■スポンサードリンク
ジェノサイド
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ジェノサイドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全597件 541~560 28/30ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者の各分野への妥協を知らない徹底的な取材・調査に基づいた力作と感じる。分厚い単行本で専門用語も多いが文書自体は読みやすく一気に読み切る事が出来た。 フィクションではあるが現代の国際社会の情勢を細かく描写しており少々背筋が冷たくなると言うか震撼させられる。 暑い夏の夜の読書にお薦めです!(ただ寝不足にはご注意を) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実に丹念に調査、取材しここまでまとめた手腕に脱帽です。早く次回作を読みたいし、本作の映像化作品も鑑賞したいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なにも言うことのない ただ読み終わった後に感じる満足感 普段小説なんて読まない私が一気に引き込まれてしまった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビューを書かずにいられませんでした。読み始めてすぐに後悔しました。さらに3分の2ほど我慢して読み進めましたが、時間の無駄でした。陳腐、幼稚、拙劣…。耐えられずにたった今読むのを止めました。専門知識がなく筆力のない筆者のレベルに合わせる覚悟、忍耐をお持ちの方にお勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人類を俯瞰した観点で物語が進むが、日本人の薬学部大学院生やアメリカの民間軍事会社兵士の視点で描かれる。適度な臨場感と全体的な物語のスケールの大きさがいい具合にバランスをとっている。 遺伝子的欠陥による特殊な病気に、謎のソフトで特効薬を作る部分が、最も力を持っていた。アフリカで世界大戦ともいうべき大紛争が混乱の中で続いているということは、衝撃の事実だった。これはフィクションかいなと思ってインターネット検索してみると、どうも本当らしいのだ。だが、この事実はもうこれだけで手一杯の重大事項なので、このボリュームの小説の一素材として描くには大きすぎた。その分、コンゴ脱出ミッションの部分で描かれた人間模様や背景は、やや皮相である。ジェノサイドと題されているからには、むしろこの部分に魂を込めるべきだったろう。別作品での執筆に期待する。 あとのアイデアは、ミリタリーSFとでもいうジャンルの豊富なアイデアでわくわくして読めた。 全体的に、いろんなものがぎゅうぎゅうにつまっていて、それが少しとっ散らかっていて読み進める途中で疲れた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久々に面白いSFサスペンス。細かいところまでよく調べてあるため、ホントにあるんじゃないかと思ってしまう。読んだ後も余韻が残る。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーはいいんだけど、 参考文献がそもそも傾倒しすぎているのが間違いなのか、もともとの作者の思想なのか左翼的内容が多いのが残念。 そういう意味では、J−WAVEの朝日新聞ブックバーで紹介されてただけあるかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長編としては前作の『幽霊人命救助隊』の発表から7年も経っています。 その間のほとんどをこの『ジェノサイド』という作品を書くために、取材や勉強で 費やしたのだろうことが、読んでみれば良く分かります。 最初の100ページまでは以前の作品のようにスイスイとページをめくることが 出来ませんでした。じっくりと読まなければ、高野和明が語ろうとしていることに ついていけないというような雰囲気がプンプンと漂っていました。 正に著者にとってのライフワーク的作品なんだろうなと思います。 それにしてもSF、ミステリー、サスペンス、アクションの要素がビックリする くらいてんこ盛りです。よくも破綻せずに書き上げたなと感心します。 エンタメ作品ですが、高野作品に共通する「生命」に対する想いがこの作品にも たっぷりと描きこまれており、自分自身の生き方も考えさせられます。 コンゴが舞台の場面では、「これは本当に高野作品?」と思ったりもしましたが、 日本が舞台の場面では『グレイブディッガー』を思い出させるような部分もあり 高野ファンとしては嬉しくなることも。 今後にも期待の高野和明氏ですが、正直『ジェノサイド』を超えることはかなり 難しいでしょうね。それだけの渾身の作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
図書館で借りて読みましたが、買わずにいられません。 この本を読んでから、何を読んでもおもしろい本が見つかりません。 それほどの逸材です。 一人でも多くの人にこの本を!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
