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ジェノサイド



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ジェノサイドの評価: 3.77/5点 レビュー 597件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.77pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全597件 401~420 21/30ページ
No.197:
(3pt)

すごい、と思いながら読みましたが、読後感は今一

途中まで、「すごい」「すごい」と思いながら読みました。
ロビンクック氏の医療サスペンスのようなスリルと不思議さを感じました。
途中までは「間違いなく星五つ」と思っていました。

しかし、読後感は良くなかったです。

思うに、最後の解決策が、すごすぎたんではないでしょうか?
「こんな事が出来るなら、もっと楽に解決できたのでは?」
と思いました。

物語は”万能の人”が出てくるとつまらなくなると思います。
制約条件をいかに設定し、乗り越えていくか、が物語の醍醐味だと思います。
この作品は、その意味で万能の存在が後味を悪くしているのではないかと思いました。

また、戦闘シーンにも、つらさを感じました。
目をそむけてはいけない、とも思いますが、”万能の人”は、それを避けられたのではないでしょうか?

納得いかない部分があり、他の人に勧めたくありません。
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.196:
(2pt)

業界受け?

帯の惹句で同業の方や書店員の絶賛コメントがちりばめられているのを見て、
こういう本は最近ハズレが多いんだよなぁ…と買い控えておりましたが、
家族が知人から譲り受けて放置してあったので、これ幸いと読み始めました。
気になっていないわけではなかったので。

読んでいる間は先の展開が気になり、それなりに楽しめた部分もあったのですが、
読み終わってみて非常に残念な気持ちになりました。
大風呂敷を広げた結果、そうならざるを得なかったのかとは思いますが、
まず、展開が安易でご都合主義過ぎ、そのわりには大きな穴がそこここにある。
次いで、登場人物の描写が薄っぺらすぎる。
特に日本サイドの主人公は人間的にどんな人物なのか、全く浮かび上がって
きません。彼に感情移入できるか否かで深みや面白みが全然違ってくると思いますが、
あんな大変なことに巻き込まれていく中、彼の感情の発露や重大な決断を下すまでの
過程にまったく説得力がない。韓国人留学生との間に生まれる友情?も
都合よく物事を運ぶためだけとしか思えないし、何でそんなあっという間に「親友」に
なれるのかもすっきりしないし…
他の方のレビューにあったような、露悪的な日本人の醜い描き方は、私はあまり
気にしなかった(というか全体に浅いし、アメリカ人の描き方も同様に浅いので
どうでもよかった)のですが、とにかくコマをたくさん動かしすぎて、どのコマも
キャラクターづけだけされて深みがないので、思い入れできませんでした。

SF的要素は、まあフィクションですし嫌いじゃないけど、それにしたって
「超人類」の外観・内面・知的レベルに独創性がないですね…
マイクル・クライトンっぽいものを書きたかったのでしょうか?
あと、ラストで主人公のひとりに言わせているセリフは、お笑いです。
彼の家族の存在はガン無視? ただただ、ハリウッド映画ふうにカッコつけて
ちょっとユーモラスに終わってみたかっただけなんでしょうかね。

この著者の他の作品には好きなものもあるだけに、残念です。
定価で買って読むことはお勧めしません。
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.195:
(3pt)

ハリウッドに映画化されたくて日本人が書きましたって感じ


アメリカのサスペンスドラマや陰謀小説、ハリウッド映画をたくさん見てきた人が
アメリカ人作家になりきったつもりで書いたようなor
ハリウッドが映画化してくれないかなぁと思って書いたような作品だと思いました。
正直、そんなに騒いだり高評価するような話かな?
自分は理系ではないので、科学的描写は流し読みしてるので価値が
わからなかったら申し訳ないけど。

あと韓国人留学生がやたら完璧で理想的な人間として描かれていて
日本人傭兵が無駄にクズ野郎で背景描きこみ等の掘り下げや
フォローも無いのが、逆洗脳っぽい。歴史観や人間観が単純で「青い感じ」。
(別に、愛国心高揚ものにしろとか、日本人をよく描けとか
都合の悪い過去を無かったことにしろなどと思っているわけでは
決して無いんですよ??)
それでも、なんだかなぁ、でした。

ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.194:
(5pt)

人類の現状と行く末について、多面的なメッセージを受け取れる傑作

面白い。先を読まずにはいられない筋書きと、スピード感のある展開で、グイグイ引き込まれてしまった。

専門用語や、すこし難解な表現があるので、一般的な小説の中では読解に時間がかかるかもしれないが、著者の伝えたい情報やメッセージを盛り込むため、そして、物語のリアリティと重厚感を出すためには必要なものと思う。

米国の陰謀、特殊部隊の作戦、最新の化学、サイバー攻撃、巻き込まれる日本人学生、親子の確執…。誰もがワクワクするテーマが、世界を舞台に展開される。そして、それぞれのテーマに、人類が抱える問題と、それによって引き起こされてきた問題、
そして未来に対する警鐘がこめられている。

ただし、この物語はあくまでフィクションであり、また、事実として描かれる世界情勢や歴史については、著者の価値観と参照された文献に基づくものと認識する必要がある。

僕は、著者が描いてきたメッセージを受け取り、自分なりの解を求め、哲学を高めていきたい。
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.193:
(3pt)

偏ってませんか…?

話はよくできていましたが、残念でした。
リアリティを出すためなのは分かりますが、描写が過剰すぎる気がしました。多少反日ぎみな書き方もちょっとずるいような…。韓国の人を毛嫌いする親戚は、無知で理由もなく差別しているような書き方、日本人傭兵も嫌な奴で、主人公の力になってくれる留学生は理想的な性格の良さ。本当か疑わしい過去の出来事も記載されているし、反面日本人がされたことには何も書かれていない。一番悲しかったのは、愚かな先祖のせいで苦労するといったような一文です。先祖が必死になって守ってくれたから、今の日本があって、主人公もその恩恵を受けて暮らしているのに、感謝する気はなく蔑んでいるなんて。ただただ悲しかったです。
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.192:
(4pt)

電子書籍で読むに相応しい本

複雑系。理系。映画「アバター」に通じる哲学観。スケールのデカサとリアルっぽさは翻訳ものに匹敵します。
専門用語も多く読むのが大変です。でも読まされます。
ドハデな戦闘シーンと日本の平和な街でのちっぽけなチェイシングが対照的だけど逆にリアルに感じられます。
この本は、グーグルアースや専門用語にリンクが貼られた電子書籍で読んだ方がイマジネーションが広がると思う。
書籍なら、隣に地球儀とパソコンにwikiを開いておきながら読むといいと思います。
ちなみに韓国人はキーパーソンではありますが、あくまでも主人公の友人に過ぎません。
南京の話はほんの数行の話で、気になりません(所詮小説だし)。
ただ、テーマが「ジェノサイド」なら、ありきたりですが広島、長崎、東京(大空襲)にも少し触れて欲しかったな。

ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.191:
(3pt)

面白かったけど。。。

普段小説をあまり読まない私は
なんとかミステリー一位とかの肩書きに弱い。
というかそういう触れ込みがないとまず読まないです。

でそういう触れ込みがあったこの作品。
作品の内容自体は素直に感嘆とさせられました。
よくもまぁこれだけ濃密な物語を作れるもんだと素直に尊敬しました。
丸一日かけてたった今読み終わりました。
物語設定もリアルと微妙なSFが混じっており非常に読みやすかったです。
ただ理系の難解な単語は多々出てきましたが、そういう単語を
ネットで調べながら読むと、より作品に没頭でき、また勉強にもなりました。
ただどうしても気になる部分が、、、

ほかの方も言っておられるように
作者の日本そのもへの劣等意識が非常に目立ちます。

1、なぜか行動的で頭脳明晰で主人公をグイグイ引っ張るのは初対面の韓国人留学生

2、作者曰く日本人よりも韓国人の方が人と人との距離が近いそうです。

3、主人公の親戚は韓国を意味も無く嫌っていた哀れな人達という
  本編と全く関係の無い、必要のない設定が存在している。

4、南京大虐殺など日本が行なった不透明な部分の多いジェノサイド(大虐殺)ばかりを例に出す。
  日本のジェノサイドを出すのであれば日本人が被害にあったジェノサイド(通州事件など)も例に
  出して初めて対等ではないか?
  特に南京の下りでは「性的虐待をした後、性器に銃剣を日本人は突き刺した」と断言しています。
  この描写は物語上の人物の一セリフに過ぎないと言われればそれまでですが、
  南京を知らない人たちがこれが事実だと信じ込む恐れがある。

