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終りなき夜に生れつく
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【この小説が収録されている参考書籍】
終りなき夜に生れつくの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全63件 41~60 3/4ページ
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クリスティにその親しみ易さゆえにコージーミステリ的なイメージを抱いている人にこそ読んで欲しい隠れた傑作。(コージー派を軽んじている訳ではない、念の為) ダークでロマンティックで怖ろしく残酷な物語。 ポアロもミス・マープルも出てこないが故に、心理描写の巧みさと騙しのテクニックの冴えがさらに味わえる。 トマス・H・クックなどのファンにも薦めたい一冊。 | ||||
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さすがクリスティ自身がベストテンに選ぶ作品だと思う。「終わりなき夜に生まれつく」という作中詩も心を打つ。クリスティにはサスペンスの中で、宝石のような言葉が次々に出てくるが、この作品でも、脇役の建築家がぼそっと語る言葉など、もし主人公に届いていれば、と思う。『無実はさいなむ』『ゼロ時間へ』の心理描写の素晴らしさと共に、いつまでも心に残る作品となるだろう。 | ||||
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世評があまり高くない本作であるが、私は好きだ。 何といっても、独特の雰囲気が著者の他の作品と違う。 著者には珍しい、ホラータッチ。 まるで、手塚治虫が描いたホラー漫画を読むような、何と言って良いか、著者は一生懸命なのだから、読者としてそれを分かってあげなくちゃ、怖がってあげなくちゃ、といった感じなのである。 そして、著者はもちろん本作をミステリとして書いている。 だが、純然たるミステリとして読むと、本作はどうしても評価が低くなるようだ。 それは、謎の提出がストレートじゃなかったり、謎の解明のロジックが低調だったりという、ミステリ読みには不満な点が多いからだろう。 そして、本作を読むのが著者ファンだから、いつもと違う作風にびっくりしてしまうせいだろう。 しかし、この独特の妙な、不安を掻き立てるような雰囲気と文体、そして著者のチャレンジ心は、評価に値する。 そして、本作を無心で読んだら、その面白さがわかるはずだ。 トリック?いろいろ言われているけど、別にいいんじゃない。 本作はトリックではなく、その雰囲気を楽しみ、それに酔う作品なのである。 | ||||
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勿論殺人事件なのだけど、 設定がロマンチック。 私が感じるだけかも知れませんが・・・ クリスティ作品の中で 私が好きな順位をつけるとしたら 5番以内に入れるなあ。 なんか絵が浮かぶんですよね・・・ (妄想逞しいけど) トリックは有名作品と 被ってる気もするけど。 | ||||
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勿論殺人事件なのだけど、 設定がロマンチック。 私が感じるだけかも知れませんが・・・ クリスティ作品の中で 私が好きな順位をつけるとしたら 5番以内に入れるなあ。 なんか絵が浮かぶんですよね・・・ (妄想逞しいけど) トリックは有名作品と 被ってる気もするけど。 | ||||
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アガサクリスティの作品だと気がつかずに読んでいました。 てっきり弾性が書いたものだと思って読み進んでいました。 途中で、表紙を見て、アガサクリスティだと気がついたときには、 すでに筋書きに嵌ってしまっていました。 たしかに、よく考えてみれば、第一部の男性の表現に現実味がない。 ここで気がつくべきだった。 マープル、ポアロ以外のものでは、自分ではベストだと思いました。 | ||||
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アガサクリスティの作品だと気がつかずに読んでいました。 てっきり弾性が書いたものだと思って読み進んでいました。 途中で、表紙を見て、アガサクリスティだと気がついたときには、 すでに筋書きに嵌ってしまっていました。 たしかに、よく考えてみれば、第一部の男性の表現に現実味がない。 ここで気がつくべきだった。 マープル、ポアロ以外のものでは、自分ではベストだと思いました。 | ||||
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文体のせいか、非常に恐ろしく感じました。 それと一人称がぼくのせいもあるからでしょう。 非常に文章に違和感を感じました。 そしてこの独特な雰囲気は これだけにはとどまりません。 設定も異色です。 その異色さが目立ってくるのは後半で それがわかった瞬間、拒絶反応を 起こしそうになりました。 設定は面白いですが 読後に違和感が残ったので 星は1つマイナスです。 | ||||
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文体のせいか、非常に恐ろしく感じました。 それと一人称がぼくのせいもあるからでしょう。 非常に文章に違和感を感じました。 そしてこの独特な雰囲気は これだけにはとどまりません。 設定も異色です。 その異色さが目立ってくるのは後半で それがわかった瞬間、拒絶反応を 起こしそうになりました。 設定は面白いですが 読後に違和感が残ったので 星は1つマイナスです。 | ||||
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自作のトリックの「焼き直し」と評判のよくない作品だが、そういう人は小説をゲームのようなものとしか受け止めていないのだろう。 ぼくはクリスティーに通じているわけではないから他の作品と比べるとはできないが、ストーリーの先が読めるし(もちろん、犯人もすぐにわかる)、ディテールも荒い。にもかかわらず、これだけ読ませる力量はただことではないと思う。「本格ミステリ」としての結構は悪いかもしれないが、文学作品として抜きんでているからだろう。 | ||||
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自作のトリックの「焼き直し」と評判のよくない作品だが、そういう人は小説をゲームのようなものとしか受け止めていないのだろう。 ぼくはクリスティーに通じているわけではないから他の作品と比べるとはできないが、ストーリーの先が読めるし(もちろん、犯人もすぐにわかる)、ディテールも荒い。にもかかわらず、これだけ読ませる力量はただことではないと思う。「本格ミステリ」としての結構は悪いかもしれないが、文学作品として抜きんでているからだろう。 | ||||
