■スポンサードリンク


GOSICK VIII‐ゴシック・神々の黄昏



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

GOSICK VIII‐ゴシック・神々の黄昏の評価: 4.37/5点 レビュー 30件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.37pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 1~20 1/2ページ
12>>
No.24:
(5pt)

アニメより納得

後半駆け足のアニメよりも納得できる設定です。最終的にお互い告白して結婚するので、読後モヤモヤ感はありません。ようやく落ち着きました。ありがとございました。
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.23:
(5pt)

素晴らしいラスト

感動的なラストと言い、スッキリする締めですね。続きが待ち遠しいです
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.22:
(5pt)

期待に応えてくれたエンディング

まさに期待通りの幕引き?でした。 住所の書き止め方はどうかと思いましたが(^_−)。 続きを期待させる余韻も良いです。
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.21:
(5pt)

離別

カップルの別れ、戦争の足音、片や徴兵、片や幽閉

 急展開と言っていい、8巻の大きな変化っぷりはじきに来る物語の終わりを確かに感じさせてくれるものでした。ヴィクトリカと一弥とが互いの物を大切に持つようになったり、普段なら言わないようなことを言ったり――。その結果は二人の別離、予想していたとはいえ何とも悲しい気持ちになりました……。
 ブロワ侯爵の過去がつまびらかにされ、その行動原理が明らかになりました。ヴィクトリカについて、どのように扱うかというその意図についても。魔術に傾倒しながらそれにかつて裏切られ、その結果がしかし自分に都合のいいものだったから今度もそうなるとヴィクトリカに期待する――。それで魔術道具でも与えるのかと思いきや、探偵に事実のみを与え未来予測をさせる。あれ、それって科学的アプローチじゃないの?
 幼女拉致監禁から子供を出産させてのその子供もまた監禁、さらにはクスリ漬けにするとかもうブロワ侯爵も無茶苦茶ですなやっていることが。貴族的な典型的傲慢な態度、と言われればそれはまあそうなのかもしれませんが……。次はいよいよ完結巻、楽しみに読んでみようと思います!
GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)より
4044281211
No.20:
(5pt)

良かった――!

逃亡劇とサバイバル劇、贈り物が命を救う、再会そして新天地へ

 遂に、物語も完結ですね!悪の巨魁の最期について言及がなかったのは、ちょっと物足りないですが……。でも主人公2人にはこの敵に対し一杯食わされることは出来ても、打倒する力はないんですよねよく考えてみると。こういう風にするしか、なかったんですかね。
 それにしてもまあ、本当にどちらも満身創痍になりましたね。身体的にも、精神的にも。互いへの贈り物は危機を脱する為に失くしてしまうし、正に残ったのは互いに体に、心に刻んだ相手についての想いのみ。それがでも最終的に、生死を分けた訳ですが……。
 何にせよ、最期が幸せな結末になって良かったです!こういう最期なら、全巻に渡っての二人の艱難辛苦についても許容出来ます。愛の試練、というにはいささかキツ過ぎるものでしたが。本当に、いい物語でした!
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.19:
(5pt)

クライマックス

物語もクライマックスに向けて動き始め、一弥はビクトリカはどうなるのか?最後まで目が話せない展開で、期待を持って最終巻まで一気に読んじゃいます。
GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)より
4044281211
No.18:
(5pt)

素晴らしい本でした。面白かった。

完結編なので この上下は 絶対読みたかった。
期待どうりです。
桜庭一樹は たいしたもんだ。
GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)より
4044281211
No.17:
(5pt)

名残惜しいですが完結です。

完結しました。上下巻で物語の中では世界大戦の始まりから終わりまでとかなりの時間が流れます。目まぐるしく環境が変わっていく中、主人公達がどんな気持ちでどのように成長していくのか、アニメではカットされてしまった行動や心理描写が書かれていて充実感が味わえました。またページ数は少ないですがエピローグも、この長い物語の最後をしっかり締めてくれています。角川に移ってイラストが無くなってしまった点は残念ですが、シリーズを通して登場人物すべてに感情移入しながら読むことが出来た作品です。
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.16:
(5pt)

いよいよ大戦に向かっていくせつないお話

エンディングはアニメに先を越された感がありますが、やはり第2次大戦へと近付いていく臨場感を味わうのならば小説でしょう。折角出会ったキャラクタ達が意図せずお別れとなっていく個々のシーンはかなり切ないです。そして分かれた後の過酷な状況も直接的な描写ではなくキャラクタの心理から想像させるこの作者ならではの技法で、想像が膨らみます。上巻ということで佳境で終わっていますが、間を開けずに下巻を読みたいですね。ただ、ここまできて言うのは何ですが、男の主人公が「きゃっ」と言う違和感もこの作者ならではです。
GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)より
4044281211
No.15:
(4pt)

