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ジェノサイド
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ジェノサイドの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全600件 521~540 27/30ページ
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| 久しぶりに、喜怒哀楽を刺激してくれる小説に出会った。 舞台は刻々と変化をする ・コンゴ共和国ジャングルでの生き残りをかけた傭兵部隊 ・日本にて無実の罪で指名手配されつつも、創薬に励む大学院生 ・アメリカ合衆国、国家最高機密の事象をそれぞれの思惑の下に処理していく大統領と各機関幹部 現実的には交わる事の無いはずの傭兵と大学院生、彼らはウィルスと戦う事により、一人は自身の息子の命を。そして一人は世界中で病に冒されている患者の命を守るはずだった。しかし、それはアメリカ合衆国の陰謀と衝突し、全く予期せぬ展開へと歩を進める事になる。 尊い命を守るために、人類を滅ぼす可能性を守るジレンマ、そこには、ヒトとチンパンジーが分かれた最初の進化の段階に酷似した事象“超人類”の誕生が関与していた。ジェノサイドとは一般的には大量虐殺を指す。がしかし、本書での意味は“一つの人種・民族・国家・宗教などの構成員に対する抹消行為”が適訳だろう。果たして、ジェノサイドの脅威にさらされるのは、キリスト教徒以外か、コンゴの先住民族か、我々人類か、未知なるウィルスかそれとも・・・ テンポ良く移り変わるシーンは、その親切な文章構成から読み手の想像をサポートしてくれ、さながらハリウッド映画を見ている様に脳裏に映像をもたらしてくれた。 『新種のウィルス発見による人類滅亡』という、お決まりのストーリーを楽しく読んでいたつもりが、気がつけば、“ヒト”とは何かを問われている展開の広がり具合とスピード観に、驚きながらも極めてエンターテイメント性の高い本書に共感を覚えた。 小説、特に本書の様な類いの書籍を評するにあたり気をつけなければならない事、それは“ネタばれ”の度合いだろう。その意味からすると、表紙に飾られている“帯”に書かれているコメントは、程よく読書欲を高めることに成功している。ここに記す書評についても、ネタばれは“超人類”の誕生に留めておき、登場人物の感情、ストーリーに言及するのではなく、それこそ良い塩梅に作品構成と著者の感情について考察してみたい。 著者の作品は本書が初めてだったため、本書を読むにあたり、著者の指向、価値観、好き嫌い等の前情報は一切無かった。そう言った中で、本書を読んだ率直な感想、それは、あまりにも日本人を侮辱・侮蔑しているのでは無いか、という気持ち悪さ。そして、偏り過ぎた戦争観だ。物語の随所に見られるそれは、ストーリーへの関係性を全く持たぬ独立した価値観として、ぶしつけに読者の目に晒される。 南京大虐殺を引き合いにだしたり、傭兵部隊の一員である日本人を精神異常者の様に振る回らせ大量殺人を行わせたり、関東大震災で日本人による在日大虐殺があったと断定したりと、決して右寄りではない僕ですら『何と言う反日思想・・・』と目を疑いたくなった。 そして、アメリカ合衆国に対しても、これでもかと言う程の嫌悪感をあらわにしている。それはひとえに“暴力”と表現され、さらにはキリスト教的思想についても“悪”のレッテルを貼っているのだ。それは、本書の最後に記載している『参考文献』を見れば明かだ。一部抜粋する。 『アメリカの秘密戦争』『戦争大統領』『ブッシュの戦争株式会社』『差別と日本人』『関東大震災』『南京事件』『南京戦 切りさかれた受難者の魂 被害者120人の証言』等、 本書は少なくともこれだけの“反日反米思想書籍”の主張を含んでいるのだ。著者の思想をモロに反映している書籍なのだとすれば、安易に同調しながら読み進める訳にはいかない。 確かに、読了後の感想は「おもしろい」。が、それはあくまで“エンターテイメント”としての感想に留まる。ハリウッド映画とすればこれほどの想像力、スピード感に満ちた作品には中々出会えないだろう。が、 ミステリー・ホラーとしての表現力、事前調査量は、貴志祐介『天使の囀り』に遠く及ばない。 SFとしての発想力、先見性は池上永一の『シャングリ・ラ』の方がよほど長けている。 確かに『おもしろい』のだが、著者のグロテスクなまでの反日反米思想はどこか宗教的な雰囲気まで漂い気味が悪く、他の著名な作家に比べると表現力、発想力にもまだまだ伸びしろがあると言う事で★2つ減となった。 満足したのに酷評したくなるのは、僕が天の邪鬼だからなのではなく、本書が伝える“人間性の狂気”を否定したいという本能的な拒否感から来ているのだとして、それすらが著者の意図する範疇の中だとするとこれほど完成された書籍はない。 | ||||
