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そして誰かいなくなった
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そして誰かいなくなったの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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説明の必要も無いほど有名なアガサクリスティーのオマージュのようなタイトルと展開 しかし実はオリエンタル急行の殺人だった! 素晴らしいですね | ||||
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挑戦が失敗したかは賛否両論あると思いますが(私はちょっと失敗かと思いました)、挑戦したことに意味があると思います。 今の時代からはあまりないだろう場面設定で話が進みます。Deviousな心根をもった人が分からぬまま進むので、その間、自分なりに推理するのが楽しかったです。理系の読者からすると、本に書いてあることが可能かの疑問がわいてくると思いますが、そこを捨象すれば楽しめます。 | ||||
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夏樹静子氏がクリスティのそして誰もいなくなったを下敷きにして再構築した88年発表の作品。 トリック云々というよりはプロット型のサスペンス作品である。 バブル期の作品らしく豪華クルーズを舞台にそして誰もいなくなった同様の事件が展開する。 二転三転というよりは最後でどんでん返しの一発ネタである。 最後まで読めばそして誰もいなくなったはもちろん、クリステイのもう一つの有名作も念頭入れて書かれていることが分かるだろう。 そして、タイトルであるそして誰かいなくなったの誰かが分かるという洒落た構成になっている。 非常に読みやすく展開もサスペンスに溢れていて、なかなか面白い作品と言えるだろう。 | ||||
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この作品は読む前から、もちろんアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」へのオマージュだと思っていました。 読んでみて的外れではありませんでしたが、さすが夏樹静子という展開を次々に見せてくれます。 舞台やアイテム的な設定は確かに似ている部分もありますが、全体的には全く違う作品に仕上がっているので純粋に楽しめます。 ちなみに、前もってアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を読んでおく必要はなく、 読んでいなくてもしっかり楽しめる構成になっておりますので、こちらを先に読まれても何ら問題はありませんので安心してお読み下さい。 この作品を読めば、きっと夏樹静子が好きになりますよ。 | ||||
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ストーリーの終わらせ方には賛否両論あるでしょうが、軽めのエンターテイメントとして軽く読み進めることができました。 医学的・肉体的に物語中のトリックが使えるのかは疑問ですが、読みやすい文章でサクサク読めました。 書店で思いがけず買った本ですが、私はけっこう楽しめました。 | ||||
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ミステリの女王こと、アガサ・クリスティの代表作『そして誰もいなくなった』への挑戦とも いえる作品。本作では孤島の密室が豪華クルーザー、インディアン人形が干支の置物になって いたりしてストーリーの流れも『そして誰も....』を踏襲する展開になっていますが、しかし それでも尚、まったく読者を飽きさせずに最後まで一気に読ませる程の緊迫感漲る描写と、 驚きの結末は凄い。 ただ、他のレビュアーの方の批判も一理あって、確かにこの手のジャンルを読み込んでいて、 勘が良ければ、途中で結末が予想できてしまう感はありますが、総合的に云えばまったく無駄 なく洗練されており、しかも物語の締め方が感慨深くて良い。これもクリスティの某有名作の ラストと似てますが、そこでみせるクリスティの正義感より、この一冊で著者がみせた正義感 の方がなんともしっくりくるし、実際これ以上の締め方はない様に思う。。 『そして誰も....』を読んだ事がある方もない方も満足できる作品だと思います。お薦め。 | ||||
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ミステリー小説として最後まで面白く読める作品である。文章に冗長なところがなく描写や会話に無駄がない。話は「そして誰もいなくなった」と「オリエント急行」を足して割ったような内容である。初めから伏線が随所に張られているので勘のいい読者は結末が予想しやすいかもしれない。ところでこの作品が描かれた時代が1988年頃で携帯もネットもない時代だったのでそのままではテレビ化は難しいような気がする。 | ||||
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アガサ・クリスティーのパスティーシュとしては、恐らく最高レベルの作品だと思います。ほんのちょっとしたアイデアを最大限効果的に見せる著者のテクニックには、いつもながら感嘆の念を禁じ得ません。本書も単純なアイデアなのに、見事に騙されてしまいました。 『訃報は午後二時に届く』など、連載小説では冗漫な部分も出てくる著者ですが、本書はそのようなこともなく、引き締まったいい長編に仕上がっています。 若干アンフェアな部分があるのが残念ですが、全体的によく計算されていて、騙される醍醐味を味わえる良作です。 | ||||
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