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点と線
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点と線の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全146件 101~120 6/8ページ
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| 考えてみれば初めて読んだのが中学の頃なので、本書が世に出てから10年は経っていない事になるが、その頃の私にとって北海道も東京も福岡も外国のように遠い存在だった。 そういった意味で鳥飼刑事が国鉄香椎駅から西鉄香椎駅周辺を行ったり来たりする項を読んでいた時、どんな所なのだろうと想像し、胸を高鳴らせたものだ。 その後、5年程して映画(昭和33年製作東映)を観る機会があり、ビジュアル的に満足したが、それでも一度行ってみたいなと思っていた。 その映画を観てから20年以上経った頃、所用で福岡に行く機会があり、時間が出来たので、いよいよ香椎方面へ出向いた。JR(当時は国鉄)香椎駅前には果物店があり、小説にも映画にも出ているので、一致していることに、ある意味驚いた。 ここから海岸の方へ6〜7分歩くと西鉄香椎駅に着く。成る程と独り言を吐く。鳥飼がこの距離を歩く調査をしたところ、6〜7分と書いていた。合っているのが嬉しい。 そこから香椎海岸を目指すが心中を装った場所には当時の面影はなく、コンクリートの護岸に無数のテトラポットが散在していた。大型スーパーまで出来ていて、――ずいぶん、さびしい所ね と登場人物に言わしめた感慨はない。現在はなお変貌が激しく、地図を見ると、香椎海岸沖はアイランドシティが出来ていた。 前置きが長すぎた。「点と線」である。昭和46年の時点で当事つき合っていた女性に感想を求めたところ、飛行機に辿り付くのが遅いと云われたので、現在の読者に本書の良さを理解出来るか危惧感がある。 文学なら時代を超えた共感が得られるが、推理小説でアリバイ崩しがメインだと難しい。ただ鳥飼重太郎という一人の老練な刑事の魅力は消えないはずだ。 少し前、テレビでビートたけしが鳥飼役をやっていたが、いささか違うのではないかという印象をもった。 | ||||
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| 考えてみれば初めて読んだのが中学の頃なので、本書が世に出てから10年は経っていない事になるが、その頃の私にとって北海道も東京も福岡も外国のように遠い存在だった。 そういった意味で鳥飼刑事が国鉄香椎駅から西鉄香椎駅周辺を行ったり来たりする項を読んでいた時、どんな所なのだろうと想像し、胸を高鳴らせたものだ。 その後、5年程して映画(昭和33年製作東映)を観る機会があり、ビジュアル的に満足したが、それでも一度行ってみたいなと思っていた。 その映画を観てから20年以上経った頃、所用で福岡に行く機会があり、時間が出来たので、いよいよ香椎方面へ出向いた。JR(当時は国鉄)香椎駅前には果物店があり、小説にも映画にも出ているので、一致していることに、ある意味驚いた。 ここから海岸の方へ6〜7分歩くと西鉄香椎駅に着く。成る程と独り言を吐く。鳥飼がこの距離を歩く調査をしたところ、6〜7分と書いていた。合っているのが嬉しい。 そこから香椎海岸を目指すが心中を装った場所には当時の面影はなく、コンクリートの護岸に無数のテトラポットが散在していた。大型スーパーまで出来ていて、――ずいぶん、さびしい所ね と登場人物に言わしめた感慨はない。現在はなお変貌が激しく、地図を見ると、香椎海岸沖はアイランドシティが出来ていた。 前置きが長すぎた。「点と線」である。昭和46年の時点で当事つき合っていた女性に感想を求めたところ、飛行機に辿り付くのが遅いと云われたので、現在の読者に本書の良さを理解出来るか危惧感がある。 文学なら時代を超えた共感が得られるが、推理小説でアリバイ崩しがメインだと難しい。ただ鳥飼重太郎という一人の老練な刑事の魅力は消えないはずだ。 少し前、テレビでビートたけしが鳥飼役をやっていたが、いささか違うのではないかという印象をもった。 | ||||
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| 初めて松本清張の作品を読んだ。今まではつまり読まず嫌い。何か古臭い感じがして敬遠してた。本作品を取ったのはどこかで聞き覚えのあるタイトルだったから。しかし、いざ読んでみるとそんな印象は一変、すごく読みやすい文章、惹きつける展開で夢中になって読んだ。途中、一点だけ「どうして?」と思ったのは、主人公がトリックを解明するのにただひたすら陸路しか思いつかないところ。今現在であればすぐに空路も思い当たるが、それは昭和30年代の庶民には考えられない交通手段だったのだろうか・・・それはともかく、最後の結論もよかったと思う。不朽の名作とはこういう作品のことだと思う。すばらしい作品に出会えたことに感謝。また、彼の作品を読んでみたいと思う。 | ||||