5、傭兵に日本人が1人出てきます。結構な主要キャラですが、このキャラ設定が酷い。
  笑いながらサルや人間の子供を殺す極悪非道なキャラとして描かれています。
  そしてこのキャラの結末がまた酷すぎる。まったく救いようのない最低の
  人間として描かれてます。そして悲しいかなこのキャラが日本人である
  必要性も物語上あまりないのです。

別に私は右でも左でもないです。韓国が嫌いなわけでもなければ別に好きでもないです。
ただここまで自分の国を卑下した内容はこの物語に必要だったのかな?と酷く疑問に思いました。
日本が起こした(とされている)ジェノサイドを挙げるなら
日本人が受けたジェノサイドも書けよと、作者日本人だろ?と思いました。

というかわざとこういう論争を引き起こすためにこういう設定にしたのでしょうか?
作者はアジテーターにでもなったつもりか?

作中の登場人物も言っていますが歴史学だけは学ばないでおこうと思いました。

マイナス面ばかり書き連ねる事になってしまいましたが、
そんな自分でも一気に読めるくらい魅力的な内容なのはまちがいないので、
上記の部分が別に気にならないという人は是非読んで欲しいと思います。
逆に今の韓流ブームに辟易してるひとは止めといたほうが良いかも(笑)


ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.190:
(1pt)

take care of your time !

著者の作品は13階段を始め何冊か読んだ。
どれもお気に入りだ。

このジェノサイドに関しては、大作とのことで
広告やレビューを参考に期待して読んでみた。

しかしページ数ばかり多く、内容もスラスラ読める
ものではなくて、徒労感だけが残った。
グロテスクな表現も多く幻滅した。

広告が多い作品は地雷を踏む可能性が高い典型。
みなさん注意しましょう。

ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.189:
(5pt)

毛嫌いしては勿体無い

他の方のレビューで、自虐的歴史観について触れられていたので、手に取るのを躊躇っていました。
確かにそういう側面があり、嫌な思いをさせられる部分もありましたが、それだけの理由でこの本を読まないのは勿体無いと思います。
そういう記述もある、と覚悟して読めば、それほど気にならずにこの極上のエンターテインメントを楽しめると思います。
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.188:
(5pt)

評価が低すぎる

星五つでは足りない。これほど面白い小説は読んだことがない。戦争、人類史、進化論などの大きなテーマを軸に、サスペンスとしても最高峰の仕掛けを最初から最後まで敷きつめている。全編を通じて「この先どうなるのか」と読者を引き込み続け、かつ頭脳戦の場面では、読者の脳をフル回転させる。
 この本の最大の特徴は、「人類が進化するとどうなるのか」を極限まで論理的に考え抜いた作品であるということ。普通のミステリーやサスペンスと違い、何度読んでも面白い。また、巻末の参考文献も読みたくなる。読者の脳を高電圧で刺激し、知的好奇心を沸き上がらせる。
 これだけの傑作だが、あまりにも低評価のレビューが多いので驚いた。この本への本質的な批判があるとすれば、人類進化の帰結について論理的な反論を示すことだろう。しかし、そういう反論は誰もできていない。
▽自虐史観との批判について
 約600ページのうち、日本人の歴史上の蛮行を書いた場面は、すべて足しても数ページしかない。著者が言いたいのは「日本人であれドイツ人であれコンゴ人であれ、他集団を殺すというホモ・サピエンスとしての性向を等しく持っている」ということだ。
 そもそも、日本人が米兵の息子を助けようと新薬開発に挑み、また新人種を保護しようとしているのに、なぜ「著者は日本人が嫌い」という安易な結論になってしまうのか。
▽直木賞について
 この本は直木賞の受賞を逃したが、一つだけ確実に言える。直木賞の選考委員のどの作品よりも、この本の方がはるかに面白い。
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.187:
(4pt)

