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I'm sorry,mama.
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I'm sorry,mama.の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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再読したが、2回目もおもしろくなかつた、著者の作品にしては、物語も、単調で、飽きてくる。残念! | ||||
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・・・痛快なまでに描き切った問題作。」という惹句に惹かれて読んだが、どうも誇大にすぎやしないか。冒頭からしてのんびりした様子で、ロマン・ノアールがもつ切迫感や追い詰められ感が欠落している。というか、ホテルの女性経営者像にしても、元娼婦の名前がガス自殺したロリコン文豪と一字違い(史上二番目にワルい首相の名前とも掛けているかも)との設定にしても、むしろコミカルな部分が多い。一方で、養護施設における「子供の序列」など、ナルホドとは思うが、それだけ。(いや、人間、ここまで悪たり得るのか)と、こちらの想像を絶するような悪への剔抉というか、作家としての鮮やかな一振りが、ない。過酷な出自ゆえの防衛本能から「動物的な勘」で悪を為しても官憲の手をすり抜けてきたというのも、雑駁すぎる。ラストで大どんでん返しがあるかと期待したが、ここもドタバタ劇で尻切れトンボ。各章の副題も必要なのか、疑問だ。むしろ即物的にノンブルのみを振り、次の展開へのドキドキにつなげるべきではないか。とはいえ、その肝心要のドキドキ感がないのだが…。輪をかけてひでェのが島田雅彦の解説。「ディーテイル」「汚わい」は、文を鬻ぐことを生業としている身としては酷すぎやしないか。と思ったら、その後は「ヒューマニズム」なる手垢まみれの言葉の連打ときた。「何としても」「広げに広げ」「がんばります」といった、どこかの党の十年一日の紋切り型とおっつかっつで、げんなりした。解説で★一つにしようかと思ったが、小説自体はちょっとしたライト・ノヴェルにはなっているので、おまけで★二つとした。 | ||||
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売春宿で産まれたアイ子は成長して次々と犯罪を犯していく. 最後にたどりついた自らの出生の秘密とは? 主人公のアイ子の言動は, 短絡的かつ他者への共感がまったくなく,いかにも社会病質的なキャラクターであるが, 桐野作品に通底する平凡と狂気の境目の危うさみないなものは この作品からはまったく感じられない. 典型的すぎてあまり面白みがないとすら言える. | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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どうしようもなく気持ち悪い本だ。 いや、気持ち悪いというより嫌悪に近い。 裏社会的物語だが、この作者のつくるキャラはどれも同じに思えて仕方がない。 心に傷をもち、ドロドロとした卑屈な考えを心に宿した女性キャラばかりで正直うんざりする。 グロテスクはそれなりに読ませる作品だったが、これは手を抜いた感があるように思った。 少なくとも、新しさはない。 | ||||
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初めての桐野夏生氏の作品でした。 安史が孝子を追いかけて行き、車にひかれそうになったときにアイ子が安史を抱きかかえるというシーンがあまりにも話が上手く進み過ぎて、一気に興ざめしてしまいました。 ストーリーに無理がありすぎて、そこからは一応読んでおくか的な感じで読みました。 この本のジャンルは何なのでしょうか? 感情移入できないで終わった小説でした。 | ||||
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アイ子には同情する。天涯孤独で誰からも愛されず、誰も信用出来ぬまま大人になってしまった。 結果残虐な女になってしまう。 暗い話で先に明るさも見出せず何度も読むのをやめようかとも思いながらも読みきった。 売春宿のOG達が皆いい人というかまっとうな感じになってるし、 ホテルの女社長とか登場人物との係わり合いも中途半端な感じが・・・・・ 人にはまず勧めないなぁ。 アイコの悲惨な幼少時代がリアルに今も心残ってしまい、読んで以来気持ちが晴れない感じあります。 私が今1歳児を育てているからだと思いますが。 | ||||
