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ジェノサイド
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ジェノサイドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全597件 421~440 22/30ページ
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眠れない 徹夜で久しぶりに一気に読みました。 エンターテイメントと思って読んでください 学術的なことはわからないですがこういうことを考えるだけでも凄いです。 戦争 特にアメリカに対してかなり厳しく批判されて人間の愚かさや弱さに共感しました 映画にできない小説ならではの醍醐味がありました いやー久しぶりに凄い驚愕しましたよ | ||||
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南京大虐殺やらのくだりは唐突すぎて、話運びのリズムが崩れてしまい興ざめしてしまうが、最近のハリウッドの糞ブロックバスター映画やらを1800円払って鑑賞するよりよっぽど興奮し楽しめました。 確かに、虚々実々の歴史的背景をあったんだと声高らかに主人公に代弁させるのはいかがかなと。ほんとそこたげなければなあ...... | ||||
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歴史観云々のレビューが多くてびっくり。 これだけその点に特化した意見が敏感に出ること、 それこそがこの本のタイトル『ジェノサイド』にした意味かも。 みんな、“ひっかかる”訳ですよね、そこに。 それが悪い方向へ動いた最悪ver.がジェノサイドってこと。 私たちの感情が実際動いたこと、それこそがジェノサイドの芽の証では? 私は歴史観よりも、コンゴでのジェノサイドの描写が読むのがつらかった。 もう一度読み直したいけれど、オネカのくだりとか読めない。 この話はフィクションだけど、これと同じかもっとひどいことが 本当にあったということはわかる。 世界中のどこかにいるヌースが、『Gift』を世に送り出してくれるのを待ってます! | ||||
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創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人の携帯電話に、死んだはずの父からのメールが届く。その不可解なメールをにしたがい、起動しないノートパソコンと手に入れた研人は、古びたアパートに隠されていた実験室にたどりつく。父親が息子に頼んだ実験とは。 一方、傭兵ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、アメリカで極秘の依頼を受ける。今後のジャングル地帯へ乗り込んだ4人のチームが見たものは。 そして人間には決して説くことのできない暗号回線を通じて、二人は出会う。 サスペンスミステリーという表現がぴたりと当てはまる作品だ。ジョージ・ブッシュを彷彿とする大統領の命令に逆らい、子どもの命を救うために活躍する傭兵と、冴えない日本人の大学院生という組み合わせ。 作者の高野和明さんは映画監督を志望するだけあり、全編にわたり、映像を意識した筆致になっている。本作品は、第145回直木三十五賞候補、第2回山田風太郎賞を受賞。 エピローグで出てくる台詞「もう安心だよ。ここには戦争はないからね。この国の人たちは、もう戦争をしないと決めたんだ」(587ページ)は、自らの国に対する戒めかもしれない。 | ||||
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アプローチは全く異なるが、人類の歴史自体を幼年期とし、超人類への進化の過程を描いたクラークの名作『幼年期の終わり』を意識していることは間違いない。…謎の提示から冒険アクション、知的探究、意外な展開、感動の結末等、極めて愉しめる傑作になっている。特に日本人主人公、研人の命を懸けてまで、子供達を救おうとする行動が素晴らしい。理系の学生が羨ましくなったな(笑)。2011年度、SFミステリーの収穫。 | ||||