もう少しなんだけどね

エンターテイメントとして非常に面白いんだけど韓国人に対する入れ込みが激しすぎて五つ星にはできない。作者は恐らく韓国ファンで左翼っぽい歴史観を持ってるのだろうけど、それをここまで出しちゃうとキャラクターのバランスが悪くなってしまうんだよね。

韓国人留学生は頭脳明晰で行動力があって信義もわきまえていて大型バイクに乗って追っての手を見事にまいちゃったりします。ここまで1人のキャラクターに詰め込んじゃうと現実感が無くなっちゃうんだよね。折角、他のキャラクターがそれぞれに欠陥のある人間で活きているのに、韓国人留学生の部分になると現実離れしちゃってるんだよな。

逆に日本人の傭兵はただ単に残忍であったりするんだけど、平和な日本に生まれながら残忍極まりない性格になってしまった理由が見えない。韓国人が情で繋がっているとかの説明はあるんだけど、この異常性格の日本人傭兵の背景は結局わからずじまいだった。こっちの方が人間社会を描写するには面白い題材だと思うんだけど、なぜ端折っちゃってるんだろうか?

比較的バランスよく書かれていたのは米国人傭兵かな。ここの辺りが非常に優れていることを考えると、韓国人留学生ばかり神格化しちゃってバランス崩しちゃったのは全くおしいと思う。キャラクターのバランスがもう少し良ければ五つ星なんだけどね。もったいないと思います。


ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.186:
(3pt)

謎の韓国人留学生

最後まで読んでまず思ったことは、「ん?留学生が韓国人であった理由ってなに?」
他の登場人物のバックグランドは人種も含め物語に関係しているのですが、
彼だけ韓国人であることがやたら強調されるにもかかわらずそれは物語に無関係。
ちゃんとストーリーに組み込んでくださいよ。

プロット自体は名作「幼年期の終り」に最近のIT技術の要素を加えたような内容です。
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.185:
(5pt)

多層的で立体的な物語

むちゃくちゃ面白かったです。一気に読了しました。

後から思い起こせば不自然な点もなくはないですが、読んでいる最中は物語の展開にぐいと引き込まれ、ページをめくる手が止まりませんでした。

構成がすごく多層的で立体的なんですよね。少年と父親の物語、兵士たちの戦い、未知の生物との知恵比べなどが、複雑に絡み合いながら壮大な物語を形づくっていきます。

しかも、それが壮大な大風呂敷かと思いきや、圧倒的な細部描写に支えられているので違和感がないんですよね。化学や軍事に関する描写は、まるで専門家かと思うほど。

大量虐殺というテーマを掲げている割には、「命の尊さ」とか「人間の愚かさ」をずしりと感じるわけではありませんが、あまり難しく考えず、とにかくめくるめく展開に身をゆだねればいいんじゃないかと思います。

一級のエンターテインメント小説です。
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.184:
(5pt)

よく出来た話です。

人類は進化しているのだろうか?

手足の長い、顔の小さい最近の人達を見るだけでも軽く思ってしまいます。

ストーリーの展開や、設定など、とても面白く読めます。

映画化されるのでしょうかね?
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.183:
(5pt)

