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スタイルズ荘の怪事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
スタイルズ荘の怪事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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ミステリは好きですが、恥ずかしながらアガサ・クリスティは未読でした。 部屋の間取り図やある程度詳細なアリバイの説明があり、推理できるヒントはありつつも最後の犯人探しではちょっとむりあるなあと言う感想です。 おもしろいけど、まとめ買いしなくてよかったなー。 | ||||
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いかにも怪しげな登場人物たちによる、怪しげな振る舞い。デビュー作だから仕方ないのかもしれないが、それらがゴチャゴチャしているので、読んでいて頭に入ってこない。最後の謎解きのためにとっておきたいのだろうが、途中でポワロが分かったことを話はじめると邪魔が入ったり、「今は話すのはやめましょう」とかいって、話すのをやめてしまうのにも閉口させられる。謎の核心でないところは、小出しに読者=ヘイスティングズにも明かして、興味をつないでもいいのでは?などと思ってしまった。凶器となる毒薬の謎についても専門的すぎて、ああ、そうですか・・・という感じ。この本の楽しみは、後のクリスティの名作群の萌芽を見つけていくところにあるのかもしれない。なので、デビュー作だからといって、この本から読みはじめるのではなく、ある程度はクリスティの本を読んでからの方が、楽しめるのではないかと思う。語り手が女性をみて、すぐにその美しさにうっとりとしてしまうなんていうパターンもすでにみられる。それにしてもヘイスティングズ軽薄すぎる?!。ポワロの登場シーンや、英国の田舎の館や村?の雰囲気は大いに楽しめた。ミステリーとしては、いかにもデビュー作というように感じてしまった。それにしても1920年の作品なんですねぇ。あまり、今の目で文句を言ってはいけないのかもしれませんね。訳者の山田蘭さんは、「カササギ殺人事件」などを翻訳されている方だそうです。2021年の新訳です。 | ||||
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ポアロシリーズの始まりであるこの本を読もうと購入しましたが、まぁー翻訳がよろしくなく読み辛い。他の方が訳しているものがあるならそちらにされた方が良いと思います。 | ||||
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怪しそうな人が真犯人っていうオーソドックスな推理小説 後のクリスティの傑作と比べると見劣りする しかし、初めて登場したベルギー人の変人探偵がすばらしい ちょっと間抜けなワトソン役であるヘイスティングもいい味を出している 面白い推理小説を読みたい人にはお勧めすべきものではないが、クリスティの処女作であるだけでも読む価値有り | ||||
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ジェフリー・ディーヴァーは、文句なく面白い。ローレンス・ブロックの短編傑作集も秀逸。 しかし、最近我が国に紹介され各種ミステリ・コンテストの上位ランキングに位置付けられた 作品の当たり外れの多さに食傷気味です−もちろん個人の感想ですが。 この際「河をのぼれ」と思い立ち、アガサ・クリスティー作品の源流部に辿り着きました。 本作の「スタイルズ荘の怪事件」はもちろん「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」と面白い。 女史のデビュー作、名探偵ポワロの初登場、ミステリの古典的名作など、この作品の位置付けや意義は 他のレビューアー記載のとおりです。 これまでクリスティー作品とは縁遠く、恥ずかしながら40代にしてはじめて読みましたが、読んで良かったと思います。 遅きに失することはありません。はずかしがらずに、わたしのようなミステリファンは読んでおくべきと思います。 ところで、新訳ハヤカワ文庫のクリスティー文庫シリーズのカバー写真は素敵で大好きですが、 今作の場合は“アンティークなかんぬき”だったのではないでしょうか? | ||||
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作者のデビュー作にして、ポアロ初登場の記念すべき作品。 とはいえ、他に売り文句のない「凡作」である。 あくまで私の好みの問題だが、推理作品は共犯者がいるよりも単独犯の方がサプライズが大きくてよく、また共犯者がいる場合でも『オリエント急行』や『ナイルに死す』などのようにトリッキィーさが際立つものなら面白みもあろうが、本書の場合はただただ推理の論理がきちんと筋が通っているということ以外、特筆すべきことは何もない。 作者は『アクロイド殺し』までは世間からとくに注目されることのなかったありきたりな推理作家の1人にしか過ぎず、言い換えればそれまでの作品は皆「凡作」と評価されてきた訳であり、本書の評価はまったく世評どおりで、デビュー作にしてポアロ初登場の記念すべき作品というマニア的興味以外に、見るべきものは何一つない。 | ||||
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ここから一連のアガサ作品が始まった。1920年の記念碑ですね。作品は初作品としては面白いと思う。ただその後の、「アクロイド殺し」「そして誰もいなくなった」「5匹の子豚」「葬儀を終えて」「ゼロ時間へ」「殺人は容易だ」に比べれば、作品的には落ちる。ハラハラ感や展開の素晴らしさを感じたいなら、そういった作品をこの作品より薦める。ここから始まったという意味で、ポアロ最後の「カーテン」同様に、外せない作品だと思うが「ポアロ登場」と同様に読まなくても全然問題はないと思う。 | ||||
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記念すべきクリスティのデビュー作。ポアロのデビュー作でもある。本作を読んで驚いたのは、犯人が意図する法律上の問題の解釈が日本とイギリスとで同一な事だ。犯人はこれを盾に取ってポアロに立ち向かうのだが、この考え方が万国共通なら興味深い事だ。 話自体はデビュー作からもうクリスティ風味が出ていて、事件関係者の人物描写等の間にヘイスティングスの恋愛話を織り込む等、既に老獪さが出ている。ヴァン・ダインは作者自身を一人称として登場させ、クリスティもヘイスティングスを一人称として登場させる。この時代でも、ポーの影響の大きさを感じざるを得ない。 この先、半世紀以上、世界のミステリ・ファンを楽しませてくれているクリスティの愛すべきデビュー作。その意味で、心から楽しんで読むべき作品。 | ||||
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クリスティの処女作ですね! ポアロ初登場(後の作品で「ポアロ登場」って話がありますけど、世間にお目見えしたのはこれが初ですね) でもこの作品では主人公はむしろヘイスティングですね。 ポアロは途中登場でなんと殺害現場となったスタイルズ荘に滞在すらしてないんですから! やはりその作者の処女作というのは磨かれる前なので、他の作品を読んでからだと分かりづらい、表現がイマイチな感じがします。 しかし、トリックは流石という感じで、他の作品にひけを取りません。 初めての人には向かないかな、何冊かクリスティの他の作品を読んでから、これを読んだ方が良いと思います。新装丁版はドアノブと鍵がモチーフのおしゃれな表紙です。 | ||||
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