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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全492件 61~80 4/25ページ
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サイコパスが高校教師になったら・・・みたいな内容でした。 自然すぎる描写からリアリティがあり、日常に感じます。 しかし、現実にサイコパスはいます。アメリカでは25人に1人いるみたいです。 ただこの物語の主人公は殺人しまくってますが、サイコパスは必ず悪いというわけではないみたいです。 政治家やCEOはほとんどサイコパスという話ですし、外科医や弁護士にも多いみたいです。みんないろんな形で社会に貢献しています。 周りにこのような人がいたら上手く付き合っていきましょう。 | ||||
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上下巻通してのレビュー。 映画はただの三池崇史スプラッターサイコホラーだが、原作の何が凄いって、サイコパス殺人鬼に感情移入させること。不謹慎さが楽しい。 それこそ『黒い家』が殺人鬼に追われる側に感情移入させる直球のサイコホラーであり、『青の炎』ではやむを得ない殺人者に感情移入させてた倒叙ミステリだったが、本作はある前代未聞。 倫理観も共感性も欠落したサイコパスそのものの思考や文章を、リアルに書ける貴志祐介が凄い。 ネタバレにならない範囲で引用すると >校内などで、短い空き時間を利用して生徒を犯すには、なるべく剥きやすい服装が望ましい。その点、暖簾も同然の制服のスカートは、ワンタッチて下着を下ろせば挿入できる手軽さがある。一方、ジャージーは、脱がせる際に抵抗を受けやすいものの、足枷として使える利点があった。前任校では、体育用具室で生徒を陵辱する際に、ジャージーの上下をすばやく捩って手枷と足枷にするのが、蓮実の得意技だった。披露する機会はないが、宴会芸でやれば拍手喝采だろう。 >高塚教諭のアドバイスで、少し心が軽くなったような気がした。やるしかないのだから、あまり考えず、さっさと済ませてしまった方がいい。 ……などなど、本当に倫理観の欠片もない、人の命をなんとも思ってない感がリアル(いたずらにサイコすぎないのがミソ)に描かれていて震える。 普段から完全犯罪の方法とかスムーズな犯し方をずっと考えてるんだろうなぁと考えると、このエロゲハゲの作者が一番のホラーだったりする。 最後のある生徒の行動には、なんとも言えず涙が溢れる。ただ、最後にハスミン視点の文章がないのが怖い。 最後に、脱臼させるシーンがトラウマ。殺人より容易に痛みが想像できてキツイ。 | ||||
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映画から本書を読みました。 素晴らしいの一言です。 聖司の軽やかな残虐性が心地よいほど。 軽やかに、残酷に、じっくりと描かれいてる作品でした。 | ||||
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上巻ではあれほど周囲にバレないように完全犯罪を心掛けて行動していた主人公が下巻では単なる大量殺人鬼になっています。もう犯罪がバレることを放棄しています。ミステリーがいきなり外国のホラー映画になったようです。読む価値はありません。 | ||||
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私自身、共感性に欠ける所がある。そんな部分は大人になる中で、徹底的に隠して生きてきた。サイコパスが全て殺人者では無い。他人の命をゴミの様に評価するとしても、殺人は犯さない。何故なら、自分の性癖がバレる恐れがあるからだ。従って、私の場合、遠くの他人からは模範的な人格と思われ、身近な親族からは恐れられている この主人公はいとも簡単に人を殺す。しかも、かなり粗雑な方法で。簡単に犯人が割れそうな手口は模倣されない様にとの配慮からかと思ったが、違う様だ。詳細な表現で綿密な人間関係を描く割に、殺人方法が粗雑で幻滅する 舞台が学校ということも、狭い社会での支配でしかない。せめて、国会とか日本を支配するくらいの気宇が欲しかった。大企業のトップで似たような奴は幾らでもいる。そいつらの実話の方が、余程面白い | ||||
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ついに大量殺人って…。いや、現実的じゃないでしょ。サイコパスはもっと知能が高い。それと、数回性交しただけの相手を殴るのを躊躇わない。下巻の生徒との対決はまぁテンポが良かったが、終わりの二章は「これ何なの?」って感じ この作家とは膚が合わないと再認識した | ||||
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海外で活躍したトレーダーという経歴をもつ高校の英語教師。生徒たちに絶大の人気物で同僚からも一目置かれているのだが、実は、他人には理解不能の利己的な理由により殺人を繰り返すサイコパスだった・・・というお話し。 邪魔ものを一人づつコッソリと排除していくうちに、ちょっとしたミスから、エスカレートし大量殺人せざるを得なくなって、という展開だ。 自身の欲求を充足させるための手練手管の末、行われる殺人は惨さ極まれりだが、リアルさが欠如してるせいか、抵抗なく読み進められる。主人公の非道ぷりにムカムカするものの、生徒たちの反撃に対して、excellent!の感嘆がでると、笑えたりして。 後味は悪し。 映画では監督が続編を示唆したようだが、果たして原作はどうだろう。あるかもなぁ。 | ||||
