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エコー・パーク
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エコー・パークの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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コナリーはもう面白いと分かってるので、もったいなくて少しずつ読んでしまいました。上巻から下巻への展開は予想できず、流石コナリーと思いました。ホシのめぼしはつきませんでしたので、プロット展開が警察小説の傑作?最初のボッシュの情熱が段々薄れていったように思えるのが残念。 蛇足ですが、ドライブが多いのでグーグルマップでストーリーを追うとなかなか楽しめます。下巻の追跡でのウッドロウ・ウィスン・ドライブからマルホランド・ドライブからグローミング・ドライブの弁護士の豪邸へとたどってみました。英語とカタカナ表記なので一度場所が分かるとたどるのは楽です。 | ||||
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上巻の中盤を読んでていやぁ〜な予感がしたんです・・・。 今後の展開が読めてしまって。 たいてい私のそういう読みは見事にはずしてくれるのが良質なミステリの醍醐味なんですが、今回はズバリ的中してしまった(苦笑)。犯人、黒幕まで。 そしてはなはだ予定調和な結末にあ〜、がっかり。 ボッシュの言動にもところどころ違和感がありました。こんなに軽薄だったっけ? 私の(これまでのところの)シリーズ最高峰は『夜より暗き闇』です。あの、あざといほどのコナリーの「人間描写力」にひれ伏した読者の一人なので、この作品はあえて "失速" とよびたいですね。 頂点をきわめてから坂道を転げ落ちるようにとことん堕ちていった(としか思えない)ケイ・スカーペッタ・シリーズの轍を踏まないで欲しいと祈るのみです。 | ||||
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面白い。主人公の人間性に次第に魅かれ、ページを捲るのが楽しくなる。 猟奇殺人系はやはり洋書の方が圧倒的に面白いね。 また、この本の評価が高いのは訳者がしっかりしていることだ。 これは必要不可欠な要素だろうね。 | ||||
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タイトル通り、ボッシュシリーズは珍しく巻を追う毎に面白くなっていくシリーズだと思います。 と書いたところで「ナイトホークス」を読み返してみました。 暗さ、頑なさなど変わりませんがやはりプロットの面白さは新しいものの方が面白いと再確認しました。 でも・・・最初から変わらないボッシュの性格ではあるとは言え「いいかげん一人で突っ込むのやめろよオヤジぃ 仲間怪我してんじゃんか」と言いたい。 後でもうちょっと加筆します。本作のこと何も書いてないんだもん。 | ||||
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相変わらずのうまさ、巧みさであり、ストーリーテリングとプロットの妙技には唸らされる。 一方で、今回はキャラクターの掘り下げがイマイチ。特に連続殺人犯であり、強烈な印象を残すレイナード・ウェイツだが・・・プロットの中ではサブキャラ程度の役割しか果たしていない。キャラの書き込みの薄さが、ストーリーから真実味をスポイルしている。 主人公のボッシュも、すっかり枯れてしまった印象が拭えない。相変わらずひとりで突っ走り、周囲をあきれさせるところは昔のままだが、かつて事件捜査を自らの「聖杯」と任じ、狂気にちかい妄執を持って事件と取り組んだあのころのボッシュと比べると、ただの自分勝手な頑固オヤジのようで、物足りなさばかりが残る。「天使と罪の街」と対を成すエンディングも、どこか上っ面の寒々しさが目立つ。かつてマッケイレブから「夜より暗き闇」と評されたころの鮮烈なダークヒーロー、ボッシュなら、こんな間の抜けた終わり方にはならなかったと思うのだが。 「売れるようになってつまらなくなった」なんてことは言いたくないんだが、最近のコナリーはすっかり大衆受けする書き方を心得てしまったようで、全体的にカルいのだ。 もっと心にズシリとくる話を書いてくれてもいいと思う。 | ||||
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何にイラつくのか? 変わってしまったボッシュにイラつく。 18歳でベトナムに従軍し、ベトコン・トンネル斥候のスペシャリストとなり、100本以上のトンネルを探査、 そのトンネル探査の経験から、恐怖、怒りあらゆる感情をコントロールすべを身に着け、ロス市警に奉職後も その冷静さを武器に、どんなに窮地に(時には政治的窮地)たたされても寡黙に、冷徹に捜査に携わり、犯人に 最後の一撃を加える瞬間まで、本当に”クール"な高倉健的デカ(刑事)で、私にとって、”ボッシュ”は他の刑事物と 一線を引くシリーズであった。これまでは... 本書で、前半ボッシュはイラつきまくっている。オリーヴァスに"ホット・ショット"と呼ばれただけで、感情を爆発させ、 手持ちの調書のコピーとオリジナルの突合せを、怠ると言うヘマをしでかし元パートナーに不要な負担を負わせ、現場検証では、 検事がマスコミを呼んだというだけで、ブツクサ言い、ついには被疑者に対して善からぬ思惑を抱き、それをパートナーの キズミンに簡単に読み取られ、結果余分な事に気をとられたパートナーは銃撃されるにいたる...(本人はこの点なんとも 思っていない様だが...) 終盤、犯人のアジトに踏み込んだ時にも、当然呼ぶべき応援も呼ばず、十分配慮すべきクリアーの 手順にもヘマをしでかし、恋人を危険に晒しながら、それでも<でも、せっかく戻った警察は首にされたくない>とのたまう。 思えば1950年生まれのボッシュは、本書の書かれた時点(2006年)で56歳、今の時点では60歳! 更年期に入ってしまったのか? 無くしたくない物が増え過ぎたのか? もはや身体を張った捜査に無理が出始めたということではないだろうか... 現に恋人には別れを告げられ、パートナーにも愛想尽かしされている。 次回作ではテロリスト相手に派手な銃撃戦が繰り広げられると読んだ記憶があったが、本書を読んだ御蔭で、このシリーズの次回作を これまでの様な、特別な思いで待つ、と言う事は無くなりそうだ。版権料の儲け頭でもあり、コナリーがボッシュに暇を出すことは 当分ないだろうが... 映画化に関して、確か第一作の「ナイトホーク」がスタローン主演で、スタローンの女装が話題になった記憶があるが、結局今の所、あれが映画化最高傑作か... | ||||
