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I'm sorry,mama.
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I'm sorry,mama.の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 1~20 1/5ページ
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桐野ワールド炸裂でした! 200頁ぐらいの薄い小説ですが、これでもかと登場するありとあらゆる邪悪さは普通の毒ではなく凝縮された猛毒でした! この猛毒さが癖になる。 | ||||
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フォローしてますが、独特の表現力で読みながら引き込まれてしまいます。 | ||||
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再読したが、2回目もおもしろくなかつた、著者の作品にしては、物語も、単調で、飽きてくる。残念! | ||||
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『人物の描写に深みがない』と言うような意見も見られたのですが、深みがないことこそが、この物語の主たる人物のその人らしさということだと僕は思いました。その『らしさ』と言う深みのなさ(洞察力、想像力、思いやり等のなさ)が大そう薄っぺらくも見え、耐え難くて嫌な感じなのですが、このような『目先の利にかなうこと以外何も考えない(考えられない)』感じこそが彼女の核だったわけで、そうなるのはなぜなのかと言うことはきちんと綴られています。恨みつらみと自らの欲望を満たすことしか考えておらず、そのためには他人を傷つけようが自分をないがしろにしようがどうでも良く、世界を馬鹿にし、もはや一般人と心を通じて話すこともできません。救いようがなく、同時に害毒はまき散らし、言いようがない。そしてそこに理由があるという。 救いようのないこの世の嫌な部分をえぐり出すような話でした。僕は日頃から男って嫌だなぁと思ってしまう質なのですが、やっぱりこの世界の不幸の根元は男なんじゃないか、なんてことも思ってしまいました。まぁ、男と言うか、男の命に植え付けられている質感と言うか…。こういう書き方すると偏ってると思われてしまうから嫌なのですが…。 やっぱりこの世界は基本的に酷いんじゃないかな、なんて考えたりもしてしまいます…。実際こういう事実はあるだろうし、いったいどうすればいいのだろう。 | ||||
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レビューでは結構ボロクソだったので、構えて読みましたが面白かったです。 | ||||
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・・・痛快なまでに描き切った問題作。」という惹句に惹かれて読んだが、どうも誇大にすぎやしないか。冒頭からしてのんびりした様子で、ロマン・ノアールがもつ切迫感や追い詰められ感が欠落している。というか、ホテルの女性経営者像にしても、元娼婦の名前がガス自殺したロリコン文豪と一字違い(史上二番目にワルい首相の名前とも掛けているかも)との設定にしても、むしろコミカルな部分が多い。一方で、養護施設における「子供の序列」など、ナルホドとは思うが、それだけ。(いや、人間、ここまで悪たり得るのか)と、こちらの想像を絶するような悪への剔抉というか、作家としての鮮やかな一振りが、ない。過酷な出自ゆえの防衛本能から「動物的な勘」で悪を為しても官憲の手をすり抜けてきたというのも、雑駁すぎる。ラストで大どんでん返しがあるかと期待したが、ここもドタバタ劇で尻切れトンボ。各章の副題も必要なのか、疑問だ。むしろ即物的にノンブルのみを振り、次の展開へのドキドキにつなげるべきではないか。とはいえ、その肝心要のドキドキ感がないのだが…。輪をかけてひでェのが島田雅彦の解説。「ディーテイル」「汚わい」は、文を鬻ぐことを生業としている身としては酷すぎやしないか。と思ったら、その後は「ヒューマニズム」なる手垢まみれの言葉の連打ときた。「何としても」「広げに広げ」「がんばります」といった、どこかの党の十年一日の紋切り型とおっつかっつで、げんなりした。解説で★一つにしようかと思ったが、小説自体はちょっとしたライト・ノヴェルにはなっているので、おまけで★二つとした。 | ||||
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古本屋で一冊200円、3冊なら1冊あたり100円という本で期待せずによんだけど、最初の20ページで想像を超える展開に出くわして、この本やばいと思って、心を落ち着けてからその後を読んだ。嫁によると、この著者の書く内容は結構えぐい内容、有名だとか。そうだったのか、どおりでと進む。 たぶんストーリーとしてはありがちで、小説らしいイっちゃってる感じの主人公と登場人物達なんだけど、イッちゃってるその人たちにあって、主人公だけはどこか他と遊離しているんだよね。そこがラストに向かっての哀愁を感じさせる。途中、ホテル経営者に主人公の事を警戒せよとメールが来るあたりで、読んでる方のアドレナリンは絶頂に。やばーい、一冊100円でいい買い物したなとおもいながら読んだ。しかし、最後60ページはちょっと展開を急ぎ過ぎか、もう少しこの世界を味わいたかった。よって、星は一つひいて4つとした。 とにかく登場人物がみんな濃い、映画化したら面白いと思う。あと、この表紙もいい感じで、好きだ。 | ||||