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より「高等な存在」に対して、人類はどうすべきなのか。 敵対する者、守ろうとする者、恩恵を得つつ振り回されている者 大きく分けてこの三つの立場から、それぞれ主人公と言うべき人間の視点から語られるこの物語は、 一言で言うと「勧善懲悪」と表せると思いました。 人間の持つ獣性、凶暴性を(極端な形で)描き、それらを抑えられない人間は「人間ではない」。 そしてそんなモノは殺されて然るべき。 そんなことを言いたいのか?と。 そうなった背景や事情は基本的に無視され、描かれたとしても圧倒的に不足している。 その凶暴性への対応は理解・矯正ではなく、排除・隠匿といったもので 短絡的、一方的に過ぎるように感じました。 その一方で理性、正義による殺人は肯定され、 自分のために何人もの、恐らく悪人というわけでもない人間を殺し、 何万人、何百万人もの無関係な人たちをまさにジェノサイドする可能性のある行為を行った 「高等な存在」の責任はスル―されています。曰く「危害を加えようとする人間がいるのが悪い」。 多くの科学者、識者が登場しますが、彼らは基本的に上から目線で、 「愚かな者は死ぬべきだ」と思っている節があります。 知的欲求を優先し、言うべき事を言わず、「高等な存在」を盲目的に受け入れている。 独裁者の台頭を許し、許し続けている自身の責任を棚に上げ、「こいつは駄目だ」と切り捨てるような姿勢も。 また協力者として韓国人の院生が登場しますが、「能力が高く人格者」という非常に薄いキャラになってしまっています。 勿論韓国人でも構わないのですが、韓国人である必要性が全く感じられません。 「情(ジョン)」という彼らだけが知る感情というものも、作者の解釈が語られるかと思ったら それ以降全く出てこずに投げっぱなし。紹介する必要あったのか? 4人の韓国人に話を聞いた、とありますが、その結果生まれたのがこのキャラだとすると、 ずいぶん適当なインタビューしたな、と勿体なく思います。 歴史や差別についても触れられていますが、まず参考文献の数が少なすぎて論外。 そして内容も偏り過ぎ。これで公平とは、この分野の研究者を馬鹿にしてるのかと。 特に大きな破綻もなく、面白い題材であるとは思いますが、良い点を打ち消しているものが多すぎる。 某ゲーム某キャラからセリフを拝借して、この作品に贈りたいと思います。 選んで殺すのが、そんなに上等かね。 | ||||
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この本の皆さんのレビューを読んで、作者の歴史観に皆さんのが反発しているのを見て、買うのを少しためらいました。確かに、関東大震災や南京大虐殺のくだりは、判断が難しい箇所ではありましたが、私は、作者の歴史観よりも、そういう悲惨なジェノサイドという現象が読者である日本人にとって別次元の出来事にならないために敢えて書かれたのではないかという意図を感じました。人間という生き物の残忍さを大きなテーマに掲げている以上、日本人だけが残忍さをもつ「人間」という生き物から除外される事はあり得ないからです。ジェノサイドの例としてあげられていた国は、アメリカ、日本だけでなく、ナチスドイツ、そしてチンギスハン(中国大陸)まで及んでました。それに、自分の命の危険性を顧みず、難病の子供を助けるために創薬に没頭するのが日本人の学生だという設定を考えても、作者の反日感情などは感じられませんでした。しかも、その相棒がアメリカ軍で経験のある韓国人。ジェノサイドを起こすのも人間だが、自己を犠牲にしてまで命を救うのも人間だというのが、この作品の主軸テーマなのではないでしょうか?だから、最後は、「爽快」です。この本に出会えてよかった。 | ||||
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着想、舞台設定はとても面白い。が、 物語がすすむに連れて完全につじつまがあわなくなってくる。 結末は安易というか尻切れトンボというか。 そして、登場人物に全く魅力がない。 コンゴ人は残虐。 日本人の男は幼稚かさもなくば残虐。 アメリカ人の支配層は残虐。 アメリカ人の被支配層は家族思いだが愚鈍。 韓国人は情け深く、理知的かつ情熱的。 中国人が驚異というのは思い過ごし。 こうした描き分け(物語とは無関係)にばかり 一所懸命になっているようで 肝心の物語が体を成していないし、人物描写も全くできていない。 素質はあるんだから、ちゃんと突き詰めればいいものになるのに 他国をおとしめることにばかり一所懸命であるがゆえ肝心の 本業がおろそかになってなかなか発展出来ない、っていうのは まるで・・・ フィクションと割り切るならちゃんと楽しませてほしいし プロパガンダだとしたら悪質。 作者が実際にこういうお考えで、それを披露したいのであれば おめでたいと言うしかない。 日本は出版は自由だから、 このような本も出る。 それが隣国との大きな違いだ。 毎年買っていた書評本も来年は買いたくない。 あんまりです。 | ||||