終り方としては綺麗ですが…。

シリーズを通しての感想になります。

私がこのシリーズを読み始めてから3巻,4巻あたりから感じていたのは「どのようにして「第二次世界大戦」を取り込むのだろう?」ということでした。それというのも久城君が"第一次世界大戦"後に留学してきた学生という設定があったからでした。作中で言われている"大きな嵐"が世界大戦の事であれば、久城君とヴィクトリカに訪れる二回目の嵐は"第二次世界大戦"に違いないと思っていましたから。でも、そうすると少なくとも1945年にならないと日本は終戦しませんから、そこのあたりどうするのだろうかな? と考えていたわけです。
でも、よくよく考えるとこのお話自体がファンタジーであるわけですから、二回目の嵐である第二次世界大戦も、何も忠実に描写せずによかったんですよね(苦笑)
私としては、桜庭さんは、ずっと第二次世界大戦を忠実に描いてくれるものだと思っていましたから、私の個人的な希望を裏切られたわけですから、そこで星をマイナス一つ(苦笑) でも、終り方が綺麗に感じる事が出来たのでシリーズ全体としての評価は星四つです。
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.14:
(5pt)

ヴィクトリカが可愛い。

アニメで放送されていたのを観て、原作を読みました。 普段のヴィクトリカと一弥とのやりとりも癒されるけど、やっぱり、ヴィクトリカのパイプを加えて、推理をする姿が可愛いし、衣装も可愛い。 原作を読んでいても浮かんで来るんですよね。 ヴィクトリカ、一弥、グレヴィール、コルデリアの顔や声が。 でも、最終話の所だけ話がいまいちで、どうやってヴィクトリカが助け出されたのかとか、また再開した後のヴィクトリカと一弥の未来も気になってしまい、購入しましたが読んで、納得が出来ました。 苦難もあったけど、この先も2人一緒なら大丈夫だなと思ったし、終わり方も良かったと思いました。 欲をいえば、探偵を開業した経緯と2人の活躍を期待します。 アブリルとお友達はどうなったのかな〜。気になります。
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.13:
(5pt)

希望が持てる終わり方

監獄に幽閉され、薬を飲まされて未来を予言させられていたヴィクトリカを救出するため、コルデリア・ギャロとブライアン・ロスコーの片割れは、その身を引き換えにした。そうして、もうひとりのブライアン・ロスコーに連れ出されたヴィクトリカは、新大陸を目指す。
 一方、戦場に送られた久城一弥は、ヴィクトリカとの再会を糧に、今日も銃弾飛び交う中を生き抜いていた。そして戦火の影響を受けるのは、銃後を守るアブリル・ブラッドリーやセシルも同じ。果たして彼らに再会の時は来るのか?

 桜庭作品ぽくない終わり方に一番驚いた。純粋ハッピーエンドで、事後談めいたエピローグが用意されているとは…。ここから、ハードボイルド・アクションものが書けそうなくらい。
 長い中断もはさんでしまったけれど、非常にきれいに、そして爽やかに終わったと思う。その分、負担がアブリルに行ってしまった気もするけれど。
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.12:
(5pt)

引き裂かれる二人

1924年の冬。クリスマスはヴィクトリカの誕生日でもある。冬期休暇を前に慌ててソヴュール王国から帰省する貴族子弟たちを見送り、アブリルからはカタチのない餞別ももらった後、久城一弥はプレゼントを持ってヴィクトリカの許へと向かった。そんなヴィクトリカから課せられたのは、退屈しのぎに15の謎を持って来ること。
 人のほとんどいない学園中を探しまわり、ついには街にまで下りて探したものの、大晦日までに発見した謎は14個。しかし世界情勢は、昨日と同じ明日が続くと思っている一弥の予想に反して、大きく変わろうとしていた。それは、金色の妖精/美しき怪物/灰色狼を巻き込み、そして一弥すらも巻き込み、進展していく。

 グレヴィールを兄貴と呼ぶようになったのはいつからだっけ?と思いつつ。今回のヴィクトリカと一弥の描写は、少女と少年から大人の女と男になりかける時の、何ともいえない空気を醸し出してくれる。
 特に、ヴィクトリカが一弥から受け取った手紙を己が身に刻みこむ部分や、久城瑠璃の前で頭をかきむしって泣く部分、アブリル絡みでいうと、ヴィクトリカのところへ行く前に彼女が去った正門を見る描写など、これまでの一弥では絶対に取らなかったであろう行動がある。彼は何かを知るものになったのだ。