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| 初めて松本清張の作品を読んだ。今まではつまり読まず嫌い。何か古臭い感じがして敬遠してた。本作品を取ったのはどこかで聞き覚えのあるタイトルだったから。しかし、いざ読んでみるとそんな印象は一変、すごく読みやすい文章、惹きつける展開で夢中になって読んだ。途中、一点だけ「どうして?」と思ったのは、主人公がトリックを解明するのにただひたすら陸路しか思いつかないところ。今現在であればすぐに空路も思い当たるが、それは昭和30年代の庶民には考えられない交通手段だったのだろうか・・・それはともかく、最後の結論もよかったと思う。不朽の名作とはこういう作品のことだと思う。すばらしい作品に出会えたことに感謝。また、彼の作品を読んでみたいと思う。 | ||||
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| 今回初めて松本清張作品を読みました。 ある新聞記者から勧められて読みました。表現が読みやすいのでスラスラと読めました。内容は実に面白く、巧妙な罠を読み解くのにあたかも読者である私自身が解明していっているような錯覚に陥り、頭使って賢くなってるような気がしてしまうほどでした。よくもここまで裏を考えついたものだと書き上げた清張に敬意を表したいです。 他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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| 今回初めて松本清張作品を読みました。 ある新聞記者から勧められて読みました。 表現が読みやすいのでスラスラと読めました。 内容は実に面白く、巧妙な罠を読み解くのにあたかも読者である私自身が解明していっているような錯覚に陥り、頭使って賢くなってるような気がしてしまうほどでした。 よくもここまで裏を考えついたものだと書き上げた清張に敬意を表したいです。 他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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| これはすごい。 あっというまに引きづり込まれて読み切ってしまった。 アイデアもいい。 人間ならば、誰しもがひっかかってしまうところに、ちゃんと刑事もひかかって、読者も一緒に苦悩できる。 さすがに有名なだけある。 一流の推理小説とは、こういうものなんだろう。 | ||||
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| これはすごい。 あっというまに引きづり込まれて読み切ってしまった。 アイデアもいい。 人間ならば、誰しもがひっかかってしまうところに、ちゃんと刑事もひかかって、読者も一緒に苦悩できる。 さすがに有名なだけある。 一流の推理小説とは、こういうものなんだろう。 | ||||
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| 本当に読みやすい小説。 伏線の回収や展開の仕方が、明察でありながら卒がない。 この小説を、推理小説の範として取り上げることに異論は無いだろう。 トリックを補強する小道具の数々に古さを感じるが、かえって「今の作家には到底書けない」という驚きがある。 古典には重要な記録といった側面もある。 およそ50年前の風俗の記録としての捨て置けない価値を見いだせるのが、こうした古い作品を読む楽しみでもあるのだ。 How done it.つまりは「(犯罪をもしくは偽装を)どうやってやったのか?」というアリバイを解く小説で、犯人と主人公の知恵比べを楽しむ小説。 なのだが、それを楽しむだけなら、少年向きの冒険小説や「名探偵コナン」でも読んでいればいい。 誰が一番悪いやつなのか、最後に笑ったやつが誰なのかということを、最後の章で社会の不条理とともに端的に語る技量は、まさしく文豪の所業であろう。 その内容は人それぞれとはいえ、「読後の余韻と叙情」のみが物語の目的である。 展開や設定の物足りなさを指摘するのは、小説の本来的な楽しみ方ではない。のでは? 解説も必読。 致命的なトリックの盲点を鋭く突いてる。そして、作家と読者の知恵比べの楽しさもまた、嬉々として語られている。 | ||||
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| 書かれた時期相応の古めかしさはあるものの、 読者に物語を「食わそう」とする誠意が感じられて、非常に読み心地が良い。超読み易い。 清張漁史の風貌には似ても似つかぬ(失礼!)ような良文であった。 純文学系作家の悪習である、難しい言葉で頁を埋めようとする傾向は微塵もない。 珍奇を衒う気が全く感じられず、読み手を引き摺り込むことを第一とした文章は、 個人的に美文ではなく良文と呼びたい。 物語がほぼ捜査する側の世界に終始しており、 物的証拠もかなり限られたものしか見出せなかったのはやや残念か。 まあ、証拠のことは作者自身も物語内で明確に指摘している訳ではあるが。 つまるところは亮子さんの趣味が個性的で、斬新かつ優雅であったのだ。 