店頭で何気なく購入した作品だったが、読んでいくうちにどっぷりはまってしまった。 日本、コンゴ、アメリカといった国々でパラレルに主人公が動く中、それらの主人公が交わる時に やっと謎がとかれるといった、衝撃的な作品。まるで映画を見ている感じがした。 是非とも、映画化して欲しい作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この手の海外を舞台にした日本版冒険小説って、外国人傭兵とかを登場させると、どっか陳腐感があったりで、 なんかコナレナイ感を感じさせられチョッとがっかりということも多かったので、本作もどっかで破綻するのでは と、ちょっとビクついていたのだが、本当に最後の最後まで破綻なく楽しませてもらい、大変面白く読了させてもらいました。 密林での白兵戦の描写も迫力十分、今年読んだウンズロウの同じく冒険小説「サトリ」でのジャングル戦を彷彿とさせれたが、 こちらの方が、はるかに綿密に書き込まれていると感じた次第。交互に展開される日本での<新薬>話がジャングル戦と ジワジワ交錯してゆくあたりからは、もうはまりっ放し。<新薬話>が<見るからに嘘っぽい>とのレビューもあったが、 化学が苦手な私には、この程度で十分。 モンスター部分に関しては、なかなか手の込んだ生い立ちを用意してあり、その所業にも十分伏線を張り倒して、効果を 増大させており<暴れ回るだけの怪物>とは一線を画して新鮮な感じもあり、感心させられたが、つきつめれば 映画「ターミネイター」などでのコンピューターの暴走と似たり寄ったりかも... なにはともあれ、非常に面白い本で、海外物を贔屓にしてきた私も、これからはチョイチョイ日本物にも 注意を払わねばと、思い知らされました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み出すと止まらない小説です。緻密に計算もされていて、非常に面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
傑作。暑さを忘れ貪るように読んだ。興奮した。ありがとう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SFではあるが、新薬開発にあたり、父親の研究者としての誇りを強く感じた。 薬品会社の研究部門が縮小していく昨今、また、大学院を出ても就職出来ない現代に緩急車へむけてのエールを感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
父の突然の死・・・。葬儀もすませ大学に戻った研人に、死んだはずの父からメールが届く。ウィルス 学者だった父が最後に残したメッセージは、研人を戸惑わせるだけのものだった。創薬科学を専攻する 研人にも理解できない謎が・・・。一方、特殊部隊出身のジョナサン・イエーガーは、不治の病と闘う 息子の治療費を稼ぐために、コンゴで任務を遂行しようとしていた。研人とイエーガー、まったく関係の ないふたりの間には、驚くべき事実が横たわっていた!! 「何というスケールの大きな作品なのだ!」読み終わった直後にそうつぶやかずにはいられなかった。 日本、コンゴ、そしてアメリカ。物語の舞台は果てしなく広い。罠にはまり追われる身となりながらも、 父の遺言に従い新薬を完成しようとする研人。その新薬とつながることになる、コンゴで命を懸けて 闘うイエーガー。物語は拡散する。どんどん、どんどん拡散する。いったい作者はどう収束させる つもりなのか、まったく検討がつかないまま読み進めた。危機が波のように、次から次へと押し寄せる。 そして、意外な登場人物が!!彼は本当に人類の敵なのか?それとも、堕落した人類を救う救世主 なのか?その答えは誰にも分からないのだ。 思わず目をそむけたくなるような残酷な描写もあった。何かを成すためには何かを犠牲にしなくては ならない。そのことをいやというほど思い知らされた。だが、息子が父を思う心、そして父が息子を 思う心など、胸を打つ描写もあった。「これから人類はいったいどうなっていくのだろうか?。」 遥か遠い先の人類の未来に想いをはせながら、深い感動を抱いたまま読み終えた。長いけれど一気 読み!!面白い作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
薬学に携わる者として、本好きの一人として、この本を 今季最高のミステリー!!とみなさんにおすすめします。 きっかけは新刊jpというpodcastでした。(ドラマ仕立てになってて面白かったですよ) あらすじは割愛しますが、帯の未曾有の興奮、とはこのことかと思うくら読みながら興奮状態を抑えることができませんでした。 普段はなかなか一般書で見かけることのない薬学用語を見ることへの興奮もさながら、 ストーリーの展開に引き込まれます。 読後に、生きて生き抜いて学び成長することへの希望も湧いてきました。 みなさんにも同じような気持ちを味わってほしいな、と思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高野 和明さんの久しぶりの新作です。 