 娘をオカルト兵器と信じ、自身の栄達のために利用しつくそうとするアルベール・ド・ブロワ侯爵。そんな彼は、幼いころの感情を抱えたまま今に至っている、大きな子どもなのだ。ここに、ひとつの対比があるのだと思う。
 そんな彼の目論見がこのまま進んでしまうのか、あるいは。世界を覆う二度目の嵐が吹き荒れる中、彼らの運命はどこへと向かうのか。
GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)より
4044281211
No.11:
(5pt)

ぼくの…

なかなか届かなくて、上下巻を逆に読むコトに…。しかし、面白かった。全巻通して振り返ると、齟齬をきたしている所もあるが、世界観に影響なしです。完結した所を読めたのはシアワセでした。
一弥の 「ぼくの、ヴィクトリカ」というセリフが、どうしてこれほど 甘く、美しく響くのか…。ぜひ またこの世界の続きを期待しています。
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.10:
(5pt)

戦争に翻弄される一弥とヴィクトリカ、そのたどり着いた先は安住と混沌のNY

最終巻はふたたび世界大戦がおこり、ヴィクトリカはオカルト省に軟禁され、一弥は日本へ強制送還されます。上巻の山場は大晦日、2人の分けれのシーンでしょう。そして長く苦しい戦時中に情景がアブリル、一弥、セシル先生たちの視点で語られます。時系列では第2次世界大戦よりも20年ほど前になりますが、イメージは先の大戦をモチーフにしながら、ヨーロッパVSアメリカ、旧世界と新世界の戦いという別の視点で描かれています。アンブックスの「アンの娘リラ」のような重苦しい戦争のお話です。ヴィクトリカの指輪と一弥の金貨のペンダントが彼らを救うKEYとして使われています。日本でくらすヴィクトリカは想像できなかったので、エピローグがNYになっていたのはいい結末だと思いました。
GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)より
4044281211
No.9:
(5pt)

黄金時代

桜庭先生
お願いします。
外伝sでもいいです、でも出来れば長編、大ボリュームで・・・新世界での二人の推理と冒険を。
渇望しております。
N.Y.を、アヴリルや瑠璃さんが訪問したりしますか。グレヴィール兄さんにもHappy Endが来たりしますか。

N.Y.市警殺人課には。R.Q.警視がいたりして、その息子の高等遊民にE.Q.がいたりして。
西海岸には、家出した妹を探すS.S.も。

現実の歴史では、大戦のはざま。1930年代〜・・・「黄金時代」ですもの。その、何が何でも読みたいです。
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.8:
(4pt)

大団円!

上巻がさまざまな登場人物の意を決した行動があっただけに
下巻はほとんど行動といった行動は少なく
淡々とその後を説明したような感じでした。物足らない。
シーンが飛び飛びでちょっと混乱してしまう。
あと当て馬ヒロイン、アブリル。どうなったんだろう。外伝で語るのだろうけど。

下巻はラストなだけにもうちょっと全体的に練りこんでほしかった。

なにはともあれ久城とヴィクトリカの大冒険が完結してよかったです。
内容的には星3つだけど無事完結したので+1つけます
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.7:
(5pt)

旧大陸の物語の世界から新世界へ

富士見ミステリー文庫から始まった桜庭先生の代表的シリーズがついに完結です。
神託でいわれた言葉から二人はどうなってしまうんだろうと思っていた読み手の一人であっただけに
エンディングにはほっとしました。(今になってもう一度よーく読み返してみると
良い方と悪い方どっちにもとることができるんですね。)

おおよその流れはアニメ版とほぼ同じですが、こちらのほうがヴィクトリカと一弥を含め、
登場人物それぞれにまつわる運命をよりはっきりと描いており、一部内容も異なります。
桜庭先生が公式ガイドブックで語っていた言葉を一部借りると、
ヴィクトリカと一弥は旧世界、旧大陸の物語の世界を逃れ、
神のいない新世界を生きるべき人間として描かれていました。

コルデリア、ブライアンを含め旧世界、旧大陸に生きる住民たちは物語の世界へと去ることになり、
灰色狼の末裔であるヴィクトリカも旧世界の住民として連れ去られそうになります。
しかしそこは、コルデリアがもう一人のヴィクトリカとして暗の部分をすべて背負い、
ヴィクトリカ自身が髪の色を失うことで旧世界から脱出できたのかなと思います。