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| ホワイトハウスの会議で『人類絶滅の可能性 アフリカに新種の生物出現』が大統領に報告される場面から物語は始まる。ワシントン、東京、コンゴを舞台に展開されるドラマはスピード感があり、上質のスパイ映画を見ているよう。 NSA、NORAD、エシェロンなどは、スパイ物好きには基本用語の部類に属するが、オーファン受容体、アゴニスト、in silicoのデザイン、in vitroのバインディング・アッセイなども何の苦もなく理解できる幸運に感謝しつつ、『パラサイト・イヴ』を友人に借りて一晩で読みきった時の興奮が蘇った。 主人公の大学院生に与えられたテーマは「変異型オーファンGPCRのアゴニストのデザインと合成」。オーファンGPCRのアゴニストの合成だけでも、ほとんど成功の見込みのない企てだが、ターゲットは機能を失った変異型なので、成功の確率は限りなくゼロに近い。本書がSFたる所以は、ヒトよりも神に近い存在がこれを可能にしてくれる点にあるのだが、この困難なテーマにアロステリックな機作でチャレンジするというアプローチは創薬化学の最先端と言ってよく、本書に描かれる物語の現実感を高めている。 本書が緻密な取材と考証の上に書かれたもので、数年に一冊しか書けないレベルのものであることは容易に想像される。科学者の醍醐味は、自然がその隠された素顔を自分だけに見せてくれる瞬間に立ち会えること。そんなことも発信してくれた著者に感謝したい。この夏出会った極上の一冊である。 | ||||
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| 纏わり付く権力に苦悶する人々や異なる様々な負の側面を心の傷として持ち合わせている者たちの心情が巧く描かれていた。父と子のストーリィ。文献の多さと(資料調べだけで九ヶ月だそうだ)名の知れたその道のプロと云える学者たちへの長期に渡るインタビューの末この作品が成り立っている。銃を持った少年団のシーン―彼らの切除不可能な絶望と葛藤―は胸に迫るものがあった。すべての部分が満点かと問われれば首肯できかねるが、今年読んできた著書で使用した評価レヴェルのものさしで測るなら、間違いなく★五つ。 | ||||
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| 内容があまり自分向きではないと思い、ずっと読んでいませんでしたが、直木賞にもノミネートされ、話題なので読んでみました。 壮大な話です。物語のテーマや、着想力、文章力、話の展開など、よくできていると感嘆しました。傑作「13階段」以来、 いい小説が出なかった高野氏でしたが、力のある方だと再確認しました。 ですが・・・、読む人を選ぶ小説ですね。読むのに根気が必要です。 終わり方が良いので読後感は悪くはないですが、途中、アフリカでの戦闘のシーンなど、後味の悪い部分も多々あります。 気楽に読書を楽しむ人には向いていないのでは。 いい意味でも悪い意味でも、大作です。 | ||||
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| 凄惨な虐殺シーンを「日本兵が南京大虐殺で行ったことと同じだ」と書いたり、日本が韓国を植民地にしていたなどの誤った歴史認識が気になった。この著者が日本人ならばもう少し自国の正しい歴史を学んだ上で書いてほしかった。亜細亜の特定国が日本を貶め、攻撃するためのプロパガンダに完全にやられているようだ。 | ||||
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| 正直期待外れ。こんなに絶賛ばかりなのはどうなのか。せっかく面白そうな設定なのに唐突に何度も何度も作者の薄っぺらい主張が繰り返されるのにウンザリ。読み始めてすぐに嫌な予感がしたがやはりその通りだった。薬のくだりの描写が無駄に詳しいのはあとがきを読んでなるほどと。一生懸命取材しました参考文献も読みましたそしてその知識を全部入れました的な感じ。けなしてばかりですみません。つまり期待し過ぎた私が悪いのです。 | ||||
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| 傭兵のイエーガーは、ハリウッド映画で主役を張れそうな雰囲気の ハードボイルドな男ですね。 一方、もう一人の主人公である日本人大学院生の研人は、 「草食系」とか言われそうなタイプの口ベタで温厚な青年。 この人種も性格も育ちも、まったく異なる2人の主人公は魅力的です。 イエーガーはかっこいいし、研人には親しみが持てます。 人間の醜さ、残虐さをこれでもかというぐらい 見せつけられておきながら、 ラストは本当に美しかった。 泣けました。 | ||||
