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赤い星



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【この小説が収録されている参考書籍】
赤い星 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

赤い星の評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

構成は壮大なのに含有する栄養が不足

本文二段組の長編を読むのに1週間かかった.何しろロシア側ではモスクワとペテルブルグと二つの都にそれぞれ皇帝がいて,日本側は海外派兵ができない憲法があるのにまだ幕府制で,大老にはロシアの皇族実力者が据えられ,ロシアの支配下にある.そうしてTVが廃れてインターネットTVに熱狂するオタク達が群を作っている.この不可思議な状況の把握が容易ではないのだ.大黒屋光太夫と思しきスーパータレントがシベリア横断クイズを主催して ペテルブルグに行くぞ ! と叫んでいる.江戸娘 おきみ は,幼馴染の吉原きっての花魁とロシアに行ったきりの音楽家龍太郎のためにオンラインで江戸 - ペテルブルグを股に架けて働くが,はかばかしくは事が運ばない... 事態の真相は択捉にピョートル大帝が建立した修道院(!)で大黒屋から おきみ に明かされるように見えるが,赤い星の正体は最後まで判らない.ペテルブルグではネフスキー大通りが一体どう言う通りか記述がないままで,読む方では持て余すしかない.筋が複雑な割に,細部の描写が足りな過ぎる感じ.このSFでロシア観光はできない.非常に残念と言うしかない.
赤い星 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)Amazon書評・レビュー:赤い星 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)より
4152089504

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