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いつの時代も個人的経験に基づいて物事を主張したがる人がいる。 そういう人の意見は専門家からは無視される。 痛い本だった。 | ||||
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本屋にてミステリー部門一位 興味を引かれて購入 入りはなかなかいい感じ。 色々な要素が入り、それぞれのキャラごとの切り替わりも楽しめだした と、突然下等な差別主義日本人。 ん?? ま、まぁこういうのもあるかなっと思いつつ先を読み進む 関東大震災時の件、 お??? なにこれ?っと思いつつ読み進めていると チンパンジーの共食いに介入する日本人傭兵の描き方 そして「狂ったジャップが」 私は、作者が言いたいことはこれなんだとその場で思い そっと本を閉じ ブック○フへ行き150円という破格な高値で売却してきました。 完 | ||||
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書店での扱いや帯の受賞歴、推薦の言葉がスゴいので買ってしまったけど…文庫で十分かな。 特に革新的な題材ってわけでもないし、深い洞察があるわけでもない。ストーリーもこの長さをまとめたのは偉いけど、ページをめくる手が止まらないってほどでも…。途中で投げ出さずに読める、というのが適正な表現かと。 悪い作品じゃないけど、まぁ宣伝勝ちだね。 他の人も散々書いてるけど、著者がいわゆる「自虐的歴史観」の持ち主らしく、逆に韓国が大好きみたいで、その描写がやたら鼻につくのが印象をかなり下げてるね。 歴史を学ぶなってのは著者自身が本書中にも書いてるけど、一方的なプロパガンダにやられちゃってる著者の歴史認識が偏ってるのがビンビンと伝わっちゃって、それが全ての描写のリアリティを減殺してしまっている。 要するに、著者の価値観が浅薄な土台の上に成り立っているのが見えちゃうから、その薄っぺらい価値観の持ち主が書いたのかと思うと、どんなに練られた話でも醒めちゃうっていうか、ね。 何も知らない子供が書いた哲学本を、人生の辛酸をなめた大人は真剣に読めないじゃない?依って立つ価値観、人生観を信頼できない人の紡いだ物語には、読者としても没入できんわけですよ。 物語自体の内容以前の信頼感がないっていうか、著者と読者のラポールが形成されてない感覚だね。 特別目新しい事はないけど、理系小説が好きな方なら読んでみてもいいかな。長いけど、最後まで読めるくらいには面白いでしょう。生物学、生化学が嫌いな人はパスをおススメ。あと、描写に若干グロい所があるのでそこはご承知を。 | ||||
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たいそう期待して早速購入したが随所の余計な自虐史観披歴で先入観ができてしまい全く楽しめなくなった。努力して結果的には読み終えたがエンターテイメントとしてもさほど面白くなかったし再読したいとも思わない。 書評はあまりあてにならないことを再確認した。 | ||||
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私はこの方の小説が大好きで、他人にもお薦めしてきたんだけれど、この本だけは途中で放り出してしまいました。 まったく不必要な場面で、中国や韓国のプロパガンダそのままのひとりよがりで稚拙な描写がひどすぎはしませんか。 そんなに日本人や日本国がお嫌いであるのなら、どうかお好きな国へ移住なさって下さいませんか。少なくとも我が国にはそういう自由はあるのですから・・・。 | ||||
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この作者は、現在も義務教育で使用されている嘘だらけの東京書籍の教科書に騙された被害者でしょう。物語は落合信彦氏の著者に近付く面白さがあります。2000%嘘の南京大虐殺や、3000%認識が間違っている神風特攻隊の記述などなど、作者はもしかすると日本の街中を走る大音響右翼バスが、日本人に君が代日の丸や天皇陛下と皇室を嫌いにさせる外人の洗脳工作であることを、素で知らないのかも知れません。何故に竹島返せと言わないかでわかりそうなものですが。作者の自虐洗脳からの目覚めは日清戦争のはじめと終りの「みことのり」を読み、日本が戦争しなければどの国が地球上に存在していないのかの事実を認識して欲しい。逃げない勇気を持って乗り越えて欲しいです。作者が大西ノリミツ氏のように外人ならしかたありませんが。 | ||||