ご自身で演出された3時間後に君は死ぬを見ましたが、 監督志望の高野さんには悪いですが、 そちらの才能はあまり見受けられないように感じました。 小説に戻ってきていただいて感謝です。 本作「ジェノサイド」はSF風味のエンターテイメントです。 キーワードは、アフリカ、人類、大量虐殺、薬学、韓国です。 どれか一つでもピンときたら楽しめると思います。 中でも著者の韓国に対する思い入れはなかなかのもので、 何故かアメリカ人が、 「韓国人の青年が日本人を地下鉄で助けるために、 命を落とす人間もいるから人類も捨てたものではない」 と、唐突に言い出すぐらい思い入れたっぷりです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ここでの評価が余りに高いので試しに買ってみました。いやー、皆さんのレビューを見て良かった!この本を買って良かった!なんぞ、この面白さ。。。まさに、面白い!の全てがこの本にはあります!これを読まずに年を越すべからず。最後に作者さん、ありがとう! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
早くも2011年No.1エンタテイメント小説の呼び声も高い『ジェノサイド』。高野和明氏、四年ぶりの新刊である。創薬、超人類、虐殺をテーマに、日本、アメリカ、コンゴの三地点をつなぎあわせた壮大なストーリー。著者が構想に20年もかけただけあり、500頁を超える分量をもつが、息もつかせぬ展開で一気に読み上げることができる一冊である。 ◆本書の内容紹介 ※ジェノサイド公式HPより引用 急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人はその不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた施設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。 同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが・・・ 父の遺志を継ぐ大学院生と、一人息子のために戦い続ける傭兵。交わるはずのない二人の人生が交錯する時、驚愕の事実が明らかになる。それは、アメリカの情報機関が察知した、人類絶滅の危機--- 現生人類に最も近いとされているネアンデルタール人が、約2万7000年前に絶滅を迎えた要因には諸説ある。気候の変化、現生人類との戦争、現生人類との交配による吸収・・・。いずれにしても、おそらく同時代に存在したはずの現生人類が、ネアンデルタール人との共存共栄を目指さなかったということは、歴史が証明している。 超人類というと、絵空事のような印象を受けるむきもあるかもしれないが、ネアンデルタール人にとっては、現生人類こそが超人類である。進化論の系譜に沿って考えると、いつの日か現生人類を上回る超人類が誕生するのは、必然と考えるのが妥当であるだろう。その時に、我々こそが、ネアンデルタール人のような存在になるということである。その時に我々を待ち受ける運命は絶滅なのか、はたまた共存なのであろうか。 このように、われわれ現生人類をピラミッドの頂点に置くのではなく、「超人類から見た現生人類」という新たな視点を提示しているのが、本書の大きな見どころの一つである。その視点から描かれる現生人類は、まるで下等動物のようでもある。国境という縄張りを巡り、愚かな殺戮を繰り広げ、お互いがお互いを潰し合う。しかし、その不完全さの中にも、残酷さと良心とが絶妙なバランスを保つことよって、現生人類は滅亡せずに、これまでの道のりを歩んできた。それは、奇跡のようなことである。 死んだはずの父親からのメールにて幕を開けた物語は、同じように父親からのメールで幕を閉じる。そのメールの内容こそが、人類全体へ向けたメッセージであり、それが実にすがすがしい読後感を与えている。著者の筆力に思わず脱帽の、超弩級エンタテイメントである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容を単純に書き記せば「人類を滅亡させる危険があるモノ」を扱ったストーリーです。こう言ってしまうとSF臭が強く感じられ面白い内容を思い描くのは難しいでしょうが、著者の圧倒的な取材力と構成力、そして本文中に散見される豊富な語彙が、確かな読み応えを与えてくれます。とかくSF臭が強くなりそうな題材をここまでの作品にしているのは、本書の全体に敷き詰められた説得力でしょう。たとえば、その「人類を滅亡させる危険があるモノ」はなぜ発生したのか、なぜ発生場所はアフリカだったのか、そもそもなぜ人類にとって危険なのか等々について、我々が知っている事象に当てはめて分かりやすい理由を示しています。それを読むのは、取材や調査の成果がいかんなく発揮されていて心地良いです。こうした一貫した説得力がストーリーに違和感を生じさせず、ページめくりに推進力を与えてくれます。終盤、クライマックスからの収束にはやや力ずくの印象が残りますが、それでも読後感を悪くするものではありませんでした。人間がいかに愚かな動物であるか、そうしたテーマを感じさせられながら、楽しく読める1冊です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!