わくわくドキドキ、そして、為になる本

何か話題の本で、楽しめるものはないかと思っていたところ、BSブックレビューで絶賛されていたので、購入。
今現在の政治・科学を背景に、ちょっぴりSFを足したミステリー&アドベンチャーです。
面白かった!個人的にはダン・ブラウン『天使と悪魔』よりも面白かった。緻密な取材を通じて、現実世界を舞台に物語を展開していく様は似ています。
先の展開を楽しみながら読めて、読了後も充実感がありました。
 エンターテイメントとしてだけでなく、「一目見ればすぐわかる、見たことがない生き物」の視点から、地球の王たる人間とはどんな存在か・人間性があからさまになっていく所は、興味深く勉強になりました。韓国・中国と我が国の、どちらが優秀かという問題に躍起になったり、他国の国旗を燃やしたりするのも、人間の業からするとしょうがないかもねと思ってしまいます。中江有里氏も「新しい神話を読んでいるよう」と述べてます。
 さて、筆者の歴史観云々については、私も違和感を持った一人です。が、本作が駄作かになるか?というと、そうではないので、
とにかく一度読んでみることをおすすめします。以下は、読みたい人だけ読んで下さい。
 違和感を持った所は、関東大震災で朝鮮人に対するジェノサイドが行われたくだり、「6000人」が虐殺にあったと書いてありますが、
日本人の自警団による虐殺自体があったことは事実のようですが、死亡者は、300人〜6000人と定まっていません。特に6000人という数字は、
行方不明者をすべて「殺されたとみなして」集計したようです。本書で「死亡者数には、諸説あるが」とか書かれている訳ではなく、断定の調子で
書かれています。筆者は、ジェノサイド行う人類という視点から日本人のジェノサイドにも言及し、公正でいたかったそうです。それはわかりますが、
じゃあ、6000人という数字が根拠のはっきりした公正な情報なのでしょうか?他国にも翻訳されるだろうに。
 また、主人公の日本人の協力者の韓国人留学生の描写にも、なにか筆者の韓国への「うしろめたさ」のようなものを感じました。
せっかく「見たことがない生き物」の視点から、国ではなく、人間そのものを見るという主張があるのに、なにか「日本はごめんなさい、韓国はすばらしい」
的な所が残念でした。
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.182:
(2pt)

韓国人喜ぶんだろうな・・・。

作者のファンで、読んだのですが、、、
日本嫌いなの?と思ってしまいました。

韓国人留学生美化や、誤った歴史認識、日本人傭兵に対して
『ジャップ』とか、、、え?この件いる?って感じで、、、

基本的には面白いのですが、、、

日本人の私は、気持ち悪いです。。
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.181:
(5pt)

凄かった!!

すごい!!すごかったです!!
1800円以上の価値アリ!
この作品を素通りしてしまうのはもったいない。
それくらい凄い、超大作エンターテイメントでした。
決して難しくも、残虐すぎもしません。

高野和明さんが作りだした壮大な物語をぜひ多くの方にお勧めします!
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.180:
(2pt)

作者の偏見に満ちた歴史観が残念

全体的によくまとまった娯楽小説ではあると思います。
購入時、帯のハリウッドを超える超大作であるとの書評に魅力を感じ購入させていただきました。
一言でいえばハリウッドのスケールを超えるほどの作品ではないと思います。
文体はよく言えば癖のない、苦も無く読めますが、逆に個性のないだれが書いても変わらないつまらないものです。
発想自体は悪くないと思いますが、没個性的でただ淡々と続く文章のせいで途中読むのがしんどくなってしまいます。
もう少し読ませる文章力を養っていただきたいと思います。
この手のテーマを取り上げた場合どうしても似通ってきてしまうのでしょうが、「虐殺器官」にとてもよく似た、
そしてそれを決して超えはしない程度の作品です。
「虐殺器官」の劣化版、あるいはパロディー程度の出来栄え、まあ楽しめるかな?というのが率直な感想です。
また、朝鮮人留学生、関東大震災や南京事変などのくだりは他のレビュアーの方も仰っておりますが、完全にいらない
蛇足。作者の偏った歴史観は不快そのもので、特に傭兵ミックへの扱い、主人公の情けないキャラクター造形は
作者の日本人への根強い憎悪を感じ非常に不愉快でした。
作者の偏見や日本人への悪感情は個人的に推奨はしませんが否定もしません。思想の自由ですから何を思おうと勝手にすればいいと思います。
しかし、この手のエンターテイメント的作品に組み込む必要は全くなく、そのせいで作品自体の質が低下してしまっているのは
只々残念です。
作者の他作品は未読ですが、今後も読むことはないと思います。
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.179:
(4pt)

非現実的だが、現実感がある

読み応えのある1冊でした。

本の内容は、人類を滅亡させる危険性をはらんだ事象をアメリカが掴み
その危険因子を排除する為に、アメリカは傭兵部隊を編成し、
危険因子が存在するアフリカコンゴのジャングルへ派遣するが
そこで、傭兵部隊が見たものは、自分達のミッションを根底から
覆す事実であり、そこからはじまる脱出劇である。

