上がり、~階段を下りていった」あと、「足元を見ていなかったらしく、木の根につまずいて倒れて」(P.16)しまい、すぐそこに歩いていたニックに起き上がるのを手助けしてもらい、彼女と近づきになった。 なにやらニックと近づくことにポワロの作為を感じないか? そして三人で座っているところを銃で撃たれたらしく、彼女の帽子に穴が開く。それまでヘイスティングスがそそのかしても、引退を続けると宣言していたポワロは、ここから自ら積極的に介入していくのである。 帽子の形状や被り方がよくわからないので、つばを撃ち抜かれることはあるのだろうが、銃弾がそれでエネルギーを失って、足元に落ちるというのは奇妙ではないのかな。つばの強度があって、婦人用の火薬量の少ない22口径とかならあり得るのだろうか。たしかモーゼルだったが。 そして、もしポワロたちがそこにおらず、ニックが射殺されていたら、後で銃を握らされて、自殺として処理されただろうとかなんとか……。 口内とかこめかみとか、自殺として不自然じゃない場所に命中していないとならないことをさて置いたとしても、消炎反応の問題は? 上にも書いたように、読みながらいくつもの疑念疑惑が浮かんできて、それがどのように絵に収まるのかを期待しながら読むわけだが、疑惑の取っ掛かりになったのは、これら冒頭のシーケンスのポワロの行動と態度にあったw で、それらが説明されることはない。えーっ……。 【注1】『青列車の秘密』の元になった作品1923年の「プリマス行き急行列車」には、ヘイスティングスは登場していた。 | ||||
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アガサクリスティの作品は全部好きなんですがこの作品もインパクトがあって面白かったです。流石ミステリーの女王! | ||||
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おもしろかったですよ。 | ||||
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クリスティの初期の傑作だと思いますが、評価は他の皆さんが色々して居られるのでそちらへ譲ります。 この作品のメイントリックは、クリスティはミス・マープル物でも使って居ます。 タイトルですが、この作品は新潮文庫では「エンド・ハウス殺人事件」創元推理文庫では「エンドハウスの怪事件」で出版されて居ます。 原題を見れば「Peril at End House」なので直訳すれば「エンドハウスで危険に晒されて」とでもなる処でしょうか。 作中で登場人物が「この家(エンドハウス)は不吉な家よ」(新潮文庫版)と言って居る処を、このハヤカワ版では「この家は邪悪の家よ」と訳され、これがタイトルとなって居ます。この辺りも翻訳家のセンスの違いでしょうか。 | ||||
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真相を知れば単純な仕掛けなんですが、ミスリードが巧すぎてまんまと騙されました! クリスティの作品はいくつも読んでいますが、これが一番騙された感が強いかも。 そりゃポアロも苦戦するわな。 この作品では、何度も出し抜かれて苦戦するポアロの珍しい姿が拝めます。 私はポアロの自信満々なところが面白くて好きなのですが、一方で少々憎たらしくも感じていたので、悪趣味ですが今回はなんかスッキリしました(笑) ポアロにもこんな人間くさいところがあったとは。 肝心の内容ですが、ストーリーはもちろん、訳も良いのかサクサク読めます。 登場人物もキャラ立ちしていて覚えやすいです。 残念なところを挙げるとすれば、タイトルくらいでしょうか。 「邪悪の家」というタイトルの割に、あまり邪悪さは感じられなかったので。 私はポアロ物はまだ全部読んだわけではありませんが、騙された衝撃の大きさから、ポアロ物の中で5本の指に入るくらい楽しめました。 ただ、私はミステリーで犯人を当てたことはあまりありません。 よく犯人を当てられるような方は、私のようには騙されない可能性があることを留意した方が良いかと思います。 | ||||
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お馴染み名探偵ポアロとヘイスティングスの活躍する本格ミステリ。ヒロインの女性の言動があまりに奇妙で、銃撃されてるのに気付かないと言う出だしに違和感を覚えたが、すぐストーリーに引き込まれた。読み終えてみると全ては巧みに計算された筋書きだった事がわかり納得。ポアロが途中で二度も容疑者一覧を作成してくれるサービスが楽しく、読者もヘイスティングス目線で謎解きに頭をひねる事が出来る。クリスティーだからあっと驚く結末を用意してミスリードしようとしているのだろうと見当は付くが、個人的にはどんなにうまく欺されるのだろうかと期待しながら読んだ。途中で何となく真犯人の予想は付いたが概ね満足のゆく出来だったと思う。 あえて難点を言えば、さすがに都合の良過ぎる出来事が目に付く事と、後出しじゃんけんのように読者の知り得ない人物やエピソードが出て来て、本格ミステリとしてはアンフェアに思えたところ。私のように真剣に頭を使う気のない気楽な読者にとっては問題にならないのだけれど。 | ||||