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海外で活躍したトレーダーという経歴をもつ高校の英語教師。生徒たちに絶大の人気物で同僚からも一目置かれているのだが、実は、他人には理解不能の利己的な理由により殺人を繰り返すサイコパスだった・・・というお話し。 邪魔ものを一人づつコッソリと排除していくうちに、ちょっとしたミスから、エスカレートし大量殺人せざるを得なくなって、という展開だ。 自身の欲求を充足させるための手練手管の末、行われる殺人は惨さ極まれりだが、リアルさが欠如してるせいか、抵抗なく読み進められる。主人公の非道ぷりにムカムカするものの、生徒たちの反撃に対して、excellent!の感嘆がでると、笑えたりして。 後味は悪し。 映画では監督が続編を示唆したようだが、果たして原作はどうだろう。あるかもなぁ。 | ||||
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「サイコキラーによる必殺仕置人」「完全犯罪は成り立つのか」「殺人鬼はなぜ出来上がるか」を混ぜ合わせて、学園劇と「バトルロワイヤル」を掛け合わせるとこうなる。ノッケからのおどろおどろししさ、でありながら明るい学園の描写、これはただならないと思っていたら最初の仕掛け。そこからこりゃ殺され役だわと思うキャラが次々に…コイツはライバルじゃね?と思う奴も敵ではない。この無敵さを一気に読ませた後、クライマックスへ向かう。のだがそこでまだ400ページの文庫本の下巻が300ページぐらい余っている。他の人のレビューでも指摘があるように最後がなんとも長いのだ。退屈、ということではないのだが、ここまで長い必要はないのでは?元々が週刊誌の連載小説なのではじめに枠が決まっていたのだろうか。特に「完全犯罪」の綻びから向かうクライマックスはいろいろ無理があって、最初のクールさとスピード感が途端になくなるのが惜しい。いずれにせよ「フィクション」と割り切れば(つまり大量殺人も「あり」の世界であるならば)痛快とさえ言え理屈抜きに面白いのは確かだ。伊藤英明による映画化はハマりすぎていることは(むしろそれ前提で本が書かれたのかとさえ思える)1ページ目からわかる。 | ||||
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私の元知人にサイコパスがいる。無職で幼子と妻がいるにも関わらずほぼ毎日夜の街に消え、交遊費が原因で借金が一千万円近くあり、実兄が経営していた会社を潰し、専門学校を中退し、酒場では必ずと言っていいほど喧嘩をする。ご覧の通り知能指数はかなり低いが、この知人はおそらく自分自身に対して負の感情を持っていない。頭を剃り上げ外見が熊のようにイカツイ体格であり、一見すると異性が怖がってしまうような風貌であるが女性経験が豊富であり、知識と教養に優れた有能な人物を言葉と恐怖で洗脳して良いカモ、つまり金ヅルにしている。 精神病質者、つまりサイコパスを扱った分厚い心理学関連の専門書を読み漁った時期があったが、読後にストンと内容が腑に落ちる経験があまりなかった(勿論名著もある)。本書を一読して、脳科学等の外科的な因果に言及していない心理学は読む価値がないのかも知れないという思いが一層強くなった次第である。酷い心理学の本になると、良くも悪くも表面的な実例の羅列に終始しており、かゆいところに手が届かないようなモゾモゾとした読後の余韻が残ってしまうのである。悪の瑞々しさがまったく感じられなかったのだ。 本書の主役や私の元知人に共通してあるのは、本能に忠実であるという点だ。普通でない生活を送る知人の言葉にはネガティブさの欠片もない。遊ぶ金欲しさに一千万の借金を重ねようとも、失職しようとも、妻と子供が愛想をつかして出ていこうとも、夜遊びを終えた知人はいつも電話口で私にこう言っていた。「毎日が本当に清々しい」と。 精神病質者は自己完結型である。自身の感情が快に働けば素直に喜びを表現し、反面不快に働けば、その「原因」をパージしようとする。本能の抑制が効かず、自身の欲望の奴隷になって、どこまでもどこまでも暴走していくのである。 社会は多様性の中で営まれている。従って、いつ「例外」が危害を加えてくるか、誰も分からないのである。事前に察知出来ていれば防げた事件、事故に巻き込まれないために、そして、何よりも大切な有限である自分の時間を喪失しないために、本書を読んでその存在を「理解」することを強くお勧めする。 本書の内容をここまで見事に創作した著者の力量には心の底から脱帽する。上下巻を寝食忘れて読み通した。 | ||||
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映画見てからの原作でした。 感想てしては映画を見た人こそ読んだら面白いと感じました。映画は謎なシーンが多く、もやっとしてましたが原作を読むことで意味が分かってくるのは良かったです。 映画は主人公1人の闇のみでしたが原作は物語の中盤までは、それぞれの登場人物の闇が描写され絡み合ってドキドキが続いてました。 しかし終盤はどうしたっと思うほど内容が薄い。 中盤までの作り込みに疲れてしまったのかと思うくらい残念な終盤でした。 読み終わっても物足りない感が残っていたので星2つにしました。 | ||||
