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とんび
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とんびの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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昭和生まれの男性の価値観で書かれた本です。それゆえ中高年の男性に差別的な発言をされて傷ついた経験がある人は、過去の辛い記憶が蘇る可能性がありますので、注意が必要です。 この話が合わない人 ・中高年男性に性差別的発言をされて嫌な思いをした事がある人 ・中高年男性に価値観を押しつけられて嫌な思いをした事がある人 ・その場のノリだから、と暴力や暴言を受け反撃できず我慢を強いられたことがある人 この本は、愛情深く、照れ屋で、意地っ張りで、暴力的な主人公が、愛する妻を亡くし、遺された子を育てる話です。全てのページに読者の涙を誘うトリガーワードがこれでもかとてんこ盛りにちりばめられています。頭を空っぽにして泣ける人情話を読みたいという要請に応えるために書かれた本なのでしょう。 この本の中では、その場のノリや、主人公のささやかな意地のために、周囲の人(特に若い人、目下の者、女性)が頻繁に人格否定的・差別的な言葉を投げかけられます。また、主人公はその場のノリやカッとなって頻発に暴力をふるいます。それらのことは良くないけど仕方がないという扱いです。主人公は芯の部分が良い人で愛情深いから、相手に大きなダメージを与えても許されるべきという価値観です。そして、そんな彼が許されることこそが人情であり、イイ話なのだという世界観です。 (以下、ネタバレ) 象徴的なエピソードは 主人公の息子が年上バツイチ子持ちの女性を結婚相手として連れて来る。 主人公は息子に亡き妻と似た女性と結婚して欲しいという望みを抱いており、イメージと全く違うタイプの嫁候補に落胆し、良い顔ができない。 そこで、主人公の幼なじみ(女性とは完全に初対面)が他人の面前で主人公に対してわざと ”ほんまにこげなオナゴでええんか?おう?離婚しとるやって、おまえ、お古じゃがな、ひとの。それなもんを嫁にもろうて、美佐子さん(主人公の亡くなった妻)が喜ぶと思うんか?”と煽る。 それを聞いた主人公が、嫁候補の肩を持ってムキになって反論することで、嫁と和解する。 というものです。 女性は東京のバリキャリで、自立した女性です。初対面の見知らぬおじさん(主人公の幼なじみ)に「お古」呼ばわりされて、直後にそれが主人公を素直にさせるための茶番だったことが明かされる。そのおかげで女性と主人公は和解し、女性が主人公に懐き、主人公が喜びそうな意を汲んだ発言をし、後には主人公と同居したがるというものです。 主人公中高年男性の機嫌をとるために、三十代女性が初対面の中高年男性に「お古」という言葉で罵倒され、それによって主人公が機嫌を直したというエピソードに、作者は「感動」というタグをつけています。他のエピソードも大体似た感じです。 この辺りの展開に感動できなければ、かなり辛い読書体験になることでしょう。 価値観が今の時代にアップデートされている方には受け入れ難いのではないかと推察します。 逆にこの本が商業的に成功しているのは、時代に合わせてアップデートできなかった人々が大勢いるからだと思います。会社や家庭で「今の時代それはないよね」とされている事を言ってしまい、非難され、肩身の狭い思いをしている人々が、「俺の言いたいことを全部言ってくれてる」とカタルシスを感じるから売れるのだと思います。 | ||||
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こんなに評価が良いのか… ヤスさんはいい人過ぎて、こんな人いるかしらとへそ曲がりな私には響きませんでした。 最近は良い人の押し売りみたいな小説が多くて、なんだかガッカリしています。 | ||||
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兎に角、父親がキモい。独善的で独りよがり。 全く感情移入出来ない。特に息子が早稲田に進学する際に駄々を捏ねる様は虫唾が走る。その後、Uターン就職しないことを告げられて、許さない!とか怒ってるのも、マジきもい。低学歴な田舎者オヤジ。この小説を高評価してるのは、主人公に近い境遇の人だけだと思う。 大学は親元から離れて進学するのが当たり前、就職先は自分で見つけるのも当たり前、転職したり、海外駐在したりが、当たり前な世界で生きている自分には全く一欠片も感情移入出来ない。 高学歴、都会育ち、独立心が強い人にはオススメしません。 | ||||
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主人公がただただだらしなく感じられてしまい… 昭和には多かったのでしょうか。。。 ちょっと感動はできませんでした。 評判がよかったので期待しすぎたかも。 あとは長すぎたかな。途中で飽きました。 | ||||
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200件を超えるレビューでここまで高評価なのだから、間違いないと思い 読んでみましたが当方には合いませんでした。 クオリティの問題ではなく好みの問題で、一番苦手な感じ。 父一人娘一人の家庭で、厳格な父親にことごとく反目した娘がいたとします。 父親は愛情の深さゆえの厳しさなのに、娘にとっては窮屈この上ない。 そんな二人は何時しか口もきかなくなり、娘は高校卒業と同時に家を出ます。 それから年月が経って娘の結婚式、最後の父への花束贈呈のシーン。 「生意気ばかり言ってごめんなさい・・・お父さん今までありがとう・・・」 「いいからもう泣くな、せっかくの化粧がくずれるだろ・・・ ウウッ(涙) 幸せに・・・、幸せになるんだぞ」 「お父さん・・・ ウウッ(涙)」 当方ドラマなどでこういったシーンを見ると、ムズ痒くなってきてチャンネルを 変えてしまいます。 昔から絵にかいたような演出のシーンを観ると、ムズ痒さで観ていられません。 多いのがサスペンスドラマなどで事件がすべて解決し、最後の1分くらいの 和やかムードを誇張した茶番寸劇。 先輩「事件も解決したことだし、パーッと飲みに行くか!」 後輩「行きましょう、行きましょう!」 先輩「お前のおごりでな!」 後輩「そ、そんな~っ」 先輩「今日はぶっ倒れるまで飲むぞ!」 後輩「せ、せんぱ~い・・・」 画面停止し、コマーシャルへ ウ~ッ、かゆい、かゆい!! だいぶ話が飛びましたが、本作は当方には痒くなる場面が多くて駄目でした。 これだけ凄まじく高評価な作品を受け付けられない自分自身の感性に、俺は 相当ズレているのかなぁと軽~くですが落ち込みもしました。 でも、やはり合わないものは合わない。 今後、著者の作品を手にすることは無いと思う。 | ||||
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「東京タワー」は母子家庭だったけど、こっちは父子家庭の物語。「東京タワー」は実話だけど、こっちは小説なので、あまり脱線がなくテーマを絞って突き進んで行く感じ。 この密度の濃さは、テレビドラマなら丁度いいんだけど、小説だと濃過ぎてもうお腹いっぱい。 それに私は淡白な人間関係を好むので、現実に自分の親父がこんなに熱血だったらうっとおしくてたまらん。そんなにこっちばかり見なくて結構です~ってなる。 私は幼少期に十分かまってもらったから愛情に対する欲求不満がないんだろうなぁ。というか、諦めの境地? | ||||
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ドラマでやっていたこと、子供の塾の先生の奨めもあって、購入した。 しかし、文体が合わなかった。 内容はきっといいのでしょうが。。。 最初のほうで、読むのを辞めました。 | ||||
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記載以上に表紙の汚れと折れ、ページ内のシミが多数ありました。 とても残念です。 | ||||
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