なお、鳥飼刑事の手紙に出てきた、 『この男の犯行に間違いないと信じたら、二押しも三押しもすることでございます。』 という文句はちょっと……警察のこういう思いが虚偽自白を誘発し、冤罪を生むのでは?という気もした。 余談ながら、平野謙氏のあとがきも面白い。 平野氏曰く、 『島崎藤村なら、わが運命のつたなさに涕くというようなポーズで、読者の同情を集めるところを、 わが松本清張はそんな被害者意識の私小説などに甘ったれないで、いわば犯罪小説すれすれのところまで、 主人公たちを居直らせたり、彼らの人間的呪詛を不合理な社会全体の仕組みのなかに普遍化したりするのである。』 と。 清張漁史と同年生まれの某作家を指しているように聞こえるのは私だけだろうか。平野氏の意図はいざ知らず。 | ||||
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| いわゆるアリバイ崩しの作品。 容疑者には鉄壁のアリバイがある。 わずかな手がかりを元に推理し、その裏付けを取ろうと調査すると、逆にそのアリバイを確固たるものにしてしまう。 この絶望感の描写がうまい。 刑事の視点から描かれ、容疑者の心理は一切描写されない。 これも逆に想像が膨らむ。 松本清張はお堅いイメージだったが、そうでもなかった。 すらすら読める本格派。面白かったです。 | ||||
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| 機械工具商の安田は列車に乗る間際、行きつけの料亭「小雪」の美人 女中お時が男と、向かいのホームから列車に乗り込むのを目撃する。 一方、××省の汚職事件の捜査は大づめをむかえ、省庁の内部にまで 警視庁の手が伸びていたその矢先、玄界灘でその事件の鍵を握る実 務家、佐田が毒薬による情死をとげていた。その相手こそ、安田が先 日目撃したお時その人だったのだ…。 推理小説と二時間ドラマの世界で、没後も燦然とその名を轟かせてい る作家、松本清張。この作品は彼の代表作の一つでありながら、同時 に処女長編作というのだからすごい。おばさま方が見たがる男女の情 愛のもつれや、刑事が出張しまくる必要が生じて、各所観光事業の促 進に寄与することになる時刻表を使ったトリック、なぜだか殺害現場に 選ばれる切り立った崖など、後世に連綿と受け継がれる「二時間ドラマ 的モチーフ」の数々がちりばめられている。 推理小説としてのこの作品の画期性については、解説にて評論家の平 野謙が明瞭に解き明かしてくれている。読めばわかるがこの作品の焦 点となるのは誰が犯人かではなく、「アリバイ崩し」である。そこにこそこ の作品の画期性がある。 だが一方、問題のトリックについては今思えば、そこまでの奇抜さはない。 時代的な限界があるため、アナログな書類管理などには目をつぶるとして、 それでも平野に指摘されているとおりこのトリックにはある「欠陥」がある。 だから、劇中の「犯罪」として完成度はそれほど高くないと思われるが、そ れ以上に作品の「外」へ、後続する作品へ遺した影響は、そのトリックの瑕 疵を忘れさせるほどのものだったのだろうと推測できる。 | ||||
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| 本書は、推理小説の中で、「アリバイ破り」というジャンルに属するようである。 完全犯罪達成のために一寸の隙もなく用意周到にことを進めた犯人を、いかに読者に面白く伝えながら、追い詰めていくのか。ここは正に著者の筆力が問われている。 地方の老刑事と警視庁の警部補、それに警部補をサポートする主任というキャラクターの配置が、まず面白い。老刑事の着眼点は、最初から事件の解決に大きな貢献をしている。後半部分の手紙で「慢性になった常識が盲点をつく」といった警告をするにとどまらず、同一と思われていた二組の男女を別々であると想像した。あまりにも決定的な思いつきは、状況証拠を固めていく精密な作業よりも、はるかに価値の高いものである。 アリバイを固めるために、日本の鉄道網ほど有難いものはない。時刻表に従って精密機械のように動く日本の鉄道ダイヤは嘘をつかない。例の「四分間の間隙」の着想を、松本清張がいつから温めていたのかは非常に興味深い。 最後に「解説」について付記したい。そこでは「点と線」という推理小説のキズを指摘している。なるほど、言われてみると然りであり、ある最初の設定に合理的な説明が施されていない。推理小説愛好家からの厳しい批判の目を知ると当時に、自分の読者としての素人加減が浮き彫りにされてしまったようで、恥ずかしい限りである。 | ||||
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| 松本清張初挑戦です。 古い小説ですが、読みにくさのかけらも見当たらないきれいな文章でした。 トリックは突拍子もないものでもなく、いたって普通なところがまたいじらしい。 推理を解いていく流れが、人間らしく現実的で、リアル感の強いものとなっている。 推理を楽しむより警察がトリックを暴いていくところの人間性を読んで欲しい。 | ||||
