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とんび
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とんびの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全346件 341~346 18/18ページ
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重松さん、いつもありがとうございます。 毎回の作品がとても楽しみです。 一言いわせてください。 この作品を読んで泣けない人は人として可愛そうです。 以上 | ||||
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やられました。私にも息子がいるので、ヤスさんの気持ちはよくわかる。ヤスさんの心の熱さも良かったですが、この話はそれだけでなく周囲の人たちがとにかくいい。海雲・照雲親子、たえ子さん… 脇役がここまで(主役に匹敵するほどの)活躍をした作品は重松作品でも少ないのではないか?海雲の残した手紙、照雲の演技…何箇所も涙が溢れました。親子だけでなく、人と人のつながりの大切さがわかる本当に良い作品だとおもいました。 | ||||
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とんびが鷹を生んだ。そのとんびであるヤスさんが一人息子アキラを男手一つで育てる。 ヤスさんの人生を、まるで孫にあたる子供に親が言い含めるように語っているような本だった。 もちろんだからこそ、話の中核になるのは愛情で、愛おしい人を1冊の中に残した感じだ。 重松作品で同じように父と息子を描いた『流星ワゴン』と異なり、中核は父親で子どもを思う親の刹那さが所々胸をうつが、作品の描き方は『きみの友だち』と同じ描き方。 小説を愉しむというより、父親へのノンフィクション作品を読んだ印象が残る。 | ||||
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重松さんの得意の家族の物語。 今作では父一人息子一人。 舞台は昭和30年代から昭和も終わる頃から平成の時代へ向かう頃。 何事にも不器用な父親、ヤスさんと とんびが鷹を生んだと称されるほどの息子、アキラ。 その二人の生活を温かく見守る人々。 昭和の良き時代を見せ付ける作品だった。 帯から母親がすぐになくなってしまって 父と息子が苦労しながらやって行く話しなんだろう、と 安易に想像できるし、実際そうだった。 相変わらずの重松節。 良くも悪くも重松さんのパターン。 分かっているのにそれでも涙がほほを伝ってしまうのは何故だろう? 小説なんです。 フィクションのはずなのに リアリティがありすぎるんです。 だからこそ、こんな家族が近くにいそうで 誰かを想像しながら あるいは自分のことを振り返りながら 自分と重ねてしまうから。 痛いところを突いてくる重松節に今回も泣かされました。 親子二人の生活もそうですが、 その二人を温かく見守る周囲の人々の優しさ、厳しさ。 ただの同情ではなくて、本当に人を思いやる心の温かさ。 そんなものを読んでいくうちに感じることが出来た。 またしても、やられましたよ、重松さん。 | ||||
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鳶が鷹を生んだのとんび、妻の美佐子さんに先立たれ息子のアキラと2人で暮らすヤスさん、彼の一本気な性格からかこの親子を見守る人たちは多い、ヤスさんと同じ市営住宅に生まれ育った1つ年上のたえ子さん、ヤスさんの幼馴染薬師院の跡取り息子昭雲夫妻等々、アキラは幼い時からこれらの人の愛の中すくすくと育つ…いつもより過激な重松ワールド、もうこれは浪花節、ちょっとしつこかったか、ヤスさんの不器用さは疲れる、長すぎた | ||||
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実在の人物をモデルにした、実話なのかも知れない。 たとへ、著者自身に、フィクションだと、言い切られてもだ。 背景が妙に具体的で、かなりリアルであるばかりか、何より、本当に実在しそうな、登場人物達だ。 物語は、昭和37年生まれのアキラの成長と、その父ヤスさんを描いている。 そして、長編物語なのに、序盤で既に、この様な展開とは! 驚くとともに、非常に辛い。 トンビが鷹を生んだ、という筋書きにはなっている。 しかし、主に描かれているのは、父親ヤスさんの、非常に微妙な心の揺れだ。 ヤスさんは、あまりデリカシーは無さそうだが、その分、意地の向こうに真実をちらつかせる。 本作品では、ヤスさんと、周囲の人々の、不器用だけど繊細な、心の動きが、終始、鮮やかに示される。 母をめぐる真実、野球部での事、大学受験のための上京と、それに伴う父親側の喪失感などが、主なところだ。 非常に深く共感出来る、文句無しの、著者渾身の長編作品だ。 | ||||
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