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下巻も読み易く短時間で読了。全体を通しての感想としてはまず、少しも怖さを感じずホラー小説ではない、と言うもの。主役の蓮実聖司はサイコパスと言う設定だから意図的にそんな描き方をしているのだろうが、一切感情移入できない。その他の登場人物も心理描写が乏しいため、ほとんどゲーム感覚で大量殺人が行われ、恐怖は伝わって来ない。もしこの作品をホラーに仕立てるのならば、映像化などが有効だろう。登場人物の心理は読み取るべしと言う書き方で、戯曲に近い感触だった。 一方l、殺し方などのディテールは実に詳細でリアルに書き込まれており、クライマックスの1クラス40人を1人で殺戮する場面はスリリングで読み応えがあった。少し気になったのは、生徒たちが無抵抗に殺されるのでなく、必死で抵抗するのだが、普通の進学校にこんなサバイバルに長けた生徒がたくさん存在するとは思えず、物語をドラマティックにするため無理に設定したと思われリアリティを著しく欠いてしまったこと。 総じて心理描写が乏しく、大量殺戮などの悪事が詳細に描き込まれた作品で、読み手によって評価が異なる作品と言えそうだ。個人的には面白い異色のピカレスクロマンと評価する。 | ||||
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途中まではホントにおもしろかった! けど、ハスミのアメリカの話からクッソつまらなくなった。 学校で生徒みんな殺すって、いつからそんな頭悪くなった?別人か? ラストもお粗末すぎる。 別に生徒がハスミに一矢報いる流れじゃなくてもいいんじゃないの? そのまま別の学校で繰り返してもいいし、事故でうっかり死んでもいいし。 それまでのハスミと、ラストのハスミは人物像が繋がらない。 残念。 | ||||
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サイコパスが殺戮を繰り返すだけの話。 スリルもサスペンスも全く感じない。 時間の無駄。 | ||||
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皆さんが書いているとおり。 上巻からかなり落差があり非常につまらない。 読むのはやめましょう | ||||
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上巻から感じていましたが、下巻になって読むのが面倒になってきました。 登場人物の心理が雑、動きが雑。 物語ですから、ある程度は設定を認めてあげたいのですが、 ちょっと有り得ない展開が多い。 一人死んだ時点で蜂の巣をつついたような騒ぎになりますよ、普通は。 作者はニュースを見ていないのでしょうか。 | ||||
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気持ちが悪くなりそうなおぞましい話。嫌なんだけどぐんぐん読みすすんでしまう。ホントに読み始めなければよかったと激しく後悔。自分には合わないのでこの作家の本はもう読まない | ||||
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上巻を読んだ時点での感想。実写映画化もされたようだが、見てはいない。なかなか上質なピカレスクロマンで、読む者を惹き付ける筆力が素晴らしい。かなり分量があるが、あっと言う間に読み終えた。個人的にこの主人公と同じ高校の英語教員を昔やってた事もあって、とても興味深く読むことが出来た。 この悪の権化みたいな主人公がどんな結末を迎えるのか、下巻に期待したい。女子生徒全員をハーレムにしてしまうのが私の希望だが、それだと安っぽい18禁小説になってしまう。最後まで他人に共感されない絶対悪を貫いて欲しいものだ。 | ||||
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いや、これ、最後まで一気に読まされたんですが、正直後味悪いです。 裏表紙に書いてあるとこまではネタバレしてもいいと思うんで書きますけど、登場するサイコパス君の独白、あんまり冷酷なんで貴志先生にもそういう素質があるに違いないって感じちゃいますよ。 彼女と階段登るところを目撃された段階で、残りのページ数が結構あるんで、あの展開しか解はないなと思って背中がヒヤ~としましたが、ホントにその通りになっちゃって…… 後はランボーですね。 でもねぇ、せっかく『硝子のハンマー』読んで、そのユーモラスな探偵コンビが好きになって『鍵のかかった部屋』とか『狐火の家』とか読もうと買い込んでいたのに、これ読んじゃったらほのぼの気分が醒めちゃって、読めなくなっちゃいました。 返品できないし。 | ||||
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過度に残虐な描写ばかりなのは著者に才能がないからなんだ。残念ながらゴミのような作品。 | ||||
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