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四度も命を狙われた女性ニックと偶然知り合ったポアロとヘイスティングズ。ポアロはニックに監視役の友人マギーを呼ぶように忠告。しかし、ニックが住んでいるエンドハウスで開かれたパーティーの際に、ニックの身代わりにマギーが銃殺される。ニックの安全を考えて、療養所に移させるが、そこに毒入りチョコレートが届けられ、ニックは重態となるが命はとりとめる。自分の目前で殺人と殺人未遂が行われ、責任を痛感するが、真相にたどり着けず、焦燥するポアロ。 登場人物の数は多からず、少なからず適正で、それぞれに怪しい点がある人物配置も巧妙。ポアロが2回にわたって、事件関係者の動機や疑問点をリストにまとめており、事件のポイントが整理されていて、わかりやすい。ポアロが最後に犯人に仕掛けた策略も見所の一つ。真相は二段構えの意外性を持っており、リストで挙げた疑問点は最後にすべて解明される。 残念に感じたのは、真相の核心である犯人が偽装したある事柄が、読者には想像しにくく、真相として示されても納得しにくいこと。私もこの犯人の可能性を疑いはしたが、その背景にあるものが思い付かず、殺人の動機と結びつけることができなかった。 また、数多くの伏線が散りばめられていて、それが真相説明につながっているのは見事だが、厳密に考えないとわからないような細かい伏線が多い。 ポアロがニックにマギーを呼ぶように忠告したり(さっさと避難させるべき)、シートンが都合よく事故死するなど、犯人に都合よく行き過ぎているとも感じる。 | ||||
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私は、団塊世代の直後の世代で、高校生の頃は江戸川乱歩に夢中になり、大学に入ると、ちょうど横溝正史ブームで、金田一耕助シリーズはすべて読破した後、日本のミステリ(森村誠一、高木彬光、松本清張・・・)にはまったものでしたが、アガサ・クリスティには全く縁がなく、60代になって、NHKの「名探偵ポアロ」のファンになり、未だに、再放送されるたびに毎回見ており、それがきっかけで、「カーテン」を皮切りに、「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」「スタイルズ荘の怪事件」「ABC殺人事件」と読み進めてきました。そして、この「邪悪の家」を手にとり、期待も新たに読み始めましたが、ポアロとヘイスティングスの会話に違和感を持ってしまい、なかなかページをめくることが困難になってきました。テレビのデビッド・スーシェの吹き替えは、熊倉一男氏で、この二人の偉大な俳優と声優のおかげで、その独特の雰囲気を楽しみ、今まで読破してきたポアロ物もその”感じ”から逸脱するようなこともなく、気持ちよく、作品の面白さを堪能できたのに、今回の訳者の的外れな訳しかたのせいで、全く、ポアロの世界を楽しめなくなってきています。この訳者は、もしかして、ポアロの作品を今まで読者として読んだことのない人ではないでしょうか?あの慇懃丁寧だからこそユーモラスなポアロの雰囲気が感じられず、まったく別の人物になっています。ヘイスティングスだって、ポアロに対して、ため口はきいてないし、尊敬と愛情を持った接し方をしていたはずです。なんだか、がっかりな訳しかたになっていますが、他の方の評判では、けっこう面白い作品だと書いてありますので、頑張って最後まで読みたいと思っています。 | ||||
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本書については、まず2つのトピックを挙げることができます。 第一に、デヴィッド・スーシェが主演したTVドラマ『名探偵ポワロ』において、初めて映像化された長編の原作であること(邦題は『エンドハウスの怪事件』)。 第二に、クリスティが遺した何冊にも及ぶノートを読み込み、『アガサ・クリスティーの秘密ノート』を著したジョン・カランが自身のクリスティベスト10において『アクロイド殺し』に継ぐ第2位に位置づけていること。 クリスティについて多少知識のある人であれば、これら2つの判断について、不思議に思うかもしれません。他にも人気、評価の高い作品があるのに、なぜ、と。 