この本の面白いところは、単なるパニック系や戦争物の脱出ではなく
人類とは何か、生きるとはなにか、善とは、悪とは、つまり
人間とは何かを、問いかけながらストーリーを作り出している
ところにあると思う。

ストーリーのもう一つの重要な役割である創薬開発については
難解な部分には、出来る限り私のような一般人にも
理解できるよう解説を加え、ストーリーに入り込む前に
読む気を殺がさないよう、細心の注意で文章を構成している。
但し、話の大事なポイントに差し掛かかった時でさえ、あまりに
論理破綻を恐れたせいか細かすぎて、一瞬間延びしてしまうと
感じてしまった。創薬自体が複雑だろうことを思うと
この点を構成に組み込んだ流れから仕方がないのであろうが
残念な点ではあった。

神の領域は、解明されていない科学の一部に過ぎないと思われる
価値観で話が進む当たりは好き嫌いがでそうだが、単純に
ミステリー小説が好きな人には読み応えがあっておすすめできます。

ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837
No.178:
(5pt)

物議を醸していますが、飽くまでエンタメ小説としての評価です。

「このミステリーがすごい」、「週刊文春」、「本の雑誌」等々、ミステリー・エンタメ小説の読み手たちが選出した昨年末のベストテンで軒並みベスト1に輝いた今作。かなり前に購入したものの、書斎の隅に積みっぱなしになっていた。ようやく読み始めたら、これがオモシロくて一気に読み切ってしまった。

プロローグで記されたアメリカ大統領執務室で報告された人類絶滅の可能性のレポートは、その後4人の傭兵たちによるコンゴ秘境地での極秘ミッション・ガーデニング作戦と、父の遺志を引き継いだ東京の平凡な薬学部学生の小児病難病患者の新薬開発の突拍子もない試みにリンクしながら、背景にある恐るべき企みと隠蔽された真実でサスペンスを加速させる。
ホワイトハウス周辺、アフリカの秘境、そして東京。かけ離れたエリアと空間で秘かに同時進行する人類がかって遭遇した事のない闘いと研究。ミステリー、SF、アクション、社会派小説の要素をたっぷり盛り込み、圧倒的筆力で突き進む。

コンゴで彼らが遭遇したモノは果たして何だったのか?

ジェノサイドのタイトル通り繰り広げられる殺戮の嵐、阿鼻叫喚の地獄絵図、人間の持つ残虐性が容赦なく描写される一方で、巨大な敵に怯えながらも自己の信念に基づいて行動する者たちの勇気と良心。
全く対照的な人間性の両面、どちらも人間が持つ根源性と言う事なのか。
謎が謎を呼ぶミステリアスな第一部。
一転、物語が大きく動き出し、スリリングな展開がつるべ打ちとなる第ニ部。
そして、壮大なマントル・ピースがどう収束し、人類は未来に向けどう舵を取るのかが示される第三部。
どれも、ページをめくる手が自ずと速くなる。
筆者が描く今作品に於ける絶対悪的存在は何なのか?如何にもと思えるその正体にも、ステレオ・タイプには没しない理由付けがしてあるのが良い。
ラストの甘さが気になるものの、日本のエンタメ小説ではひとつ頭が抜き出ていると思える今作。

作者は、若い頃岡本喜八に師事し、映画の世界で活躍する事を夢見ていたと言う。
確かに、プロット、構成、描写等、いかにも映画的、それも、70年代のアメリカ映画を連想させる。

(追記)
物議を醸す南京大虐殺や関東大震災を巡る記述は、確かに偏った歴史認識に基づくものであるし、そこまで著述する必然性があるのかとも思う。
作者は確信的に書かれていると思うので、それがネガティブな感想として跳ね返ってくるのはやむを得ないと思うが、でも、歴史観の違い一点で今作の評価を決めてしまう事は個人的には出来ない、かな。
ジェノサイドAmazon書評・レビュー:ジェノサイドより
4048741837

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