自分個人が一番気になった点は、ふたりがそれぞれ持っていたペンダント。
アニメ版でもペンダントが二人にとってそれぞれを思い生きる希望であったわけですが、
小説版ではこのペンダントが二人の(特に一弥についての)運命を左右することになります。
もしペンダントがなければ、どうなっていたんだろうと思わされてしまいました。

エピローグは、ヴィクトリカと一弥の再会から5年後、マテリアル・ワールドに生きる二人。
世界を揺るがす風に負けることなく再会した二人が
旧大陸の物語の世界の呪縛から完全に逃れられたことを象徴しているようでした。
個人的にはマテリアル・ワールドにおける二人のエピソードを
短編集GOSICKsの形で出してもらいたいです。

最後に、桜庭先生、本当に良い物語をありがとうございました。


GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.6:
(4pt)

不満はあるが安定したハッピーエンド

〜以下のレビューはネタバレ含みます〜


桜庭一樹の作品の中でも代表的なシリーズであるGOSICKの最終巻です。

先行して最終回を迎えたアニメと基本的なプロットは同一で安定したハッピーエンドであり、
ハッピーエンド至上主義者の私は安心して読めました。また、ヴィクトリカがなぜ銀髪になったのか、
久城とヴィクトリカが再開後どのような人生をたどったかなどの説明が補足されている点は個人的には楽しめました。
しかし、逆に言えばアニメを見ていた人には、新鮮に感じる展開は無く、
またアニメでは小説の方に説明を投げた(例えばアニメではヴィクトリカが銀髪になった理由は全く語られません)
ともとれるのでこれは評価が分かれるところかもしれません。

個人的に最も引っかかった点は、最終巻だからある程度は仕方ないとは思いますが、
完全にボーイ・ミーツ・ガールの文法で、ミステリの要素が殆どないことです。
一応ミステリシリーズである以上は何らかの読者が推理する展開を入れておくべきだと思うのですが・・・
もちろん、上巻で最終的な謎を久城がヴィクトリカに提示して、下巻でそれの答えが「愛」であるとしているとか、
オープン・エンディングを読者への最終的な謎として提示するなどの解釈はできますが、月並みといえば月並みにすぎます。

ともあれ、読んでいて気持ちのいいハッピーエンドは大好きなので概ね満足でした。
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246
No.5:
(5pt)

本当にお疲れさまでした!

私がGOSICKと出会ったのは4年前でした。
華やかなヨーロッパの舞台、個性豊かな登場人物たち・・・と私はすぐにGOSICKの世界に引き込まれて行きました。
早く、もっと速く続きが読みたい!!と新刊をいつも心待ちにしていました。

ですが、「ゴシックエス・秋の花の思い出」の刊行でGOSICKの新刊はぱったりと出なくなってしまいました。
一部では、「もう桜庭先生はGOSICKの続きを書かない」、「直木賞をとった先生にとって、GOSCIKは恥なんじゃないか?」
とまで言われていました。
しかも、今まで刊行していた「富士見ミステリー文庫」の廃刊・・。
私は、「この物語の続きはもう読めないんだ・・」とあきらめていました。

そんなときに「角川文庫で新装版のGOSICKがでる!」と耳にしました。
さらに、桜庭先生が「最後まで書く」とおっしゃったということを聞いて、私は跳びあがりました。(大げさですが、本当です笑)

最終巻まで書いてくれて、桜庭先生には「本当にありがとうございます!」といいたいです。
そして、「お疲れさまでした」とも。

ヴィクトリカと久条くんの2人の行動に、何回もはらはらしたり、微笑ましくて笑ってしまったり・・。

この物語は、私に沢山のきらきらした、わくわくした感情をくれました。

最終巻を読んで、「この本と出合えて、あの時書店でこの本を見つけてよかった!」と思いました。

全然本のレビューになっていなくてすみません。
まだ、最終巻を読んでいない人たち、まだ「これって面白いのかなぁ」と迷っている人たち、
「読んでみてください」
私が言えることはそれだけです。

もちろん、「ミステリーじゃない」、「おもしろくない」など色々な意見があると思います。
人の感じ方はそれぞれだし、それをどうこうしようとは思いません。

でも私は読んでいて、おもしろかったです。楽しかったです。

長文失礼しました。
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)Amazon書評・レビュー:GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)より
4044281246

スポンサードリンク

  



12>>
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!