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暇つぶしの小説としては良かったです。 一気に読んでしまいました。ページをめくるのが楽しみでした。 ただ、すごく暴力的なのは桐野さんのスタイルなんでしょうか?なんか すごくとんでるというか・・・ 始まりがすごくよかった。 幼稚園の先生と教え子のカップルの話かと思えば 主人公はアイコといういきなりの展開には驚いた。 すごく個性的で登場人物がたくさん出てくるんですが その人たちが一体どうなったのか その後殆ど姿を現さないし その点はすごく中途半端な気がしました。 こんな人殺されてなんでバレないんだ・・・・?! リアルさはないですが、むしろ それが楽しめました。 他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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うーん。 「顔にかかる雨」ではじめて桐野作品に触れて、そこから「天使に見捨てられた夜」「ダーク」につづく 「村野ミロ」シリーズの完結編でも感じたことだが・・・ 桐野夏生さんの作品はいつでも突き放したような真っ黒い虚無感が感じられて、 この人はもしかして、すごく悲しい人生を歩んだの?と、人事ながら心配になるほど。 靴が表紙になった文庫本で、靴がテーマかと思ってちょっと手にしたんだけど・・ 小物の扱いもちょっと雑に感じた。割り箸ハウスとかちょっと奇抜な人が出てくるのに、 なんか活かされてなくて、使い捨ての登場人物に感情移入できないままに終わってしまった。 | ||||
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読み終わるまでに一度もその作品世界に引きずり込まれることはなかった。わたしは、人間の心に潜む闇、日常に潜む闇、普通の生活をしている人が堕ちて行く様を、これでもか!と描き切るところが彼女の作品の魅力であり、他の作家が真似できないところなのだと思っていた。 ところが、この作品に登場するのは地面スレスレともいえる生い立ちや境遇に生きている人達ばかりだ。これ以上堕ちることはない、といってもいいくらいなのだが、この作品でもいつものようにそんな人たちが桐野流に悪意にまみれた人間として描かれていく。彼女の作品に共通する堕ちる魅力が感じられない。 また、登場人物の切れっぷりに桐野的なものが見えるが、その“怖さ”がほかの作品のように、理解できそうで理解できない(またはその逆)という得体の知れないものではなく、表面的な怖さになってしまっている。それは、その怖さの理由を全て生い立ちと境遇に求めてしまったことによるのだと思う。 では、他にどうすれば良かったのかと考えてみても、闇(非日常)の中の闇を書くのは桐野夏生らしくないなということしか思いつかない。 たとえば、これが初めて読んだ桐野作品だったとするとその世界に引き込まれたのかもしれないが、他の桐野作品を既に読んでいる私にとって、この作品は失敗作という感じがしてしまう。 | ||||
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グロテスクには驚嘆した私ですが、同系列の作品として数段見劣りがします。 不幸な虐待を受けて人間性を欠落して成長していく過程、その結果共に安易に流れている感触です。アイ子の出生の秘密も陳腐です。 暗部を描く作品ははずすとただ汚らしいだけのものにしかなりません。 | ||||
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I'm sorry,natuo. うーむ、「グロテスク」が個人的には気に入っていただけに本作品は、いただけない。 登場人物の名前をマッチの軸に書いてカラカラ振って飛び出てきた人物を描いてるよーなそんな求心力のなさ加減がいただけない。 但し、巻末の島田雅彦氏の解説は、イタイほど良い!! 一読あれ。 「作品を通じ、読者の寛容を試しているかのようだ。」 氏のこの言葉が全てをあらわしている。 | ||||
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アイ子の邪悪さが生い立ちによるものか? それとも親の遺伝子によるものか?嫌悪感を抱きながら読み進めて行きました。 一点の光りさえも見出せない暗い暗い物語です。 読んでいくうちに心の中が澱んでいくような・・・。自分に不都合な存在をすべて消し去っていくアイ子。 殺人をゴミを蹴飛ばすくらいの軽い気持ちでやっていく。 周りの全ての人間を憎んでいるアイ子。 途中の子供とのエピソードは、唐突。 しかもあってもなくてもいいような感じに思えたり(爆 ラストも。。。どうなんでしょう?これが桐野夏生ワールド??? | ||||
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~ この作者の本ははずれがなかったので、まあ読んでみたというところ。なかに出てくる方は、みんなグロテスクで気持ちの悪い人々だが、なかでも、アイ子の気持ちの悪さ、グロテスクさが一人歩きしていて、すごく読後感が悪い。これでもか、これでもかという、グロテスクなものの連続で、読んでいてつらくなった。どこか、現実逃避がしたくて、読書をするのに~~、地獄絵をみにいったみたいで、、、後味が悪い。 試みとしては面白い本であるが、楽しみとしての読書にはむかない。~ | ||||
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