しかし、半世紀を超えて展開されたポアロシリーズを俯瞰してみると、この『邪悪の家』が刊行された1932年という年が、一つの転換点だったことがわかります。というのは、この時期にクリスティはポアロ物を書き続けようと覚悟を決めたと思われるからです。 よく知られているように、クリスティはポアロを生み出したことを後悔し、早々と書くのを止めようとしていました。実際、国際的な犯罪組織を潰すという花道を用意し(『ビッグ4』)、田舎に隠遁させ(『アクロイド殺し』)、もう引退したのだ、というイメージを作り上げようとします。 ところが、『アクロイド殺し』という話題作で活躍した探偵役が消え去ってしまうことは、世間も出版社も許してくれませんでした。とうとうクリスティは『青列車の秘密』でポアロを再起用しますが、この作品はかなり嫌々書いたといわれ、本格的な復帰作とは考えていなかったと思われます。その後も短編では数作のポアロ物が書かれましたが、長編ではスパイ物の『七つの時計』(1929)、ミス・マープル物の初作である『牧師館の殺人』(1930)、特定の探偵役がいない『シタフォードの秘密』(1931)と続き、ポアロは登場していません。 しかし、この『邪悪の家』が発行された1932年からはポアロ物が量産されていきます。短編ではホームズが発表されていた雑誌として知られる“the Strand Magazine”にポアロ物が掲載されはじめ、長編では、1939年の『殺人は容易だ』までに出版された12作のうち、なんとポアロ物が11作を占めます。しかも、この11作の中に『オリエント急行の殺人』『ABC殺人事件』『ナイルに死す』といった著名作が含まれているのです。 このように、1932年を境にして、ポアロは本当の意味で復活を遂げます。『邪悪の家』には、その先陣を切った作品として意義を見出すことができるでしょう。第1シーズンで1時間枠のドラマとしては始まったTVシリーズが第2シーズン巻頭のスペシャル枠にこの作品を持ってきたこと、クリスティの研究家であるカランが自身のランキングで上位に付けていることは、この観点から見ると頷けます。 そしてもう一つ面白いのは、この『邪悪の家』があたかもポアロのリハビリのように扱われていることです。ここでのポアロは迷走に次ぐ迷走を重ね、まったく精彩がありません。数ある諸作の中でも、ここまで繰り返し犯人に出し抜かれ、周章狼狽するポアロは滅多に見られないでしょう。 そのため、快刀乱麻を断つがごとき名推理を堪能することに推理小説の醍醐味を感じる人には、なんだこりゃ、ポアロ、しっかりしろよ、とツッコミを入れたくなるかもしれません。ですが、いかに偉大なるエルキュール・ポアロといえど、ひとたび引退を決意したからには、そう簡単に現役には戻れない――少なくともクリスティはそうしたくなかったのだ――と思えば、これも一つの趣向として納得できます。原題“Peril at End House”は、直訳すれば、エンドハウスにおける危機、といった意味になりますが、この危機にポアロの探偵としての危機もかけてある、と考えてみればどうでしょう? というわけで、この作品は誰にでもお勧めできる作品とは言い難いかもしれません。少なくとも、あなたがクリスティをまだ一冊も、あるいは数冊しか読んでいない、という場合は後回しにされることをお勧めします。しかし、クリスティという作家について関心を持ち、ポアロというキャラクターに愛着を感じる人には、ミステリという枠を超えて興味深い点が多々あるのではないか、と思います。 【補足データ】 初版:1932[昭和7]年2月(米版。英国版は同年3月刊行) 初版刊行時点でのクリスティの満年齢:41歳 長編として:全66作中の12作目 ポアロ物の長編として:全33作中の6作目 ヘイスティングスが著述者を務める長編として:全8作中の4作目 | ||||
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最近出た新訳だが、ポアロとヘイスティングズの会話が歳の離れていない友人であるかのようだ。 他の訳者のだと教師と生徒って感じの会話になってるけど。 妙なことだがこれがいちばん新鮮だった。 問題はどっちがしゃべっているか分からなくなってくること(ポアロがフランス語混じりなので判別つくが) 物語の展開やトリックについては語るのはやめます。 展開も面白くて、古典的だが意外なトリックだから | ||||
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海岸で休暇を楽しむポワロに「三日間で三度も命が助かった」と話すニック。 リックが忘れた帽子のつばに狙撃された穴を発見。 ニックを守るために彼女の家エンジ・ハウスに急ぐボワロ。 でもこの犯人はだめでしょ。 | ||||