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クリスティ好きな方でも、評価は分かれると思います。 シリーズ物ではない、単発の作品。「ゼロ時間へ」のようなスピンオフ要素もありません。 メイン・トリックは某作と同じだし、そもそもこのプロット短編で一回書いちゃってますので、(しかもあのヒトで…)記憶力の良い方には分かっちゃう。(読後心あたりのない方は「愛の探偵たち」をどうぞ) どんでん返しのすごさ、ミステリの陶酔を期待して読むと、多分こけます。 この物語は、謎解きを楽しむためのものではないのでしょう。 ただただ切ない。そういう物語です。 切なくて哀しいです。 他の結末もあったはずなのに… それともそれはありえないものだったのでしょうか。 全ては終わりのない夜の中こだまするだけです。 クリスティの、トリック的なところでなく、メロドラマ的なところが好きな方だったらハマると思います。(そこがダメな方はダメかも) 私にとっては、クリスティ作品の中でもベストの一冊です。 | ||||
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クリスティ好きな方でも、評価は分かれると思います。 シリーズ物ではない、単発の作品。「ゼロ時間へ」のようなスピンオフ要素もありません。 メイン・トリックは某作と同じだし、そもそもこのプロット短編で一回書いちゃってますので、(しかもあのヒトで…)記憶力の良い方には分かっちゃう。(読後心あたりのない方は「愛の探偵たち」をどうぞ) どんでん返しのすごさ、ミステリの陶酔を期待して読むと、多分こけます。 この物語は、謎解きを楽しむためのものではないのでしょう。 ただただ切ない。そういう物語です。 切なくて哀しいです。 他の結末もあったはずなのに… それともそれはありえないものだったのでしょうか。 全ては終わりのない夜の中こだまするだけです。 クリスティの、トリック的なところでなく、メロドラマ的なところが好きな方だったらハマると思います。(そこがダメな方はダメかも) 私にとっては、クリスティ作品の中でもベストの一冊です。 | ||||
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いや、面白かったです。 この作品はトリックや推理云々ではなく、ミステリ、サスペンス小説として面白かったです。 作風としては、サスペンス作家アイリッシュ(幻の女の作者)のようなダークな雰囲気がよかった。 本作でもそうだが、クリスティーの描くキャラは他の推理作家と比べ、細かなところもよく描かれている。それにより、真に迫っていて最後まで読ませる。 | ||||
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いや、面白かったです。 この作品はトリックや推理云々ではなく、ミステリ、サスペンス小説として面白かったです。 作風としては、サスペンス作家アイリッシュ(幻の女の作者)のようなダークな雰囲気がよかった。 本作でもそうだが、クリスティーの描くキャラは他の推理作家と比べ、細かなところもよく描かれている。それにより、真に迫っていて最後まで読ませる。 | ||||
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思いっきり騙されました。 かなりズルイです。他に言いようがないですが、本当に気持ちよく騙されますよ。 訳が良いのか読みやすいし、途中のインパクトは薄いけどラストは圧巻。流石アガサだなぁと感心させられる一冊です。 | ||||
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思いっきり騙されました。 かなりズルイです。他に言いようがないですが、本当に気持ちよく騙されますよ。 訳が良いのか読みやすいし、途中のインパクトは薄いけどラストは圧巻。流石アガサだなぁと感心させられる一冊です。 | ||||
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クリスティの作品は色々読んでいますが、この作品にはびっくり。まず、書き方からして違う。スティーブン・キングのファンでもある私ですが、この作品がキング作と言われても違和感がないくらいです。 ラストも素晴らしい!確かに、苦言を呈す人もいるとは思いますが、十分「フェア」でしょう。 クリスティの底知れぬ奥行きを味わえた作品です。 最高! | ||||
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クリスティの作品は色々読んでいますが、この作品にはびっくり。 まず、書き方からして違う。スティーブン・キングのファンでもある私ですが、この作品がキング作と言われても違和感がないくらいです。 ラストも素晴らしい!確かに、苦言を呈す人もいるとは思いますが、十分「フェア」でしょう。 クリスティの底知れぬ奥行きを味わえた作品です。 最高! | ||||
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「ジプシーが丘」、それは、何と物寂しげで、ロマンティックな響きを醸し出す地名であろうか。そんなジプシーが丘のモミの木の下に、たった今、その木から出現して形を現わしたもののような雰囲気を漂わせてたたずむ美女エリー、そんなエリーの姿を見染め、思わず立ち尽くし、じっと見つめ続けるマイク、とくれば、これはもう、絵画に描かれたようなロマンティックな情景が、頭の中に鮮明に浮かび上がってくる。この作品は、そんなロマンティックで美しい恋物語から始まる。 しかし、ジプシーが丘は、呪われた伝説の土地でもある。胸をときめかせてジプシーが丘を下る二人の前に突然現れた不気味な老婆は、「この土地には呪いがかけられている。いますぐ立ち去らなければ、ひどいことが起きる」との不吉な予言を残し、さっと歩み去るのだった。やがて、その予言が現実のものとなるときがやってくる…。 この作品については、一部に、アガサの既出の作品との類似点を指摘し、その評価を減じる向きもあるようだが、私に言わせれば、66作もの長編ミステリを書いていれば、似たような仕掛けが出てくるのも、当然といえば当然であり、後世に生き、全ての作品を同じ時元で読む我々にとっては、「どちらが先か」といった評論家的視点は、大した意味を持たない。問題は、作品としての完成度の高さであり、その点から見れば、これは、間違いなく、名作と位置付けられる作品だ。ちなみに、この作品は、アガサ自身が選んだベスト・テンにも含まれている、アガサお気に入りの作品でもある。 | ||||
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