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「BOOK3」に背を向けて、マイクル・コナリーの「エコー・パーク」(上・下)読了。 ボッシュ刑事は、今回も組織内の悪に敢然と立ち向かう。 ハリー・ボッシュこそまさしくダーティ・ハリーの血を継ぐ者。 当代最高のハードボイルド、ハリー・ボッシュシリーズを抜きにして、もはやハードボイルドは語れない! | ||||
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ボッシュシリーズは全部読んでいるが、あいかわらずおもしろい。 こおシリーズは「ミステリー」に分類されているが、個人的には「小説」だと思っている。それほど、主人公ボッシュの人間性がよく書き込まれていて、ボッシュの人生を読んでいるみたい。 これからのボッシュの人生がどうなるのか、まだまだ楽しみ。 もちろん、「ミステリ」としても、ストーリーが強固で納得させられる。派手でチープな展開がないのが良い。 ぜひ多くの人に読んで欲しい。 | ||||
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現代のナンバーワンハードボイルドシリーズとして、既に最高の賛辞を受けるマイクルコナリー。本作は、表題の帯を疑うことなく、近年のボッシュ作品の中では最上の出来であろう。前作の脱ボッシュ物の リンカーン弁護士は初のリーガルものに挑戦し、今後ボッシュと双璧をなす成長を期待させるミッキーハラーという個性豊かな主人公の登場に歓喜したミステリーファンも多いと思う。但し、それ以上に稀代の語り手マイクルコナリーが小説家活動の最盛期を今迎えつつあることを認識した読者も多かったと想像します。 本作は待ちに待ったボッシュもの、在り来たりな警察小説とは異次元の出来、今まで以上にグルグルと回り続けるストーリーテラーぶり、そして今まで以上に主人公であるハリーボッシュの男臭さを感じさせる傑作である。さらなる進化を続けるコナリー、まさに作家活動のピークを迎えつつあると思う。 | ||||
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長いこと待ったボッシュ、シリーズ最高傑作とも書かれていて、期待に胸が高まる!が、読み出して、うん?正直最高傑作とは思えない。ボッシュシリーズはどんどん前回の上をこえてきたが今回はイマイチ切れ味がよくない。個人的には他の作品の方が良かった。それでもボッシュは一番好きな主人公なので☆4つです。 | ||||
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久々、そして待望のボッシュ・シリーズ。今回は、前作『終決者』で刑事に戻ったボッシュが自身が追い続けていた未解決事件で、ボッシュが犯人と思っているのとは全く違う犯人が司法取引のために自供したことから始まる。 まだ、上巻しか読んでいないけど、最近のボッシュ・シリーズの中でも出色の出来。シリーズ初期の暗さは薄らいだが、ボッシュや彼を取り巻く登場人物たち、よく練られたストーリーはとても面白い。 下巻が楽しみだ。 | ||||
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前作「終結者たち」が、すっきりしたラストで、何か物足りない感じがしていました。 久々のボッシュは、深淵をのぞくような終わり方が そうでなくちゃと思わせるコナリーらしい傑作でした。 二転三転もドキドキで、まだまだ読み続けたいボッシュシリーズです。 | ||||
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上巻は通勤時に読んで、最初モタつきましたが、中盤から読む勢いが加速! 下巻は帰宅後数時間で読み切りました。 やっぱりコナリーはおもしろい! ボッシュシリーズは特におもしろい! | ||||
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“当代最高のハードボイルド”“現代ハードボイルドの到達点”といわれるマイクル・コナリーの<ハリー・ボッシュ>シリーズ第12弾。’06年度、ロサンジェルス・タイムズ・ブック・プライズ(ミステリー/スリラー部門)受賞作である。 LAのエコー・パーク付近で深夜、女性のバラバラ死体を車に乗せていた男が逮捕された。男は死刑から終身刑への減刑を条件に、過去に犯したロス暴動時の質店主人殺しをはじめとする9件の殺人を自供するという司法取引を申し出た。そのなかには、ボッシュが扱った13年前の若い女性の失踪事件も含まれていた。ボッシュが長年目星をつけて追い求めてきた別の容疑者は無実だったのか。さらに当時の調書の中に見落としていた記載が見つかり、ボッシュの苦悩は増す。 逮捕された男は、くだんの殺人で女性を埋めた場所の現場検証時に刑事と保安官補を撃ち殺して逃亡し、ボッシュのパートナーのライダー刑事も重傷を負う。大変な失態に自宅待機を命じられたボッシュは、コナリー作品では『ザ・ポエット』からシリーズで再三登場するFBI捜査官のレイチェルの協力をあおぎながら独自に動き出すが、事件は思わぬ展開をみせる。 検事局長選挙に絡む政治的腐敗か、引退する未解決事件班のボッシュの上司の不審な行動の裏は、老石油王は、初めの容疑者である息子の不祥事にカネにものを言わせて蓋をしようとしたのか。ボッシュの推理は、苦悶のうちに二転三転し、はじめは単純に思われた事件の裏に隠されたからくりの真相にたどりつき、遂に悲劇的な結末を迎える。 本書は、コナリーの手による、次から次に湧き起こる事件とはがされる何枚ものベールが巧緻を極め、圧倒的なページ・ターナーであると共に、<ハリー・ボッシュ>シリーズ屈指の傑作である。 | ||||
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