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難敵のビッグ4と青列車の秘密をやっつけてらしい作品に突入。ネタバレなしにしますが、典型的なポアロの推理が楽しめます。 自信をもっておすすめします。 | ||||
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読み進めて最初の殺人事件が起こったところで犯人がわかって しまいました。よく推理小説を読んでおられるかたならおそらく 私と同じことになると思います。 勿論、ミスリードさせる為に色々な容疑者がでてくるので 退屈と言うことはありません。 ただ推理に迷走しているポアロが哀れでした。 あの難解なアクロイド殺人事件を簡単に解いた人と同じ人物とは とても思えません。作者の悪意を感じますね。 | ||||
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小説自体はとても面白かったので★五つですが、最後についている石崎幸二氏の解説がまったく意味不明でバカバカしいもので、まったく必要なかったと思いました。正直気持ち悪かったです。 | ||||
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32年発表の作品の新訳です。 十数年前に旧訳を読んで以来久しぶりに再読しました。 三十年代から四十年代はクリスティが人気・実力とも充実の時期で、傑作・佳作が揃っていますが、本作も例外なく、なかなかの佳作です。 メインのトリックをいかにもクリスティらしく、小技を利かせて読者を迷わせます。 珍しくポワロも誤導に引っ掛かり、終盤まで真相を看破できずにいるのも本作の特徴でしょうか。 まぁそれ以上にヘイスティングスは相変わらずの色々な勘違いをしていますが(笑) レビューが☆一つだったので思わず書き込みましたが、職人クリスティの仕掛けに驚かさる事必須、一読の価値ありの作品です。 | ||||
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クリスティ自身、この作品を書いた記憶がない、という記事をどこかで見た。 確かに書いたことを忘れたくなるようなお粗末な作品です。 この物語の主人公は、何度命を狙われても何故か殺されないので「不死身のニック」と言われている。 彼女の護衛として呼ばれた従兄弟は、彼女の身代わりとして何故か一発で殺される。 ニックを狙ったのは誰か? 従兄弟を殺したのは誰か? といったところだが、ポアロの灰色の脳細胞は最初から8割りすぎるまで恐るべきお粗末さで 迷走を続ける。残り2割になってから不思議なぐらい冴え渡って事件を解決してしまう。 意外性を作るために、簡単なヒントを無理矢理無視して探偵を迷走させたミスディレクション。 設定、物語ともにお粗末そのもの。非常にレベルの低い作品です。 | ||||
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残念ながら女史の作品の中では評価が低い部類に入っています。 が! 普通の人にとってはあの人の長編でポワロ(デビット・スーシェのイメージで)というだけでも楽しく読めると思います。 オリエント急行よりも個人的には面白いと思っています エンド・ハウス殺人事件 (新潮文庫) | ||||
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犯人の形式が 女史ではあまり用いられない 方法を使っている作品です。 だけれども決して目新しい手法ではなく 有名な作家では多用されている手法です。 何よりもあいやーと思わせてしまうのは ヒントはすごく目立つところに 出ているのに関わらず 簡単に見逃す環境に構成が 作られてしまっていること。 なので犯人が露見すると あっ!!と思うこと 間違いなしでしょう。 思いっきり出し抜かれてみてください。 そう、ポアロと同じように… | ||||
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犯人の形式が 女史ではあまり用いられない 方法を使っている作品です。 だけれども決して目新しい手法ではなく 有名な作家では多用されている手法です。 何よりもあいやーと思わせてしまうのは ヒントはすごく目立つところに 出ているのに関わらず 簡単に見逃す環境に構成が 作られてしまっていること。 なので犯人が露見すると あっ!!と思うこと 間違いなしでしょう。 思いっきり出し抜かれてみてください。 そう、ポアロと同じように… | ||||
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