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| 評判が高いのを知り、早速読んでみました。 レビューでも軒並み評判が高かったことと、本の帯の絶賛の嵐も手伝って、自分の中で読む前から期待値があがり、そして読了したわけですが、感想を言うと「ふーむ、なるほど。こんな感じか」といったものでした。 高評価レビューの殺到している中、3つ星とはいえ、比較的低い評価のレビューというのは、スルーされやすいものです。誰といって、自分こそが買う側になるとそうなるのですから間違いありません(笑)。 ですから、これは、既に読了した人の中への数少ない同意を求める感想になるでしょう。 まず、言っておきたいのは、この小説は、作者が拒否しない限りにおいては、絶対に映像化・メディア展開されるであろうものだということです。「映像化不可」というより、むしろ「ハリウッド的」といって差し支えないストーリーです。 また、作者の確かな筆力についても賞賛しておかなければなりません。日本語の用法を含めて、作者の腕の程が確かに見えます。 加えて、本小説の中で披瀝される、作者が膨大な資料へあたったであろう、専門的知識の質と量にも敬意を払っておかなければなりません。 それなのに、なぜ、自分は高評価ではないのか。 端的に言えば、「ありきたり」と感じてしまったのです。全体を俯瞰して見たときのストーリーの起伏が、です。 この小説には、様々な顔があるのですが、この点では、かつての船戸与一より遙かに劣る、この点では、かつての逢坂剛に、あの点では夢枕獏に、……といった具合に、その「顔」をひとつひとつ眺めてみると、残念ながら、この作品は、それらを凌駕できていないのです。「こういうのはありがちだけど、あの海外作家たちには到底及ばないなあ」というのもあります。 思想的な浅さ、というのも感じられたのが、いまひとつ感情移入できなかったポイントです。 その「思想」を語るために、都合の良い人物配置が為されていたり、会話が為されていたり、といった点が見えてしまったのです。 及第点には至っている、しかし、それ以上ではないなあ、というのが、自分の読後感でした。 ……というわけで3つ星なのですが、ご同意いただけますでしょうか?(笑) | ||||
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| エンターテイメントも、このくらい読者を楽しませてくれたら もう本物のプロフェッショナル、いい意味で職人芸、 久々に2日かけての一気読みをいたしました。 書評での絶賛や、○○大賞に釣られて読んだら、その幼稚さ、つまらなさに絶句、 椅子から転げ落ちそうにかったことが(あまり適切な表現ではありませんね、これ)幾度あったことか。 エンターテイメントに限っては、欧米と日本とではかなりの格差があるのかな、と思っていましたが、こんな作品が現れると認識を変えなくてはなりません。 物語はワシントン・東京・アフリカ(主にコンゴ)と3箇所に分かれてスピーディーに展開。 リサーチが大変だったでしょうね。情報量の多さを、ストーリーテリングの巧みさでうまく纏め上げ、最後の大団円へ導いていく、もう文句なしの面白さ。 すべて読んでのお楽しみですから、中身には触れません。 まだ読んでない人が羨ましいな。 ところで現生人類が出現してから20万年、 そのうち19万年を現在は絶滅した他種の人類と共存していたのに、 1万年前くらいから私たちの祖先は急速に文明化します。 (もしかしたら、もっと以前からかもしれないけれど) これって、大きな謎です。 本作は、遺伝子変異による進化、という概念を使っていますが、 グラハム・ハンコックは異次元の刻印(上)-人類史の裂け目あるいは宗教の起源で面白い説を唱えています。 ある種の植物によるトランス状態を経験することで人類は異次元を体験、 それから一気に文明が開化したというのです。 私がつたない表現で説明しても、えー!なにそれ、と思われるでしょう。 チンパンジーだってたまたまその種の草を口にしないとはいえませんもの。 でも、それを自分たちの生活文化の中に取り込んで一回性の体験にしなかったところが、 チンパンちゃんとは違うのでしょうね。 それから物語のひとつの舞台になったコンゴ。 近代以降のジェノサイドとえいば、ナチスやポルポトを思い浮かべる方が多いでしょうが、 ベルギーの王様がコンゴのアフリカ人を大虐殺したことはあまり話題に上りませんよね。 レオポルド2世はコンゴを植民地化して、19世紀の終わりに1000万くらいの現地人を過酷な労働に従事させ、殺しました。 そのコンゴがこの物語の舞台のひとつなので、つい思い出してしまいました。 作者の明快・単純なヒューマニズムも、私には好感が持てます。 | ||||