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| 清張ものでは、天保図録が好きでしたが、今回有名な本書を初めて読みました。 かなり前に出版されたものにもかかわらず、大変楽しる作品でした。 福岡の地図をネットで見ながら本書みましたが、事件のあった現場海岸と駅とは本当に近いのですね! | ||||
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| 一気に読めました。 年代のわりには古臭い書き方ではなく、非常に読みやすかったです。 ただ物語の意外性という点では、現代の作品にも一ひねりも二ひねりもある作品 が数多ありますので、それに食傷気味の読者としてはちょっと薄かったかなあ というのが正直な感想です。 しかし、今から40年前にリアルタイムで読んでいたとしたら、 間違いなく何倍もの驚きがあり、傑作と感じることができる作品であることは 想像に難く無いです。読んで損は無いと思います。 | ||||
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| 社会派推理小説の「原点」と言われている作品です。 確かに、殺人事件の裏にある「高級官僚や政治家の汚職」に対する告発は、この作品のメインテーマのひとつでしょう。 ただ、小説を読み進めるにつれ、作者が本当に言いたいことが別にあるのではないかと思いました。 この殺人計画を発案し、実行の手助けをした人物は「意外」でした。 殺人の動機は、先程言ったように「汚職の隠蔽」です。佐山課長補佐は汚職の全貌を知っている張本人ですから、当然抹殺されなければなりません。単独自殺では疑われるので、犯人の顔見知りである「おとき」が情死の相手に選ばれました。 もうひとりの犯人(本当の黒幕はこのひと)は単に使いやすい理由から「おとき」を情死捏造の相手に選んだのでしょうか。 このひとは、ある理由で「おとき」に代行を頼んでいました。それは金で割り切ったはずでしたが、心のどこかで嫉妬心があったとはずです。その嫉妬心が燃え上がったときに、この凶行を決心したのだと思います。 題名の「点と線」の意味は、点が事件等の出来事、線がそれらを結びつける関係と書かれています。 もう一人の犯人(事件の絵図を描いたひと)は、結局もともと疑われていた犯人を道ずれにして(推定)自殺をとげます。「二人をつなぐ線」をどうしても切りたくなかったのでしょう。たとえ地獄の業火に焼かれても。 | ||||
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| 初めて松本清張の推理小説を読んだ. 「点と線」というタイトルは非常に興味を引く言葉で,この本を読む前から,日頃自分自身の思索において重要なキーワードとなっていた. したがって,この本を手にしたときには清張が「点と線」をどのように意識し表現し得ているのかに最大の興味を持って読んだ. その結果,「点」で提示されたいくつかの状況を登場人物と一緒に「線」としてゆく作業に没頭することができた. 一気に小説を読破することはほとんどないが,この本は違った. ただし,推理小説の目が肥えた者にはこの作品のプロットはわかりやすすぎるかもしれない.そこがまた自分にとってはよかったところであり,推理小説における一つの基本,素養として,読んでおいてよかったと思えるところでもある. | ||||
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| 時刻表を見ているうちに、急に気になって、書店へ。 しっかりありました。110刷になってましたね。 一気に読みきりました。 トリック自体は単純といえば単純ですが、それがかえって新鮮です。 何気ない会話などからヒントを得て、それを生かして成功する。 というのは今の時代でも同じですね。 常にアンテナは張っていないと、というのがよくわかりました。 | ||||
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| 九州福岡の海岸で見つかった心中と思しき 男女の死体。いったんは心中と片付けられた この事件の謎を追う警視庁の刑事三原と 福岡県警の鳥飼。 福岡、東京、北海道、鎌倉・・・。 いろんな場所が点が線で結ばれて、絡まりながら、 謎が解けていく。 社会派ミステリーの推理小説。 ヨメが福岡出身なので、香椎だとか行ったことがある 場所が舞台となっているので、多少イメージしながら 読めました。 だけど、時代背景が昭和30年代なので、ちょっと ピンとこないところのないわけでもない。 青函連絡船も廃され、鉄道も高速化、飛行機も 普通に乗れるようになった今では、この話の 前提も変わってくるでしょうね。 松本清張は以前、「日本の黒い霧」を読んだけど、 ひとつの事件の裏に、何か大きな黒い陰謀が隠されている っていうところに、その共通性もありながら、 それが昭和30年代だったんだなと痛感してみたり。 ある意味、今の中国にも通じるところがあるんだろうけど。 謎解きを終えた後、男の、そして女の執念の恐ろしさを 感じました。 | ||||
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