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まだ観てませんが桐野夏生の小説は結構観てますので。私的にはグロテスクから始まりミロシリーズ、柔らかい頰的な考えさせられたり後味悪いのが好物です❤️ | ||||
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届けるまで時間がちょっとかかりますけど、商品はなかなか悪くないです。 | ||||
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助走のまま飛び立たずに話が終わってしまったかのような感じが。 ただ、相変わらず、物語の雰囲気は読ませます。 | ||||
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売春宿で産まれたアイ子は成長して次々と犯罪を犯していく. 最後にたどりついた自らの出生の秘密とは? 主人公のアイ子の言動は, 短絡的かつ他者への共感がまったくなく,いかにも社会病質的なキャラクターであるが, 桐野作品に通底する平凡と狂気の境目の危うさみないなものは この作品からはまったく感じられない. 典型的すぎてあまり面白みがないとすら言える. | ||||
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桐野さんらしい 小説です。 主人公は 次々と 犯罪を重ねていく・・・ この子が生まれてきた「意味」は 何だろう。。 読者の寛容力を試しているとの評がありましたが まさに そうです・・ 桐野さんが好きな人は、まだしも 始めて 桐野さんを 読む人には 辛いでしょう・・・ | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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確かにアイ子は悪い女である。 しかし、ここに出てくる他の女だって悪いし、アイ子を作った周りの大人たちも悪い。 悪さ加減に差はあるが、ほとんどの人間が“悪い”のである。 そして自分だってそのような人間の一人であり、アイ子との差は、実は紙一重なのではないか… この感覚こそが桐野夏生の神髄であり、その怖れを確かめるためには、また彼女の本を読まずにはいられないのだ。 | ||||
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最近 著者の作品にはまっていろんな作品を読んでいますが これは 設定とストーリー展開にちょっと無理があるように感じる。 まあ 小説だから面白くするのはしょうがないが、 安易にやりすぎると 白けてしまう。 著者の作品の ドロドロした毒の部分がハイレベルであるがために いまいち ものたりなさを感じてしまう。 | ||||
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この人の本は作品によってムラがあるが、この作品はこの作品の中でムラがありすぎな感じで、なんだかついて行くのが大変だったが、一気に読んでしまったのは、作品の中のセクションごとそのものは面白かったからか。しかし、話が横道にそれることが多く、あまり引っ張るので、もしかしてこれから重要人物なのか?と思ったら全然関係なかったりと、なんか散漫な印象もぬぐえず。ちょっと欲求不満の残る終わり方だし、登場人物を描き切ってない印象もあって、読後の「残尿感」(笑)が結構あったけど、一気に読んだので、まぁよしとしよう。 | ||||
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桐野流ピカレスク小説の味わいです。 主人公アイ子と周辺の人物がどれも醜い。 そしてうすっぺらい。 言ってみれば「人間の薄っぺらさ=空虚さ」がテーマの小説だ。 強烈であります。 孤児院の元職員の美佐江と夫の稔。 育ての親で女装趣味の隆造、 経営巫女と呼ばれる都志子、 部下の山瀬、後藤。 元売春婦たち。 記憶の中の「母さん」。 悪意と虚飾と敗残にまみれた人々。 この強烈な人物群を眺めているだけで、 ドラマ性を感じてしまう。 醜さがドラマである。 ラスト、アイ子の出生の秘密があっけなく解かれることで、 この小説の描く、人間のうすっぺらさが身も蓋もなく描き切られているようである。 一種の爽快感さえ感じるエンディングだ。 | ||||
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どうしようもなく気持ち悪い本だ。 いや、気持ち悪いというより嫌悪に近い。 裏社会的物語だが、この作者のつくるキャラはどれも同じに思えて仕方がない。 心に傷をもち、ドロドロとした卑屈な考えを心に宿した女性キャラばかりで正直うんざりする。 グロテスクはそれなりに読ませる作品だったが、これは手を抜いた感があるように思った。 少なくとも、新しさはない。 | ||||
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初めての桐野夏生氏の作品でした。 安史が孝子を追いかけて行き、車にひかれそうになったときにアイ子が安史を抱きかかえるというシーンがあまりにも話が上手く進み過ぎて、一気に興ざめしてしまいました。 ストーリーに無理がありすぎて、そこからは一応読んでおくか的な感じで読みました。 この本のジャンルは何なのでしょうか? 感情移入できないで終わった小説でした。 | ||||
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アイ子ちゃんの人生、かわいそ過ぎ。 輪廻転生。来世では素晴らしいことが沢山ありますように、と思わず願っちゃいました。 人殺しを繰り返すアイ子が靴に話しかける、ってところがちょっと違和感ありました。 | ||||
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