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個人的に興味のある分野が織り込まれているので超変だが飽きずに読めます。 ・チョムスキーの生成文法 ・ゲノム創薬 ・ハッキング ・アメリカのネオコン ・イラクの内戦 ・ネオテニー(幼形成熟) ・バミューダトライアングルのメタンハイドレート ・エシュロン ・私設軍事会社 ・CIA ・韓国朝鮮人の信条 ・アフリカ ・日本の海岸防備の脆弱性 傷を少しだけ指摘しておくと、日本人傭兵の東条の意味がちっともわからない。 難病の創薬と、主テーマにはなんの関連性があるのか。結局は交錯しない。 虐殺についての歴史観が陳腐すぎる。 差別についての工作も浅い。 チンパンジーの集団同士の殺し合いは「サル学」の成果だろうが必要ない。 ま、色々ありますが最後まで読ませる力は持ったエンターテインメントです。 出来れば余計なところをそいで、ハリウッドで映画化されるといいなあ。 映画化の場合、日本で作ってはダメです。 | ||||
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超人類から逆照射される人類の、人類たる限界と、だからこそ、どう生きるかを描いた力作。 なおかつ、最高に面白い!!エンタテイメント小説。 あえてショッキングに描かれる戦争犯罪や大量虐殺は、人種や宗教、政治、物理的距離を理由に想像力を失ってしまう人類全体への怒りでしょう。 日本の描写が云々と、わざわざ矮小化して読むなんてもったいなくないですか? | ||||
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つまらなさを我慢しながら何とか読み進めたのだが、韓国人留学生が出てきたあたり(150ページぐらい)でついに断念。こんなことは久しぶりなのだが…。作者のいびつな歴史観云々以前に、エンターテインメント小説として退屈。物語の世界にまったく引き込まれない。残りページ数の絶望的な多さに耐えきれず、放り出してしまった。帯の大仰な惹句に完全に騙された。 ちなみに、作者の歴史観の披瀝がストーリー上浮きまくっていることは、やたらと持ち上げられる韓国人留学生(正勲)の描写を見ればわかりやすい。 「父親が最近他界したのを知ると、正勲は心のこもったお悔やみを言ってくれた」 「こればっかりは、あらゆるソフトウエアに精通している正勲にしか分からない感覚だろう」 主人公と初対面(厳密には2回目だが)で、いきなりこれはないだろう。「心のこもった」やら「あらゆるソフトウエアに精通している」やら、不自然極まりない。 | ||||
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進化した人類との遭遇をアフリカ情勢やら親子関係やら民族問題やらを上手く絡めて書き切った秀作だ・・・と言い切りたいのに言い切れないのは、作者の偏った歴史観だろうな。読んでいる途中で物語とは関係無く首を傾げたくなる表現がやたらと鼻につきました。溢れんばかりのワクワク感を妨げる気持ち悪さというか、妙に押し付けがましい書き手の言い分が現われ過ぎていて、バランスを崩している。実に残念。作者自身文章の中で、歴史学について「支配欲に取り憑かれた愚か者による殺戮を、英雄譚にすり替えて美化する」と科学者に語らせているにも関わらず、戦争敗者である日本の行いのみ(それが事実であるのかさえハッキリしていないものでさえ)を誇張して悪であると断じているような気がしました。 | ||||
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凄かった。後半を一気に読んで、衝撃と面白さの余韻で、数十分、ボーッとしてしまった。どの1行も真似できないと思った。まさに『1年に1冊しか出ない』傑作。いやあ〜…生きてるっていうのは…読書好きっていうのは…稀にこんな作品に出会うために読書しているんだなあ…。 | ||||
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この手のSF的要素のある作品について歴史観をうんぬんしても、空しい。 むしろ風呂敷を広げすぎて、竜頭蛇尾に終わってしまった展開が残念だ。米国のNSAや軍情報部がこの小説の結末を許すほど間抜けなはずがない。 ご都合主義の最たるものだ。 | ||||
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