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| 絶賛レビューが多いので読んだ。 まぁまぁ面白い小説というのが感想。なので星3つです。(「13階段」は星4.5) やっぱりこういったアメリカだとかCIA,FBIやらの陰謀話を日本を絡めると、こそばゆいというかちょっと白けてしまうというか。。何か一方的なラブコールみたいでやだな。 アメリカ人が書いた小説で日本が関係してくるぶんには気にならないのだけど。 たしかに話は面白いので後半は一気読みでした。読んで損のない本だと思いますよ。 あと映画化不可!というCM動画があったけど、この程度であれば(やろうと思えば)ハリウッドなら余裕で映画化できると思う。 いい加減このキャッチフレーズ使うのやめてほしい。 | ||||
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| 他にもレヴューされている方が少し見えますが、所々で披露される意味のない反日文章が気になり素直に楽しめません。南京大虐殺など少し調べればいくらでも信用たる日本側の反対意見があるのに…。そんなところから平和賞などという政治色の濃い賞以外基礎科学の世界でノーベル賞受賞者を出していない韓国人を非常に優秀かつ人格的にも優れた協力者に持ってくるところに余計な邪推をしてしまい物語を素直に楽しめません。根底に反日感情があるんじゃないですか? | ||||
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| 一気に読み終わりました。 登場人物の一言一言から、「人」という動物のさまざまな本性が伝わってきます。 親子の関係、世界平和、日々の生活。そして未来。 すべてがバラバラのようで、実は深くつながっていると気づきました。 自分との『ジョン(情)』に気づき、広げて行動することができるのか? 物語を通じて、『人としての進化』を著者から突きつけられている・・・そんな気持ちになりました。 重く、清清しい・・・近年まれに見る傑作と思います。 | ||||
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| 実によくまとまっているし、隙がない内容が充実。軍事的にも医学的にもよく調べて描いている。 時間をかけていることが分かる。政治的、地理的にもよく調べて、史実を踏まえたストーリーがより リアリティを増幅させる。出てくる小道具がなかなか冴えわたっている。実話が挿入されていること から、このストーリーも真実味がある。もったいなくてゆっくり読んでいる。読了前に感想を描きた くなった。いったい、アフリカと米国と日本が舞台とは、このあとどう展開するのか楽しみである。 ストーリーが、一直線に進むので、テンポが良くて、読み進むのがもったいない。おススメ!! | ||||
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| 圧巻の出来。迷わず読むべきだ。 心理学、哲学、科学、生物学、等の幅広い分野がミックスされ、理系の人間は特に楽しめると思う。 ?となる点もいくつかあったが、とんでも話になりがちな所を破綻なく制御し、最終局面ではぐいぐい引き込まれる。 映画的だという感想をもっていた所、なるほど筆者は映画監督としても活躍している方のようだ。 もし仮に人間を超える知性が現れたら?という問いから生まれたSF系小説は数あるものの、その知性が人工知能や宇宙人ではなく、 全く新しい設定としたところに面白さがある。同じ地球上の生物であり、生きた表情を持つ対象であるが故に、否応にも読者は 彼らの知性・感情が一体どうなっているのかと想像させられる。 それにしても、3次元で言語を操るという筆者の奇抜なアイデアには感心した。これはありうるな、と思ってしまう。 また、アフリカの戦場とホワイトハウスという両極端の「場」において人類の負の側面の描写をパラレルに進行させ、 同時に人類の知性を代表する人物に批判的考察を述べさせるという構成によって、主題に対する読者の考察が深まるように工夫されている。 単に面白いだけではなく、考えさせられる工夫も凝らされた構成力に感心した。 おすすめ。 | ||||
