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I'm sorry,mama.
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I'm sorry,mama.の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 81~83 5/5ページ
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に挙げてもいいと思う。あらすじを知らない状態で借って読んだ のはラッキーだったかも。主人公が、がめつくて見栄張りで、これは 作者の前の作品の「OUT」の脇役で殺された城之内邦子にそっくり。 このキャラクターをふくらませ、さらに実際に存在した連続殺人と整形 と逃亡を繰り返した福田和子のイメージが合わさって今回の主人公に なっている。最後まで救いはなくそこが逆にすっきりしている。大ざっぱ に言えば女版「血と骨」かも。まあ、話自体は色々とっちらかっている印象 もあるが・・・。「OUT」の主人公もかわいげのない性格で、そこがめちゃ くちゃに格好良かったが、今回もさらにかわいくない主人公がはっちゃけて いる。これがまた格好良い。所々に笑いもあり。特に母を殺す時の「さてと、 死にますか」には大爆笑だった。ひねくれた人にはおすすめです。 | ||||
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桐野の近作の傾向からして、ある程度みなさんにも予想が付くと思う。中年から初老にかけての複数の女性の、一人称で語られるアングラ人生。人生にまつわる小ずるい部分、汚い部分がこれでもかと描かれる。 しかしこの小説はなんなのだろう。重要かと思われた登場人物があっけなく死んで主人公が交替したり、都合の良い偶然があるかと思っても、その条件をいきあたりばったりな行動によってぶっこわしてみたり…。 性格の破綻している登場人物の一人称意識で語られるので、場面描写も乱暴だ。いわゆるメタ小説・破綻小説ともとれるが…。確かに精神の極北を描くことに成功してはいるが、私たち読者を突き放しすぎではないだろうか。泣けるはずの部分で泣けないし、ハラハラするはずの部分でも淡々と読めてしまう。登場人物が、「笑うのも死ぬのもアタシ、あんたたちは他人」とばかり、読者を突き放している書きぶりなのだ。 オーソドックスに人物を描き込んだり、場面描写を重ねて心情を描ききる才を持つ作家だけに、なんだかとっても…惜しい。 | ||||
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~基本的にこの作家さんの書く話は毎回苦手ですし、こういったドロドロした話の先に何かを感じられるほど感受性も豊かじゃないんですが、「人間の汚さ」みたいなものを描かせたら間違いなくナンバーワンですよね。笑っちゃうくらいイヤらしいです。現実離れしています。間違いなく性格の悪い作家さんが書いてます。その結果、当然最後まで一気に読んでしま~~います。そんな本です。~ | ||||
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