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湿地
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湿地の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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| アイスランド。2〜3年前に火山が噴火して国際航空線が大混乱したのはたしかあの島だった。「国」というよりも、火山と氷河、寒々とした不毛の「島」というイメージである。 知らない国の小説は、読んでそのお国柄を垣間見ることができれば、ストーリーそのものよりものめり込めることがある。この作品はその典型だと思う。 2001年、雨が降り続く暗い町。首都レイキャヴィクのノルデュルミリ(北部の湿地を埋め立てた住宅街)。物語の人間関係を象徴するかのようにジメジメとして陰鬱な情景描写は印象的だ。 レイプ、家庭内の倒錯した性、暴力、薬物中毒、親子の愛憎。事件の周囲はどの国でも変わらないものだ。そりの合わない捜査官同士で角を突き合わせながら真実にたどり着くというのも最近の警察小説にはよくある。物語の横軸にベテラン捜査官の家庭内事情が描かれ、ストーリーに膨らみをもたせるパターンである。同情を誘う犯行動機の悲劇性だってテレビ放映のミステリードラマでは定番になっている。 これだけであれば万国共通の平板な作品にとどまるところだが………。 実はこの作品の肝心なところはアイスランド国の成立ちそのものにあるのだ。「なるほどそういうことなの」と得心できる謎の核心がある。だから、アイスランド国の成立ちの特性とはなにか?をここで述べることはしない。 巻末に柳沢由実子氏の「訳者あとがき」と川出正樹氏の書評「灰色の物語― 節義と血讐を描くアイスランド生まれの警察小説」の二つの解説があるが、本編を読み終えるまで絶対に読んではならないとだけは言っておこう。わたしは途中でうっかり読んでしまったので、それ以降、謎解きの興味は半減してしまった。 ミステリー用には過剰な説明であり、あまり出くわしたことのない特殊ケースだった。 ただ、この解説がなかったなら、小説本文だけでは読み取れない。欧米人はある程度、常識なのかもしれないが………。おそらく作品の魅力は理解できず、平板な印象のままで終わっただろう。 お国柄を知りたいと思っていたものだから、謎の部分にとどまらずにアイスランドの諸般事情におよんだこの解説はそのものに価値があった。 先に読まれるとネタバレになるリスクがあるとしても、全く知識のない国の作品にはこういう特別な配慮が必要なのだろう。 蛇足だが、犯人のこの状況は殺人を実行する強い動機を生むものなのだろうか?殺人犯にメモ書きを残させたものは?………日本人の感覚からすると疑問が残るのだが、これもアイスランドの国柄なのか。 | ||||
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| 鳴り物入りで登場した「北欧の巨人」の作品? 好意的なレビューが多いですね〜 おおいに期待して読みはじめたものの、自分が女だからか、冒頭から違和感てんこもり。 まず、自分なら 「こんな状況でデキた子どもは絶対産まない」 ですね。 念のため、数人の女友達に聞いてみましたがところ、 「もちろん私も産まない」 という回答が返ってきました。 「しょせん、男の作家の書く話だよね・・・」と失笑を禁じ得ない作品も巷には少なくないのが残念です。 女性はこんなに弱くもないし、愚かでもない、と言いたくなる女性読者もいることでしょう。 そこんところ、「40年前だから」とか「まだ女性の社会的な地位が〜」とかでウヤムヤにはしてほしくありませんよね? もちろん「アイスランドだから」ってことも。 そんな「細部」につまずいてしまったからか、中心となる殺人事件は自業自得としか思えないし、その他のお気の毒な「被害者」たちにもあまり感情移入できないし・・・ さらに私が許せなかったのが(まだあるのかっ?!)、主人公エーレンデュルの親子関係!! あれ、マジ、ヤバいっすよ・・・ 他人の事件なんか追いかけてる場合じゃないのでは??? ラストの一行には、ただただあぜんとしてしまいました。 ありえね〜 次回作はCWAゴールドダガー賞を受賞したらしいので、ぜひ挽回を期待します。 | ||||
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