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| 最近、ちまたの書評を鵜呑みにして本を買っては ガッカリ、と言うパターンに慣れていた私は 思い切りパンチを受けました。 ホワイトハウス、コンゴ、東京の 場面がだんだんとクロスしていき ページをめくるのももどかしいくらいの 展開に2日間で読んでしまいました。 科学的な事は詳しくありませんが、 綿密に描写されているために 現実社会との境界線が薄れて、奇想天外な 話も現実味をもって読むことが出来ます。 アフリカの悲劇、人間の愚かさ、残酷行為。 国家権力にゴミのように扱われる人の命。 そんな中、市井の人達の崇高な志が 救いの灯火のようで、胸が熱くなりました。 父と息子の話とリディアからの電話に研人が 答えた場面では涙が出ました。 政治的な意見というか描写?も入っていましたが、それは どの国民が、というより人間全体の蛮行を 描くための手段であったと思います。 アフリカの出来事は決して他人事では無いのだと。 そして小説とはいえかなりの事が実際に起こって いることであり、そのことが読み終えた後に 放心状態とさせたのかもしれません。 命とは?正義とは?国家とは? エンターテイメントも満たしつつ 重く問いかけられた作品でした。 | ||||
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| 子供のころ冒険小説を読んだように楽しく読めました。 設定マニアには物足りないでしょうが、物語の疾走感を出すにはこれで充分と感じました。 | ||||
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| 浅薄なヒューマニズムと、低俗な歴史観の、くだらない作品。ただ、物語のスケールは大きく、文章は読みやすい。作者の知的レベルが低いのを、チェックできない担当編集者のレベルも低い。 | ||||
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| 大絶賛の評価に惹かれて読んでみた。噂は本当だった。面白いとは、こういうことを言うのだろう、という位、面白い。 何よりもまず、取り扱うテーマが、哲学性を帯びていて興味深い。人間が進化した先は、どのような生命体となるのか。また、進化した神のような知力を持つ生命体にとって、今の人間は、どう映るのだろうか。この視点から自らの存在意義を見つめなおす作業は、非常に意味のある思索を生み出すのではないだろうか。 それを、米大統領の意思決定の過程や、周囲の高官との人間模様といった政治的、人間的な要素を絡め、さらには、科学の最先端の知見も織りなしながら浮き彫りにしていく。 スリリングなストーリーもさることながら、細部にも、著者の探究心を感じさせる描写がちりばめられている。最高権力者の内に潜む宿命的な魔性を感じさせる描写にも感心させられた。 時折、残酷で、読むのが苦しくなる場面(子ども兵士を殺害する箇所など)もあるが、それも現実の反映としてやむを得ぬか…。 だが、畢竟、大いなる存在に対しては、敵対に対しては敵対的に、友好に対しては友好的に、鏡のように跳ね返ってくる。そうした因果応報こそが生命存在の根本原理であることを暗示しているように思えてならない。大力作である。 | ||||
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| ストーリーはサスペンスと伏線満載で文句無しに面白い。まるでハリウッド映画かマイケル・クライトンの全盛期の小説のようだ。日本人が書く小説でこんなにストーリーの面白い小説は読んだことが無い。限りなく星5つに近い星4つである。 若干中途半端な思想的記述が出てくるが欠点というほどではない。敢えて欠点をあげるとそれはドラマあるいは心理的コンフリクトが今1つな点だ。父親との心理的葛藤を1つのテーマとしたいのだと思うが、日本人には正直ちょっとしっくりこないテーマで実際しっくりこない。どことなくリアル感に欠けるのは各種設定の非現実性からくるのではなく、そのせいだと思う。 ちなみにこの小説が「死者の代弁者」へのオマージュだと感じるのは勘違いなのか?非難ではなく、適切な本歌取りは日本文学の伝統だからよいことだと思う。ただし「死者の代弁者」の思想的コンフリクトの盛り上げ方とその解消の見事さも本歌取りして欲しかった。日本人離れしたストーリーテラーの高野氏の今後に期待したいところである。 | ||||
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| 他の方のレビューにもありますしあまり詳しく書いてしまうとこれから読む方に 申し訳ないので描写はあえて記載しませんが、私が考えさせられたことは この小説の状況が現実に起きたら同じようなことをしまうのではないかという 事をあらためて考えさせられた一冊です。 あえて書くなら、前半の本来の「ジェノサイド」に該当する白兵戦などの描写が詳細でテンポも ゆっくりであるのに対し、後半の情報戦部分ではテンポが速く、描写が少し荒く感じました。 この小説の「ジェノサイド」の裏にあるものを皆さんにも感じ取っていただきたいと思います。 | ||||
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